初音ミク -Project DIVA- f/PSVITA
どうも!KENT(@kentworld2 )です!
今回は2012年8月に発売されたPSVITA「初音ミク -Project DIVA- f」のレビューをしていきます。
本作は初音ミクが主人公のリズムアクションゲームになりますが、音ゲーとしてもキャラゲーとしても最高の1作でした!
人気ボーカロイドの初音ミク。
2009年からセガとタッグを組んで「初音ミク -Project DIVA-」というリズムアクションゲームシリーズを展開していきますが、個人的には本作がシリーズの中で一番好きです。
初めてプレイしたシリーズ作品なのもありますが、ゲームバランスや楽曲のチョイスが最高なのも大きかったりします。
プレイした当時はみっくみくにされてしまい、最終的にはプラチナトロフィーを獲得してしまいました!
ここからはそんなPSVITA「初音ミク -Project DIVA- f」について詳しく書いていきます。
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- 「初音ミク」のキャラクターが登場するリズムアクションゲームシリーズの4作目。
- 人気の楽曲が30曲以上収録されている。
- 前作からグラフィックが強化されてスクラッチ操作が追加された。
初リリース日 | 2012年8月30日 |
対応ハード | PSVITA |
ジャンル | リズムアクション |
売上 | 初週16.0万本/累計22.7万本 |
推定クリア時間 | 2~3時間(全曲クリア) |
発売元 | セガ |
目次
良いところ
爽快なリズムアクション
リズムアクションゲームと言えばリズムに乗る爽快感!
そういう意味で本作は
- 中毒性のあるユニークな「楽曲」
- タイミング良くボタンを押すことで実際に歌っているかのような感覚を味わえる「譜面」
といった要素によって最高の爽快感を味わえました!
特に難易度が高い曲の譜面は歌詞の文字数と比べても劣らないほど多いので、実際に歌っている感が半端ないw
中毒性抜群の音楽
本作には30曲以上の新曲が収録されていますが、バリエーションが凄い!
まず、曲のジャンルは
- バラード
- ポップス
- ロック
- テクノポップ
など幅広く、歌詞の題材も
- 夏
- 香港
- インターネット
- メガネ
- 未来
- クリスマス
などバラエティに富んでいますから。
曲自体のクオリティも高く、全曲クリアした後はまるで3枚分のCDアルバムを聴き終ったかのような充実感を味わえます。
ぼくの場合、最高難易度での全曲クリアにも挑戦しましたが、あまりにも難しいので何度も失敗して再挑戦を繰り返してしまいました。
すると、メロディと歌詞が耳から離れなくなったんです!
特に電波ソングは意味不明な歌詞とノリの良いメロディによって気が付けばみっくみくにされてしまいましたw
曲名 | 作曲者 |
Stay with me | shu-tP |
MEGANE | ultra-noob |
ネガポジ*コンティニューズ | sasakure.UK |
多彩なPV
リズムゲーム中は様々なPVが挿入されます。
それも単にステージで踊るだけではなく、様々な舞台で劇を繰り広げるので、まるで実在する音楽アーティストのPVを見ているかのよう。
画面に映るキャラクターも多く、処理落ちも一切発生しないので、PSVITAのスペックをフルに活かしています(少々ぼやけている部分もありますが)。
PVだけを鑑賞できるモードも用意されているので、気になった曲は何度もチェックしました。
キャラクターゲームとして楽しめる要素が満載
本作にはリズムアクションゲームの他にも初音ミクのキャラクター性を楽しめるモードがいくつも収録されています。
代表的なのがDIVAルーム。
このモードでは初音ミクなどのキャラクターの部屋に行き、家具やコスチュームを変えたり、プレゼントをあげることが出来ます。
さらに
- 好感度システム
- アラーム機能
- キッチンタイマー機能
- ミニゲーム
- ローディング画面の鑑賞
- BGMやPVの鑑賞
といった機能も搭載されているので、充実度が凄い!
また、エディットモードも収録されています。
こちらはPVやリズムゲームの作成ができるモードになりますが、その気になれば各キャラクターのちょっとしたムービーだって作れてしまうので可能性を感じました。
インターネット機能を利用すれば他人の作品をダウンロードできるので、クリエイトが苦手な人でもある程度は楽しめます。
そして今作ならではなのがARモード!
