どうも!KENT(@kentworld2 )です!
今の時代、協力プレイに対応したゲームは数多く存在しますよね?
モンスターハンター、New スーパーマリオブラザーズ、フォートナイト etc…
色々ありますが、多くは協力プレイ”にも”対応したゲームです。
最大人数の範囲内であれば何人でプレイしても良いような設計となっています。
一方、今回レビューする「it takes two (イット・テイクス・ツー)」はと言いますと、協力プレイ専用です。
1人プレイは不可能となっていて、2人プレイを前提にした設計となっています。
一見するとハードルが高く感じますが、実際にプレイしてみると印象が一変。
このゲーム、めちゃくちゃ凄いです!
多くの開発会社が避けていたであろう、協力プレイ専用の仕掛けを本気で作っています!
協力プレイができるゲームは数多く存在しますが、本作をその中の1つに含めてはいけません!
唯一無二の魅力があるので、特別な存在として扱うべき作品です。
ここからはそんな「it takes two」の良いと思った点から書いていきます。
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- 協力プレイの専用の3Dアクションゲーム。
- コーディとメイを操作してステージをクリアしていく。
- 道中には様々な仕掛けやミニゲームが用意されている。
初リリース日 | 2021年3月26日 |
対応ハード | PS5/PS4/Xbox Series/Xbox One/Switch |
ジャンル | 3Dアクション |
価格 | 4,300円(税込) |
推定クリア時間 | 9~12時間 |
発売元 | エレクトロニック・アーツ |
目次
良いところ
本気で作られた2人用のギミック
冒頭でもお話したように、本作は2人プレイ専用です。
1人ではプレイすることができません。
始めるまでは「なぜ2人プレイ専用?」と思いましたが、実際にプレイして納得しました。
このゲーム、2人プレイじゃないと成立しません。
ゲームの流れとしてはストーリーに沿って目的地へ向かう感じなんですが、時には2人で協力して仕掛けを解く必要があります。
例えば踏むと扉が開くスイッチがあるとしましょう。
しかし、スイッチから降りると扉が閉じてしまうので、どちらかが踏み続けないといけません。
このような仕掛けは2人で力を合わせないと解けませんよね?
ゲームを進めていくと2人で協力しないと解けない仕掛けが次々と出てきます。
本作ならではなのが、息を合わせないと解けない仕掛けが存在することです。
先ほども触れたスイッチを踏み続ける仕掛けは操作キャラクターを切り替える機能があれば1人プレイでも解けてしまいます。
ですが、本作には息を合わせて同時にボタンを押したり、片方が足場を動かして先に進むといった感じで同時操作が求められる仕掛けもあるので、2人プレイならではの体験を味わえました。
ゲームをクリアする場合、相方との意思疎通は必要不可欠です。
黙って進めようとしたら絶対に詰まるので、「本気で2人協力プレイのゲームを作っているんだな」と思いました。
面白いのが、オンラインプレイでも画面が2つに分割されていることです。
ということはですね、相手の様子を常に把握できるので、間違ったことをしていたらボイスチャットで簡単に伝えられるんですよ。
オンラインプレイは相手の画面が見えないからこその良さがあると思っていましたが、本作はそれを逆手に取ったゲームデザインとなっています。
バラエティに富んだゲーム体験
「ぼくは一体、何のゲームをプレイしているのだろうか?」
本作をプレイしている時はそんな気持ちになりました。
そのくらい、ゲーム体験に多様性があります。
基本は「スーパーマリオ」のような3Dアクションゲームで、ジャンプを駆使して足場から足場へ飛び移っていく感じなんですが、そのうえで色んなジャンルの要素をミックスしているんですよ。
シューティングゲームのように銃弾を放ったり、レースゲームのように乗り物を動かして先に進んだり。
格闘ゲームのような体力バーが挿入されたり、2Dアクションゲームのようなカメラアングルになったり。
さらには見下ろし型のアクションRPGみたいなステージも用意されているので、自分は何のゲームをプレイしているのかわからなくなってきますw
(もちろん、誉め言葉ですからねw)
多彩なミニゲーム
道中には様々なミニゲームが用意されています。
ミニゲームはボタンを連打する単純なものからチェスのように本格的なものまでバラエティに富んでいて、冒険の良い息抜きになりました。
驚いたのが、ミニゲームの種類です。
こういうミニゲームって2~3種類程度に留めておくのが通例なんですが、本作の場合、25種類も用意されています。
良いですか?25種類ですよ?
