2019/08/18/12:00 | ゲームレビュー

【レビュー】ブリキの騎士 [評価・感想] サビを抜いた大好物なネタ寿司!

おはっく~!kentworld(@kentworld2 )です!

今回は2019年2月に配信されたSwitch「ブリキの騎士(Feudal Alloy)」をレビューします。

本作は農業ロボットが主人公の探索型2Dアクションゲームになりますが、サビを抜いた大好物なネタ寿司でした!

ぼく、探索型2Dアクションというネタ寿司が大好物なんですよ。

入り組んだ地形を探索し、便利なアイテムを探す。

その繰り返しを味わっていますが、それだけでは物足りなくなってしまいました。

つまり、ワサビが入っていないとダメなんです!

本作の場合、ワサビどころか醤油すらも付いていないので、何皿も食べると飽きてくるんですよ。

基本は大好物なネタ寿司なだけに勿体なく感じました。

ここからはそんなSwitch「ブリキの騎士」の良いと思った点からまずは書いていきます。

※本作は約1,500円のダウンロード専売タイトルになります。
※2019年8月にはPS4版も配信。

▼このゲームを3行で説明すると?

  • 入り組んだマップを探索する2Dアクションゲーム。
  • 新たなカギや能力を入手することで今まで行けなかった場所へ行けるようになる。
  • レベルや装備の概念が存在する。

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良いところ

愛着が湧くキャラクターとアートワーク的なグラフィック

「ブリキの騎士は何が特徴的なゲームなのか?」

そんな質問が飛び込んできた場合、ぼくは愛着が湧くキャラクターとアートワーク的なグラフィックにまずは触れます。

主人公のアッツは農業ロボットなんですが、顔が金魚鉢なんですよ。

一体、何をどうしたらそんな組み合わせになるのでしょうか?常人では思い付かないようなセンスにやられましたw

しかし、こんなデザインの主人公でもゲームを進めていくと愛着が沸くんですよ。

最初は訳の分からないキャラクターだと思っていたのに操作していると好きになってくるから不思議です。

装備を変更すると見た目も変わるので、最終的にはアッツの着せ替えを楽しんでいましたw

組み合わせ次第では女の子っぽくしたり騎士らしくも出来るので色々試したくなります。

グラフィックはアメリカンなアートワーク調。

この手の絵柄はインディーズゲームでは数あれど、探索型2Dアクションゲーム(メトロイドヴァニア)では見られなかったので新鮮に感じます。

縁日っぽいBGM

行進曲をテーマにしているのでしょうか?

本作のBGMは全体的に縁日っぽく、プレイしているとまるで祭りを楽しんでいるかのような気分になります。

洋ゲーのBGMは主張が弱く、環境音中心であることが多いだけに珍しく感じました。

効果音にも力が入っていて、足音や起動音がしっかり鳴り響きます。

派手さこそはありませんが、ブリキの騎士を動かしている感触は味わえました。

探索が楽しい!

ここまで表面的な話をしてきましたが、もちろん、探索型2Dアクションゲームとしての出来も一定水準に達しています。

迷路のようなマップを探索し、アイテムを入手して行動範囲を広げていく。

基本的にはこれの繰り返しになりますが、探究心を高めてくれるレベルデザインになっているんですよ。

例えば壊せない壁の奥に扉があるとします。

どうでしょう?その先に何があるのか気になりませんか?

でも、現時点では何も出来ないので、別のエリアを探索するしかありません。

「一体、あの奥には何があるのだろう?」

ゲームを進めていくと頻繁にこういった謎が生まれるので、自然と探究心が生まれてきます。

SOULS-Likeな戦闘

それにしても、何故主人公は顔が金魚鉢なのでしょうか?

どうやら魚に制御されているようで、アクションには制約が生まれてしまいました。

例えば剣を何度も振るとします。すると、オーバーヒートしてしまい、しばらく移動以外のアクションが出来なくなってしまうんです(※)。

鋭い人は気が付いたと思いますが、このシステムって「ダークソウル」を代表するSOULS-Like(ソウルライク)にそっくりなんですよ。

好き放題アクションが行えないのはもどかしいところもありますが、このような制約があることで敵に攻撃を意識して当てる駆け引きが生まれています。

※「冷却液」を使えばオーバーヒートは防げるが数に限りがある。

ちょっとした成長要素

実は本作、ちょっとしたアクションRPGだったりします。

というのもレベルや装備、スキルツリーの概念が存在するからです。

そこまで細分化されている訳ではありませんが、強化する楽しさを感じられました。

ポイントなのが、戦闘よりも探索をした方がてっとり早くキャラクターを強化出来ること。

実は本作、敵を倒してもなかなかレベルが上がりません。

レベルが上ったとしてもスキルツリーの項目を1つアンロック出来るだけなので、余程上げない限りは戦闘を有利に進めることは出来ないんですよ。

それよりは探索をして強い装備を入手する方がてっとり早くキャラクターを強化出来るので、探索型2Dアクションゲームとしては理にかなったバランスになっていると思いました。

ちなみに探索型2Dアクションらしくゲームを進めていくと新たな能力を身に付けることが出来ます。

すると、今まで行けなかった場所にも行けるようになるので、以前訪れた場所に戻ってみると意外な発見があるかも知れません。

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個人的に合わない&気になったところ

圧倒的に足りないワサビ

アートワーク調のグラフィック、入り組んだマップ、しっかり作られたBGM&効果音、ちょっとした成長要素。

このように本作はゲームを面白くする土台はしっかり作られています。

寿司で表すとシャリに上質なネタを乗せているような感じ。

しかし、肝心のワサビが付いていないんですよ!!!

