
TENGAMI/テンガミ
2015年3月に発売されたWii U用ダウンロードソフトです。
ゲームジャンルは3Dアドベンチャーで、スマートフォンやパソコンでも発売されています。
和風の雰囲気が魅力的で、価格が800円という事でお手軽なので手を出してみました。
果たしてどんな出来なのか、本記事でレビューしたいと思います。
本作は一切ボタン操作をする必要はなく、タッチペンだけでプレイ出来ます。
もちろんゲームパッドだけでプレイできるので、楽な姿勢で遊べるのが嬉しいですね!
キャラクターの移動はクリック式で、タッチしたところにキャラクターが移動します。
そして、光るところに移動するとオブジェクトをめくることができるのです。
草のような小さいオブジェクトをめくれるだけではなく、
ステージそのものをめくることが可能で、エリア移動をする手段にもなっています。
紙の世界を舞台にした作品は「ペーパーマリオ」シリーズや
PSV「テラウェイ~はがれた世界の大冒険~」でも見てきたので新鮮味はありませんが、
やはり、紙の世界だと心が温まりますね。本作の場合は和紙という設定ですし。
Wii U版ならではの要素としては、
Miiverse(ミーバース)で使用できるハンコがフィールドに隠されています。
用意されているのは全部で10個。オブジェクトの死角に隠されているので、
少し注意深く観察しないとすべて集めるのは難しいです。
本作はアドベンチャーゲームということで、探索やパズルがメインになっています。
辺りを探索してゴールを目指すことになるのですが、
時にはパズルや謎解きに挑戦しなくてはなりません。
難易度としては丁度良いくらい。パズルはオブジェクトをめくって
ジャンプできない操作キャラクターを上まで導くものがメインでした。
謎解きはヒント機能を使えば大体は分かる程度のものです。
ただ、ステージに隠された数字を探す謎解きはちょっと難しかったなぁ。
最後のやつなんかは発想を少し変えないといけないのでかなり迷いました。
本作を購入した大きなきっかけとなったのが、デビッド・ワイズさんが手がけるBGMの存在です。
彼はSFC「スーパードンキーコング2」の「とげとげタルめいろ」など名曲を数多く手がけているんですが、
本作の場合は必ずしもプラスになっているとは思えませんでした。
というのもこのゲーム、キャラクターの移動速度が遅く、進行も淡々としているので、
悪く言えば主張が弱いデビッド・ワイズさんのBGMは眠気を加速させる役割を果たしてしまって、
プレイしているとすごーく眠くなってくるのです。実際、1時間くらいプレイしたら寝落ちしてしまったw
このゲームは雰囲気を重視した作品ということで、幻想的な映像にも期待していました。
でも、最後の最後まで「ちょっと良い」程度の映像美しか味わえず、
「こんなもんか」という印象です。一番良かったのがタイトル画面だなんて・・・。
桜の花を咲かせるのが目的のゲームなだけに、
PS2「大神」の大神降ろしみたいな幻想的な映像を期待していたのになぁ。
よく考えたらスマートフォンでは500円で販売されているような作品なので、
そこまで期待してはいけないのかもしれませんけどね。
あくまでも汎用機から生まれた雰囲気ゲーなので、過度な期待は禁物の作品。
ボリュームも少なめで、800円は価格相応かちょっと高いくらい。
「あぁ、いいな」以上の感想が出てこない作品でした。
春の訪れを感じるには良いゲームだと思います。
こんな人には特におススメ。
・春の訪れを感じたい人。
・和風好き。
こんな人にはおススメできない。
・睡眠不足の人。
・探索が苦手な人。
TENGAMI/テンガミ/お気に入り度【30/100%】
プレイした時間・・・約2時間
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Kentさん、風ノ旅ビトもでしたが、いわゆる雰囲気ゲーとは相性が悪いみたいですね(^_^;)
かくいう私もそうで、やることが単調な雰囲気ゲーとかは短くても途中で飽きがきちゃいますね…笑