同梱されているARマーカーを使って楽しむモードで、現実世界に初音ミクを出現させて踊らせたり一緒に写真撮影ができるようになります。
様々なポーズを設定することもできるので、色んな写真を撮ってみましょう!
このように本作は初音ミクのキャラクター性を楽しめるモードが色々と収録されています。
なので、リズムアクションゲームに興味がなくてもファンであれば価値を感じられるのではないでしょうか?
様々な配慮
実は本作、当初はあまり楽しめませんでした。
大きな要因となったのが効果音の小ささ。
デフォルト状態ではリズムゲームの効果音が小さくてあまり爽快に感じませんでした。
しかし、
- BGMの音量
- リズムゲームの音量
- リズムゲームの音色
の変更を自分好みにカスタマイズしたら一変。
爽快感が出てきて楽しくなってきました!
リズムアクションゲームが苦手な人向けには
- 低難易度モード
- 親切なチュートリアル
- 救済措置と言えるアイテム
を用意していますし、随所で幅広い層が楽しめるような工夫が施されています。
スクラッチが気持ちいい!
今作から対応ハードがPSVITAに変わったことで新システムが追加されました。
それがスクラッチ!
リズムゲーム中、画面に星アイコンが現れたらマーカーが重なる瞬間にPSVITAのタッチスクリーンをタッチ&スライドしてみましょう。
すると、スコアが加算されていきます。
慣れないうちはボタン連打中にタッチ操作をしないといけない関係で面倒に感じましたが、慣れてくるとこれが楽しい!
イメージ的にはギターを「カチャカチャ」鳴らしているかのよう。
判定も意外と甘いので、このような新システムを加えたのは正解に感じます。
多彩なローディング画面
モード切替時などには少しだけ長いロード時間が発生しますが、その間には初音ミクをモチーフにした様々な絵がランダムで表示されます。
その数なんと150種類以上!
絵のバリエーションも非常に多く、様々な絵師による初音ミクのイラストを堪能できるので全く飽きません。
惜しいところ
エディットモードがややこしい
PVやリズムゲームをエディットできるのは良いんですが、設定画面がごちゃごちゃしていて慣れないうちは苦労します。
PSVITAのタッチスクリーンを上手く活かしてもっと直感的なインターフェースにしてほしかった。
もう少し頑張って欲しかったコミュニケーションモード
本作では初音ミクたちとコミュニケーションを取ることが出来ます。
が、あくまでもおまけ要素で奥深さは感じられませんでした。
例えば連続でアイテムをあげることができるので、すぐに好感度MAXまで到達するんですよ。
たまにプレイできる「あっち向いてホイ」も単純過ぎてイマイチなうえ3点先制勝利というルールによって長引きがちでダレます。
メインモードでは無いとはいえもう少し頑張って作ってほしかった。
キャラクターがボケている
キャラクターのモデリングは良く出来ていますが、内部解像度が低い関係で妙にボケています。
普通のゲームではそこまで気になりませんが、本作がキャラクターゲームであることを考えるとちょっと・・・。
PSVITAが発売されてから8ヶ月程度しか経っていない頃に出たので、本体の性能を引き出せなかったのでしょうか?
初音ミク -Project DIVA- fのレビューまとめ
効果音が小さい!→設定で何とかできるよ!
ロード時間が少し長い!→多彩なイラストで我慢できるよ!
スクラッチが面倒!→実は判定甘いし慣れてくると楽しくなるよ!
とプレイする毎にどんどん不満が書き消されていき、中毒性抜群のリズムアクション&音楽によっていつしかみっくみくにされてしまいました。
初音ミクに興味があっても無くても楽しめる懐が深い内容で、食わず嫌いしてやらないのは勿体なほど素晴らしい作品です。
音ゲーとしてもキャラゲーとしても最高の1作!
