那由多の軌跡/PSP(通常版) / (限定版)
2012年7月に発売されたPSP「那由多の軌跡」を今回はレビューします。
PSP「那由多の軌跡」はシンプルな操作でアクションが楽しめるストーリーアクションRPGです。
目次
良いところ
爽快な戦闘システム
戦闘は軽快で爽快感がありました!
本作の戦闘システムは従来の軌跡シリーズから一新されており、1ボタンで攻撃が可能な簡単操作のアクション型に変わっています。言ってしまえば「イース」シリーズと同じような感じですね。
爽快感の方は同シリーズと比較したらやや劣っていますが、それでもノーダメージで攻撃を当てて行くと与えられるダメージが増して行くシステムや攻撃が当たった時の効果音、軽快な動きによって気持ち良さは十分に感じられる作りで、何も考えずに敵を倒しているだけでも楽しかったです!
リプレイ性が高い
リプレイ性は高く感じました。本作はステージクリア形式となっていて、スタートからゴールまでの道のりはほぼ一本道で、ゴールまでに様々な目標をクリアして行く形式となっています。
一度クリアしたステージは何度でも再挑戦が可能で、初回プレイで達成出来なかったミッションに再び挑戦できるため繰り返し楽しめました。
さらに本作では各ステージの四季を変える事が可能!四季を変えると同じステージでも敵やギミックが全く変わるので、もはや別ステージを攻略しているかのよう。トータルのステージ数は四季の違いも含めたら、横スクロールアクションの平均ステージ数並にあって驚きました。
※注:このゲームは固定視点の3DアクションRPGです。
レベルがサクサク上がる
レベルはサクサク上がるので、テンポは良く感じました。
サクサク上がる要因としては戦闘がスピーディで展開が速いのに加え、素材を集めて料理を作り、それを食べる事で沢山の経験値が溜まるからです。レベル上げは全然、苦に感じません。
これはせっかちな僕には嬉しい話!今作でレベル上げのために寄り道をした事はほとんどありません。また、ボス戦で3回以上負けると難易度を下げてリトライできるのもgood!
充実のやり込み要素
・博物館にコレクトアイテムを寄贈するシステムが存在。寄贈したコレクトアイテムは眺めたり、説明を読む事が可能。
・サブクエストが存在。
・モンスター図鑑が存在。
各ステージの目標を達成して☆を集める他にも様々なやり込み要素が用意されているため、ステージを淡々とクリアして行く進行形式でも気にすること無く楽しめました。
サブクエストは数こそ少なかったものの、1つ1つ丁寧に作られており、ご褒美も豪華だったのが良かった!
BGMが良い!
日本ファルコムのゲーム、それも軌跡シリーズのBGMは評判が良いのですが、今作も例に漏れず、メロディアスなBGMが沢山収録されていました。
なんと言うか古き良きRPGを彷彿とさせてくれる感じ。最近のゲームBGMは音を重ね過ぎていてメロディが印象に残らないんですが、本作の場合はメロディラインが美しくて聴いていて心地良いんです。ゲーム音楽が好きな人は聴いて損はないと思います。
惜しいところ
早送り機能の使い勝手が悪い
イベントシーン中に×ボタンを押し続けていると早送り出来ます。が、押せば押すほど早送りの倍速が高くなって来るからちょっと飛ばしたい時には使い勝手が悪いです。
2倍速、4倍速、8倍速と、選べるようにした方が良かったのに。早送り機能自体は良い気配りでgood!
