どうも!KENT(@kentworld2 )です!
今回は「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド / ティアーズオブザキングダム Switch 2 Edition」のレビューをしていきますが、まずはひとこと言わせてください!
いやぁまたハマってしまいました!
どちらも数年前に出たゲームなんですけど、今回のSwitch2 Editionでめっちゃパワーアップしているので、軽くやるつもりがずっとやってしまいましたw
なぜそんなにハマったのか?
ひとことで言うと、追加要素が最高だからです。
映像がキレイになったのはもちろん、遊びの幅を広げる要素が多数追加されているので、また時間を持っていかれそうですw
一体、何がそんなに変わったのか?本記事で色々と語っていきますので、ぜひ最後までご覧ください。
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- 広大な世界を舞台にしたオープンワールドゲームのSwitch2版。
- グラフィックの高解像度化やフレームレートの向上が行われている。
- 連携アプリ「ZELDA NOTES」を使った遊びも楽しめる。
初リリース日 | 2025年6月5日 |
対応ハード | Switch2 |
ジャンル | アクションアドベンチャー |
売上 | 初週0.8万本(Switch2版) |
推定クリア時間 | 40~80時間 |
発売元 | 任天堂 |
目次
概要

まずはゲームの概要を簡単に紹介します。
本作はオープンワールド型のアクションアドベンチャーゲームで、「ブレスオブザワイルド」は2017年に。「ティアーズオブザキングダム」は2023年にSwitchで発売されました。
特徴的なのが、プレイヤーの自由に攻略できることです。
どちらもラスボスを倒すという目的はあるんですが、そこまでの過程はプレイヤーの好きなように決めることができます。
ダンジョンを好きな順番から攻略したり、膨大なサブチャレンジをこなしたり。
数え切れないほどの選択肢があるので、プレイヤーによって攻略法が変化していきます。
その自由度の高さはゲーム史に名を刻むほどで、ブレスオブザワイルド。ティアーズオブザキングダムともに数多くの賞を獲得しました。

今回のSwitch2 Editionはそんな名作のバージョンアップ版で、Switch2向けに最適化されて作られています。
解像度やフレームレートの向上、HDRの対応、ロード時間短縮。セーブファイルの増加、スマホアプリ「ZELDA NOTES」との連動。
といった感じで色々と強化されていますが、実際のところどうなのか?
ここからはプレイして感じたことを語っていきます。
良いところ
粗さが薄れたグラフィック

本作をプレイしてまず良いと思ったのが、粗さが薄れた映像表現です。
原作はSwitchの性能をフルに活かしていましたけど、そうは言っても完璧とは言えませんでした。
草むらがギザギザしていたり、一部のエリアではカクついたり。粗いところを探そうとしたらいくつか見当たりました。
特に気になったのが、フレームレートの低さです。
極端に処理落ちする訳ではないんですけど、微妙にカクついたりするので、小さいストレスを感じることがあったんですよね。

それがSwitch2版ではめっちゃ滑らかに動くので、触り心地が全然違います。
特に戦闘が気持ち良いという水準まで上がっているのでビックリしました。
ブレワイやティアキンの戦闘ってモッサリしているところがあって、軽快とは言えないところがあるんですよね。
Switch2版の場合、剣さばきが滑らかになっているので、戦闘を積極的にこなしたくなりました!
正直、アニメ調のグラフィックてフレームレートが向上すると安っぽく感じないかなと不安だったんですが、そんなことはありませんでした。
むしろ触り心地がめちゃくちゃ良くなっているので、Switch2版に慣れてしまいますと、Switch版には戻れないですw

あと、メニュー画面もめっちゃ滑らかになりました!
マップ画面の移動はスムーズですし、メニューを切り替える時のスクロールも滑らかになっています。
これによってメニューを弄っているだけでも気持ちよくなっているので、用もないのにスクロールとかしたくなりましたw
地味に有り難いロード時間短縮

Switch2版はロード時間が短縮されています。
この点に関してはめちゃくちゃ大きな恩恵を受けていると思いました!
同じエリアでSwitch版とSwitch2版のロード時間を比較してみたところ、Switch版が12秒で、Switch2版はなんと6秒!
実に2倍も早くなっているので、めっちゃ爆速です!
まあ1回くらいだったら大した差はないかもしれませんが、ブレワイとティアキンってやり込むとワープゲーになるんですよ。

