2019/03/16/7:00 | ゲームレビュー

シュタインズ・ゲート ゼロ【レビュー・評価】シュタゲの複雑なタイムリープ劇を補完してくれる作品!

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STEINS;GATE 0/PS4 /PS3 /PSVITA
STEINS;GATE ダイバージェンシズ アソート/Switch

おはっく~!kentworld(@kentworld2 )です!

今回は2015年12月に発売されたPS4/PS3/PSVITA「シュタインズ・ゲート ゼロ」のレビューをしていきます。

本作は科学アドベンチャーゲーム「シュタインズ・ゲート」の関連作ですが、続編と言うよりは補完という表現が適切な作品でした!

と言っても過去に発売されたファンディスクとは一線を画しています。

何故なら新キャラクターが多数登場し、気合の入れようが桁違いだから!

そのため「もう一度シュタゲの興奮を味わいたい!」と感じている方にはおすすめしたい作品です。

そんなPS4/PS3/PSVITA「シュタインズ・ゲート ゼロ」の良いと思った点からまずは書いていきます。

※2017年2月にはXboxOne版がダウンロード専売で配信。
※2019年3月には本作を収録したSwitch「シュタインズ・ゲート ダイバージェンシズ アソート」が発売。

▼このゲームを3行で説明すると?

・文章を読み進めていくのがメインの作品。
・「シュタインズ・ゲート」の終盤で分岐するもう一つのルートを描いている。
・新システムとしてはメールに代わってRINEが登場。

良いところ

本編並みに面白い過程

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2009年に発売され、ビジュアルノベルゲームとしては異例の大ヒットを記録した「シュタインズ・ゲート」。

本作が発売されるまでの6年間、2作のファンディスクが発売されました。

それから満を持して発売された本作はさすが続編と謳っているだけあってストーリーの過程は本編並みに面白かった!

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特に良かったのが、ミステリアスで先の気になる展開。

本作は「シュタインズ・ゲート」の終盤で分岐するもう一つのルートを描いた作品となります。

そこでは主人公の岡部倫太郎(オカリン)は新たな人物と関わっていくことになるんですが、それまでの過程をとても丁寧に描いていたんです。

個人的に受動的な娯楽は刺激が薄く感じてしまうので、ビジュアルノベルゲームでの起承転結の「起」を読み進めている時は眠くなることが多くあります。

が、本作の場合は「起」の部分が引き込まれるように作られているので、夢中で先のストーリー見たさに読み進めてしまいました。

それだけミステリアスで先の気になる要素が多く、物語に引き込む力は十分にあったと思います。

その引き込む力は、本編に匹敵するといっても良いほど。

この感覚、懐かしいなぁ。

本編をプレイしているという前提条件が付いてきますが、序盤の面白さは相当なものでした。

マンネリ化した物語に新鮮味を与えてくれる新たな登場キャラクター

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とは言え「シュタインズ・ゲート」は語り尽くされてからなぁ。

そう感じている方も居そうですが、本作は新キャラクターによってマンネリを打破していました!

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新たなヒロインとなる比屋定真帆 (ひやじょうまほ)

かなり地味な印象のヒロインですが、牧瀬紅莉栖(クリス)と同じようなツンデレタイプの性格で、新キャラクターとしては魅力的に感じました。

スクリーンショットからだと分かりにくいですが、実はかなりの低身長で、パッと見は実年齢をはるかに下回る中学生に見えてしまうのが印象的。

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新キャラクターのレスキネン教授

外人さんなのでカタコトで喋って発音も独特ですが、ユーモア溢れる人で「シュタインズ・ゲート」では存在しなかったタイプのキャラクターに感じました。

比屋定真帆と深い関係のある人物だけあって彼女とセットで登場した時は面白かったですね。

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本作最大の謎キャラクターとなるのが椎名かがり

本編をプレイしていると、彼女の見た目と名前を聞くだけで2つの疑問を持ってしまいます。

見た目が牧瀬紅莉栖(クリス)と似ている?

でも、苗字は椎名まゆりと同じ?

一体、これはどういうことなのでしょうか?

しかもゲーム中で彼女は謎の行動を何度も起こします。

先程、先が気になる展開が多いと書きましたが、実は大半が彼女絡みなんですw

一体、彼女は作中で何をやっていたのか?

