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【レビュー】Wiiでやわらかあたま塾 [評価・感想] 駄作ではないがパンチに欠ける


Wiiでやわらかあたま塾/Wii

どうも!KENT(@kentworld2 )です!

今回は2007年4月に発売されたWii「Wiiでやわらかあたま塾」のレビューをしていきます。

本作は頭をやわらかくするストレッチソフトで、2005年6月に発売されたDS「やわらかあたま塾」の続編として発売されました。

そんなWii「Wiiでやわらかあたま塾」ですが、結論から言わせて頂きますと、前作から順当に進化しています。

グラフィックは美しくなりましたし、全体のボリューム感も増えています。

対戦モードも強化されているので、パーティゲームとしての価値も高まりました。

ただ、2005年から2007年にかけて脳トレのフォロワータイトルが大量に発売されたこと。

Wiiではパーティゲームが大量に発売されたことを考慮に入れると微妙な立ち位置のタイトルに感じました。

ここからはWii「Wiiでやわらかあたま塾」について詳しく語っていきます。

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このゲームを3行で説明すると?
  • 頭をやわらかくするミニゲームを多数収録している。
  • クイズ形式のミニゲームを20種類収録。それぞれに3~4段階の難易度を用意。
  • 3種類の対戦モードも収録。
初リリース日 2007年4月26日
対応ハード Wii
ジャンル 知育・実用
売上 初週4万本/累計38万本
推定クリア時間 1~2時間(全難易度プレイ)
発売元 任天堂

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良いところ

爽快感が増したミニゲーム

本作には「直感」「記憶」「分析」「数字」「知覚」といった5つの分野に分けられたミニゲームが収録されています。

収録されているミニゲームはDS版から全て一新されていて、

  • 見本と同じ絵を持ったモグラを素早くたたく「直感モグラ」
  • 邪魔なブロックを壊して見本と同じにする「型ぬきブロック」
  • 風船に書かれた数字を数が小さい順に割っていく「順番ふうせん」

などの20種類を用意(うち5種類は「どきどきパネル」のみプレイ可能)。

どのミニゲームも簡単に解くことができるので、大人から子供まで楽しむことができます。

大人の方は「いやいや、大人は楽しめないでしょ」と思われるかもしれませんが、そんなことはありません。

DS「脳を鍛える大人のDSトレーニング」をプレイしている時も思いましたが、簡単な問題を素早く解いていくのって楽しいんですよね。

やっていることは勉強と大差ないので、こんなに楽しめるものなのかと驚きました。

前作よりも優れている点としては、爽快感があります。

Wiiリモコンを傾けてカーソルを動かし、Aボタンで選択する。

この行為を行ったうえで効果音が流れてくると快感なんですよね。

前作の続編的な内容として売り出されていますが、収録されているミニゲームは全て一新されているので、DS版とWii版を併用して楽しむことができます。

ミニゲームをシャッフルして楽しめる

本作は勉強に見せかけたミニゲーム集です。

基本的には問題という名のミニゲームを淡々とこなしていくことになりますが、新たにシャッフルして楽しめるようになりました。

どういうことなのかと言いますと、1問解く毎に異なるタイプのミニゲームが出題されるようになったんですね。

例えば1問目は「推測しゃしん」だったのに2問目は「直感モグラ」になるとか。

前作では1つのテーマから続けて出題するモードしか収録されていなかったので、面白い試みに感じます。

ミニゲームをシャッフルして楽しめるモードは複数用意。

前作で見られた「やわらかテスト」に加え、対戦モードの「たいせんレース」「きょうりょくサバイバル」も1問解く毎に異なるタイプのミニゲームをプレイすることになります。

1回のプレイで色んなミニゲームの問題が出題されるとパーティ感が増すので、これは良いアレンジではないでしょうか?

塾生ブックを使った様々な遊び

本作最大の特徴が、みんなで遊べる対戦モードが収録されていることです。

収録されているのは「たいせんレース」「きょうりょくサバイバル」「どきどきパネル」の3種類。

どれもパーティゲーム寄りの内容になっており、老若男女が楽しめるように作られています。

でも、大人になると身近な人と対戦する機会が減ってしまいますよね?

