【衝撃】20年前発売の初代「どうぶつの森」がヤバすぎたwww

どうも!KENT(@kentworld2 )です!

2021年4月14日、どうぶつの森が生誕20周年を迎えました!

そこで、20年前にN64で発売された初代「どうぶつの森」をプレイしてみたところ・・・

あれ?こんな風でしたっけ?

キャラクターの外見、ゲームシステム、釣れる魚、捕まえることができる虫の種類。

今とは全然違うので、20年間の重みを感じられました。

ここからは「どうぶつの森」の今と昔を様々な角度から比べていき、何がどう変わったのかを語っていきたいと思います。

本記事を閲覧することで「どうぶつの森」の歴史がわかると思いますので、ぜひ、最後までご覧になってください。

どうぶつの森 今と昔

昔のむらびとは謎の帽子を被っていた

初代「どうぶつの森」を久しぶりにプレイしてまず驚いたのが、むらびとの見た目が今とは全然違うことです。

主人公の分身となるむらびと。

最新作の「あつまれ どうぶつの森」では3投身にデフォルメされた普通の人間キャラクターに見えますが、初代「どうぶつの森」ではどうなのかと言いますと・・・

今よりも投身が低く、謎の帽子を被っていましたw

この帽子は取り外すことができず、着替えた服に合わせて模様が変化するようになっています。

初代「どうぶつの森」では最新作の「あつまれどうぶつの森」とは違い、服は1つのカテゴリーしか存在しておらず、上半身だけしか変更できませんでした。

また、マイデザイン機能も搭載されていないので、自分だけの服を作ることもできません。

マイデザイン機能が搭載されたのはゲームキューブで発売された「どうぶつの森+」から。

髪型を自由に変更できるようになったのはニンテンドーDSの「おいでよどうぶつの森」から。

服がカテゴリー分けされたのはニンテンドー3DSの「とびだせ どうぶつの森」からで、初代では外見を細かく変えることができませんでした。

無理もありません。2001年当時は自分の分身であるアバターを作る文化が発展しておらず、今のように課金をしてキャラクターの着せ替えを楽しむ文化もありませんでしたからね。

ましてや初代「どうぶつの森」の場合、マルチプレイにも対応していなかったので、着せ替えは完全に自己満足となっていました。

ところで、こちらのキャラクターは初代「どうぶつの森」で操作できる男の子のむらびとですが・・・

頭にツノが生えている!?

まるでバイキングのようですねw

何故、このようなデザインになったのでしょうか?

2001年4月に発売されたニンテンドードリームの開発者インタビューによると

見下ろすとスカートを履いているように見えてしまい、女の子に見えなくもないので角を付けた

とのことで、カブトムシみたいな発想で生まれたようですw

開発の段階では男の子っぽく見えるために野球帽のようなキャップを被らせることも検討していたようなんですけどね。

現実っぽくなりすぎてしまい、「どうぶつの森」のイメージに合わなかったようで、試行錯誤の結果、このようなデザインになったと2001年4月に発売されたニンテンドードリームのインタビュー記事で野上さんが仰っていました。

その後、「おいでよどうぶつの森」からは帽子のカテゴリーが追加。

現実的な帽子を被ることもできるようになり、より人間っぽくなりました。

「大乱闘スマッシュブラザーズ」シリーズに登場するむらびとは「おいでよどうぶつの森」が基準になっているので、一般的にはこの頃のイメージが強いのかも知れませんね。

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昔はめちゃくちゃ不便だった

初代「どうぶつの森」を久しぶりにプレイして次に驚いたのが、めちゃくちゃ不便であることです。

タンスにしまえるアイテムは1個のみ。

ラジカセなどのオーディオにセットできるBGMも1種類のみなので、やり込んで行くとアイテムの置き場所がなくなってしまいます。

そのため手紙にアイテムを同封させて郵便局に預けたり、スコップで埋めたりして擬似的な倉庫を作っていましたw

また、部屋の模様替えも不便な仕様となっていて、最新作とは違い、タンスにアイテムがしまっていたり、机にアイテムを乗せた状態だと動かせないようになっています。

極めつけとなるのが手紙の管理です。

初代「どうぶつの森」には複数選択の機能が搭載されていないので、郵便局で何通も手紙を送る時はむらびととぺりこが受け渡しをするシーンを何度も見ないといけませんでしたw

