どうも!KENT(@kentworld2 )です!
今回は書籍「NINTENDO64パーフェクトカタログ」のレビューをしていきます。
本書はN64のカタログ本になりますが、ぼくのようなN64マニアには最高の一冊でした!
まさか、今の時代に改めてN64をピックアップしてくださるとは・・・。
N64関連の書籍はほとんど発行されなかったので、天の恵みに感じていますよ。
ここからは本書を読んで思ったことをピックアップしていきます。
N64のバックボーンを徹底解説している!
本書で特筆したいのが、巻頭のN64ハードウェア大研究です。
こちらではN64のハードウェア方面について徹底的に語られているので驚きました。
本体の仕様はもちろん、カラーバリエーションや周辺機器、N64のバックボーンまで30ページ以上に渡って解説しているんです。
その中にはぼくのようなN64マニアでも知らないような情報も多く、非常に読み応えがある内容でした。
嬉しいのが、64DDについても余すことなく紹介していること。
専用ソフトについてはもちろん、64DDの商品構想についても触れられているので感激しました!
全ソフトを徹底解説!
タイトルに「パーフェクトカタログ」と表記されているように本書はN64ソフトもすべて掲載されています。
1タイトル毎に割いているのは基本的には半ページ。代表作に関しては1ページ丸々掲載されていました。
感心したのが写真の量。
パッケージの裏表だけではなく、カセットの写真やゲーム画面をそれぞれ3枚ずつ掲載しているんです!
メジャー系はともかく、マイナー系も公平に扱っているので感心してしまいました。
地味に嬉しいのが、ROMカセットの容量も掲載されていること。
N64はROMカセットを供給媒体にしており、それぞれ容量が異なりました。
N64マニアにとってカタログスペック上の容量はそのゲームのパロメーターにもなるので、これが掲載されているのは嬉しいんですよ!
例えば32Mbのゲームだったら「ボリュームがないのかな?」と勘ぐったり、512Mbのゲームだったら「凄い作品の予感!?」とワクワクしていました。
恥かしい話ですが、当時はゲーム雑誌に掲載されていたROMカセットの容量を次に購入するゲームの指標にしていたものです。
海外事情も詳しく掲載!
N64を語るうえで外せないのが海外事情です。
国内のN64はプレイステーションやセガサターンの影に隠れてしまい、残念ながら3番手に甘んじてしまいました。
一方、欧米市場では比較的健闘し、プレイステーション程ではないものの一定のシェアをキープ出来たんです。
何故、N64は欧米市場では比較的健闘したのか?
巻末の特集ではその辺りの事情について詳しく説明されていました。
嬉しいのが、海外でしか発売されていないN64ソフトの一部も紹介されていたこと。
以下、海外でしか発売されていないN64ソフトをピックアップしてみました。
・レイマン2
・ナムコミュージアム64
・リッジレーサー64
・ポケモンパズルリーグ
・コンカーズバッドファーデイ
・ドクターマリオ64
何故、日本ではこれらのタイトルを発売しなかったのだろうか?
思わずそう言いたくなるほど海外でしか発売されていない魅力的なN64ソフトは多いので、読んでいて悔しさも感じられます。
最後のページには全世界で発売されたN64ソフトの索引が掲載されていましたが、その内訳が酷かったw
なんと、日本では208タイトルしか発売されていない一方、海外では合計400タイトルも発売されていたんです!
中には重複タイトルも含まれていますが、これだけ多くのタイトルが日本国内では発売されなかったとは・・・。
つくづく、国内のN64は商業的に苦戦していたんだなぁと思いました。
N64へのリスペクトも満載!
一方、本書ではリスペクトも忘れていません。
確かに国内のN64は商業的に苦戦しましたが、ぼくのように当時子供だった世代からの支持率は非常に高いんですよ。
本書ではその辺りについてもしっかりと触れられていましたし、任天堂が発売したN64ソフトの完成度が極めて高い点についても触れられていました。
しかし、ぼくよりも上の世代はプレイステーションやセガサターンに目が行きがちだったので、その辺りの魅力が未だに伝わりきれていません。
本書を読んでN64の知識をさらに身に付けたので、改めてN64をプッシュしたいなと思うようになりました。
なんと言ってもぼくのゲームに対する価値観の多くはN64ソフトから構築されていますからね。
本ハードにハマっていなかったら今の熱心にゲームブログを運営することは無かったと思うので、原点に返りたくなりました。
全体のまとめ
全体的にはN64好きにはたまらない一冊でした!
N64のカタログ本は1998年に発売されたキリだったので、このような本が発売されて本当に嬉しく思っています。
ぼくはあまりにもN64が好きなので、本書を初めて手に取った時は嬉しさのあまり泣きながら読んでしまいました。
N64に関して少しでも興味がある場合、是非手に取ってください!
176ページしかない割に価格は2,500円近くしますが、個人的にはそれ以上の価値を感じています。
おお!なかなか充実してますね(*⁰▿⁰*)
僕はもともとあまりN64には熱心ではないのですが、任天堂ファンとして気になってきました!
給料日に買うぞ〜☆
N64は海外受けが良かったですよね。ジェネシスが強すぎて、海外では迷走してたセガとあくまでも国産RPGが強かったプレステを比較するとN64が海外でヒットするのはなんだかわかります。英語圏はアクションやFPSが人気ジャンルなのでN64は充分シェアを得られたでしょうね☆