【レビュー】ワリオの森(FC) [評価・感想] ファミコンの最後を飾る超難しい落ち物パズル!


ワリオの森/FC

どうも!KENT(@kentworld2 )です!

今回は1994年2月に発売されたFC「ワリオの森」のレビューをしていきます。

本作はキノピオが主人公の落ち物パズルゲームですが、ファミコンの最後を飾る良作でした!

スーパーファミコンが発売されてから4年も経つのにこんな素晴らしい作品を任天堂が投入していたとは!?

そんなFC「ワリオの森」の良いと思った点からまずは書いていきます。

累計1,000記事突破!KENTがプレイしたゲームのレビュー記事一覧へ

このゲームを3行で説明すると?
  • キノピオを操作してモンスターを消していくパズルゲーム。
  • 同じ色のモンスターと爆弾をタテ・ヨコ・ナナメに3つ以上揃えることで消せる。
  • 爆弾が最低でも1つ並んでいないとモンスターは消せない。
初リリース日 1994年2月19日
対応ハード FC
ジャンル パズル
推定クリア時間 6~10時間
売上 不明
発売元 任天堂

スポンサーリンク

良いところ

爆弾やモンスターを持ち運んで消していくのが気持ち良い!

本作は1990年代に流行った落ち物パズルの延長線として作られています。

代表的なのが落ちてくるモンスターや爆弾を揃えていくゲームデザイン。

本作では同じ色のモンスターや爆弾をタテ・ヨコ・ナナメのいずれかに3つ以上揃えることで消せます(ただし爆弾が1つ含まれている必要がある)。

特徴的なのが、2Dアクションゲームのようにキャラクターを操作できること。

操作キャラのキノピオはフィールドを移動できるほか、爆弾やモンスターを持ち運んで下ろすことができるです!

従来の落ち物パズルに慣れているとややこしく感じるかも知れませんが、その代わり爆弾やモンスターを持ち上げて消していく爽快感を味わえました!

上手く決まるとモンスターや爆弾が誘爆していくので超気持ち良い♪

個人的にはこの爽快感が病み付きで続けたくなってしまいます。

様々なテクニック

爆弾やモンスターを持ち運んで消すだけじゃ奥が浅いなぁ・・・

開発者もそう感じたのでしょう。

本作には様々なテクニックが用意されていました!

例えば「ダイヤモンド」の生成。

同じ色のモンスターと爆弾を5つ以上並べて消すと「ダイヤモンド」を生み出すことが出来ます。

この「ダイヤモンド」がとてつもない威力を持っていて、消すことでフィールド上に設置されているすべてのモンスターと爆弾を消すことができるんです!

※ただし同じ色のモンスターと爆弾に限る。

それ以外にもキックや脱出など様々なテクニックが存在し、落ち物パズルでありながらも2Dアクションゲームの側面を強く感じられました。

「ドクターマリオ」などと比べたらゲームシステムが複雑なので人を選びますが、玄人には溜まりません!

緊張感を高めてくれるモンスタータイム

ステージ攻略中、一定時間経過すると「モンスタータイム」が発生します。

この間はモンスターのみがフィールドから降ってくるうえに天井となるドッスンが下がってくるんです!

特に終盤のステージでは苦しめられましたが、だからこその緊張感が生まれました。

※爆弾やモンスターに埋められてキノピオが動けなくなったらゲームオーバーになります。

ワリオの服が黄色ではなく紫なのはご愛嬌

モチベーションを高めてくれるコインの概念

スーパーマリオシリーズと言えばコイン!

100コイン集めることで1UPできるので特に初期の作品ではよく集めていました。

今作ではステージクリア後にボーナスとして貰えるようになっていて、30コインで1UPします。

ポイントなのが、ステージのクリアタイムが速いほどボーナスコインが沢山貰えること。

早くクリアすればするほど沢山のコインが貰えるので、前述のようなテクニックを駆使してコインを集めたくなるように作られています。

ただ・・・(個人的に合わない&気になったところに続く)

大ボリュームでチュートリアルが満載

本作にはなんと100以上のステージが用意されています!

さらに「Aゲーム」と「Bゲーム」の2種類が存在し、タイムレースや対戦機能、レッスンも用意されているんです!