「そんなに手紙を送ることある?」

と突っ込まれそうですが、初代「どうぶつの森」では博物館が村に存在しておらず、化石の鑑定をする場合、手紙に同封する必要があったんですよ。

化石は1日に最大で5個入手できるので、効率良くお金稼ぎをしたい場合、未鑑定の化石を同封した5通の手紙を郵便局に送るのが日課でした。

それがゲームキューブの「どうぶつの森+」からは劇的に改善。

複数選択の機能が追加されたことで手紙をまとめて送ることができるようになり、たぬきちのお店でも異なる種類のアイテムをまとめて売却できるようになりました。

また、タンスにアイテムを3個までしまえるようになり、机にアイテムを乗せた状態でも動かせるようになったので、部屋の模様替えをしやすくなっています。

最新作の「あつまれ どうぶつの森」に至ってはカーソルを使って家具をまとめて移動・収納できるようになったので、利便性が大幅に増した印象です。

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昔は海の魚がほぼ存在しなかった

「どうぶつの森」では魚釣りが醍醐味の1つだったりします。

釣れる魚は川や池、海によって変化。

それぞれ、買い取り価格や大きさが異なっていますが、実は、初代では海の魚がほぼ存在しませんでした。

釣り上げた時に誰もがガッカリしたであろうスズキはもちろん、タイやイシダイも存在しません。

唯一、雨の日にはシーラカンスを釣ることはできましたが、基本的に海は背景のようなものだったんですね。

その後、ゲームキューブの「どうぶつの森+」からは海や池の魚が追加。

海ではスズキ、タイ、イシダイ、クラゲが。

池ではザリガニ、カエルが釣れるようになり、魚の生息地にバリエーションが生まれました。

近年の作品では海で魚を作るのは当たり前のようになってきているので、初代をプレイされていない方にとっては衝撃的な事実ではないでしょうか?

ちなみに初代「どうぶつの森」に登場した虫や魚は各32種類。

その後は1作毎に8種類ずつ追加され、最新作の「あつまれどうぶつの森」では80種類にまで増加しているのですから、だいぶ増えたのがわかりますね。

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昔はゼルダのシステムを使用していた

スーパーファミコンで大ヒットを記録した「ゼルダの伝説 神々のトライフォース」。

実は、初期の「どうぶつの森」は同作のシステムを流用していたりします。

初期の「どうぶつの森」ではフィールドが番地毎に区切られていて、別の番地へ移動する時にはスクロールする仕様になっていました。

これは「ゼルダの伝説 神々のトライフォース」のゼルダスクロールを流用した仕様だったりします。

何故、このような仕様を採用したのかと言うと、少し進む毎に読み込みをしないといけないほど1つの番地に多くの情報が詰まっているからです。

一例を挙げると、スコップで掘った穴の箇所、中に埋まっているアイテムの種類をすべて記憶していたりします。

そんな情報量の多いフィールドを読み込みなしで動かすのは当時のゲーム機では難しかったので、「神々のトライフォース」などで見られたゼルダスクロールを流用することになったんですね。

しかし、単に流用するだけでは「どうぶつの森」の世界観に合わない恐れがあります。

その際に生まれたのが番地を付けるというアイデアです。

それまでは「どうぶつの森」にゼルダスクロールをどのように落とし込むのか迷っていたようなんですが、番地を付けることで村らしさが生まれ、住民の住所も一発でわかるようになりました。

任天堂の宮本茂さんは

「アイデアとは複数の問題を一気に解決するもの」

という名言を残していますが、「どうぶつの森」の番地はまさにその典型例ではないでしょうか?

