
ドンキーコンガ/GC (専用コントローラ 「タルコンガ」 同梱)
2003年12月に発売されたGC「ドンキーコンガ」を今回はレビューします。GC「ドンキーコンガ」はドンキーコングファミリー主演するリズムアクションゲームです。開発は「太鼓の達人」シリーズのナムコが担当。
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目次
良いところ
コンガを叩く爽快感
本作は同梱されているタルコンガを使って曲を演奏していくリズムアクションゲームです。コントローラでもプレイ出来ますが、面白さは大きく落ちます。
ゲームシステムは「太鼓の達人」と酷似。流れてくるマーカーに対応するボタンを押していき、リズムに乗っていきます。
一見するとただのドンキーコング版「太鼓の達人」に見えますが、本作の場合は直接手で太鼓(コンガ)を叩くからかまた違った爽快感を持っていると思いました。
叩くだけでは無く、手拍子する必要があるのも新鮮!家族と一緒に演奏したらかなり盛り上がると思います。
息抜きに最適なミニゲームを収録
演奏するモードの他に、タルコンガのデバイスを活かしたミニゲームが3種類収録されています。面白さ的にはどれも微妙ですが、まあ息抜きにはなりました。演奏してばかりで飽きた時は好きなミニゲームを楽しみましょう!
任天堂ファンには嬉しい要素が色々
本作はドンキーコングという任天堂のキャラクターが登場する作品なので、演奏曲や音色には任天堂関連の物が数多く用意されています。
(演奏曲)
・「愛のうた」ピクミン CMソング
・「伝説のスタフィー」伝説のスタフィー CMソング
・ドンキーコンガ(テーマ曲)
・「スーパーマリオのテーマ」スーパーマリオブラザーズ テーマ曲
・「モンキーラップ」ドンキーコング64 テーマ曲
・「カービィ!」星のカービィ OPテーマ
・「アドバンス・アドベンチャー」
ポケットモンスター アドバンスジェネレーション OPテーマ
(音色)
・マリオセット
・スマブラセット
・スタフィーセット
・ピクミンセット
さらに、2人用のバトルではマリオファミリーが絵柄になっているスロットが登場したり、ドンキーコンガのゲームファイルが無いメモリーカードを差し込んだ場合は初代ドンキーコングの画面になったりして至る所で任天堂ファンには嬉しい小ネタが仕込まれています。
惜しいところ
上級者には簡単過ぎる
本作には「イージー」「ハード」「エキスパート」という3つの難易度が用意されています。
しかし、これは太鼓の達人の「かんたん」「ふつう」「むずかしい」に相当する難易度で「太鼓の達人」でいう「鬼」モードに相当する難易度が収録されていないため上級者は物足りなく感じてしまうと思います。
ちなみに本作には音符が見えないクールモードが収録されていますが、これは難しいを通り越して理不尽なモードなので論外。
選曲が偏っている
全体的に子供っぽい曲が多く、良くも悪くもファミリー向けの作品になっています。
僕のような若者が演奏するとちょっと恥ずかしい曲が多いかな。あと、音ゲーではありがちですが、ボーカル付きの曲は本人が歌っていなくてそこも残念。
手が痛くなる
コンガを直接叩き、さらに手拍子も頻繁にしないといけないため、30分もやったら手が痛くなって来ると思います。手で直接コンガを叩いて演奏するのは楽しいけど、バチを持って演奏する「太鼓の達人」の方が長時間プレイ出来ますね。
音色の価格が高過ぎる
本作にはお金の概念が存在してお店で音色などを買えるんですが、価格設定がおかしいです。とにかく異常なくらい音色が高いんですよね。
音色自体は別に大した事無い追加要素なので、もう少し安くしてほしかった。まあ、長く遊ばせるための延命策なんでしょうが。
全体のまとめ
子供っぽい演出こそはありませんでしたが、全体的にはファミリーに向けて作られた作品。慣れて来ると物足りなさを感じてしまいますが、音ゲー初心者にはおススメできると思いました。
かくいう僕も音ゲーデビューはこの作品からだったりする。なので思い入れはあるけど、同時期に発売された音ゲーと比較して劣る部分もあるのであまりおススメは出来ません。
こんな人に特におススメ。
・爽快感を求める人。
・家族で楽しみたい人。
こんな人にはおススメできない。
・音ゲー上級者。
ドンキーコンガ/お気に入り度【60/100%】
プレイした時間・・・約30時間
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音ゲーはあまり得意じゃないんですけどね、これならまだ楽そうですね。
収録曲が何気にいいのありますね。OPやCM曲があるなんて。まあ、ファミリー層っぽいのでマニアックな曲は少なそうですね。
クールモードは太鼓の達人でいうドロンですかね?