
ゼルダの伝説 ハイラルグラフィックス
2016年8月に発売された「ゼルダの伝説 ハイラルグラフィックス」。
本記事では歴代シリーズの画集を収めた本書のレビューをしていきます。
歴代シリーズのメインビジュアルが勢揃い!
第一章では歴代シリーズのメインビジュアルがズラッと掲載されていました。
個人的に「神々のトライフォース」以降はゲーム雑誌などで度々メインビジュアルが掲載されているのを見たことがあるので新鮮味はありませんでしたが、ファミコン時代のものは初めて見る物もありました。
ファミコン版のメインビジュアル。いかにも1980年代のアニメって感じですね~。
後述の座談会によるとこの頃は外部のアニメーションスタジオが手掛けているようで、それもあってこのようなテイストになったようです。
お馴染みのN64版はラフ画の掲載が新鮮でした。単なる下書き状態ではなく、構図も微妙に違っていてリンクたちの新たな一面が垣間見れます。
それ以外にはリメイク版とオリジナル版のイラストを並べて掲載しているのが印象的でした。
こうしてみるとメインビジュアルもオリジナル版に構図を似せて描いていたんですねぇ。
歴代のキャラクターイラストが勢揃い!
第二章ではキャラクターイラストがズラッと掲載されていました。
ファミコン時代のリンク。この頃は顔付きまでピーターパンにそっくりじゃないですかw
ホント、この30年でリンクさんはイケメンになりましたね~。
ちなみに初代「ゼルダの伝説」のリンクは12歳。「リンクの冒険」のリンクは16歳になります。
ファミコン時代の敵キャラクターイラストは初めてみました。こんなデザインになっていたのか!?
ドット絵のグラフィックからは想像も出来ませんでしたよ。
ドット絵を見てから公式イラストを見た時のギャップを久しぶりに味わえて何だか嬉しい♪
各作品に登場するアイテムのイラストもズラッと掲載。アイテムのイラストは攻略本などで見かけましたが、こうして並べてみると壮観です。
歴代シリーズのロゴやパッケージが勢揃い!
第三章では歴代シリーズのロゴやパッケージがズラッと掲載されていました。
ゼルダシリーズのロゴ。国内版だけではなく、海外版もズラッと掲載されています。
もちろん、パッケージデザインも国内海外含めて掲載。
こうしてみると海外版は金で統一されているのが分かりますね。
しかも初期の頃はロゴのみの掲載で、「ファイナルファンタジー」シリーズのように抽象的な感じです。
それ以外には2009年に公開された「スカイウォードソード」のティザーイラストなど貴重なコンセプトアートが掲載されていました。
イラストの掲載に拘った一冊
本書に掲載されているイラストは2,000点以上!
ページ数は400以上となっていて、イラストの掲載に拘った一冊だと思います。
そのため読み物としてはアッサリで、最後に掲載されている10ページの座談会くらいしかありません。
なので、これまでに公開されたイラストをじっくり眺めたい!という人にはオススメの内容です。
ただ、巻末の歴代イラストレーター座談会は滅多に聞けないゼルダシリーズのイラストに関する話が色々と掲載されているので、読み応えがありました!
全体のまとめ
「ゼルダの伝説」シリーズの画集は意外にもこれが初なので重宝しました。
注意したいのが、発売時期の関係で最新作Switch/Wii U「ブレス オブ ザ ワイルド」のイラストはほとんど掲載されていないこと。
初代「ゼルダの伝説」からWii U「トワイライトプリンセスHD」までの範囲が掲載されています。
個人的には過去に発売されたニンテンドードリームの付録などでイラストは何度も見てきましたが、歴代シリーズをイラストを一冊にまとめられているのが有難く感じました。
今後、過去作の思い出を振り返る時は本書のお世話になりましょうかね~。
※Special Thanks:やま~きぃさん。
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初代のイラストはマニュアル掲載のやつですね
ディスクシステム初期のマニュアルは徳間書店が作ってたんですよね
なのでファミマガ臭がかなり強い
雑誌の方にも他では公開されてない公式/非公式のイラストが結構載っていて楽しかったです