そんな時に便利なのが「塾生ブック」の記憶機能です。

本作ではプレイヤーのプレイ記録が「塾生ブック」に記憶されます。

「たいせんレース」ではこの「塾生ブック」のデータを元にしたCPUと対戦することができるので、人間同士の擬似的な対戦をしている感覚を味わうことができます。

イメージ的にはレースゲームのゴースト機能のようなものでしょうか。

家族や友達が作ったゴーストとの対戦はCPUとの対戦とはまた違った面白さがあるので、「やわらかあたま塾」に上手く輸入している印象です。

ちなみに「塾生ブック」はWiiフレンドとやり取りすることもできるので、これを利用すれば遠く離れた友達と疑似的な対戦をすることもできたりします。

出来ればWi-Fiで対戦できるようにしてほしかったんですが、前作ではオンライン機能すら搭載されていなかったので、素晴らしい新要素だと思いました。

注意

オンライン機能は2013年6月28日をもって終了しています。

メダルを集めるやり込み要素

前作で見られたメダルを集めるやり込み要素は今作にも存在します。

「あたまのストレッチ」では自由にミニゲームの練習をできるんですが、一定の成績でクリアすると「プラチナ」「金」「銀」「銅」いずれかのメダルを貰うことができます。

挑戦できるミニゲームは15種類。

それぞれに3段階。

条件を満たすと「エキスパート」という難易度が追加されるので、

15×3×4

で実に60項目も用意されているということになります。

1回のプレイタイムは1分程度とは言え、全てのミニゲームでプラチナメダルを獲得しようと思ったらかなり大変です。

子供はもちろん、大人でも簡単には達成できないので、「子供向け」「子供騙し」なんて油断できません。

Wiiリモコンのスピーカー機能を活かしている

ある意味、本作最大の長所となるのがWiiリモコンのスピーカー機能を活かしていることです。

本作におけるWiiリモコンはアシスタント的な立ち位置となっていて、問題を解くとWiiリモコンから様々な声が鳴るようになっています。

この演出によって問題を解く快感が増している印象です。

任天堂のゲームはプレイヤーを褒めて伸ばすことに長けている印象ですが、今回はWiiリモコンのスピーカー機能を使ってプレイヤーを褒めることにしたんですねw

スピーカー機能を活かしているという意味では、「でまえ記憶」も印象に残りました。

このミニゲームではWiiリモコンから聴こえてくる声を頼りに注文内容を暗記していくことになります。

テレビのスピーカーでも再現できるとはいえ、Wiiリモコンという異なるスピーカーから音を鳴らすことで電話で注文内容を聞いているような感じがするので、Wiiならではの体験に感じました。

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惜しいところ

長く遊んでもらう工夫が足りない

前作の短所だった「長く遊んでもらう工夫が足りない」点は今作も継承されています。

収録ミニゲームが15種類から20種類に。難易度が3段階から4段階に。

新モードとして3種類の対戦ゲームが追加されたとは言え、淡々とミニゲームをこなしていく点は変わっていないので、物足りなく感じました。

「脳を鍛える大人のDSトレーニング」のようにカレンダーにスタンプを押していく要素を加えるとか、スタンプを押した数に応じて新要素が解禁されるようにするとか。

あるいは1人用のストーリーモードを収録するとか、色々とやりようはあったと思うんですが、そのような工夫は全くされていないのでガッカリしました。

しかも本作の定価は約4,800円と前作から2,000円ほど上乗せされているんですよね。

価格が増えた分、ボリュームが増していますし、グラフィックも強化されていますが、前作から今作までの2年間に生まれたユーザーの欲求を満たしているようには感じません。

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Wiiでやわらかあたま塾のレビューまとめ

決して駄作ではありませんが、パンチ不足に感じました。

スピーカーの音を頼りに注文内容を暗記する「でまえ記憶」など、Wiiリモコンを活かしたミニゲームも多少は収録されているんですけどね。

基本的にはDSでもできそうなミニゲームばかりで、わざわざWiiで出すようなゲームには感じられませんでした(対戦モードをもう少し充実させたらまた評価は違ったと思いますが・・・)。

パーティゲームとして見ても同時期に発売された「Wii Sports」「はじめてのWii」「おどるメイドインワリオ」「マリオパーティ8」と比べたら分が悪く、埋もれてしまうのも無理もない作品です。

