
Marvel’s Spider-Man/PS4
どうも!KENT(@kentworld2 )です!
今回は2018年9月に発売されたPS4「Marvel’s Spider-Man(マーベル スパイダーマン)」のレビューをしていきます。
本作は映画やアメコミで知られる「スパイダーマン」を題材にしたゲームですが、超人系オープンワールドゲームの歴史を塗り替えるほど神がかった作品でした!
まずは良いと思った点から書いていきます。
プレイ日記はこちら。
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- ワイヤーアクションでニューヨークの街中を縦横無尽に飛び回れるオープンワールドアクションゲーム。
- メインミッション以外にも数多くのサブ要素が存在する。
- 戦闘時は周辺のオブジェクトを使って戦うこともできる。
初リリース日 | 2018年9月7日 |
対応ハード | PS4 |
ジャンル | オープンワールドアクション |
推定クリア時間 | 15~25時間 |
売上 | 初週12.9万本/累計29.8万本 |
発売元 | SIE |
目次
良いところ
超スケールの街をワイヤーアクションで飛び回れる気持ち良さ
ふおおおおおおおおおおお~!!!!!!
いやっふううううううううううう!!!
本作で特筆したいのが、なんと言ってもウェブ・スイング(ワイヤーアクション)によって街中を高速移動する気持ち良さ。
左スティックを倒しながらR2ボタンを長押しするだけで簡単に遠くまでひとっ飛びできるので、これを繰り返しながら×ボタンで発動するウェブ・ジップを使用するだけで本当に街中を縦横無尽に飛び回れるんです!
でも、この手のワイヤーアクションで高速移動するゲームは今どき大して珍しくないですよね?
しかし、本作の場合はフィールドの作り込みによって何十、何百倍もの気持ち良さを生み出していました!
こちらのスクリーンショットをご覧ください。
50階建ての高層ビルが何千、何万と並んでいますよね?
都会を舞台にしたオープンワールドゲームはこれまでにもいくつか発売されてきましたが、ここまで大きな高層ビルが並んだ作品は見たことがありません。
しかも単にスケールが大きいだけではありません。
これだけの建物を描いていると1つ1つの描写に手を抜いてしまいがちなのに、本作では一切妥協していないんです!
具体的に言うと細かい汚れや水たまり、窓ガラスの反射なども非常に細かく描いているため建物が模型には感じられず、地上にしても無数の通行人、車などを細かく描いており、街中の生活感を生み出しています。
一体、トータルで何ポリゴン使っているのでしょうか?可視化したら天文学的な数字になってしまいそうです。
このように本作は超スケールの街並みをバケモノレベルで作り込んでいるからこそワイヤーアクションに圧倒的な面白さが生まれているんだと思いました。
スパイディッシュな奥深い戦闘システム
ワイヤーアクションと並んで特筆したいのが戦闘システム!
スパイダーマンは蜘蛛の糸や周辺のオブジェクト、ガジェットを使って敵を懲らしめることができるんですが、上手くいくとめちゃくちゃカッコ良く決まるんです!
それはもう、自分のプレイに酔いしれてしまい、上手く決まったシーンを動画として保存したくなるくらい。
何故ここまで酔いしれてしまうのかと言うと、攻撃モーションが秀逸で様々な戦法が用意されているからです。
空中コンボ、ステルス攻撃、多彩なハイテクガジェット、周辺のオブジェクトを活かした特殊攻撃。
大きく分けてもこれだけ用意されているので、プレイヤーによって戦い方は全く変わってくると言っても過言ではないでしょう。
そんな戦闘難易度ですが、実はかなり高かったりします。
難易度ノーマルですらも1回ダメージを受けただけで致命傷を負ってしまいますし、敵の攻撃も激しいので動きをよく見て頻繁に回避する必要がありますからね。
このように戦闘難易度はかなり高いんですが、それもあってコンボが連続で繋がった時の気持ち良さは非常に強く、その快感を味わいたいがために戦闘だけを何度も行いたくなりました。
オープンワールドゲームって寄り道やフィールドに重点が置かれて戦闘に100%力を注ぎにくい印象ですが、本作の場合は戦闘に特化した「スパイネッタ」「スパイ メイ クライ」「スパイ・オブ・ウォー」として売り出しても耐えられるほどのレベルを誇ります。
収集アイテム探しが面白すぎる!
オープンワールドゲームと言えば収集アイテム!
本作にもバックパック、ブラックキャット、鳩などが用意されていますが、あまりの面白さにメインストーリーをクリアする前にコンプリートしてしまう収集アイテムが出てくるほどでしたw
何故こんなに面白いのかというと、移動が快適で面白いからです。
極端な話、ワイヤーアクションで高速移動するだけでも1時間は楽しめますからw
もっと収集アイテムをマップ内に設置して!
なんて思うオープンワールドゲームはPSVITAの初代「グラビティデイズ」以来ですw
本編のリサイクルとは思えないサイドミッションやチャレンジ
オープンワールドゲームで収集アイテムと並んで欠かせないのがサイドミッションやチャレンジ!
本作にも本編クリアには影響のないサイドミッションやチャレンジが多数用意されていますが、その多くがリサイクルに感じさせない作りなので感心しました。
一般的なオープンワールドゲームのサイドミッションやチャレンジって、本編に出てきた遊び(カーチェイス、ステルス等)を掘り下げて素材を流用することが多く感じられます。
しかし、本作の場合はサイドミッションやチャレンジのためだけに作られた遊びが多く、例えば一人称視点でドローンを操作したり、アンテナを操作して電波を送信するミッションも用意されているんです!
