2011年9月にクラブニンテンドーのオリジナルグッズとして登場したWii「エキサイト猛マシン」を今回はレビューします。
Wii「エキサイト猛マシン」はオフロードレースゲームWii「エキサイトトラック」の流れを組んだ作品です。
海外では「エキサイトボッツ: トリックレーシング」というタイトルで2009年に発売済み。
目次
良いところ
スコアアタックの楽しさ
前作と同じく、本作では単にレースで1位になれば良い訳ではありません。
もちろん順位は良いに越したことは無いのですが、それよりも重要なのがコースごとに設定されたスコアを越える事。
沢山のスコアを稼ぐには上位に入ることもそうですが、ドリフトを決める、ジャンプを決める、敵にアタックする、
空中でスタントを決めるなどレース中に見所のアクションをすることで稼ぐことが出来ます。
すべてのコースをSランクでクリアするのはなかなか大変ですが、スコアアタックの楽しさによってついついやってしまうんですよね~。
ちなみにマシンは昆虫をモチーフにしています。前作のミニカー風マシンよりも安っぽいけど、こっちの方が感じが出ていてちゃっちさは気になりませんでした。
圧倒的なスピード感
スピード感は相変わらず素晴らしかった!独自のエフェクト処理、リアルなエンジン音によってスピード感はかなり感じられる作品で、コースを走っていて非常に気持ちが良かったです。
クラッシュしてもボタン連打ですぐに復帰できるので、他のレースゲームでありがちなストレスもそんなに感じられませんしね。
前作もそうでしたが、このゲームは”走る事の気持ち良さ”を凄く考えて作っていると思う。
グラフィックはWiiソフトなのでそこまでクオリティは高くありませんが、圧倒的なスピード感のおかげもあって特に気になりませんでした。
充実感満点のレース
コースは一周するだけでも充実感満点でした!
好順位をキープしつつ様々なアクションを決めるだけでも充実感満点なのに、今作ではさらに「アイテムボックス」やバーアクションなどが追加されているので1周するだけでもとんでもなく忙しい。
そして楽しいレースを体験することができます!1レースの充実感はあの「マリオカート」を越えましたね。長いコースは5~6分くらいかかるけど、ハマると短く感じてしまうくらいです。
Wi-Fi対戦が可能
本作ではWi-Fi対戦に対応しているので、全国のプレイヤーとレースを楽しむことができます。
クラブニンテンドーのオリジナルグッズのため日本のユーザーとはあまり対戦できないかもしれませんが、海外のユーザーとも対戦ができるので、発売からしばらく経っても思ったよりは過疎っていませんでした。
やり込み要素の増加
・10種類のミニゲームを楽しめるモードが追加。
・ポーカーをしながらレースが楽しめるモードが追加。
・ポイントを溜めてWi-Fi対戦時に使える「アイコン」、観賞できる「フィギュア」、スタントを再現した「ジオラマ」を購入できる要素が追加。
前作の大きな欠点として「ボリューム」不足というものがあったけど、今作では上記の要素が追加された事によってそれなりに満足できる内容になりました。
一人プレイでも前作にあった「Sランクオールクリア」、「ハードモード」、「ミラーモード」、「隠しマシンのアンロック」といったやり込み要素があるので、それなりに長く遊べると思います。
惜しいところ
自分好みのBGMを流せなくなった
前作では自分の好きな音楽(MP3ファイル)が入ったSDカードをWii本体に差し込めば レース中にBGMとして使用する事が可能でしたが、今作ではそれが出来なくなっています。あれは結構気に入っていたのに・・・!
操作がややくどい
操作はややくどく感じました。「バー」アクションなどの追加によって前作以上にリモコンのモーション操作を要求される内容になっているので、人によっては気になってくると思います。
個人的にも「バー」アクションでWiiリモコンを毎回10回も回さないといけないのは面倒に感じました。
全体のまとめ
あの「エキサイトトラック」を正当進化させた作品で個人的には大満足な内容。クラブニンテンドーのオリジナルグッズですが、普通に5,800円のゲームとして売り出しても良いクオリティです。「エキサイト猛マシン」は、任天堂からファンへの素敵な贈り物!
こんな人には特におススメ。
・気分転換に爆走したい人。
こんな人にはおススメできない。
・気軽に楽しめるゲームを求めている人。
エキサイト猛マシン/お気に入り度【90/100%】
プレイした時間・・・約12時間
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