【レビュー】がんばれゴエモン 東海道中 大江戸天狗り返しの巻 [評価・感想] 最終作にしては荒削りだが神曲満載!

どうも!KENT(@kentworld2 )です!

先日、ずっと遊びたかったゲームをクリアしました!

それは、DS「がんばれゴエモン 東海道中 大江戸天狗り返しの巻」です。

このゲーム、発売当時から気になっていたんですが、ほかのタイトルとの兼ね合いでスルーしてしまったんですよね。

そうこうしていたら10年、20年と過ぎ去ってしまい、気がつけば販売価格が高騰。

気軽に遊べる状況ではなくなりましたが、友人のまるピンクさんから借りてプレイしました!ありがとうございます!

触ってみた率直な感想としては・・・

懐かしいぃぃぃ~!!!!!

子供の頃に遊んだスーパーファミコン版「がんばれゴエモン」の雰囲気を踏襲しているので、すんなり入り込めました。

そして思ったんです。もっと早くプレイしておけばと。

和風とSFを融合した独特な世界観、メロディの美しさが際立つBGM、コミカルなキャラクター。

ぼくがゴエモンシリーズで好きなだったところがしっかり残されているので、触った瞬間からテンションが上がりました!

ただし本作、DS初期のゲームにありがちな短所が散見されるので、かなり人を選ぶ作品でもあります。

ぼくもプレイしていて「ここはキツイな…」と感じることもありました。

本記事ではそんな「がんばれゴエモン 東海道中 大江戸天狗り返しの巻」の良い点や惜しい点を語っていきます。

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このゲームを3行で説明すると?
  • 江戸時代の日本を舞台にしたアクションアドベンチャーゲーム。
  • 2画面やタッチスクリーンを活かした仕掛けが存在する。
  • 全8章のオムニバス形式で、ゴエモンたちが東海道中を渡る旅へと出る。
初リリース日 2005年6月23日
対応ハード DS
ジャンル アクションアドベンチャー
売上 初週1.0万本
推定クリア時間 8~12時間
発売元 コナミ

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良いところ

原点回帰した作風

本作で特に良いと思ったのが、原点回帰した作風です。

「がんばれゴエモン」といえば架空の江戸時代が舞台のアクションゲームで、

  • 敵を倒しながら奥へ進んでいく「アクションステージ」
  • 聞き込みや買い物をする「街ステージ」

この2つを交互に攻略してストーリーを進めていきます。

そのうえで固有技を持った複数のプレイアブルキャラクター、ギャグ要素が盛り込まれたストーリー、耳馴染みが良い和風BGMなどを特徴としています。

本作ではそんな「がんばれゴエモン」のパブリックイメージをそのまま継承しているので、初見でも懐かしさを感じられました!

イベントシーンではお馴染みのゴエモン一行が軽快なやり取りを見せてくれますし、何よりも熱いのがBGM!

歴代シリーズの名曲がアレンジされて流れるので、新ステージへ行く度に「この曲、覚えてる!懐かしい!」と口に出したくなりましたw

特に「はぐれ町」「大江戸城」「原の城」辺りは思い入れのあるBGMのアレンジなので、原作をプレイしていた頃の記憶が蘇ってきます。

「がんばれゴエモン」シリーズのBGMで何が良いのか?ぼくは、口ずさみたくなるメロディと、江戸の香りがするアレンジにあると思っています。

正直、プレイ中は苦痛に感じるステージもあったんですが、BGMが良いおかげでクリア後には”思い出”として浄化されましたw

今作のアレンジで印象的だったのが、尺八のような楽器が目立っていることです。これによって涼しげな印象が強くなっていて、良アレンジに感じました。

さらに本作、新曲も神クオリティです!過去の名曲に全く劣っていない。

特に「東海道中」で聴ける春夏秋冬のBGM4曲は旅の切なさをよく表していて、めっちゃ気に入りました!

「秋」に関しては本作に収録されているBGMの中で1・2を争うと言っても良いくらい。

嬉しいことにそんな神BGMの数々をサウンドテストで好きなように聴けるので、クリア後は旅の思い出に浸っていました。

視点はクォータービューなのか?

