やわらかあたま塾 いっしょにあたまのストレッチ/Switch
どうも!KENT(@kentworld2 )です!
今回は2021年12月に発売されたSwitch「やわらかあたま塾 いっしょにあたまのストレッチ」のレビューをしていきます。
本作は頭のストレッチソフトで、15年前にDSやWiiで発売された「やわらかあたま塾」シリーズ2作を再構築した作品です。
いわゆる、脳トレ系タイトルになるので、初めて情報を知った時は
なんて思ったものですが、実際にプレイして印象が一変。
過去作から大幅な調整が行われているので、15年の重みを感じました。
長期的に楽しむのは難しく感じますが、息抜きとしては良いゲームです。
ここからはそんなSwitch「やわらかあたま塾 いっしょにあたまのストレッチ」の良いと思った点から語っていきます。
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- 頭をやわらかくする問題を多数収録したゲーム。
- クイズ形式のミニゲームを20種類収録。
- DSやWiiで発売されたシリーズ作を再構築している。
初リリース日 | 2021年12月3日 |
対応ハード | Switch |
ジャンル | 知育・実用 |
推定クリア時間 | 1~2時間(全問題プレイ) |
発売元 | 任天堂 |
目次
良いところ
大幅に改善された操作性やテンポ
「やわらかあたま塾」は、頭のストレッチを楽しむミニゲーム集です。
収録されているミニゲームは
- シャッフルされた後、鳥が入ったかごを当てる「鳥かごシャッフル」
- 徐々に見えてくる動物を当てる「推測しゃしん」
- 見本と同じ絵を持ったモグラを素早くたたく「直感モグラ」
など全部で20種類。
いずれも1分程度で終わるうえ、DS版やWii版にも収録されていたりします。
こうして聞くとあまり魅力を感じないかもしれませんが、さすが2021年に発売された任天堂ソフト!
操作性やテンポの良さが過去作からグンと増しています。
起動時間は5秒程度。
モード切り替え時のロード時間も一瞬で、サクサクと動作します。
また、ボタンを押した時の反応も良好で、気持ち良くプレイすることができます。
一見すると当たり前のように感じますが、意外とできているゲームが少なかったりするので大きな魅力に感じました。
それに、本作は1日に3~4時間もプレイするのではなく、1日に10~20分ずつプレイするタイプのゲームです。
起動回数が必然的に多くなってしまうので、サクサクと動作する恩恵は大きく感じます。
パッケージ版とダウンロード版が発売されていますが、ゲームの特性上、ダウンロード版の方が真価を発揮するでしょうね(ぼくはパッケージ版を買ってしまいましたがw)。
随所で感じられる配慮
DS版やWii版からの進化点としては、プレイヤーへの配慮も見逃せません。
このゲーム、一見するとよくあるミニゲーム集に見えますが、プレイヤーのやる気を高めるために相当な気配りをしています。
代表的なのが最初に出題される問題です。
どのミニゲームも最初に出題される問題は幼稚園児でもわかるほど簡単なものにしているうえ、その後の結果によって難易度が調整されるようになっています。
連続で正解したら難易度がどんどん上昇しますし、間違えたら簡単になっていきます。
その結果、自分の能力に合った難易度になっていくので、めちゃくちゃ気を配っているんだなと思いました。
でも、DS版やWii版のように最初から難しい問題に挑みたい時もありますよね?
任天堂もその辺りはわかっているようで、ある条件を満たすと最初から難しい問題に挑めるモードが解禁されます。
もちろん、結果発表時に貰えるメダルは別にカウントされるので、腕に自信がある方は高難易度モードでプラチナメダルをコンプリートすると良いかも!?
