どうも!KENT(@kentworld2 )です!
今回はPS4/Xbox One「キングダム ハーツIII Re Mind」のレビューをしていきます。
本作はアクションRPG「キングダム ハーツIII」の大型ダウンロードコンテンツになりますが、非常に好みが分かれる内容となっています。
何故なら価格が4,000~5,000円級であるにも関わらず誰もが楽しめるような追加要素が少ないからです。
売り手側としたら
と思っているのかも知れませんが、同じくらいの価格帯で展開されている他社のシーズンパスと比べたら「もう少し頑張れたんじゃないかな?」と思いました。
ここからはそんなPS4/Xbox One「キングダム ハーツIII Re Mind」について詳しく書いていきます。
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- PS4/Xbox One「キングダム ハーツIII」の大型ダウンロードコンテンツ。
- 本編の終盤からエンディングまでを補完するストーリーを楽しめる。
- さらに新ボス、新プレイアブルキャラクター、新モードなどが追加される。
初リリース日 | 2020年1月23日 |
対応ハード | PS4/Xbox One |
ジャンル | アクションRPG |
価格 | 4,180円(税込) |
推定クリア時間 | 3~4時間(Re Mindモードのみ) |
発売元 | スクウェア・エニックス |
目次
良いところ
本編のエンディングを補完してくれる「Re Mind」
本コンテンツで最も良かったのが、本編のエンディングを補完してくれたことです。
以下、ネタバレになるので袋とじにします。
ソラが○○だと確定した「リミットカットエピソード」
さらに「Re Mind」のクリア後に追加される「リミットカットエピソード」では本編のエンディングから1年後が描かれます。
またまたネタバレになるので袋とじにしますが・・・
少しだけ追加された新エリア
「Re Mind」では新エリアも少しだけ追加されます。
追加エリアは本編の終盤に登場した「スカラ・アド・カエルム」の奥地。
本編ではほぼボス戦のみで済まされたエリアですが、「Re Mind」では奥地の箱庭マップを探索することが出来ます。
このエリア、明るい街並みなので探索できるのは嬉しいです!
そこまで広くはありませんが、高低差が激しく、ちょっとした謎解き要素もあるので初期の「キングダム ハーツ」らしい楽しさが詰まっています。
開発工数の問題で難しいとは思いますが、ぼくは「キングダム ハーツ」では美しい箱庭マップを探索することに魅力を感じているので、こういう追加エリアをもっと増やしてほしかった。
歴代シリーズのキャラクターが集結!
「Re Mind」の終盤では歴代シリーズのキャラクターが集結してのボス戦が挿入されます。
そこでの演出はゼアノート編の最期を実感させるほど力が入っていて、胸が高鳴りました。
これ、ダウンロードコンテンツではなく最初から本編に収録していたら評価が高まっていたんじゃないでしょうか?
そう考えると惜しく感じます。
クリエイト色が強めの「データグリーティング&スライドショー機能」
それ以外には「データグリーティング」「スライドショー機能」といった機能も追加されます。
「データグリーティング」は好きな背景・キャラクターを設置して写真撮影を楽しめるモード。
本編に登場したロケーションに様々なキャラクターを配置して撮影できるので、ファンには溜まりません!
しかもエフェクトや足場を追加することもできるので、その気になれば面白い写真が撮れます。
「スライドショー機能」は撮影した写真を再生するモード。
本編で撮影した写真はもちろん、「データグリーティング」のデータも使用できるので、組み合わせたら面白いことになります。
個人的に合わない&気になったところ
本編との間違い探し状態になっている「Re Mind」の前半部分
本作のメインコンテンツとなる「Re Mind」。
本編の終盤からエンディングまでを補完する内容になっていますが、前半部分は微妙です。
というのも本編の終盤を追体験する形になっていますから。
どこかどう変わったのかは余程周回プレイをしていない限りは分からないレベル。
強いて言えば戦闘シーンでプレイアブルキャラクターを選択できるようになったことくらいか?
それ以外は本編の終盤をそのまま再現している印象なので既視感が凄いw
「Re Mind」をクリアするまでに3~4時間掛かりますが、そのうちの半数以上が本編の終盤をそのままなぞったものと思って良いです。
ムービー、フィールド、ボス戦。
いずれも本編の使い回しになりますから・・・。
ぼくの場合、本編をプレイしたのは1年前になるので、予習することは出来ました。
しかし、本編クリア直後に手を出した場合は既視感が凄いことになるでしょう。
ガチ勢向けの「リミットカットエピソード」
「Re Mind」クリア後に追加される「リミットカットエピソード」。
こちらのモードでは真XIII機関のメンバーと戦うことが出来ます。
野村哲也さんによると開発リソースの多くは本モードのボス戦に注いでいるようですが・・・
勝てる気がしません(泣)
攻撃が激しいのはもちろん、被ダメージが半端なく、10秒もしないうちにやられてしまいます。
どうやら本編を極めたセーブデータが無いと話にならないようです。
普通に進めて普通にエンディングを見ただけのデータでは勝ち目がありません。
この辺りはアクションRPGの悪い点が露呈してしまった印象です。
アクションゲームとして難しい以前にステータスを上げないといけませんから・・・。
「Re Mind」に関しても本編を極めた状態でプレイしたら簡単になり過ぎると言われていますし、データは引き継ぎ出来なかった方がバランスは取れていたんじゃ?
話によると、すべてのボスを倒すとシークレットエピソードの視聴が可能になるそうです。
そこで次回作を予測出来そうですが、それができるのは一部の限られた猛者だけでしょう。
価格分楽しむのは困難(つまり高い)
本作の価格は4,180円(税込)。
コンサート映像付きは5,280円(税込)とミドルプライスのゲームソフト並で、ダウンロードコンテンツとしてみたらかなりの高額です。
しかし、価格分楽しむのは困難に感じます。
追加ワールドなんて分かりやすい要素はほとんどなく、
- 大半が本編部分をなぞっている追加エピソード
- 本編を極めたデータが無いと話にならないボスラッシュ
- 創造力が求められる写真撮影&スライドショー
- 本編をもう1度楽しみたい人向けの英語ボイスモード&プレミアムメニュー
で構成されていますから。
過去に発売されたバージョンアップ版に相当する要素を追加パッケージなしでダウンロードコンテンツとして楽しめるのは良心的に感じます。
しかし、他の大作ゲームが展開するシーズンパスと比べたら割高な印象です。
キングダム ハーツ3 Re Mindのレビューまとめ
シリーズのコアなファン向けの大型ダウンロードコンテンツ。
価格以上の満足感を味わうにはガチで付き合わなければならず、広く売り出せるような内容ではありません。
「キングダム ハーツIII」という作品が好きで好きでたまらなく、本編を極めても「おかわり!」と思った人向けの内容に感じます。
そういう意味ではアニメのOVAを彷彿としました。
購入される場合、よく情報を調べることをおすすめします。
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