街や道中はクォータービューですが、2Dアクションステージもあります。割合としては2~3割くらいかな。

圧倒的にクォータービューのステージが多いので、その点に関しては原点回帰とは言えないですね。

ただ、毛筆調で描かれたグラフィックは「がんばれゴエモン」が持つ和のイメージを上手く表していて、ローポリのキャラクターも溶け込んでいます。

3D表現に制約が多いゲーム機でここまで見栄え良く表現できたのは凄い!

よくまとまっているアクションアドベンチャー要素

今作はアクションアドベンチャーの色が強くなっています。

ストーリーは全8章のオムニバス形式で、それぞれに専用のイベントシーンが用意されているんですが、これがなかなか見応えがあるんですよね。

徐々に明かされる黒幕に、ゴエモンたちの軽快な掛け合い、落語家「桂歌丸師匠」の味わい深い語り口調。

アクションステージやボス戦もバランスよく配置されていて、フラグを立てながら進めていく流れは、「次は何が起こるんだろう?」とワクワクしながら遊べました。

イメージ的には「ゆき姫救出絵巻」と「獅子重禄兵衛のからくり卍固め」を融合したような感じかな。

単にアクションステージをクリアしていくだけではなく、困っている人を助けたり、新アイテムを入手して道を切り開いたり。

各地で起こるイベントをクリアしていくことで行動範囲が広がり、ボスが待ち受けるアクションステージへ行けるような構成なので、1つ1つの章がよくまとまっています。

嬉しいのが、行動面での自由度が高めであることです。

章によっては複数の課題を同時に進めることができるので、「どこから攻略しようかな」と考える時間も楽しいですし、過去に訪れた街へ戻って探索できるのも地味に嬉しいポイントです。

さらに、「ノストラ君さがし」や「サブクエスト攻略」といった寄り道要素も用意されているので、ついつい本筋を忘れて遊び込んでしまうこともありましたw

こういった自由度の高さのおかげで、自分のペースでじっくり楽しめる作りになっているのは好印象でしたね。

↑とある場所には「ゴエモン 新世代襲名!」で活躍した新ゴエモンが牢屋に閉じ込められている姿も!?

デザインが一新されたときは戸惑いを見せたものですが、公式自らが堂々と黒歴史として扱っているのが凄い。確かにゴエモン感が薄れていたもんなぁ。

DS向けにアレンジされたゲームデザイン

本作はDS専用ソフトということで、ゲームデザインは同ハードの仕様に合わせています。

この点に関しては課題も多いのですが、光る点もあると思いました。

マップ画面とゲーム画面に分かれたユーザーインターフェース、タッチ操作を使ったユニークなギミック、リモコン操作で戦うゴエモンインパクト戦。

DSの特徴である2画面やタッチスクリーンをフルに活かしているので、新作感はバッチリあります。

中でも印象的なのが、ゴエモンインパクト戦です。

これは通常ボス戦の後に挿入されるロボットバトルなんですが、今作では下画面に表示されるリモコンを使って戦います。

例えば「ガード」のボタンを押すと相手の攻撃を防ぎ、「右移動」のボタンを押すとゴエモンインパクトが右に移動する感じです。

この操作が独特で、ワンテンポ遅れるような感覚があるんですよね。

最初は「操作しづらいな…」と感じるんですが、これが慣れてくると味になってくるんです。

というのも本作ではゴエモンインパクトだけでなく、ゴエモンたちも同時に操作できるので、その間を含めてゲーム性として成立しているんですよね。

さらに面白いのが、下画面の中央に配置された自爆ボタン。

間違えて押すとボタン連打しない限りは敗北になってしまうので、気を付けて下画面をタッチしないといけないようになっています。

このあたりは、DSならではの操作性を逆手に取ったユニークな仕組みだと思いました。

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惜しいところ

噛み合わせが悪いタッチスクリーンの仕掛け

本作の大きな特徴であるタッチスクリーンを使った仕掛け。

これはボタン操作との噛み合わせが悪いと思いました。

ツナを下に引っ張って大ジャンプしたり、カメの敵をタッチしてひっくり返すとか。ボタン操作にはない直感性を味わえますが、本作は両手で本体を持ちながらボタンを押して遊ぶのが中心のゲームです。