かんたんな問題のみが出題されるサポート機能も搭載されています。
衣装集めが楽しい
今作ならではの新要素としては、「衣装 (いしょう)」が追加されました。
これは自分のアバターキャラの見た目を変更する要素で、「肌」「髪型」「ヒゲ」「服」「被り物」「アクセサリー」といった6つのカテゴリーを変更することができます。
そんな衣装ですが、「服」「被り物」「アクセサリー」に関してはコインを10枚集めるごとに追加されるようになっています。
追加される衣装は300種類以上になるので、全てを入手するにはコインを3,000枚以上も集めないといけません。
コインはミニゲームを1回プレイする毎に1~5枚程度しか貰えないので、とんでもないやり込み要素を追加したなと思いましたw
オンラインプレイが楽しい
ここまでの話を聞かれた方の中には
と感じるかもしれません。
確かに衣装を集めてもゲームが有利になることはありませんが、オンライン要素によって存在意義をもたらしています。
オンラインではフレンド。もしくは世界中の人とゴーストを使った対戦を行えるんですが、対戦時には相手の姿が確認できるんですよ。
人間というものは人に見られるからこそ見た目を良くするものなので、衣装集めは大きな意義をもたらしています。
また、相手の姿が確認できるからこそ面白さが生まれているように感じました。
オンラインプレイで戦えるのはゴーストで、他のプレイヤーが過去に叩き上げた記録を再現しているだけに過ぎません。
でも、どんな姿の人と戦っているのかわかると1人プレイとは比較にならないくらい楽しくなるんですよね。
例えば肩書が24歳OLの可愛い姿をしたゴーストと対戦することになったらどうでしょうか?
「自分は今、24歳OLのデータと対決しているのか!?」と思うでしょうし、勝ったら嬉しくなりますよね?
オンラインプレイではそんな楽しさがあると思いました。
でも、過去作をプレイ済の方ですと、
と思われるかもしれませんね。
確かにWii版にも同等のモードは用意されていましたが、そちらはフレンド限定だったうえ、お互いが承認しないと戦えませんでした。
一方、今作では「オンラインデータを公開する」に設定していたら世界中の人が作ったゴーストデータと対決できるようになっているので、オンライン対戦のハードルがグッと下がっています。
1HK6 TBN
↑こちらはぼくのゴーストIDです。
このIDを「ゴーストバトル」の「ゴーストIDでさがす」で入力するとぼくが各ミニゲームで記録した最高記録のデータと対戦することができます。
ぼくは平凡な成人男性で、勝っても嬉しくならないと思いますが、それでも1人で黙々とプレイするよりは楽しいと思うので、良かったら対戦してみてください。
気軽に対戦できる
本作にはオフラインでの対戦モードも収録されています。
特徴的なのが、タッチ操作を使っての2人プレイに対応していることです。
タッチ操作に対応したゲームは数あれど、1つの画面を使った2人プレイに対応したゲームは限られているので新鮮に感じました。
もちろん、コントローラを使っての2~4人プレイにも対応していますし、携帯モードはもちろん、TVモードにも対応しています。
対戦モードもプレイスタイルに縛られることなく楽しめるので、普段、ゲームをプレイしない人も誘いやすく感じます。
惜しいところ
長く楽しむのは困難
いくつかの新要素が追加されたとは言え、今作もあまり長く楽しめません。
1つ1つのミニゲームは1分程度で終わってしまいますし、ストーリーモード的な要素はありませんからね。
ミニゲームで淡々とスコアを競ったり、オンラインで淡々とゴーストバトルをしたり。
1時間もプレイしたら飽きてしまうので、人によっては3,000円でも高く感じるかもしれません。
DS版やWii版からテンポが良くなっているので、短時間にサクッと楽しむ息抜きゲーとしては良いと思うんですけどね。
やわらかあたま塾 いっしょにあたまのストレッチ (Switch)のレビューまとめ
頭のストレッチをサクッと行えるミニゲーム集。
安値で販売されているゲームがありふれている中で約3,000円は高く感じるかもしれませんが、相当な気配りを持って作られているので、ついついプレイしてしまう魅力があります。
DS版やWii版よりも着実にクオリティアップしているので、今からシリーズデビューを果たすのでしたら今作がおすすめです。
テンポの良さが飛躍的に増した息抜きゲー!
こんな人には特におススメ。
・頭を柔らかくしたい人。
・小さなお子さんと楽しみたい人。
こんな人にはおススメできない。
・コストパフォーマンスを重視する人。
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