こんな人には特におススメ。
・リズムアクションゲーム好き。
・初音ミク好き。
こんな人にはおススメできない。
・リズムアクションも初音ミクも興味無い人。
初音ミク -Project DIVA- f/お気に入り度【95/100%】
プレイした時間・・・約20時間
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Nintendo | PlayStation |
Xbox | etc |
ケントさんは「diva f1」からの付き合いなんですね(^^)
僕は初代はやってたのですが、そのあと2ndやextendのことは知ってたけど、当時中学生でお金がなくて、大学生くらいでようやくお金ができて「f1」で復帰した人です。
個人的に一番嬉しかったポイントは、手動セーブから自動セーブになったことでした。今では当たり前ですが、初代は手動セーブなので度々忘れることが何回かありました(-_-;)
PVはどれも文句なしの出来ですね。
というかケントさんの好きな楽曲がどれも僕好みなのがびっくりwww
ネガポジ、いいですよね。ちょっと難しいですが、PVのノリの良さとそこはかとないダークさが最高です(*^^*)
不満点は、スクラッチがタッチ強制なところぐらいかな。
次回作の「diva f2」では、スティックで操作できる分、ここだけが残念。
そもそもPSVはこんなにボタンがあるのになんで画面を傷つけるリスクのあるタッチ強制なんだよ!と「キャッチ!タッチ」や「夢幻の砂時計」以来でそんなツッコミを当時しましたよ。
エディットモードやコミュニケーションは全然やらなかったなぁ〜。
はい!今作からシリーズデビューを果たしました!
トモフミさんは初代に続いて今作で復帰されたんですね。
手動セーブから自動セーブになったのは何気に嬉しいです。ちょうどこの辺りからオートセーブが定着しましたね。
好きな曲、被りましたか!?それはすごい偶然ですねw
ネガポジは当時ヘビーローテションしていましたよ♪
スクラッチは最初は戸惑いましたが、慣れてくるとこれはこれで楽しいですw
リズムゲーム以外にもお楽しみ要素が満載で盛り沢山な内容でした♪
スクラッチはLRボタンで代用出来れば、後の
vitaTVで出来たし、タイミングも取りやすいのでオプションで付けて欲しかったですね。
有機ELの発色とvitaのグラフィックは当時驚きました。
その辺りは次回作で改善されていましたね。
初代VITAは有機ELの発色が好きでした・・・
DIVA f、懐かしいです。
全体的なバランスが後続のDIVA f 2ndやDIVA Xより良かった印象があります。個人的には、現在のシリーズの基盤が仕上がったPSP時代のDIVA 2ndも好きですけど。
懐かしいタイトルをレビューしてみました!
VITA向けにはあと2作が発売になりましたが、いずれも短所が目立っていて今作よりもおすすめしにくいところがあります。
PSP時代の2作も時間がある時にプレイしたいです。
ギターを弾いている感覚!凄くしっくりきました。
スクラッチの気持ちよさは他のDIVAにはない感覚でPS4のfuture toneを持っててもたまに引っ張り出してやってしまいます。
PSPからの進化を示すべく派手な演出や凝ったPV、キャラの多数表示など凄く頑張っていた印象です。
ワールズエンドダンスホールとか特に。
共感していただけて嬉しいです!
本作ならではの良さはまだまだありますよね。
あのスクラッチ操作をやりたくてPS4のfuture toneを持っていても起動したくなる気持ちは分かりますw
キャラの表示数は当時「おぉ!」って思いました。
vitaのエディットはデータダウンロードがゲーム内で出来る様になったのが何より嬉しかったですね。3つしかアップロード出来ない事や新旧でしかエディットデータをソート出来ない難点もありますが
PSPの時はPC使ってと面倒でしたし、アップローダーの閉鎖で当時の人気作はもう殆どが出来ませんし
過去作品はそんな仕様だったのですね。エディットモードは煩雑に感じてあまり触りませんでしたが、突き詰めていくとこれだけで元を取れそう。
PSPの時はエディットを作るにも譜面作成がややこしすぎて諦めましたけど、これでもfはかなり作りやすくなっています。
アップデート前はNGワード(しないの→NG)が多くて歌詞の一部をローマ字にしたりと大変だったんですけどね…
これでも作りやすくなっているのですねw
PSP時代は知らなかったので参考になりますm(_ _)m