答えを知った時は実に「シュタインズ・ゲート」らしいトリックに感じられ、「なるほど」と思いました。

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新キャラクター(?)のアマデウス紅莉栖(クリス)

牧瀬紅莉栖(クリス)の人格をインストールしたAIで、本物そっくりに喋ります。

しかし、あくまでもAIであって本物ではありません。

そのため本物とは記憶が異なっているんですが、本作に登場する本物の牧瀬紅莉栖とはとある事情で話が出来ない状態なんです。

それだけに彼女と主人公のオカリンが会話をしているのを見ていると嬉しくなってきます(本編をプレイしていること前提の話ですが)。

新曲や描き下ろしイラストも満載!

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このように本作は多数の新キャラクターが存在しますが、新曲や描き下ろしイラストも満載だったりします。

新曲では「Future of spirit」がお気に入り。本作のミステリアスな雰囲気を良く表していたと思います。

描き下ろしイラストとしては、既存キャラクターの新規立ち絵が印象的。

過去に発売されたファンディスク2作では使いまわしていましたからねw

ゲームを盛り上げてくれるLINE(RINE)システム

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これまでに発売された作品では登場キャラクターとメールのやり取りをすることが出来ました。

メールのやり取りをすることでちょっとしたサイドストーリーを楽しめたので、リアリティを味わえたものです。

そんなメールシステムですが、本作では時代が進んでLINE(ゲーム中ではRINE表記)になりました!

メールとの違いは、レスポンスが早いこと。

メッセージを送ったらすぐに返信が来るので、過去作品とは違って本編とサイドストーリーがごっちゃになることはなくなりました。

おまけにLINEスタンプを送ってのコミュニケーションも展開されるので、各キャラクターの意外な一面が見れるので良い事尽くしです!

そんなLINEシステムですが、今作ではどんな返信をしても本編の展開が変わることはありません。

そのためゲームシステムとしてはあまり意味を成していませんが、ゲームを盛り上げる演出にはなっていると思いました。

また、変な収集要素もないので、トロフィーコンプの難易度も下がっていますw

ゲームだからこそ表現出来たトゥルーエンドの条件

ゲーム性としては、特定のタイミングで電話に出るか出ないか選択する要素が存在。

いわゆる選択肢のようなもので、物語はこの時の行動によって分岐するようになっています。

ルートの分岐は本編ほどではないものの枝分かれしており、すべてのエンディングに到達するのは攻略サイトを見ないと少しだけ大変です。

とは言え本編のように攻略サイト前提と言えるほど難しいものではなく、普通にプレイしても不可能ではないくらいの難しさになっていました。

トゥルーエンドの条件は「シュタインズ・ゲート」らしいものとなっていて、ゲームだからこそ表現出来た演出となっています。

この点に関しては凄く良かった!

ご愛嬌とも言えるセクシー&ハーレム要素

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「シュタインズ・ゲート」はあくまでもギャルゲーだからなのでしょうか?

この手のジャンルではお馴染み、もしくはご愛嬌と言える要素は今回も存在しました!

例えば体を露出してしまうシーンがいくつか用意されていますw

それも日常パートではなくシリアスで緊張感のあるところで出てくるもんだから少し反応に困ってしまいましたよw

中には具体化するとエロ過ぎてヤバそうなところもあるので、アニメではどうやって描くのか気になってしまうくらい。

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というか、オカリンの電話帳が本編以上に女の子だらけじゃないですか!?

成り行きとは言えほぼハーレム状態になってしまうシーンもあって、ついつい「んな事ある訳あるか!」と言いたくなってしまいますw

が、これもご愛嬌ですよねw

普通のストーリーだったらこの時点で醒めてしまいますが、「シュタインズ・ゲート」はそれを吹き飛ばすほどの魅力があるのだから凄い。

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個人的に合わない&気になったところ

好みが分かれるトゥルーエンド

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本編のトゥルーエンドは感動的で、余韻に浸ることが出来ました。

本作も続編と謳われているだけあって同程度のものを期待してしまいましたが、そこまでのものには感じられません。

本作の物語があくまでも本編の物語から遠回りした物に過ぎないと考えたら納得出来る部分はあるんですよ。

でも、最大の謎人物となる椎名かがりについてすべて明らかになった訳では無いですし、ラストもアッサリだったので「え?もう終わり?」って感じです。

全体的に描写不足なので、深い考察をしないと分かりにくく感じます。

本編のような分かりやすい感動を求めていたら肩透かしを食うかも!?

