【レビュー】ミラクルガールズフェスティバル [評価・感想] 完成度が高いリズムアクションを楽しめるコンパクトなキャラゲー!


ミラクルガールズフェスティバル/PSVITA

どうも!KENT(@kentworld2)です!

今回は2015年12月に発売されたPSVITA「ミラクルガールズフェスティバル」のレビューをしていきます。

本作は様々なアニメキャラクターのライブを楽しめるゲームですが、完成度が高いリズムアクションを楽しめるコンパクトなキャラゲーでした!

人気アニメを題材にしたゲームは数多く発売されていますが、その多くはあまり出来が良くありません。

しかし、今回レビューするPSVITA「ミラクルガールズフェスティバル」は例外的に出来が良かったりします。

というのも本作はかの有名な「初音ミク-ProjectDIVA-」シリーズのシステムをベースにしているからです。

「初音ミク-ProjectDIVA-」と言えばPSP時代からブラッシュアップを続けたリズムアクションゲームシリーズ。

本作が発売された頃には本編だけで5作も展開されていたので、そんなシリーズのシステムをベースにしていたら出来が悪い訳がありません。

ぼくは本作に登場するアニメ作品の多くを知りませんが、リズムアクションゲーム部分の出来が良いのである程度は楽しめました!

価格の割に収録曲は少なめですが、セールで購入する分には原作を知らなくてもある程度は楽しめることでしょう。

ここからはそんなPSVITA「ミラクルガールズフェスティバル」について詳しく語っていきます。

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このゲームを3行で説明すると?
  • 深夜アニメのキャラクターが一堂に会するリズムアクションゲーム。
  • リズムに合わせてボタンを押していく。
  • 上手く演奏できると会場が盛り上がって演出が派手になる。
初リリース日 2015年12月17日
対応ハード PSVITA
ジャンル リズムアクション
売上 初週2.7万本/累計3.9万本
推定クリア時間 3~4時間
発売元 セガ

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良いところ

完成度が高いリズムアクション

前述の通り本作のリズムアクションパートは「初音ミク-ProjectDIVA-」シリーズのシステムをベースにしています。

ターゲットアイコンが出現

画面外からメロディアイコンが飛来

両者が重なった瞬間にアイコンの形状と同じボタンを押す

基本的にはこれを繰り返すことになり、時には同時押しや長押しが求められます。

素晴らしいのが、楽曲のメロディとマッチした譜面になっていること。

上手く演奏すれば音楽に合わせて手拍子を打っているかのような感覚を味わえるので、続けていると心地良くなってきます。

一癖も二癖もある楽曲の数々

本作には全22曲が収録されていますが、その多くは一癖も二癖もあります。

というのも2010年代に放送された深夜アニメのOP・ED曲を中心に収録しているからです。

深夜アニメのOP・ED曲はメロディの癖が強いので、J-POPの王道ナンバーに飽き飽きしているぼくとしては良い刺激になるんですよ。

特に刺激的なのが、這いよれニャル子さんの「太陽曰く燃えよカオス」。

さすが発売当時話題になっただけあってメロディ歌詞ともに中毒性が高く、アニメを見ていなくてもヘビーローテーションしたくなります。

うー!にゃー!
ミラクルガールズフェスティバルに登場するアニメ作品一覧
ゆるゆり
這いよれ! ニャル子さんF
ビビッドレッド・オペレーション
きんいろモザイク
蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ-
てさぐれ!部活もの あんこーる
Wake Up, Girls
GO!GO!575
のうりん
未確認で進行形
ご注文はうさぎですか?

リズムアクションが苦手な人でも楽しめる難易度設定

アニメファンは必ずしもゲームが得意とは限らないでしょう。

開発者もそれは分かっているようで、本作は普段ゲームをプレイしないアニメファンでも楽しめるような難易度設定になっています。

メインとなる「ツアーモード」では2~3曲を続けて演奏することになりますが、どんなにミスをしてもゲームオーバーになることはありません。

「初音ミク-ProjectDIVA-」シリーズの場合、ミスを続けるとゲームオーバーになって強制終了するのでだいぶ優しくなっています。

しかも・・・

  • 序盤に演奏する楽曲は1つのボタンしか使用しない
  • 流れてくるアイコンも少ないのでボタンを押す頻度も低い
  • PSVITA「初音ミク-ProjectDIVA-f」から登場したスクラッチマーカーは廃止

といった配慮も見受けられ、同シリーズで見られたアクを極力取り除くようにしています。

コンサートを盛り上げていく気持ち良さ

「ツアーモード」での目標はコンサートを盛り上げていくことになりますが、盛り上げるまでの過程が気持ち良く感じました!