もちろん本編の遊びを掘り下げたミッションも犯罪系を中心として多数用意されていますが、一般的なオープンワールドゲームと比べても力を入れているのは確かで、寄り道をしないと勿体なく感じました。
まあ、難易度ノーマルの場合は戦闘に苦戦しやすいバランスなので寄り道をしてキャラクターを強化せざるを得ない流れになると思いますけどねw
もはや何のゲームなのか分からなくなるほど多彩なメインミッション
一方、メインミッションも単調には全く感じさせないほどの気配りを感じられました!
ストーリーはスパイダーマンが悪を倒すために活躍するのがメインなんですが、悪との戦いだけではなく、仲間との出会い、別れ、裏切りなども丁寧に描いており、かなり見どころある内容なんです。
それだけでも十分に満足なのに、本作の場合はストーリーとゲームプレイを連動させようとする気配りを随所で感じたから素晴らしかった!
具体的に言うと、プレイアブルパートではワイヤーアクションや戦闘だけではなくパズルや探索、謎解き、ステルスといった要素も盛り込んでいるんです!
しかもミッションによってはMJやマイルズがプレイアブルキャラクターになり、まるで「ラスト・オブ・アス」のような隠密行動を行うことになるのだからビビりました!w
オデ、何のゲームをプレイしているんだっけ?
メインミッションでは思わずそう呟きたくなるほど「スパイダーマン」からかけ離れたゲームプレイも楽しめます。
それでいて歯ごたえ抜群のボス戦も楽しめるのだから充実感が半端ないです!
ソーシャルを意識しまくった機能が満載!
今や人々の生活に深く溶け込んだSNS。
本作ではそんなSNSと連動した機能が満載で、あらゆる方面に拡散できる余地を残しています。
まず挙げたいのが、SIEのPS4ソフトではお馴染みのフォトモード。
本作では描写範囲や角度、フレームなどが設定できるだけではなく、なんと多数のステッカーを貼り付けることができるんです!
しかもバリエーションが非常に多く、大きさまで調整できるので、ちょっとしたペイントソフトになってしまいますw
ただでさえスケール感抜群のフィールド内を様々な角度で撮影するのが面白いというのにペイントソフト的な要素も盛り込むとはw
▼フォトモードのステッカーモード作品集 by nicond
題「スパイダーマンのメロメロパンチ」
題「胴上げ」
題「尻から火が」
題「格ゲー風」
題「”くも”に乗る”クモ”」
↑こちらは友達のnicondさんがステッカーモードを利用して作った作品。
才能さえあればこんなにクレイジーな作品を生み出すことができるんですね。
一方、この記事を書いているkentworldはスパイダーマンが敵の股間に蹴りを入れて浮かれているシーンを収めた品のない作品を生み出していたのであった。

それはさておき、ソーシャル要素としてもう一つ挙げたいのがワイヤーアクション中のエアトリック。
左スティックと△+○ホールドの組み合わせで様々なエアトリックを発動することが可能なので、動画配信でちょっとした個性を発揮できるんです!
このように本作はSNS全盛の今の時代に上手く溶け込んだ作りに感じました。
惜しいところ
全体の水準が高いからこそやや見劣りする探索と謎解き要素
あらゆる点が高水準のPS4「Marvel’s Spider-Man(マーベル スパイダーマン)」。
メインミッションでも様々なゲームプレイを楽しめ、いずれも高水準にまとまっていますが、強いて言えば探索と謎解き要素がやや見劣りしました。
主にMJのパートになりますが、狭い部屋内に散らばったオブジェクトを総当たりで調べて謎を明かしていくのは昔のクリックアドベンチャーのように感じられ、強制的なのでやらされている感もします。
ストーリーの展開上では違和感ありませんが、ワイヤーアクションや戦闘が楽しいからこそ劣って見えてしまいました。
ちなみにパズルパートやクイックタイムイベントは設定でスキップすることも出来ます。
これらの要素は人によっては余計に感じてしまう恐れがあるだけに、素晴らしい配慮だと思いました!
全体のまとめ
超気持ち良いワイヤーアクション、超スケールの街並み、自分のプレイに酔いしれる戦闘。
この3本柱だけで十分過ぎますが、それだけに留まらず様々な視点から描かれた濃厚なストーリー、パズルやステルスなど別ゲーとも言えるゲーム要素、多彩なサイドミッション・チャレンジ、中毒性抜群のソーシャル機能など他にも見どころ満載で気合の入れようが神レベルですw
もはやキャラゲーどころか超人系オープンワールドゲームの歴史を塗り替えるほどのクオリティで、これは発表から発売まで時間が掛かってしまうのも納得してしまいました。
スパイダーマンを知らなくても超人系オープンワールドゲームとしてこれ以上ないくらい楽しめるので、ちょっとでも気になったら買って損はありません。
超人系オープンワールドゲームの歴史を塗り替えるほど神がかった伝説のキャラゲー!
こんな人には特におススメ。
・オープンワールドゲーム好き。
・スパイダーマンファン。
こんな人にはおススメできない。
・3Dアクションゲームが苦手な人。
Marvel’s Spider-Man/お気に入り度【95/100%】
プレイした時間・・・約25時間
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なかなか楽しそうですな!
フォトモードが充実してるのが良い
ちょっと欲しくなりました