今となっては安価で購入できるので、軽い気持ちで手を出す分には悪くはないんですけどね。

前作といい、微妙な位置付けのタイトルに感じます。

こんな人には特におススメ。
・頭を柔らかくしたい人。
・小さなお子さんと楽しみたい人。

こんな人にはおススメできない。
・コストパフォーマンスを重視する人。

お気に入り度【50/100%】

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  1. y.crash より:

    値段が安ければもうちょっと評価は高かったって感じですかね?
    自分は簡単な問題より、ある程度難しいほうが好きですね。
    いかにも解いた感じがするので。

    あまり関係ないですけど
    レイトン教授シリーズはやりましたね。
    たまに理不尽な問題がありましたけど
    それでもやりがいはありましたね。

    • kentworld より:

      そうですね、コストパフォーマンスも評価の対象には含まれていますので。
      レイトン教授シリーズはまさに難しい問題を解く感じですね。
      時々やりたくなってくるので新作を買ってしまいそうだ。

  2. トモフミ より:

    まだWii wareなどの任天堂でダウンロード版タイトルがない時代に出たタイトルですね。あの頃は私にとっては自然でしたけど今だとこんなのがパッケージであるのかというのもDSやWii、PSPであります。今はこういったものがダウンロードだと大方のユーザーは手軽だと思うし、中古が出回らないのでメーカーもWin Win だと思います。しかしそれでパッケージのハードルが上がったのも事実だと感じます。なので2000年代後半はこのようなタイトルがパッケージでもだせたある意味いい時代だと思いました。長く書くつもりじゃなかったのにすいませんm(._.)m

    • kentworld より:

      確かにダウンロードタイトルの登場はパッケージタイトルのハードは上がったと思います。
      昔は何でもかんでもパッケージで出せていましたもんね。
      値段に見合わないタイトルも沢山出ていました。メーカーも儲かっていたと思います。

  3. 黒詩★紅月 より:

    問題のチョイスによって面白いかどうかのジャンルです
    『クイズRPG 魔法使いと黒猫のウィズ』をやるとき、芸能にやめろ!やめろ!でしたw

    対戦できるならある年齢層や場合にわいわいできそうですね
    罰ゲームはお楽しみです

    安いDL版ならいけそうなジャンルはこれから復活できると言いですが

    • kentworld より:

      芸能人のクイズネタは分からん人は分からんですもんねw
      まあ、黒猫のウィズは問題ジャンルを選べるからまだ良いですが。
      やわらかあたま塾は次に出すとなったらダウンロードタイトルじゃないと厳しいでしょうね・・・

  4. A・T より:

    DSの頃は知育ゲームが盛んで「脳を鍛える大人のDSトレーニング」が大ヒットしましたね。その知育ゲームがwiiでも発売されていたとは驚きです。ゲームのコンセプトは悪くないですが内容が薄いのは問題ですね。
    wiiではなくDSで販売した方が良かったかもしれません。

    • kentworld より:

      DSの続編という形でWii初期に発売されていました。でも、内容が薄いからかあまり売れなかったんですよね(それでも20万本以上売れていますがワゴンの常連です)。

  5. シロマ より:

    内容はいいとしても5000円もするのにボリュームが薄いのは残念ですね。
    一応対戦の方はミニゲームの内容によるけどリモコンひとつで最大8人と遊べるみたいだし接待用にはいいかもしれない。

    • kentworld より:

      現在はワゴンセールの常連となっているので、1,000円以下で買えたらまあ、問題はないと思いました。接待用としては良いですよー!

  6. ヨウタイガ より:

    知育的ソフトが多く出ていた時期ですよね。今の時代だと低価格ダウンロードが出来るんでしょうけど、当時としては仕方なかったのかもしれませんね。もしくは思い切って2000円くらいで出してくれたら嬉しい内容ですね。

  7. Ryou より:

    価格に見合わないボリュームの薄さは困りモノですよね(汗)
    それにあたま塾はDS版からして微妙な内容だったなぁ。
    先に出た脳トレにも遠く及ばなかった印象だし。
    そもそもこの手のタイトルは据え置きでやるものでもないと思う。

    • kentworld より:

      DS版でも簡単な問題集でしたもんね。
      それを据え置き機にほぼそのまま持ってくるってどういう神経だ(^_^;)

  8. みんなでだいぱん より:

    コスパ悪いなぁ…
    この問題だったらDSで続編出したほうが…
    実際DSの方が好きだし

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