そのため、タッチスクリーンを使ったアクションを行う場合はタッチペンの持ち替えが必要になるので、”ワンテンポ”ズレます。

まあ指で直接画面をタッチするのもアリなんですけど、DSは感圧式のタッチパネルを採用しているので、ツナや弓矢を引っ張るようなアクションは指ではやりにくいんですよね。

困ったことにそういったタッチ操作を高難易度なアクションステージで要求されるので、どうやって操作すれば良いのか困惑しましたw

そのような遊びを入れるのであれば、謎解き部屋やミニゲームだけに留めてほしかったです。

そういう意味で良かったのが、おたふく屋敷での福笑い。

ここではタッチスクリーンを活用して顔パーツを動かし、正しい顔を作っていきます。

周辺には敵がおらず、落ち着いて福笑いができるので、ここでのタッチ操作は良かったです。

まあ、正しい顔をなかなか覚えられず、何度もおかめ三女の顔を覚えに彼女たちがいる場所まで戻りましたがw

やや気になる難易度のバラつき

全体的な難易度はほど良く感じましたが、ところどころで厳しめに感じる場面もありました。

特に印象的なのが、エビス丸を転がしながら進む沼津のエリアです。

このエリアは足場が細く、少しズレるだけで田んぼや川に落ちてしまうため、慎重な操作が求められます。

田んぼであればまだ良いのですが、川に落ちるとスタート地点からのやり直しになるので、人によっては少し大変に感じるかもしれません。

その理由としては、道の細さに加えて、クォータービューの視点も影響しているように思いました。

斜めからの視点なので、まっすぐ操作するのがやや難しく感じるんですよね。

続いて、大津の2Dアクションステージ。

こちらは足場が少ないうえ、タッチ操作で動く仕掛けが多いので、操作に慣れるまではミスが続いてしまう場面もありました。

本作は穴に落ちると即ミスになり、残機が減ってしまう仕様なので、慎重さが求められる場面が多い印象です。

また、残機がなくなるとゲームオーバーとなり、最後にセーブした地点からの再開になります。

ポーズメニューからセーブできる親切設計ではありますが、タイミングによってはかなり前に戻されてしまうこともありました。

先ほど触れた沼津のエビス丸転がしをクリアした直後にゲームオーバーになったこともあったので、そのときは目の前が真っ白になりましたねw

そして四日市の屋敷。ここではタッチペンで「ほ」「て」「い」を描いて仕掛けを解くことになるんですが、「ほ」の判定が厳しすぎるw

1画目をなぞるように書くと高確率で「やりなおし」になるので、100回は再挑戦しました。どうやら「ほ」の範囲からはみ出たらダメっぽい?

このように一部のエリアでは難易度が高めに感じられるため、プレイヤーによっては好みが分かれる部分かもしれません。

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がんばれゴエモン 東海道中 大江戸天狗り返しの巻のレビューまとめ

シリーズの魅力をしっかり受け継いだ原点回帰作。

和風とSFが混ざり合った独特な世界観、思わず口ずさみたくなるBGM、そしてゴエモン一行のコミカルなやり取り。

こういったシリーズの“らしさ”は健在で、プレイしていると懐かしさが込み上げてきます。

一方で、DSならではのタッチ操作や難易度のバラつきは、人によっては気になるポイントになるかもしれません。

特にアクションゲームとして見ると、操作の噛み合わせにクセがあるので、遊びやすさの面では荒さも感じられました。

良くも悪くもDS初期らしい挑戦が詰まった作品。

このまま作品を重ねることで傑作になりそうな感じがするので、ここでシリーズが途絶えてしまったのが惜しいです。

こんな人には特におススメ。
・がんばれゴエモンファン。
・DSの機能を活かしたゲーム好き。

こんな人にはおススメできない。
・理不尽なアクションが苦手な人。

※Special Thanks:まるピンクさん

お気に入り度【75/100%】

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