【レビュー】くりクリミックス [評価・感想] カジュアルなパーティゲームの皮を被った変態ゲーム

2000年12月に発売されたPS2「くりクリミックス」を今回はレビューします。
PS2「くりクリミックス」は画面の左右で分かれて行動する”くり”と”クリーム”の2人を同時に操作し、
 数々の仕掛けをお互いが協力しながら乗り越えていく「たすけあい」アクションゲームです。

良いところ

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協力プレイが超楽しい

このゲームは2匹のキャラクターを操作してどんどん奥へ進んで行くアクションゲームです。
例えで表すと「クラッシュ・バンディクー」の2人用バージョンですね!
道中には沢山のギミックが存在して、ジャンプアクションで避けたり、
時には2人で力を合わせて仕掛けを解いて先へ進む必要があります。
協力プレイに特化した作りだけあって、2人で遊ぶと超楽しいですね!

「俺がスイッチ押しているから、その間に先へ進んでくれ!」
「仕掛けをどかした!これで先へ進めるぞ!」
「合図を出して一緒にスイッチを踏むんだ!」
「敵をAの地点まで連れて来てくれ!スイッチを押して倒すから!」
「左に寄り過ぎ!右側へ寄ってくれ!」

↑こんな感じで相棒とのコミュニケーションを取らなければ先へ進めない仕掛けが続出して、
パーティゲームのような感覚でプレイすることができます。
2人でプレイした場合難易度は丁度良い感じなので、
ライトユーザーでも気軽に楽しめる事でしょう!

なんとコントローラが1つだけでも2人で遊べるようになっているので、
例えコントローラが2つ無くても協力プレイが出来ますよー。
ぜひ、友達が家に遊びに来た時はこのゲームをプレイしましょう!

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制限時間が迫るスリル感

各ステージには制限時間が設けられていて、これが0になるとゲームオーバーになります。
道中には制限時間を延長させるアイテムがあるものの、
敵キャラクターに当たったり、穴に落ちてしまうと制限時間が減少するので、
沢山あるように見えて実はかなり足りなかったりします。
謎解き要素もあるので、後半は制限時間が迫るスリル感を味わえる事でしょう!

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ギミックが盛り沢山

各ステージには本当に沢山のギミックが仕掛けられています。
スイッチで作動するものや動く足場、パズル、2人用の乗り物など、
使いまわしは全く無いと言っても良いほど。

新しいステージには必ず新しいギミックが用意されているので、
前のステージで培ったノウハウはほとんど生かせず、常に新鮮な体験を味わうことができます。
多くのゲームではギミックの再利用があるだけに、
惜しまず新しいギミックをどんどん盛り込んでいる事に感心してしまいました。
ロケーションもワールドによって全く異なるので、視覚面でもバラエティに富んでいます。

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ステージ数が多い

このゲームには全部で8+αのワールドが用意されています。
1つのワールドに4ステージ+ボスステージが存在するので、
トータルで40以上のステージが存在する事になります。

各ステージのボリュームはそこそこですが、
そのどれもが新しいギミックを盛り込んでいるので、
用意されている素材の数はなかなかだと思います。
2人プレイ専用のモードも用意されていますし、収集アイテムを探す要素もありますしね。

個人的に合わない&気になったところ

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1人プレイ時の操作が変態

なんとこのゲーム、1人でプレイする場合も2匹のキャラクターを操作しなくてはいけません!
1人でプレイする場合は左スティックで左側のキャラクターを。
右スティックで右側のキャラクターを操作する事になるので、
まるで2人用のゲームを1人でやっているかのよう。

R2を押しながら右スティックを引く

左スティックを動かしてL1ボタンを押して足場へジャンプ

R2を押しながら右スティックを手前に倒す

R2を押しながら右スティックを引く

その間に左スティックを動かしてL1ボタンを押して奥の足場へジャンプ

↑ある程度ゲームを進めると、こんな複雑な操作を要求される場面も!?
2つの事を同時にこなさないといけないので、一点集中型の人は間違いなく混乱します。
2人で協力して乗り物を操作したり、ボスを倒す場面もあったりしますからね。
制限時間が厳しいゲームなので、1人でプレイしたら煩雑な操作性と相まって、
激ムズゲームとなる事でしょう!操作キャラにしがみついて来る敵もいるので、
1人でプレイしたら理不尽さを感じる事が多くなります。リトライ速度が速いのがせめてもの救い。

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当たり判定がやや曖昧

全体的に当たり判定が曖昧な印象でした。
敵の攻撃はどこまでのリーチが分かりにくいですからね。
また、レバーを引く場合、どの程度まで近寄ってボタンを押さないといけないのかも分かりにくいです。
後半はレバーを引くシーンが多いので、もう少し調整してほしかった。


1人でプレイするのと2人でプレイするのでは全く印象が異なるゲーム。
1人プレイはあまりにもが強過ぎて変態しか楽しめないかもしれませんが、
2人でプレイする場合は気軽に楽しめるパーティゲームと早変わりして、快適な楽しめると思います。
カジュアルなパーティゲームの皮を被った変態ゲーム。

こんな人には特におススメ。
・パーティゲーム好き。
・マゾゲー好き。

こんな人にはおススメできない。
・一点集中型の人。

くりクリミックス/お気に入り度【70/100%】
プレイした時間・・・約10時間
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2件のコメント

一番の驚きはフロムってとこかもしれませんw
アーマードコアといい、操作が煩雑なものがなかなか多いですね(^_^;)
そういえば、ポータル2の協力プレイもかなり盛り上がるそうですが、1人プレイしかやってなかったです( ´・・)

>伯爵さん
フロムソフトウェアは尖った作品を発売してきますねー。
でも、個人的には結構合うことが多いです。RUNEも好きですし♪
ポータル2の協力プレイは当時やりました。
シングルプレイよりも難しくて燃えましたねー!
ローカルでも出来るので、時間があったらやりましょ♪