その後、初代「どうぶつの森」で採用されたゼルダスクロールは「おいでよどうぶつの森」からは廃止。

見下ろし型の視点からドラムロールになり、フィールドを移動することで地形が転がっているかのような表現に変わりました。

この変更によって生まれた利点は2つあります。

1つめは、スクロールに囚われることなく自分の好きなように番地の行き来ができるようになったこと。

2つめは、空が見えるようになったことです。

初期の「どうぶつの森」では空を見渡すことができず、開放的な感じはしませんでした。

開発者によると空が見えるような視点を作りたかったようですが、どうしても容量的な問題でできなかったとのことです。

ただ、花火大会では空が見えないことを逆手に取り、池に映った花火を眺める形で楽しむというロマンチックなものとなっています。

当時のゲームは制約が多く、今ほど自由に作れませんでしたが、制約があるからこそ生まれてくるアイデアもあるんですね。

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昔は住民が引っ越しをしなかった

村に暮らす住民は引っ越しをすることがあります。

長いことお世話になった住民が引っ越しをする時は悲しい気持ちになりますが、実は、初代「どうぶつの森」では引っ越しをしませんでした。

いや、コントローラパックを使って他所の村へおでかけした時には特定の住民が引っ越したんですけどね。

おでかけをしない場合、引っ越しをすることはなかったので、住民が固定化されてしまい、ゲームプレイのマンネリ化に拍車をかけていました。

初代「どうぶつの森」に登場する住民は全216種類。

そのうち1つの村に暮らす住民は15種類になるので、おでかけをしない場合、200種類以上もの住民と出会うことができませんでした。

ぼくの場合、初代「どうぶつの森」を遊んでいた頃は周りで持っている友達がおらず、おでかけをすることができなかったので、勿体ない気持ちになりましたね。

インターネットに接続してのおでかけができたら良かったんですが、初代「どうぶつの森」の頃は対応しておらず、コントローラパックを使ったローカル通信的なおでかけしかできませんでした。

開発者もそれは問題だと思ったようで、バージョンアップ版の「どうぶつの森+」からは住民が何の前触れもなく引っ越しする要素が追加。

おでかけをしなくても色んな住民と出会える機会が増えた反面、好きな住民が突然旅立ってしまうという問題点も生まれてしまいました。

その後、「おいでよどうぶつの森」からは住民の引っ越しを呼び止められる要素が追加。

好きな住民とのお別れを防止できるようになり、インターネット通信によるおでかけにも対応したので、ようやく理想的な形へと落ち着きました。

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昔は部屋が狭かった

「どうぶつの森」シリーズでは家のローンを返済することで部屋を広くすることができます。

最新作の「あつまれどうぶつの森」に至っては7段階まで広くすることが可能で、最終的には1階の中央に8×8マスの部屋が。

左、右、奥に6×6マスの部屋が。2階に10×6マスの部屋が。地下に10×6マスの部屋を増築することができるようになり、最終的には実に292マスもの空間に家具を設置することができます。

前作の「とびだせどうぶつの森」に至ってはさらに広く、合計すると384マスもの空間に家具を設置することができたので、自由度の高いコーディネイトを楽しめました。

では、初代「どうぶつの森」の家はどの程度の広さだったのかと言いますと・・・

たったの64マスしかありませんでした。

具体的に言うと、初期の段階では4×4マス。

増築をすることで6×6マス。8×8マスにできましたが、2階や地下室を作ることはできませんでした。

2階や地下室を増築できるようになったのはバージョンアップ版の「どうぶつの森+」からで、初代の段階では8×8マスの部屋を1個持てるまでに留まっていました。

しかもタンスにはアイテムを1個しか保存できず、倉庫もなかったので、やり込んでいくと必要ないアイテムをどこに保存するのか困りましたよw

必要ない場合、たぬきちの店で売却して、必要になったらカタログで取り寄せることもできましたが、非売品のアイテムも多く、貧乏性のぼくはなかなかできなかったのをよく覚えています。

