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【レビュー】PAC-MAN 99 [評価・感想] パックマンを題材にした大規模な心理戦!

どうも!KENT(@kentworld2 )です!

今回は2021年4月に配信されたSwitch「PAC-MAN 99 (パックマン ナインティナイン)」のレビューをしていきます。

本作は「パックマン」をモチーフにした対戦ゲームですが、なるほど、次はこう来ましたか!?

1980年に誕生した「パックマン」

方向キーだけで遊べるアクションゲームとして海外で爆発的な人気を博し、近年はシステムをアレンジしたタイトルが多数世に送り出されています。

パックマンVS、パックマンチャンピオンシップエディション、PAC-MAN 256。

どのタイトルも「パックマン」の本質であるゴーストとの鬼ごっこを大切にしつつ、独自のトッピングを加えた意欲作だったりします。

今回レビューするSwitch「PAC-MAN 99」も例に漏れず、任天堂が展開している「テトリス99」や「スーパーマリオブラザーズ35」のシステムを上手く「パックマン」流に置き換えている印象です。

ここからはそんなSwitch「PAC-MAN 99」の良いと思った点からまずは書いていきます。

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このゲームを3行で説明すると?
  • 99人と同時に「パックマン」をプレイして1位を目指していく。
  • パワークッキーを食べるとゴーストを倒すことができる。
  • 倒したモンスターの数だけ対戦相手にお邪魔パックマンを送り込める。
初リリース日 2021年4月7日
対応ハード Switch
ジャンル アクション
価格 無料(Switch ONLINE加入者限定)
推定クリア時間 1プレイ5~10分
発売元 バンダイナムコエンターテインメント

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良いところ

新たに生まれた戦略性

本作では最大99人と同時に「パックマン」をプレイしていきます。

ルールは簡単。ゴーストから逃げつつ迷路の中に散りばめられたクッキーを食べていきます。

本作ならではなのが、倒したゴーストの数だけ対戦相手にお邪魔パックマンを送り込める(※)ことです。

お邪魔パックマンに触れた場合、一時的に移動速度が遅くなってしまいます。

1体くらいならまだしも、2体、3体と連続で触れると大ピンチ!

沼に浸かっているかのように遅くなるので、天敵のゴーストに捕まる可能性が高くなってしまいます。

如何にお邪魔パックマンを対戦相手に送り込めるのか?

最後の1人になるためにはそこがカギになるので、新たな戦略性を生み出しています。

そういう意味で良いと思ったのが、新要素のスリープゴーストです。

スリープゴーストにぶつかるとゴーストの背後に連結し、無敵状態でぶつかると対戦相手にお邪魔パックマンを送り込むことができます。

つまり、倒した時の効果は通常のゴーストと共通しているので、大量のお邪魔パックマンを対戦相手に送り込むうえでは有効な存在なんですね。

補足
プレイ開始から一定時間が経過すると対戦相手から「キラーパックマン」が送り込まれることがあります。こちらは触れるとゲームオーバーになりますが、フルーツを食べることで消滅します。

8種類の作戦を使い分ける楽しさ

対戦中には作戦を切り替えることができます。

用意されている作戦は以下の8種類。

(能力を変化させる作戦)
・移動速度が2段階アップするが、相手に送り込むおじゃまパックマンの量が1/4になる「スピード」
・スリープゴーストに接触した際に連結するトレインゴーストの数が2倍になるが、接触した数の半数がおじゃまパックマン・として自分のメイズに現れる「トレイン」
・イジケゴーストの状態が3秒間に固定、送り込むおじゃまパックマンの数が2倍になるが、発動ごとに移動速度を1段階消費する「ストロンガー」
・メリット・デメリットがない標準的な作戦の「スタンダード」

(攻撃相手を自動選択する作戦)
・シールドの数が最も多い相手を標的にする「ハンター」
・最もゲームオーバーになりそうな相手を標的にする「ノックアウト」
・ランダムで相手を選択する「ランダム」
・プレイヤー自身を狙っている相手を標的にする「カウンター」

