【レビュー】スーパーマリオブラザーズ ワンダーが常識を破壊した衝撃作だった…!!

どうも!KENT(@kentworld2 )です!

今回は「スーパーマリオブラザーズ ワンダー」のレビューをしていきますが、まずはひとこと言わせてください。

いやぁマジでビックリしました。

本作は王道の2Dアクションゲームなんですが、こういうゲームってずっと前からあるんですよね。

もう30年とか40年とか。そのくらい前からあるので、もう有り触れているんですよ。

特にマリオですと王道を貫いていますので、正直に言うと最近の作品は想像の範囲内でした。

点数を付けると80点になるんだけど、それ以上はどうしても難しいと言いますか。

そんな作品が続いていたんですが、今回のマリオワンダーは予想を超えてきました!

もう次から次へと見たこともない仕掛けが飛び出してきますので、遊んでいるときは「え?なにこれ?」って感じで口に出してしまいます。

ぼくは今までに200タイトル以上の2Dアクションゲームを遊んできましたけど、こんなに衝撃を受けた作品は本作が初めてです。

一体、何がそんなに凄いのか?

今回はその辺りを中心に語っていきます。

累計1,000記事突破!KENTがプレイしたゲームのレビュー記事一覧へ

このゲームを3行で説明すると?
  • ステージクリア型の2Dアクションゲーム。
  • コースの仕掛けが変化するワンダーフラワーが初登場。
  • 世界中のユーザーと助け合いながら進めていく新感覚のオンラインプレイに対応。
初リリース日 2023年10月20日
対応ハード Switch
ジャンル 2Dアクション
推定クリア時間 8~12時間
発売元 任天堂

スポンサーリンク

マリオワンダーで驚いたこと

その1:ワンダーフラワーによって変化するコースの仕掛け

マリオワンダーで特に驚いたのが、ワンダーフラワーによって変化するコースの仕掛けです。

コースのどこかに咲いているワンダーフラワー。

コイツに触れるとそれまでのコースや仕掛けが一変します。

土管が動いたり、敵の大群が現れたり。

色々ありますが、特にビビったのが音を使った仕掛けです。

とあるコースでワンダーフラワーに触れますと、BGMが変化します。

そして、音に合わせて仕掛けが動きます。

例えば「トンットンットンッ」という音に合わせて土管が飛び出すとか。

BGMと仕掛けが完全に連動するので、ミュージカルを見ているかのようなんですよね。

元々、2DマリオってBGMに合わせて敵キャラクターが踊ったりしますが、今作ではその点を追求しています。

でもこんなことを言ってしまうとなんか想像できてしまうじゃないですか?

