

LEGO (R) マーベル スーパー・ヒーローズ ザ・ゲーム/PS4 / PS3 / Wii U / 3DS
LEGO(R) マーベルスーパー・ヒーローズ ザ・ゲーム(ダウンロード版)/Wii U / 3DS
2015年1月に発売されたPS4/PS3/Wii U「レゴ マーベル スーパー・ヒーローズ ザ・ゲーム」を今回はレビューします。
PS4/PS3/Wii U「レゴ マーベル スーパー・ヒーローズ ザ・ゲーム」は、レゴになったマーベルヒーローズが活躍するオープンワールドアクションゲームです。
目次
良いところ
オープンワールドでの寄り道が楽しい
本作は一本道のメインステージとオープンワールドのタウンマップで構成されています。
メインステージの合間に遊べるタウンマップはWii U「レゴシティアンダーカバー」の3分の1ほどの広さではあるもののなかなかの広さで、何十もの高層ビルが並んだ町並み。地下通路。上空をシームレスに移動することが可能で、数多くのサブ要素が用意されているので寄り道する楽しさがありました。
サブ要素を具体的に書かせて頂くと味方を護衛して戦うものや制限時間が無くならないうちにリングをくぐるレースタイプのもの、ラジコンを操作していくミニゲームタイプ。制限時間内にすべてのオブジェクトを破壊するタイプなどがあります。
バリエーションとしてはそんなに多くはないものの、制限時間内にリングをくぐっていくレースタイプのミニゲームはつい熱くなってしまい、何度もプレイしてしまいます。
なぜ面白いのかというと、制限時間が厳しめで、リングをくぐるたびに制限時間が加算されていく仕様なので、常に制限時間ギリギリの緊迫したプレイが楽しめるのですよ。
サブ要素をクリアする事でゴールドレゴブロックという収集アイテムが手に入ったり、新しいキャラクター、乗り物がアンロックされていきますので、コンプリートを目指している人はぜひやってみましょう!
ちなみに一本道のメインステージでも探索要素は存在します。
レゴブロックを一定数集めたり、特定のオブジェクトを一定数壊したり、収集アイテムを集める事でゴールドレゴブロックが手に入りますよ!
マーベルヒーローの超人的なアクション
本作では特殊なパワーを持った100人以上のキャラクターを使用出来ます。
どのキャラクターも映画で活躍するほどのヒーローですので超人的なアクションが可能で、他のレゴゲームよりも派手なアクションが楽しめました。
例えばスパイダーマンはクモの糸を使って飛び回れたり、攻撃が出来たり。
アイアンマンは自由に空を飛べたり、ハルクは力にものを言わせて大きなものを投げたりと原作に沿った超人的なアクションを使う事ができます。
嬉しいのが、広大なタウンマップを超人的な能力で移動できること。
例えばアイアンマンの場合、地上から上空をハイスピードで飛び回る事ができるので、非常に気持ちが良いのです。
ここまで自由にかつハイスピードで空を飛び回り、地上から上空をシームレスに動き回れるオープンワールドアクションってなかなかないのでもう大興奮ですよ!
ローカルの2人協力プレイに対応
本作は人数分のコントローラがあれば、2人協力プレイが可能になっています。
一本道のステージクリア型ゲームでは珍しくないことですが、本作の場合はオープンワールドマップをド派手なアクションで動き回れるためこれは大きなアピールポイントだと思いました。
何も考えずハルクを操作して暴れまわるのも楽しいですよー!操作が簡単なので、お子さん同士、親子などで遊んでも盛り上がると思います。
関心するレゴの表現
レゴブロックを使っての芸術的な表現は今作でも健在でした。
何百、何千ものレゴブロックが宙に浮いて怪物が出来上がったり。水色系のレゴブロックを使って氷の表現を再現したりと「レゴでこんな表現ができるのか!?」と関心してしまいます。
これまで以上に細かいオブジェクトが物理演算で動き回り、複雑な処理をしている事からPS4/Xbox One専用タイトルなんて錯覚してしまうほど。
個人的に合わない&気になったところ
相変わらず退屈なメインステージ
タウンマップでの寄り道は楽しい一方、相変わらずメインステージは退屈です。
メインステージではストーリーに沿って奥へ奥へと進み、キャラクターを切り替えて仕掛けを解いていくのですが、全体的にアクション難易度が低く、メリハリに欠けるのですよ。
また、今作の場合はさらに困った事に使用できるキャラクターが多い関係上それぞれの特殊能力がどんなものだったのか覚えにくく、がむしゃらにキャラクターを切り替えてなかなか仕掛けが解けないなんて事もよくありました。
これは謎解きの難易度が上がっているというよりは、分かりにくくなっていると言ったほうが正しいです。
極めつけはボス戦です。大半のメインステージの最後にはボスが出てくるのですが、そのボスの倒し方が非常に作業的なんです。
各キャラクターの特殊能力を使い分け、手順に沿って行く事でダメージを与えられるのですが、これが結構時間がかかって非常に面倒なんですよ。
例によってどのボスも耐久力が3以上あるので、同じようなことを3回も繰り返さなければなりません。
1回の手順が面倒なので、1回で済むようにしてほしかった。
自由に遊べるまで少し時間がかかる
タウンマップを自由に歩き回るには、ステージ3をクリアしなければなりません。
それまでは退屈なメインステージを延々とプレイする事になるので、本作の本領が発揮されるまでには少し時間がかかります。と言っても3時間程度ですけどね。
引っ掛かりバグが多い
何度かキャラクターがオブジェクトに引っ掛かって身動き取れないことがありました。
海外ゲームではよくある事ですが、今、能力が必要なキャラクターが引っ掛かってしまった場合は非常に困ります。アクションが派手なためか、今回は多かった。
全体のまとめ
マーベルキャラクターの超人的なアクションや寄り道が楽しい作品でした。
しかし、メインステージは相変わらず淡々としていて、長所と短所が激しいです。子供だったら文句なしに楽しめるかな?
こんな人には特におススメ。
・寄り道好き。
・レゴ好き。
・3Dアクションゲーム初心者。
・マーベルヒーロー好き。
こんな人にはおススメできない。
・淡々としているのが苦手な人。
・探索が苦手な人。
レゴ マーベル スーパー・ヒーローズ ザ・ゲーム/お気に入り度【70/100%】
プレイした時間・・・約15時間
メインストーリーを全て終わらせたら、キャラクターの変更はどこでもできますよ!