違和感のある新旧イラストの混合

今作では描き下ろしイラストを使っているのは良いと思います。

が、旧イラストを流用しているところもあるので、混合することで違和感が生まれていました。

本編から6年も経っているので、絵師さんも描き方が変わったのでしょうか?

仕事量が増えて大変かもしれませんが、どうせならすべて新規にした方が違和感は薄れていたかも。

特にクリスは顔の輪郭まで変わっていて、どれも可愛いけど別人物に見えてしまいます。

全体のまとめ

本編で感じられたミステリアスで引き込まれるストーリー体験をまた味わせてくれる作品。

あくまでも本編で描かれたオカリンのタイムリープ劇を遠回りさせているのに過ぎず、続編というよりも本編の物語を補完するような作品ですが、過程に関しては素晴らしい作品でした。

一方、トゥルーエンドに関しては本編のように分かりやすい感動があるわけではないので好みが分かれる印象です。

個人的にはもう少し感動を味わいたかったんですが、本作をプレイした後に本編をプレイしたらよりオカリンに感情移入して感動出来るような気がしました。

そういう意味でも本編の物語を補完するという表現がピッタリな作品。

余談ですが、本作の発売直前にはアニメの再放送があり、一部分が大きく改編されて話題になっていました。

本作のストーリーはその改編された話の続きを描いているので、プロモーション展開としてはこれ以上ないほど素晴らしいものだったと思います。

それ故に期待度が上がりすぎてしまった印象ですが、それがなかったら期待以上でも期待以下でもない作品。

あくまでも「シュタインズ・ゲート」の世界でもっとあの興奮を味わいたい人向けで、あの複雑に入り組んだタイムリープの迷宮にもっと深く迷い込みたい方はどうぞ!

シュタゲの複雑なタイムリープ劇を補完してくれる作品!

こんな人には特におススメ。
・もっとシュタインズ・ゲート本編の興奮を味わいたい人。

こんな人にはおススメできない。
・本編で満足して綺麗に終わらせたい人。
・本編未プレイの人。
・ゲーム要素を重視する人。

シュタインズ・ゲート ゼロ/お気に入り度【75/100%】
プレイした時間・・・約17時間

▼ハードメーカー別レビュー記事リスト

PS Nintendo
Xbox その他


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コメント広場の住人(6)

  1. マッドタダ より:

    ゼロは元になった3部作の小説を読んでましたね。そしてそれをゲーム化をするというのは驚きがありましたね。
    ゼロは本編のクリスを救えなかった世界の続きなのでストーリーが重い物のでしたね。BGMもあまり明るい曲は少なかったような記憶があります。
    小説を読んでいたから言えるけどよくオリジナルエンドを作ったなと思いましたけどどのエンドもあまりすっきりした人は多くなかったのではないでしょうか。まあアニメの方が大分補完をしているので見やすかったですけどね。
    アマデウスクリスが本編クリスより女の子らしい表現をすることが多かったので良かったかな。

    • kentworld より:

      そうそう、本作は元になった小説があるんですよね。

      ストーリーの重苦しさは印象的でした。

      世界観やBGMも合わせて重くなっていますが、あのどんよりした空気感は今作ならではだと思います。

      アニメ版は大好評だったので意外でした。

      ゲーム版とはまた異なる印象のようですね。

  2. ホンマ?トモフミ より:

    メールからLINEになるんだ!
    時代がしっかり進んでいますね〜。

    でもなぜシュタゲゼロにしたんだろう。知らない人にはなんだか前日譚のように思ってしまいますよ。

    キャラ絵は6年だとかなり絵が変わるから、同一人物の場合はフルリメイクした方がいいと思いますね〜。

    • kentworld より:

      シュタゲはリアリティも重視されるので、LINEになったのは現実とシンクロしていて良かったです♪

      メインタイトル+サブタイトルでは他のファンディスクと混合してしまうので、ナンバリングを付けたかったんでしょうね。

      でも、2とは違うから仕方がなく0にしたとか?

  3. 街毛 より:

    このブログで言うべきことでは無いかもしれませんが、この作品はアニメでも見せてほしいです。ゲーム版より更に原作とのリンクや演出が上手くて、更にエンディングはゲーム版の向こう側を描ききってるんですよね。正直最高でした。

    • kentworld より:

      アニメ版の評判、良いですもんね!

      昨年かなり盛り上がっていたのでゲーム版の先入観からしたら意外に感じました。

      アニメ版から入ったユーザーはこの記事を読んで意外に感じたかも。

      最近はアニメを見る時間がないので、体が複数欲しいですw

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