だからネタバレとか言われそうですけど、大丈夫です。

予備知識を持っていても実際にやってみたらビックリしますから。

特に終盤のとあるコースはマリオファンだったら号泣しますよ。

ぼくもなんかやっている時は目から汗が出てきましたw

そのくらいこのゲーム、ワンダーフラワーの仕掛けが凝っています。

正直、最近の2Dマリオって色んな仕掛けが出てきますけど、どれも想像の範囲内でそこまで印象に残らなかったんですよ。

でも今作の仕掛けは10年経っても忘れないんじゃないかと思うくらい想像を超えてきました。

実はぼく、本作を徹夜で遊んでいまして、最後の方は睡魔が襲ってきたんですけど、とあるコースの仕掛けがあまりにも凄くて目が覚めてしまいましたw

もうこれはマリオファンの方と「あのコース凄かったよね~!」ってお話したいです。

なんか初めて「マリオギャラクシー」をやった時の感動が蘇ってきました。

「いやそれ3Dマリオじゃん」って突っ込まれそうですけど、今作の仕掛けは3Dマリオみたいに大胆なんですよ。

カメラが引いたり、コースが180度変わったり。

明らかに従来の2Dマリオよりも仕掛けが凝っているので、2Dマリオなんだけど3Dマリオをやっているような感じがしました。

このようにワンダーフラワーの仕掛けは凝っていますが、普通に進んでいくだけでは見つからないこともありまして、コースの何処かに隠れていたりします。

その場合、まっすぐゴールへ向かっても良いんですが、ワンダーフラワーの仕掛けみたさで探してしまうんですよねw

探索要素は過去作にもありましたが、今作はワンダーフラワーが隠れている分、探索の必要性が増しています。

その2:おしゃべりフラワーがメタい

続いて驚いたのが、おしゃべりフラワーがメタいことです。

メタいってなんだそれはと突っ込まれそうですけど、メタいとは

作中でキャラクターがプレイヤーに向かってセリフを発する表現方法

のことです。

例えばこのおしゃべりフラワーはコースの至るところに咲いていまして、近づくと色んなことを喋ります。

でも、マリオの世界で日本語を喋りまくるので正直浮いているんですよね。

だから人によっては「おしゃべりフラワーがウザい」と感じるんじゃないかと思います。

任天堂もそれをわかっているようで、オプションでボイスをOFFにすることもできます。

でもOFFにすると

「ええ?ぼくうるさかった?」

って感じでおしゃべりフラワーがプレイヤーに訊いてくるんですよねw

これをメタいと言います。

ゲーム内ではこの表現方法を多用していまして、ゴールの近くにある長い隠しルートへ行く時には「ここからが本番」と喋ったり。

何かとプレイヤーの気持ちを先読みしたようなセリフが満載なので、遊んでいるとビックリするんですよね。

まあこの手の仕掛けは「ヨッシーアイランド」のメッセージブロックとか。

過去作にも散見されましたが、今作はおしゃべりフラワーが日本語で喋ってくれるので印象に残りました。

その3:ストレスフリーで楽しめる

続いて驚いたのが、

ストレスフリーで楽しめる

ことです。

例えば穴に落ちてミスをするとしますよね?

過去作の場合、ミスの音が流れてワールドマップに戻されてしまいましたが、今作ではいまプレイしているコースからすぐに再開できるんですよ。

リトライにかかる時間も短めで、たったの3秒しかありません。

これ、地味に革命的だと思いました。

それまでのマリオってリトライをするまでの時間が地味に長かったので、ミスをした時はぶつ切り感があったんですよ。

でも今作ではそれがほとんどないので、ミスをしてもつい再挑戦したくなるんですよね。

さらに凄いのが、ライブゴースト機能です。

オンラインに接続するとワールドマップでは最大11人。

コース上では最大3人のプレイヤーの姿が見えるようになります。

で、ミスをすると「タマシイ」になる仕様が追加されるんですが、5秒以内に他のプレイヤーに触れるとその場で復活することができるんですよ。

ということはですね、ミスをした時の待ち時間がさらに減ることになるのでテンポがめちゃくちゃ良いんですよね。

他にもパワーアップアイテムを取った時の硬直時間が短くなっていたり、キャラクターの慣性が控えめになっていたり。

過去作でほんの少し感じていたストレスが最小限に抑えられていますので、マリオってまだこんなにも改善の余地があったことに驚きました。

今作も終盤は高難易度で、特に隠しコースは何十回もミスをすることになります。

そのためフラストレーションが溜まりがちなんですが、遊びやすく改善されていますので、気持ち良く遊ぶことができました。

好きなバッジを付けてアクションを追加できるのも良いよな

その4:一新された進行形式

進行形式は完全に一新されています。

従来の作品ではワールド1、2、3といった感じで進んでいきましたよね?

