
Wiiでやわらかあたま塾/Wii
2007年4月に発売されたWii「Wiiでやわらかあたま塾」を今回はレビューします。Wii「Wiiでやわらかあたま塾」は小学生から大人までが楽しめる簡単だけど奥が深い問題が収録された知育ゲームです。
目次
良いところ
子供から大人まで楽しめる各問題
本作には「直感」「記憶」「分析」「数字」「知覚」といった5分野の問題が収録されています。どれも簡単に解く事が可能で、大人はもちろん、子供でも解けるような問題ばかりです。
大人の方は「今更こんな問題なんて…」と思うかもしれませんが、頭を柔らかくするには難しい問題をじっくり解くよりは簡単な問題を素早く解いていく方が良かったりするんですよね。
DS「脳を鍛える大人のDSトレーニング」をプレイしている時も思いましたが、簡単な問題を素早く解いていくのって意外と楽しいです!やっていることは勉強なだけに、こんな楽しめるもんだなーと思います。
みんなで遊べる対戦モード
本作最大の特徴が、みんなで遊べる対戦モードの存在です。収録されているのは「たいせんレース」「きょうりょくサバイバル」「どきどきパネル」の3種類。
どれもパーティゲーム寄りの内容になっており、老若男女が楽しめるように作られているので、接待用として重宝すると思います。ちなみに対戦モードはすべて一人でプレイする事も可能。
塾生ブックを使った様々な遊び
知育ゲームで対戦!でも、そういう機会ってなかなかないですよね?そんな時に便利なのが「塾生ブック」の記憶機能。
本作ではプレイヤーのプレイ記録が「塾生ブック」に記憶されるんですが、「たいせんレース」ではこの「塾生ブック」を利用してそのプレイヤーと同じくらいの腕まえのコンピューターと対戦することができるんです。
「塾生ブック」はWiiフレンドとやり取りする事もできるので、これを利用すれば遠く離れた友達と疑似的な対戦をすることだって出来たりします。
出来ればWi-Fiで対戦が出来たら良いなとは思いましたが、これを利用すればいつでもWiiフレンドと同じくらいの腕前のコンピューターを通して疑似的な対戦ができる事になるので結構魅力的な要素だと思います。
メダルを集めるやり込み要素
やり込み要素も一応存在します。「あたまのストレッチ」では自由に問題の練習をできるんですが、一定の成績でクリアすると「プラチナ」「金」「銀」「銅」いずれかのメダルを貰うことができます。
同じタイプの問題でもレベルが4段階用意されているので、すべての問題でプラチナメダルを獲得しようと思ったらかなり大変です。
個人的に合わない&気になったところ
約5,000円にしてはスカスカの内容
このゲームの価格は約5,000円です。ですが、1,000円くらいの価値しか感じられませんでした。
本作には全部で20種類の問題が収録されていますが、一人でプレイする場合、各問題を淡々と解いてメダルを貰うかやわらか度(g)を上げるくらいしかやり込み要素が無いのですぐに飽きてします。
問題自体が簡単過ぎるのも価値を感じられない要因ですね。確かに素早く解いていくのは楽しいけど、だからといってそれを2007年に据え置きゲームとして5,000円で売り出すのはないです。ここが本作の唯一にして最大の欠点と言えそう。もう少しおまけ要素が欲しかった。
全体のまとめ
ゲームとして悪い物ではありませんが、上に書いた通り約5,000円にしては割高な印象です。
Wiiならではの問題も多少は収録されていますが、基本的にはDSでも出来そうな問題ばかりでわざわざWiiで出すようなゲームには感じられませんでした(対戦モードをもう少し充実させたらまた評価は違ったと思いますが・・・)。
本作が発売された当時はWiiウェアと言うサービスが始まっていなかったので仕方が無いと思いますが、今だったらWiiウェアで発売しても良い内容。5,000円の価値は感じられない簡単な問題集ゲームですね。
こんな人には特におススメ。
・頭を柔らかくしたい人。
・小さなお子さんと楽しみたい人。
こんな人にはおススメできない。
・コストパフォーマンスを重視する人。
Wiiでやわらかあたま塾/お気に入り度【50/100%】
プレイした時間・・・約5時間
※当ブログでこれまでにレビューしたタイトルの一覧はこちら をご覧下さい。
コメントする