ただ、初代では部屋を最大まで増築しても必要になる出費は60万ベル程度に留まっていたので、ほどほどにやり込めば借金返済することはできました。

最新作に至っては家のローンを全額返済するだけで500万ベル以上。

島を発展させようと思ったらさらに出費がかさむので、今、思うと初代のたぬきちは良心的でしたねw

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昔はファミコンが遊べた

任天堂を世界的な企業へと押しのけた伝説のゲーム機、ファミリーコンピュータ。

実は、初期の「どうぶつの森」は同ハードが家具として登場し、触れると実際のゲームソフトを遊ぶことができました。

初代「どうぶつの森」で遊べたのは「クルクルランド」「バルーンファイト」「ドンキーコング」「さんすうあそび」「ピンボール」「テニス」「ゴルフ」の7タイトル。

バージョンアップ版の「どうぶつの森+」では初代で遊べたファミコンソフトに加えて「ワリオの森」などの8タイトルが追加。

特殊な条件を満たすことで「アイスクライマー」などの3タイトルを追加で遊ぶことができたので、合計すると19タイトルものファミコンソフトが収録されていました。

ファミコン家具は入手するまでの難易度が高く、簡単には手に入りませんでしたが、それでも1本のゲームソフトを買うだけで数十ものファミコンソフトを遊べたのはお買い得でしたね。

実はぼく、「どうぶつの森」には当初、それほど興味がなかったんですが、ゲーム雑誌でファミコンを遊べるという情報を知ってからは期待度が急上昇。

ファミコン目当てで発売日に購入しました。

その結果、本編にもハマったので、ファミコン家具を収録したのは大正解でしたね。

そんなファミコン家具ですが、残念ながら「おいでよどうぶつの森」からは廃止されてしまいました。

要因としては2つあると思ってます。

1つめは、発売当時はDSでファミコンのエミュレータが存在しなかった点。

2つめは、ファミコンソフトなどがWiiで遊べるようになるネットワークサービス、バーチャルコンソールが展開された点が影響しているものだと思われます。

個人的にはファミコン家具を集めることが大きなモチベーションだったので、「おいでよどうぶつの森」で廃止された時はガッカリしましたね。

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昔はロード時間が早かった

「どうぶつの森」と言えばロード時間。

起動時、セーブ中には数十秒間待つのが当たり前となっていますが、初代「どうぶつの森」ではほとんど発生しませんでした。

何故、近年に発売された「どうぶつの森」シリーズは待ち時間が長くなってしまったのでしょうか?

要因としては、記憶するべき項目が多すぎるというものがあります。

地面に埋まっているアイテムの場所、生えている木の場所、住んでいる住民の種類、部屋に設置された家具の位置・種類。

少し思い浮かべるだけで記憶するべき項目がこんなにも出てきます。

実際には普段は気にならない部分も記憶しているのでしょうから、作品を重ねる毎に待ち時間が長くなってしまうのは無理もありません。

「どうぶつの森」シリーズにはそんな事情があるので、久しぶりに初代をプレイすると動作が軽いことに驚きましたね。

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初代には宮本茂さんからの手紙が封入されていた

初代「どうぶつの森」のコントローラパック同梱版を購入すると宮本茂さんの手紙をゲーム内で読むことができました。

宮本茂さんと言えば「スーパーマリオ」や「ゼルダの伝説」を生み出した偉大なお方です。

そんな方の手紙を読めるなんてことは滅多に無いので、当時のぼくは迷わずコントローラパック同梱版を購入しました。

コントローラパックの中には入手困難なファミコン家具のデータがランダムで2種類付いてきましたし、通常版よりも1,000円高いだけのことはありましたね。

初代「どうぶつの森」は「どうぶつの森+」の完全な下位互換版になるので今となっては価値がなくなっているのかもしれませんが、宮本茂さんの手紙は初代のみになるので、大切にしていきたいと思います。

ちなみに手紙の文章は本人に書いてもらったようで、影武者ではないようですw

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全体のまとめ

ここまで「どうぶつの森」の今と昔を比べてみました。

「あつまれどうぶつの森」は国内だけで900万本以上が売れている反面、初代「どうぶつの森」は26万本しか売れていません。

「どうぶつの森」シリーズの中では圧倒的に低い売上になるので、ファンの方でも今回の記事で初めて知ったことも多いのではないでしょうか?

ぼくも久しぶりのプレイだったので、改めて気が付いたことが多くありました。

最後にどうぶつの森、20周年、おめでとうございます!

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本記事の動画版

 

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