スーパーファミコンソフトだったらまだしも、本作はファミコンソフトになります。

それでこれだけのボリューム感を出してきたのは凄いと思いました。

あと、レッスンモードで様々なテクニックを学べるのも嬉しいですね。

それも説明調ではなく実践で学べるようになっているから説明書よりも役立ちます。

細かいテクニックが多いゲームとは言えファミコンソフトでここまで親切に作ってくるとは・・・

さすが任天堂が1994年に発売した最後のファミコンソフトだけのことはあります。

多彩なモンスター

モンスターは1種類だけではありません。

ゲームを進めていくと新種のモンスターが現れてキノピオの行く手を阻みます。

ポイントなのが、モンスターによって消し方が異なること。

例えば斜め方向に並べないと消せなかったり、一定時間内に爆弾を2回並べないと消せなかったり。

厄介な存在ではありますが、こういう曲者が居るからこそテクニックを学びたくなるので個人的には気に入っています♪

スポンサーリンク

目次へ戻る

惜しいところ

残り人数がセーブされないことでゲームバランスが崩壊している

メインとなるラウンドモードは5ステージ毎にオートセーブされていきます。

なので本体の電源を切っても途中のステージから再開できるのは良いんですが、残り人数(コンテニュー可能の回数)はセーブされないんですよ。

さらに問題なのが、デフォルトの残り人数が0に設定されていること。

終盤になると難易度の上昇によってコインを稼げなくなるのでこれはキツイw

残り人数を増やしたければ序盤のステージからやり直せってことなんでしょうが、ちょっと不親切に感じました。

序盤だけならサクサク楽しめますが、不親切な仕様と相まって終盤は恐ろしく高難易度のゲームに化けますw

クリアを目指す場合、電源を落とさず一気にプレイした方が良いでしょうね。

※ゲームオーバーになったら倍数が5のステージからやり直しになります。

もっと色んな背景が見たかった

100以上のステージが用意されているFC「ワリオの森」。

しかし、いくら先のステージに進んでも背景は変わりません。

各ステージはモンスターなどで差別化は図っていますが、背景の多様性も欲しかった。

この辺りは同時に表示できる色が少ないファミコンソフトである弊害なんでしょうね・・・。

目次へ戻る

全体のまとめ

セーブ機能の仕様によってゲームバランスが崩壊していますが、それを除けば素晴らしい作品だと思います。

序盤はサクサクと爽快な落ち物パズルを楽しめますし、終盤は終盤で高難易度なパズルを楽しめますからね。

欠点となるセーブ機能にしてもバーチャルコンソール版では解消されているので今となっては多くの方におすすめしたい作品です。

余談ですが、本作は発売当時に友達から借りてプレイしました。

でも、あまりにも面白くてレンタル期間を延長した記憶があるんですよ。

それでも結局クリア出来ませんでしたが、それから何年も経ってからGC「どうぶつの森+」内でクリアしました(※)。

そういう意味でも個人的には思い出深い作品だったりします。

ファミコンの最後を飾る超難しい落ち物パズル!

※GC「どうぶつの森+」ではファミコン家具が登場して「ワリオの森」を楽しむことが出来ます。

こんな人には特におススメ。
・落ち物パズル好き。
・爽快感を求めている人。

こんな人にはおススメできない。
・落ち物パズルが苦手な人。

ワリオの森/お気に入り度【85/100%】
プレイした時間・・・約35時間

累計1,000記事突破!KENTがプレイしたゲームのレビュー記事一覧へ

ハードメーカー別レビュー記事リスト
Nintendo PlayStation
Xbox etc




13件のコメント

子供の頃、近所のおもちゃ屋にあった50円10分の試遊台(違法?)ではまりました。
レッキングクルー98とか数陣対戦とか任天堂のマイナーパズルゲーム好きです。

あぁ、懐かしい話です。確かに当時は違法っぽい試遊台とかありましたもんね。

ファミコン、スーパーファミコン時代は任天堂も色んなパズルゲームを出していた記憶です。

主人公がピノキオで敵がワリオ、キャサリンも登場とマリオシリーズであること以外つながりが無さそうな取り合わせでしたね(ある意味ファミコン末期らしいとも)

なにげにピノキオの単独主人公はルイージやヨッシー(たまごやクッキーは操作キャラマリオだし)よりも早かった!?