大きな要因になっているのが、リズムに合わせてボタンを押す度に画面下のパーセンテージが増えていくこと。

パーセンテージが100%以上の状態でサビに向かうと演出が派手になるので、自分でコンサートを盛り上げている感を味わえます。

さらに条件を満たすとコンサート終了時にアンコールが発生。

高難易度の曲を追加で演奏することが出来ます。

「『初音ミク-ProjectDIVA-』のシステムをアレンジするとこんなゲームになるのか!?」

初めて本作をプレイした時、「上手くアレンジしているな~」と感心しました。

原作ファンには溜まらないファンサービス

ここまでリズムアクション部分について触れましたが、本作の本質はキャラゲー部分でしょう。

それだけ原作ファンが唸るほどキャラゲー要素の力を入れています。

特筆したいのが、登場キャラクターの3Dモデリング。

本作には11作品の深夜アニメから総勢47人もの美少女が登場しますが、いずれも完成度が凄いんですよ!

楽曲に合わせて口パクをするのはもちろん、モデリングやモーションもしっかりしていますから。

そのうえコンサートでは5人同時でダンスを披露してくれるので、PSVITAのマシンパワーをフルに活用しています。

嬉しいのが、美少女たちの3Dモデリングを流用したフィギュアが1,000種類も用意されていること。

フィギュアは1つ1つ眺められるほか、ケースの中に飾ることも出来ます。

フィギュアはクジを行うことで入手できるので、原作ファンであればあるほどハマることでしょう。

リズムアクションゲームでポイントを稼ぐ

稼いだポイントでクジを行う

クジで入手できるフィギュアを集める

最終的にはこのようなローテーションが出来上がるので、よく考えられています。

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惜しいところ

価格の割に収録曲が少ない

本作に収録されているのは22曲。

これは2015年に発売されたリズムアクションゲームとしては少なめになります。

しかも本作、定価が8,000円近くもするんですよ。

ぼくは「初音ミク-ProjectDIVA-」シリーズが好きなので本作を購入しようかずっと迷っていましたが、価格の高さで躊躇していました。

同時期、スマホ界隈では「アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ」などの完成度が高いリズムアクションゲームを基本プレイ無料で楽しめるようになったので尚更。

出し惜しみ感があるリズムアクションパート

「如何に22曲のリズムゲームを飽きずに楽しんでもらうのか?」

本作をプレイしているとそんな開発側の苦悩が伺えます。

例えば収録曲はアニメサイズとフルサイズの2種類が用意されているんですよ。

アニメサイズは2分未満で終わるバージョンで、フルサイズは3~4分程度で終わるバージョンになります。

序盤はアニメサイズの楽曲を中心に演奏を行い、終盤はフルサイズの楽曲を中心に演奏を行うことになるので、出し惜しみしている感じがしました。

もちろん、リズムアクションゲーム初心者に向けての配慮もあるとは思いますが、すぐにゲームをクリアさせないための苦渋の策にも感じます。

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ミラクルガールズフェスティバルのレビューまとめ

コンパクトにまとまった初心者向けのリズムアクションゲーム。

2015年に発売されたリズムアクションゲームとしては収録曲が少ないのでこの手のジャンルが得意な人はすぐに飽きてしまうかもしれませんが、全体的な完成度は高く感じます。

「リズムアクションゲームは苦手!」

そんな人の入り口としては良い1本です。

特に登場キャラクターの原作を知っている場合はキャラゲーとしての付加価値も感じられると思うので、さらにおすすめ出来ます。

完成度が高いリズムアクションを楽しめるコンパクトなキャラゲー!

こんな人には特におススメ。
・リズムアクションゲーム初心者。
・キャラゲー好き。

こんな人にはおススメできない。
・リズムアクションゲームをガッツリ楽しみたい人。

ミラクルガールズフェスティバル/お気に入り度【70/100%】
プレイした時間・・・約6時間

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2件のコメント

こんなゲームが4年前に出てたんだ!

のうりん、ニャル子、ビビオペなどかつて興味を持って見たことある作品が名を連ねてるので驚きました。

しかも「project diva」やアイマスっぽい感じをスクショやレビューから受けますね!

でも残念な点は、定価価格と収録キャラかな。
ただでさえ当たり外れの凄まじいキャラゲーの括りに入るので、定価で¥8,000代だと僕なら躊躇します…。
あと収録キャラの愛着度合いがオールクリアならいいのですが、僕の場合は知ってるキャラでもビビオペはキャラなら好き、のうりんやニャル子さんはストーリーは一応おもしろかったくらいの温度差なので、ちょっとチョイスされてるアニメキャラがユーザーとうまく合致しないと魅力的に感じられない部分もあると思います。

はい!こんなゲームが出ていました!

本作は単体ではゲーム化しにくい作品の寄せ集めという考え方も出来ます。

それぞれのゲーム化を求めている人には有り難いみたいですよ。

どちらかというとニッチ向けだと思うんですが、先日、PSストアではセールが行われていて1,500円程度で買っちゃいました♪

この価格だと満足できます。