確かに入り組んだマップを探索するのは美味しいですよ?

でも、クリアまでの6時間。ずーっと探索と戦闘を繰り返すのでそれだけでは物足りなく感じます。

ボス戦、イベントシーン、謎解き、強制スクロール。

こういった要素を含めて緩急をもたせてくれないと・・・。

本作の場合、ボス戦こそはありますが、たったの2戦しかありませんw

それ以外のアクセントは雑魚ラッシュくらい。

本来なら雑魚ラッシュのところにボスを配置するべきなのですが・・・。

イベントシーンもオープニングとエンディング以外は一切用意されておらず、盛り上がりに欠けます。

鍵を探す→鍵が掛かった扉を開ける→新たなエリアへ進む

基本的にはこれを延々と繰り返すだけなので単調に感じました。

ロケーションのバリエーションも少なめで、味付けが足りません。

微妙に配慮が足りないバランス調整

ゲームを進めていくと微妙に配慮が足りていない部分が散見されました。

雰囲気作りを優先しすぎて視認性の悪いマップ画面。

広い割に少ないファストトラベル(ワープ)ポイント。

項目分けがされていないせいでゴチャゴチャしたアイテム装備画面。

致命的ではありませんが、「もうちょっとここがこうだったらなぁ」と言いたくなるような点が多く感じます。

この見よう見まね感、まるで職人の弟子が作っているかのよう。

全体のまとめ

奇抜なキャラクターが主人公の探索型2Dアクションゲーム。

その色物感に期待して手を出してみたところ、もう一歩と言えるような内容でした。

決して駄作ではないんですが、今やこの手の市場はレッドオーシャンです。

その中で戦うにはワサビが足りていないません。

肝心のネタやシャリも一捻りが出来ておらず、職人の弟子レベルに留まっています。

でも、ぼくは「メトロイドヴァニア特集」なんて記事を書くくらいこの手のジャンルが大好物なので美味しく召し上がれました。

最優先でプレイするべきゲームではありませんが、ぼくはプレイして良かったと思っています。

サビを抜いた大好物なネタ寿司!

一昨日の夜ご飯が寿司だったことはナイショ

 
こんな人には特におススメ。
・探索型2Dアクションゲーム好き。

こんな人にはおススメできない。
・探索型2Dアクションゲームが苦手な人。

ブリキの騎士/お気に入り度【65/100%】
プレイした時間・・・約6時間

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コメント広場の住人(8)

  1. y.crash より:

    見た目からしてどういう発想だ?ってなりましたよw
    っていうか地味にどういう頭したらこんな造形思いつくんだ?ってキャラクターって結構いますよねw 作風もですけどw
    でもそれ抜きでなかなか良さそうみたいですね。

    ワサビ抜きか・・・自分寿司にはワサビが必須・・・って程ではないですけどあった方がいいですね。っていうのもワサビの辛さはどっちかというと苦手でw 同じくからしもw
    そのくせ唐辛子はめっちゃ大好きでそっちの方は激辛味とかそういうのばかりwww
    舌がもうバカになっててwww
    って、ワサビの話になって申し訳ないです。

    • kentworld より:

      主人公の見た目だけで一本持っていった感がありますねw

      ワサビはぼくも少し前までは苦手でした。ツーンときますから。でも、ある時から刺激を求めるようになったんですよ。

      あ、でも、唐辛子はダメですw 舌が限界突破してしまうw

      食べ物を使った比喩は導入として良いかなと思うようになりましたw

  2. ナギ より:

    僕もこういうの好きですv
    ついつい買ってしまうのでライブラリに並ぶゲームが偏りまくりです
    洋服の趣味と一緒ですわー
    グロテスクに寄らないアートっぽいセンスはドンピシャなのでセールで買うゲームが落ち着いたら買うつもりです

    PS4からストアに行くと「お気に入りリスト」を制作できないので、後から探すのは大変ですけどね

    現在ヘボゲーマーのくせに仁王をやってるので・・クリアは果たしていつになるのやら
    あー・・・ハード内積みゲーがヒドくなっていくー・・・

    • kentworld より:

      ナギさんセンサーが反応していますかw

      たしかにこのゲームはグロテスクなセンスじゃないですもんね。

      仁王は難しいんですが、楽しさを感じて頂けたら良いかなと思います。

  3. 匿名 より:

    ブリキの騎士も気になってたんですよー
    PV見たときからなんか面白そうだなって、セール待ってたんですが、レビュー参考になります!
    そうか、やっぱり思ってた通り良くできてはいるんですね
    メリハリがないのはちょっと残念です
    ゲームの規模が小さければそれでも良いのでしょうが、ボリュームが大きいと途中でダレますよね
    試作でつくって面白かったのでそれをそのままパーツ量産して大きくしてしまった感じなのかな?
    値段分の価値はありそうなのでセール来たら買ってみようと思います!

    • kentworld より:

      参考になったら良かったです♪

      基本的な面白さはしっかりしているので、あとはもうひと工夫したら化けるゲームでしたよ。

      ありがちな締めで申し訳ありませんが、セールで買うならおすすめです。

  4. つぐみ より:

    雑魚ラッシュがちゃんとしたボス戦なら、もうちょっと評価上がるんですけどね(笑)
    探索ゲーとしては楽しいだけに勿体ない
    アートもサウンドも良いのに
    装備も揃って、さぁもっと遊ぶぞ!!ぐらいに終わっちゃうしね
    色々惜しい作品です。

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