コログとか祠を巡るためにあちこちワープして、その度に10秒以上のロード画面を眺めることになりますから、それで探索の意欲が途切れてしまうことがありました。
Switch2版の場合は一瞬なので、常に探索の意欲を保つことができます。
その結果、ただでさえ中毒性が高い作品がさらに高くなっているので、これは鬼に金棒と言って良いんじゃないでしょうかw

ちなみにSwitch2でSwitch版を遊んでも僅かに短縮されます。
同じエリアで試してみたところ、12秒だったロード時間が10秒に短縮されました。
Switch2 Editionと比べたら恩恵は控えめですが、Switch版でも短縮されるのは嬉しいですね。
ロード時間の秒数はロード画面に入った時間のみを計測しているので、演出を含めた実際の待ち時間はもう少し長いです。
教えてナビがヤバい

本作は連携サービス「ZELDA NOTES」に対応しています。
これは「Nintendo Switch App」内で使える機能なんですが、どれも遊びの幅を広げてくれて楽しいです。

まず良いと思ったのが「教えてナビ」。
これはカーナビのような機能で、探したいものを設定することで音声のナビゲートを聞くことができます。
探せるものは祠からコログ、ミニチャレンジ、写し絵の記憶、ヒノックスなどなど。何でも揃っているので、これさえあれば探しているものがすぐに見つかります。
ナビゲートも親切で、位置はもちろん、高さに関しても案内してくれるので、わかりにくい場所にいるコログもすんなり発見できました!
ただあまりにも簡単に見つかってしまうので、これに頼ってばかりいると、探索の醍醐味が薄れてしまうと思いました。
自分なりにルールを決めて、どうしても見つからなかった時の最終手段にするとか。上手い距離感で付き合っていけたら良い機能です。

個人的には最初は自力で探して、ちょっと難しいと思ったら「コログのお面」で大体の位置を確認して、それでも見つからないようだったら「教えてナビ」に頼るといった感じで段階を踏んで使いたいと思います。
何にしてもこの機能を使えば各タイトルの秘密がすんなり見つかるので、よりゲームにハマりやすくなっています。
ブレワイやティアキンってハマるとはいいますけど、探したいものがなかなか見つからなかったりしてハマりきれないこともあるでしょうから、「教えてナビ」はゲームに没頭するきっかけをくれる機能に感じました。
意外な事実がわかる「声の記憶」

「ZELDA NOTES」に搭載されている「声の記憶」。
これはファンには最高の機能です!
ある場所に訪れると、「ゼルダ姫」が本編では語られなかったエピソードを喋ってくれます。

内容としてはその場所にちなんだもので、過去にどんな思い出があったのか?正直に語ってくれるので、より世界観に浸ることができます。
ブレワイとティアキン。どちらも作中のストーリーは抽象的なところがあって、その場所にある建物はどんな想いで作られたのか?
想像しないとわからないところがあるので、この「声の記憶」は欠けたピースを埋める役割を果たしています。
用意されている「声の記憶」はブレワイが125種類で、ティアキンが240種類。
意外なくらい多いので、全てを集めるだけで数十時間遊ぶことができます。

一応、「教えてナビ」で「声の記憶」がある場所を教えて貰えますが、ガーディアンみたいな強い敵が彷徨いていたりするので、目的地までいくのは結構難しいんですよね。
それが駆け引きにもなっているので、「声の記憶」は予想以上に遊びごたえのあるコンテンツに感じました。

ちなみに「ティアキン」ではゼルダ姫のほか、ラウルやコーガ様が喋ってくれます。
ラウルに記憶は空に。コーガ様の記憶は地下に隠されていて、それぞれ意外な事実を明かしてくれます。
特にコーガ様に関してはひょうきんな口調なので、笑いながら聞いていましたw
遊びの幅を広げる機能の数々

「ZELDA NOTES」にはほかにも遊びの幅を広げる機能が多数搭載されています。
まず良いと思ったのが「QRブループリント」。
これは「ティアキン」のみで使える機能で、ウルトラハンドの設計図をQRコードに変換できます。
SNSでシェアしたら設計図を共有できるので、自慢のマシンをみんなに使ってもらうのはもちろん、他の人が作ったマシンを作ることもできます。
よって、SNSとかで共有すると楽しいんですが、意外とハードルが高いと思いました。

というのも設計図でマシンを作る場合、ゾナニウムというアイテムが必要になるからです。
必要になる数はマシンによって変化するんですが、凝ったものだと50個以上も消費します。
ゾナニウムと言えば地下の採掘場でたまに入手できるくらいですから、50個はちょっとキツイと思いました。
なので「QRブループリント」、面白い機能だとは思いますけど、堪能できるまでのハードルはちょっと高めです。
やりこみ度合いが可視化されるマイプロフィール