25種類といえば初代「マリオパーティ」の半分に匹敵するほどの数ですから、おまけの域を越えていますw
道中にはミニゲーム以外にもおもちゃ感覚で触れられる仕掛けが満載なので、寄り道しないと勿体ないですw
大人も楽しめるストーリー
ストーリーは大人も楽しめる味わい深いものとなっています。
主人公はコーディとメイ。
2人は夫婦ですが、魔法によってミニチュア化されてしまいます。
この点だけを見たら珍しくはありませんが、2人はミニチュア化される直前に喧嘩してしまい、離婚の危機にさらされてしまったんですね。
本作ではそんな2人の関係を修復すべく、様々な試練を乗り越えることになります。
どうでしょう?
非・現実的な話の中にリアルな話が含まれているので、大人でも惹かれるものがありますよね?
コーディとメイは無事に人間へと戻って関係を修復できるのか?
結末が気になるので、最後まで一気に進めたくなりました。
圧倒的なボリューム感
本作は4,730円(税込)のダウンロードタイトルとしてまずは配信されましたが、価格以上のボリューム感があります。
クリアまでのプレイタイムは10時間以上。
その間、縦に長いフィールドを物凄いスピードで突き進むことになるので、とんでもないほどの充実感を味わえました。
それこそ、「アンチャーテッド」などのシングルプレイに力を入れたAAA級タイトルと比較しても遜色ないくらい。
こういうストーリーを重視した協力プレイ専用のゲームは過去にも何作か見かけましたが、多くは5時間未満でクリアできるものでした。
本作の場合、パッケージタイトルで売り出しても納得できるほどのボリューム感となっているので、クリア時の満足感はかなり高いです。
良心的なフレンドパス
「2人プレイ専用ってハードル高いよ…」
そう感じられている方もいると思いますが、フレンドパスによってある程度はハードルを下げています。
フレンドパスを使えば片方のプレイヤーは製品版を購入しなくてもゲームに参加できるので、友達から招待された場合、お金を払ってゲームソフトを購入する必要はありません。
オンラインプレイの場合、両者ともゲームソフトを購入する必要があるものなので、本作のフレンドパスは良心的です。
もちろん、途中までしかプレイできないなんてことはありません。
最後までプレイできるので、常識を打ち破っています。
招待された場合、トロフィーや実績は獲得することができません。
惜しいところ
要求されるアクションの難易度が高い
要求されるアクションの難易度は高めとなっています。
足場から足場へ飛び移っていくエリアは二弾ジャンプが必須。
探索時はカメラをグリグリ回す必要があるので、ゲーム慣れしていない人とプレイするのはややハードルが高く感じます。
主人公が夫婦なので、夫婦でプレイするのが理想的だとは思いますが、2人ともゲーマーじゃないと厳しいんじゃないでしょうか?
it takes two (イット・テイクス・ツー)のレビューまとめ
「協力プレイ専用のゲームを今の時代にここまで作り込むのか!?」
プレイしている時はそんな衝撃が走りました。
次から次へと惜しみなく仕掛けを投入するのに下手なパッケージタイトルよりもクリアに時間が掛かるとは!?
PS5版の容量は70GBを超えていますが、そうなるのも納得できるほどの中身が詰まっています。
興味がある方は協力プレイ専用だからといって食わず嫌いせず、手を出してみてください。
作り込みが異次元レベルの2人プレイ専用アクション!
こんな人には特におススメ。
・協力プレイ好き。
・アトラクション好き。
こんな人にはおススメできない。
・ボッチゲーマー(泣)
※Special Thanks:ジョエリーさん
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