もしかしたら本作もキャラクターは後付なのかもしれませんねw

任天堂はゲームデザインからまずは構築しますから。

このゲームはマイナーなので、キノピオが初めて主人公を務めた作品であることを知らない人も多そうですw

このゲームはおもしろいですが、ある程度慣れが必要なゲームだな〜と思いました。
ファミコンリミックスのとき、本作はとっつきが悪いと思いました。操作性がちょっぴり独特なのかなぁ(・・?)
最近はファミコンオンラインのおかげで少し誤解が解けました。でも直感性ではドクマリやパネポンのほうがおもしろいかな。
良くも悪くもゲーマー向けなパズルゲーかと思いました。
最近は手軽にVCだったら、単品で買わないゲームも買えるようになったのでいい時代になりました。

他の人に触ってもらってみたところ、ドクターマリオなどと比べても慣れるのに時間が必要だと思いました。

とは言え昨今のゲームと比べたらすぐに理解出来る方だと思うんですけどね。

1994年当時の時点で落ち物パズルは有り触れていたので、奇をてらってみたのかもしれません。

個人的には鬼トレに収録されている脂肪爆発がおすすめです!

こちらはワリオの森をタッチペンオンリーで楽しめるようアレンジしたパズルゲームなので。

そういえば鬼トレの「脂肪爆発」はワリオの森と同じようなルールでしたね!
タッチ操作とキノピオを動かすのでこんなにゲーム性に違いが起こるとは!?
脂肪爆発は当時、ハマりました(^^)
鬼トレのあの息抜きパズルゲーム集はDL専売でほしいレベルですよ!
鬼トレは頭が痛くなるので、苦手…?

そうなんですよ、ワリオの森好きとしては感動しましたよw

脂肪爆発で少しは再評価されて嬉しかったです!

ただ、鬼トレではあくまでもリラックス的な位置付けでトレーニング後じゃないと選べないのがネックですよねw

ぼくも久しぶりに鬼トレやって頭が痛くなってきましたよw

買えるではなく、遊べるですね。…間違えましたwww

ワリオ様の森・・・じゃなかった、ワリオの森はやったことないですが、いくつかバージョンがあるんですよね確か。
FC版に爆笑問題版、SFC版にサテラビュー版だったかな?他にもありそう。
キノピオが主人公の作品ってこれが初なんでしたっけ?
あと、FC版のワリオ様の服の色がどうして紫なんだろうってツッコみたいんですよねwww

個人的にこのゲームとマリオとワリオ様・・・じゃなかった、マリオとワリオに出てくるワンダはもっと出てほしいですがね・・・。
あと、メイドーいいっすよね。人魚ですよ人魚!
どこからワリオ様はこんな美女連れてきたんだ・・・メイドインワリオのモナやアシュリーと言い、人脈が半端ないwww
自分もワリオ様の会社に勤めたいなぁ~

はい!それと、脂肪爆発という本作をベースにしたパズルゲームが鬼トレに収録されていました。ワリオ様は登場しませんがw

ワリオの名前を冠していますが、主人公はキノピオなんですよね。なので、ワリオのゲームと言っても良いのかは微妙なところですw

マリオとワリオも当時プレイしましたが、こちらもめちゃくちゃ難しかったw

こういう派生作品に登場したきりのキャラクターってまだまだ多いですよね。

ワリオ様はお金で美人を雇っているのかな?

FC版のワリオ様の服の色がどうして紫なんだろう?
自分も思っていました。パッケージではちゃんと黄色なのに何故なんだ?
この作品はハードの末期で、任天堂最後のFCソフトです。
他にはない凄く面白いパズルゲームなのでリメイクしてほしいです。
そしてオンでの対戦の実装をしてほしいです。

ファミコンは同時に表示出来る色が少ないのでその影響だと思います。

このゲーム、ファミコン末期に出たせいで埋もれてしまいました。

鬼トレの脂肪爆発をベースにした新作を出してほしいです!