ウィキペディア より引用。

簡単にまとめると、作戦を切り替えることで

  • お邪魔パックマンを送り込む相手
  • お邪魔パックマンを送り込める数
  • パックマンの移動速度

などが変化するので、臨機応変に対応していかないといけません。

最初はゴーストから逃げるのに集中して作戦の切り替えにまで頭が回りませんでしたが、慣れてくると面白い要素だと思うようになりました。

というのも作戦にはメリットとデメリットがそれぞれに存在するからです。

例えば「スピード」の場合、

移動速度が2段階アップするが、相手に送り込むおじゃまパックマンの量が1/4になる

といった特徴を持っています。

移動速度が上がるのは有り難いんですが、お邪魔パックマンを送り込める量が減ってしまうのは問題です。

そうなると「対戦相手が少なくなる終盤に切り替えるのが有効なんじゃないか?」とか、色んな戦略が思い浮かんでくるんですよ。

さすが「テトリス99」や「スーパーマリオブラザーズ35」を手掛けたアリカ!

本作でも面白さの本質が作戦の切り替えに詰まっています。

突き詰めていくと心理戦になっていき、従来の「パックマン」では味わえなかった楽しさを感じられるようになりました!

相手が人間である以上、戦法は十人十色なので、1戦ごとに戦い方を変えていかないと勝てないかもしれません。

クッキーとフルーツに存在する戦略性

戦略性と言えば、どのタイミングでクッキーとフルーツを食べるのかも重要だったりします。

というのも本作のクッキーとフルーツは相反する存在だからです。

クッキーは全てを食べることでパックマンの移動速度が上がります。

一方、フルーツは食べることで無くなったクッキーが再配置。

食べると無敵状態になるパワークッキーも含めて復活するのでゴーストを倒しやすくなりますが、移動速度は向上しません。

このようにクッキーとフルーツは相反する存在なので、考えて食べなければいけません。

例えば

今は移動速度を上げて後半戦を有利にしたいからフルーツは食べないぞ!

とか

ヤバい!パワークッキーが無くなってきた!フルーツを食べて再配置しよう!

みたいな感じです。

「パックマン」はステージクリア型のアクションゲームです。

迷路の中に設置されたクッキーを全て食べたらステージクリア。

画面が切り替わり、新たなステージを攻略することになります。

本作の場合、その概念を無くし、フルーツを食べることで好きな時にステージ(ラウンド)を切り替えられるようにしているのが面白いですね。

快適なゲームプレイ

ゲームプレイが快適なので、オンライン対戦ゲーム特有の重苦しさは全くありません。

対戦前のマッチングに掛かる時間は30秒未満。

ラグも全く発生せず、快適に楽しむことができます。

「テトリス99」や「スーパーマリオブラザーズ35」のシステムを流用しているとは言え、この快適性は高く評価したいですね。

サクサク楽しめるので、10分くらい時間が空いた時はついプレイしてしまいますw

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惜しいところ

面白さの本質が掴みにくい

良い点で挙げたように、本作の面白さは対戦相手との心理戦にあります。

どのタイミングで8種類の作戦を切り替えるのか?

どのタイミングでクッキーやフルーツを食べるのか?

それがわかってくると面白くなってくるんですが、それまでは普通の「パックマン」と大差ないゲームだと思っていました。

面白さの本質がわかるチュートリアル的なモードを最初にプレイできる形式だったら良かったんですけどね。

「テトリス99」や「スーパーマリオブラザーズ35」と同じくその辺りは簡素な作りとなっています。

普通に「パックマン」としても楽しめるとは言え、もう少しわかりやすくしても良かったんじゃないでしょうか?

面白さの本質がわかると世界が違って見えるだけに勿体ない・・・。

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PAC-MAN 99 (パックマン ナインティナイン)のレビューまとめ

「『パックマン』でこんなにも心理戦を楽しめるなんて!?」

面白さの本質が見えてきた時、ぼくはそんな衝撃を受けました。

「テトリス99」や「スーパーマリオブラザーズ35」といった土台があるとは言え、可能性を感じられる作品です。

「パックマン」が誕生してから40年。

この間、「パックマン」のシステムをアレンジした関連作が大量に発売されました。

これだけ多くの関連作が発売されるとネタ切れになるんじゃないかと思えてきますが、本作をプレイしているとまだまだ行けると思えてきます。

パックマンを題材にした大規模な心理戦!

こんな人には特におススメ。
・心理戦が好きな人。

こんな人にはおススメできない。
・何も考えずに楽しみたい人。

お気に入り度【75/100%】

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