でたまに分岐があってワールド3か4を選べるみたいな。

そんな感じの流れが出来上がっていたんですが、今作ではガラッと変えてきたのでビビりました。

特に驚いたのが自由度の高さです。

ワールドマップには開けた場所があるんですが、そこでは自由に移動ができます。

で色んなコースを選択できるんですけど、その数が結構多いんですよね。

難易度1の簡単なコースもあれば難易度4の難しいコースもあったりして、これまで以上に選択肢が用意されています。

また、とある場所には隠しルートがありまして、そちらに行くと高難易度の隠しコースに行けます。

その数が結構多くあって、ワールド1に至っては3コース以上もあるので驚きました。

2Dマリオって1つのワールドごとに大体8コースくらいあったんですが、今作は16とか17とか。

そのくらいありますので、1つ1つのボリュームが凄いことになっています。

そんなワールドですが、進んでいく順番も趣向を凝らしていまして、次のワールドへ行く時には「フラワー諸島」を経由します。

ということはですね、ワールド2をクリアしたら「フラワー諸島」の新しいエリアを攻略して終わったらワールド3へ行くみたいな。

そんな感じの流れになっていますので、過去作の常識を壊しています。

ストーリーも一辺倒にならないよう工夫されていまして、クッパ軍団との戦いはもちろん、新登場のポプリンにまつわるエピソードも展開されますので、ちょっとRPGっぽく感じました。

やっぱクッパたちと戦うだけではマンネリ化してしまいますので、こうやってアクセントを加えてくれたのは嬉しいです。

他にも

  • 探索をしてバッジを集めていく「みんなのひろば」
  • サクッと楽しめる「ちょっと一息」
  • 全ての敵を倒してゴールを目指す「たおして進め!」
  • ハナちゃんと競争する「ハナちゃんレース」
  • 特定のバッジを付けてゴールを目指す「バッジチャレンジ」

といった感じでいろんな形式の遊びが詰まっていますので、おもちゃ箱のように感じました。

その5:一新された世界観やBGM

続いて驚いたのが、世界観やBGMです。

従来の2Dマリオって世界観が定着していまして、ワールド1は草原で、ワールド2は砂漠といった感じで共通しています。

また、BGMも似たり寄ったりで、よく聞いてみると微妙に違うんですが、大体同じような印象でした。

でも今作はガラッと変えていまして、砂漠は砂漠でも異国な感じがするといいますか。

これまでとは明らかに作風を変えているんですよね。

BGMに関しても新曲満載で、常に新鮮な感じがしました。

ぼくが好きな曲は「ワンダーエフェクト」です。

この曲はワンダーフラワーを取った時に流れるんですが、マリオらしいコミカルな雰囲気を醸し出していますので、なんか聴いていると癖になるんですよ。

こういうパンチが効いた曲は最近の2Dマリオには見られませんでしたので、久しぶりにビビッと来ました!

とあるコースでは懐しいBGMも流れてくるぞ!

スポンサーリンク

目次へ戻る

注意点

プレイヤー同士の干渉はできない

今作はオフラインのマルチプレイにも対応していまして、近くの友達と一緒に遊ぶことができます。

しかし、過去作とは違ってプレイヤー同士の干渉はできないんですよね。

てっきりオフラインではできるものかと思っていたんですが、残念ながらできないようです。

ただ、プレイヤー同士が干渉できないからこそ大胆な仕掛けを実装できたと思うんですよ。

例えば敵の大群が襲ってくるとか。

プレイヤー同士に当たり判定がないからこそ実装できたと思いますので、この点は一長一短ですかね。

まあでも「Newマリオ U」みたいなノリで遊びたい人もいるでしょうから、注意点として挙げさせていただきました。

例外として、プレイヤーが操作するヨッシーの背中に乗ることはできるぞ

目次へ戻る

惜しいところ

ボスのバリエーションが少ない

ボスのバリエーションは少なく感じました。

てっきり見たこともない巨大なボスと戦えるのかと思ってましたけど、出てくるのはクッパJr.ばかりなんですよね。

そのクッパJr.も戦う度にワンダーの仕掛けが変化するのは良いと思いましたが、基本はジャンプで踏み潰して甲羅から出てくるまで待つといういつもの戦法で戦えますので、もう少し趣向を凝らしてほしいと思いました。