「ZELDA NOTES」を使うと、やりこみ度合いが可視化されます。
マイプロフィールでは
- ハイラル滞在時間
- 倒した敵の数
- 宝箱を開けた数
- 集めた素材の数
など、細かいデータを確認できます。
また、記録によって称号が貰えるので、イメージ的には実績やトロフィーのような感じかな。
こういう機能ってゲームによってはやり込みの強制になる恐れがありますけど、連携サービスならやりたい人がやれば良い感じになるので、良い落とし所に感じました。

あと「みんなのプレイデータ」も面白いですね。
これは自分のプレイ記録が世界中のプレイ記録の中でどこに位置するのか?確認できるんですけど、こうやって比較されると自分のプレイの特徴がわかって面白いです。
例えばぼく、ブレワイではガーディアンの攻撃でゲームオーバーになったことが多いんですけど、一般的にはボコブリン族が一番多いみたいなんですね。
こんな感じで色々と比較できるので、身近な人と比較してみるのも面白いかも!?

「ZELDA NOTES」ではほかにも
- 1日1回スロットを回せる「今日の運試し」
- amiiboを使うと登録される「使ってamiibo」
- ゲーム内で撮影した写真を編集できる「アルバムスタジオ」
- 他の人とアイテムを共有できる「QRアイテムボックス」
といった機能が搭載されています。
どの機能も各タイトルの楽しさをさらに高めている印象で、スマホアプリではありますが、実質大型追加コンテンツといっても良いんじゃないですかね?
惜しいところ
ブレワイのシステムをティアキン基準にしてほしかった

今回、「ブレワイ」が8年の時を経てアップグレードしましたが、システム面での改善がないのは惜しいと思いました。
せっかく「ティアキン」という続編が発売されて細かい点が改善されているのですから、今回のSwitch2版を機に「ブレワイ」をティアキン基準にしても良かったと思うんですけどね。
具体的に言うと、
- オプションで設定できる「プロモード」でハートの表示をOFFにする
- 料理のレシピリストを搭載する
- 装備が満タンの時に宝箱を開けたらその場で捨てられるようにする
といった感じです。
これらの機能は「ティアキン」で実装された改善点なんですけど、Switch2の「ブレワイ」には搭載されていないんですよね。
今回のSwitch2版を機にティアキンを遊んだ人が改めてブレワイも遊ぶことがあるでしょうから、そういう時にシステムが先祖返りしていると、ちょっと不便に感じるところがあります。
システム面を弄るのは大変かもしれませんが、せっかく再発売するからには徹底してほしかったです。
ZELDA NOTESのデータが一部反映されない

「ZELDA NOTES」では様々な記録を確認できますが、中にはデータが反映されないものが見られました。
例えば倒した敵の数が0体とか。ありえない数字になっていたりするので、これは不具合なのかな?
その場合、魅力が半減するので、なんとかして直してほしいです。
全体のまとめ

ここまで「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド / ティアーズオブザキングダム Switch 2 Edition」について語っていきました!
簡単にまとめると、
- 神ゲーをさらにブラッシュアップした良リマスター
- 目新しさは薄いが、やり込みの動機付けとしても機能している!
といった感じです。
ブレワイもティアキンもクリアだけなら100時間未満で終わりますが、完全クリアを目指そうとしたら、300時間はかかります。
完全クリアをした人はそんなにいないと思うので、今回のSwitch2 Editionが良いきっかけになると思いました。
少なくともぼくはまたやり込みをしたくなったので、閑散期とかにじっくり遊ぼうと思います。
改めて思いましたけど、ブレワイもティアキンも本当に素晴らしい作品ですね。
まだプレイされていない方は今からでも遅くはないので、今回のSwitch2 Editionを機に触ってみてください。
ロード時間の長さやフレームレートの低さなど、分かりやすい欠点は完全に解消されているので、より多くの人におすすめしやすくなりました。
既にSwitch版を持っている場合、1,000円でアップグレードすることができます。
さらにSwitch ONLINE+追加パック加入者は無料で遊べるので、気軽に手を出してみてください。
こんな人には特におススメ。
・ブレワイ/ティアキンをさらに楽しみたい人。
こんな人にはおススメできない。
・Switch版でお腹いっぱいな人。
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