やや弱いRPGらしさ
・街は一つだけ(武器屋、雑貨屋も1つだけ)。
・ステージクリア形式のため、冒険している感が薄い。
・登場人物が少ない。
上記のように本作はRPGとして見ると異質な部分が目立っています。
Aの街→Aのダンジョン→Bの街→Bのダンジョンと新しい街とダンジョンへとどんどん進み、様々な仲間と出会って行く従来のRPGと比較すると冒険している感が薄いので、そう言う意味ではややRPGらしさが弱いと思いました。
これはこれでスッキリとまとまっていて、快適に楽しめるんですけどね。
モデリングが粗い
キャラクターのモデリング、フィールドのモデリングはPSP基準で見ても粗く、少々安っぽさを感じてしまいました。
キャラクターのモデリングはデフォルメが可愛くって主人公やノイ辺りはこれはこれで良いなーって思いましたけどね。
それにこれまでの軌跡シリーズではキャラクターは2Dで描かれており、カメラもあまり激しく回っていなかったようなので、そう言う意味での努力も感じられますしね。
陳腐な展開が多い
ストーリーは良く言えば王道。悪く言えば陳腐な印象が強かったです。
例えば○○を○個集めるストーリー展開。○○が死ぬ。など。お約束、御愛嬌として流せる所はあったんですが、さすがにストーリーアクションRPGと名乗っている以上は、○○を○個集め、さらに似たような展開が4回も連続して起きるのは納得がいきません。
が、普通の古き良きRPGとしてみたら納得。王道で無難な展開が多いけど、中盤辺りで2つの世界を上手くリンクさせた展開・伏線が続出したのは良かったです。最近のRPGに多い、小難しい専門用語も多用していませんしね。
全体のまとめ
軌跡シリーズとして見ると評価が分かれる作品なのかもしれませんが、普通のアクションRPGとして見ると普通に良く出来ており、大絶賛まではできないものの、普通に面白い作品でした。
変に軌跡シリーズとして期待せず、手軽に遊べるアクションRPGとして手を出すのが吉です!せっかちな人向けのお手軽ストーリーアクションRPG。
こんな人には特におススメ。
・せっかちな人。
・アクションゲーム好き。
こんな人にはおススメできない。
・軌跡シリーズでストーリーを重視する人。
那由多の軌跡/お気に入り度【75/100%】
プレイした時間・・・約20時間
累計1,000記事突破!KENTがプレイしたゲームのレビュー記事一覧へ
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>1234さん
????ナユタの記事に関するコメントじゃないですよね?
上記のはbotで自動書き込みされているSPAMです。
アクセスブロックをされたほうがいいかもしれませんね。
5年前のコメントがそのまま出て来てしまいました。
今は分かっています(^_^;)
このゲームは、かなり好き。
最近のイースのパーティー切り替えとかシステムは複雑で苦手ですが、
このゲームはシンプルで遊びやすく初心者にも優しい。
少しづつ進めるごとに町の人の会話が変わるのも楽しい。
ゲーム下手な人でもレベル上げでクリアできる難度。
丁寧に作られている感じがあって最後まで楽しく遊べました。
ただ、値崩れが激しく限定版が500円くらいで売ってたのを見てちょっと悲しかったです。
このゲーム、軌跡シリーズファンからは評価が低いんですよね。
確かに悪いゲームではないと思います。
イースシリーズをシンプルにしていて、遊びやすい。
比較対象が悪かったですね。
軌跡ってタイトルに騙されて買いましたが正直ビミョーでした。
これならツヴァイ3でいいじゃんと思いました。
ツヴァイに比べても大分色々オミットされててシンプルですけどね。イースと比べるのは少し可哀想。発売日に購入して途中で投げるという闇深い思い出が個人的にあります。
ファルコムゲーは今も昔も好きなんですがkentさんの仰る通り冒険感薄くて先が読めてしまうせいで眠くなってしまいました笑
微妙に感じてしまいましたか。まあ、軌跡シリーズと思ってプレイすると違うのかもしれませんね。
僕はアクションRPGだから購入しました。
比較対象によって損をしている作品だと思います。
ファルコムは中小企業なので、冒険感を出せるロケーション作りが難しいんでしょうね。
その点、イースセルセタやVIIIは頑張っています。
要は「グランディア エクストリーム」みたいな感じ?あれは好きだったな~。
シリーズの派生、番外編という意味では共通しているかもしれません。