あと飛行戦艦のコース。

こちらも最後にはボスのようなイベントが発生しますが、ベルトコンベアの奥にあるスイッチを押すだけなので肩透かしをくらいました。

せめてクッパ七人衆が出てくるとかそういう展開があったら良かったんですけどねぇ。

本当にスイッチを押すだけなのでビビりました(悪い意味で)。

このように今作のボス戦はちょっと物足りないんですが、ラスボスに関しては凄かったです。

まさか2Dマリオであのネタを持ってくるとは思いませんでした。

まあこれはさすがにネタバレになりますので、興味がある方は実際にプレイしてみてください。

フレンド機能の使い勝手がイマイチ

今作はオンラインのフレンドと一緒に遊ぶことができますが、使い勝手がイマイチに感じました。

今作にはフレンドだけで遊ぶ機能も実装されていまして、ワールドマップでは最大11人と集まることができます。

しかし、コース上では最大3人のプレイヤーしか表示されない仕様になっているので、5人以上が同じコースに入ると誰かが表示されなくなるんですよ。

それだけならまだしも、フレンドルームではレースを開催することもできますので、半端な人数が集まると誰かが仲間外れになってしまうんですよね。

レースの機能にしても大らかで、スタートの位置や装備しているバッジ、ワンダーの有無は設定できませんので、不公平な試合になりやすく感じます。

なんかとりあえず搭載しただけと言いますか、プレイヤー同士で工夫して遊ばないと厳しく感じました。

あとフレンドだけで遊ぶ場合、部屋を立てないといけないのも不便です。

たまにフレンドが部屋を作っていないか確認をするんですけど、誰もやっていないのでガッカリします。

そうじゃなくてオンラインになっているSwitchフレンドのゴーストだけを強制的に表示するとか。

そういう仕様にした方がみんなで遊びやすく感じました。

このようにフレンド機能は使い勝手がイマイチに感じますが、オンラインのシステム自体は最高です。

お互いが干渉しないのでラグは発生しませんし、相手の手助けをする機能が充実していますからね。

特に良いと思ったのがパネルです。

ゲームを進めるとコースの好きなところにパネルを設置することができます。

他のプレイヤーがミスして「タマシイ」になった場合、このパネルに触れると復活させることができるんですが、それ以外にも目印の役割を果たすんですよ。

例えば隠しブロックの上に設置するとか。

探索要素が強いコースでは思わぬ形で役に立ちますので、緩い繋がりを楽しむことができます。

いやぁまさかマリオでこんな遊びを楽しめるとは思いませんでしたよ。

目次へ戻る

スーパーマリオブラザーズ ワンダーのレビューまとめ

ここまで「スーパーマリオブラザーズ ワンダー」の感想を語っていきました。

簡単にまとめると

  • マリオの常識を壊した衝撃作!
  • なにかもが新鮮で驚きに満ち溢れている!

といった感じです。

元々「スーパーマリオブラザーズ」は秘密や不思議がいっぱいのゲームでした。

ブロックをたたくとコインが出てきたり、スーパーキノコで体が大きくなったり。

そのすべてが目新しくて、初めて遊んだ時はワクワクしたのを覚えています。

しかし、いつしかそれが当たり前になってしまい、良いも悪いも感じなくなってしまいました。

ですが、今回の「マリオワンダー」はぼくが初めてマリオを遊んだ時の感動に通ずるものがあったんですよね。

そのくらい驚きに満ち溢れた作品ですので、マリオがマンネリに感じている人にこそ触ってほしいです。

きっと、初めてマリオを遊んだ時の感動が蘇ってくると思います。

こんな人には特におススメ。
・新感覚の2Dアクションゲームを遊びたい人。
・平和なオンラインプレイを楽しみたい人。

こんな人にはおススメできない。
・邪魔しながらのマルチプレイを楽しみたい人。

お気に入り度【91/100%】

累計1,000記事突破!KENTがプレイしたゲームのレビュー記事一覧へ

ハードメーカー別レビュー記事リスト
Nintendo PlayStation
Xbox etc

目次へ戻る

本記事の動画版

 

関連作のレビュー記事