
ストライダー飛竜/PS3
2014年2月に発売されたPS4/PS3/Xbox 360「ストライダー飛竜」を今回はレビューします。PS4/PS3/Xbox 360「ストライダー飛竜」は1989年に発売された同名タイトルのDNAとスピリットを完全継承し、新たにハイスピード探索アクションとして生まれ変わった作品です。
PS3のみパッケージ版が用意されており、そちらにはスペシャル映像がゲームディスク内に収録されている他、ゲームアーカイブス「ストライダー飛竜1&2」とPS3用カスタムテーマをダウンロードできるプロダクトコードがついています。2014年9月にはXbox One版も発売。
目次
良いところ
サクサク動くアクション
忍者が主人公なだけあって、キャラクターの移動は初期状態でも非常に軽快です。動きはそこそこ速いですし、何より、剣による攻撃がサクサク決まって気持ち良い!
ボタンを押す度にサクサク攻撃してくれるので、走りながら敵をザクザク切り刻む事が可能です。敵はロボットで部位欠損もありますので、本当に斬っている感があります。
探索の楽しさ
本作の舞台となるステージは非常に入り組んでおり、全体マップを見ているとまるで大迷宮のようです。
いくつもの部屋や通路が存在するだけあって収集アイテムはいくつもあり、集める事で主人公の能力を高めたり、ゲームクリア後のコンテンツを増やす事が出来ました。
ゲームを有利にするため、クリア後の楽しみを増やすために探索も楽しんでしまいますね。
戦闘の楽しさ
本作には10以上のボスキャラクターが待ち構えています。ボスはボタンを連打して勝てるようなバランスではなく、相手の攻撃を避ける必要もあるので、ヒット&アウェイの楽しさがありました。
また、ゲームを進めると複数の武器に切り替えられるんですが、ボスによって弱点が存在するため、どの武器で戦うのか考える楽しさもあります。
サイバー調の世界観。2Dアクション。敵の攻撃を避けて戦い、弱点を探すという点は「ロックマン」シリーズと共通しており、カプコンらしい味付けだと思いました。
広大で入り組んだフィールド
全体マップは非常に大きく、気が遠くなってしまうほどです。凄いのが、この広大で入り組んだフィールドが手前から奥まで3Dポリゴンで出来ている事。
ポリゴン自体の作りはPS3/Xbox 360世代基準で見ると粗いんですが、それでもこれだけのグラフィックであそこまで広大なフィールドを作るとは恐れ入りました。2,000円程度で販売されるダウンロードタイトルにしては、かなりの手間がかかっていると思います。
個人的に合わない&気になったところ
親切過ぎるナビゲートによってレール移動している感がある
次に行くべきところは常に画面右上に表示されます。しかも残り距離を教えてくれるうえに目的地のナビゲートに段階が多過ぎて、余程の事がない限り迷いません。
そのおかげでスピード感を味わえる半面、ストーリーに沿って進んでいたらレール移動している感が強く、この手の探索アクションならではの醍醐味をあまり味わえません。
もう少し爽快感が欲しい
キャラクターの攻撃アクションはサクサクと動いてくれるんですが、ヒット時の効果音はオプションで最大設定にしても小さく、もう少しメリハリがあっても良かったと思いました。ここが良かったらさらに爽快なアクションになっていると思うだけに勿体ないです。
全体のまとめ
地味な探索アクションに戦闘の要素を強めたカプコンらしい味付けの作品。カプコンが「メトロイド」ライクゲームを作ったらこうなるのか!と思いました。
往年のシリーズファンからしたら色々思うところはあるでしょうが、完全新規のタイトルと思えばそれなりに楽しめます。
こんな人には特におススメ。
・探索アクション好き。
・ロックマン好き。
こんな人にはおススメできない。
・アクションゲームが苦手な人。
ストライダー飛竜/お気に入り度【70/100%】
プレイした時間・・・約6時間
※当ブログでこれまでにレビューしたタイトルの一覧はこちら をご覧下さい。
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