【レビュー】アナザーコード: R 記憶の扉 [評価・感想] ゲームと言うより動く小説


アナザーコード: R 記憶の扉/Wii

どうも!KENT(@kentworld2 )です!

今回は2009年2月に発売されたWii「アナザーコード: R 記憶の扉」のレビューをしていきます。

本作はWiiリモコンを使って楽しむアドベンチャーゲームです。

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良いところ

前作からストーリー性が大幅にアップ!

前作のDS「アナザーコード 2つの記憶」はどちらかと言うとDSの機能を活かした謎解きメインの作りでした。

その一方でストーリーはそこまで凝っていませんでしたが、今作はストーリー性が大幅に増しています。

登場キャラが30人を超えて人間関係は複雑になり、任天堂のゲームではトップクラスのストーリー性を持った作品と言っても良いくらい。

特に終盤の展開は意外性があって個人的にはなかなか楽しめました。

親切なゲームシステム

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据え置き機での発売ということもあるのでしょうか?

少しずつゲームを進めていく人のためにあらすじ、関係図と言ったストーリーを復習できる機能が用意されています。

②ボタンを押すことで、特定の場面まで会話を振り返ることができるのも親切ですね!

会話画面が前作と同じく、プレイヤーが任意で質問をできる形式になっているのも分かりやすい。

章の終りにこれまで起こった出来事をクイズ形式で振り返れるのもgood!

文字が大きくてルビが振ってあるのも素晴らしい!

システム面での親切さはさすが任天堂のゲームと言ったところ。

Wiiリモコンを活かしたインターフェース

移動画面は十字キー、探索画面はポインター機能を使った操作になっており、Wiiリモコン単体でも十分快適な操作方法を実現しています。

世の中には既存のゲームシステムを無理矢理Wiiの仕様に合わせたゲームが存在しますが、このゲームは完全に一からWiiソフトとして作られたゲームになっていますね。

雰囲気の良さ

M☆G☆M+etc... M☆G☆M+etc...

キャラクターはアニメとCGの中間のようなタッチで描かれており、前作のイメージを上手く3Dに落とし込んでいます。

背景の書き込みもWiiとはいえ凄く丁寧に作られており、臨場感もかなり感じられる仕上がりになっています。

音楽もゲームの雰囲気に合った爽やかな曲で、雰囲気ゲーとしても耐えられる出来です。

魅力的なキャラクター

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アシュレイを始めとするゲームに登場するキャラクターは、怒った時、うれしい時、悲しい時にしっかりとそれらしい表情・仕草をしてくれて、まるで本当に生きているかのように生き生きと動いてくれます。

特に本作の主人公であるアシュレイの可愛さは尋常ではありません!

本当に可愛くて、16歳にしては素直な性格で、ゲームをプレイしている時は常に彼女に感情移入をする事が出来ました。

あ、だからと言ってギャルゲーではありませんよ!

あざとさは感じられないので、女性の方から見てもアシュレイは可愛く見えると思います。

欲を言えばキャラクターの感情が込みあがっている時には涙を流してほしかった・・・。

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惜しいところ

テンポの悪さ

キャラクター同士の会話は基本的に質問形式になっているため長話になりがちで、見ているこっちはだらけます。

話の展開自体もゆっくり過ぎる!

そのため序盤の物語はどうしても退屈になってしまい、投げ出す人はすぐに投げ出してしまうでしょう。

ゲーム性の低下

ストーリーに力が入っている分ゲーム部分に力を注げなかったのか、謎解きは前作に比べて控え目になっています。

(Wiiリモコンの機能を活かした謎解き自体も感度が悪くて今一つの出来)

前編を通した印象としては、ゲームをやっていると言うより動く小説を見ているかのよう。

Wiiリモコンを使った斬新な謎解きに期待していただけに残念です。

詰めの甘さ

マップのいたる所に空き缶が置かれています。

それを回収機に持って行く事でメダルと交換する事が出来、ガムボールを手に入れることができるのですが、何に使うのか全く分かりません。

僕としては回収機で手に入るメダルを集める事で、特典がもらえる仕様にしてくれたら探索意欲が湧いてもう少しゲームとして楽しみ事が出来たと思うのに・・・勿体ない!

ストーリーもプレイヤーの想像にお任せする部分がいくつかあって消化不良。

もう少し詰め込んで欲しかった部分がいくつかあります。

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全体のまとめ

いくつか不満な点はありますが、全体的には丁寧に作られており買って損をするような作品ではありません。

ただ、突出して良い部分もないので、Wiiのソフト不足を解消できるレベルの作品ではないことは確かですね。

ゆっくり、のんびりと進めていくゲームが好きな人にはおススメ!

こんな人には特におススメ。
・雰囲気好き。

こんな人にはおススメできない。
・ゲーム性を重視する人。

アナザーコード: R 記憶の扉/お気に入り度【60/100%】
プレイした時間・・・18時間

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8件のコメント

私も最近クリアしました。確かに序盤は少々退屈しましたが、終盤のストーリーは盛り上がりましたね。
ただ、テンポの良さなどウィッシュルームから劣化した部分がいくつかあったのが残念ですね。

『小説を解くように…』って、言ってましたよね?CMで
章の終りにクイズ形式で振り返るんですか…
まるでウイッシュルームですね!
表情の良さもまるで風のタクトみたい…(^O^)
なんか…アナザーコード以外の話してますね…(;^_^A
前作も未プレイなんです(T_T)
こんな私でも大丈夫なんですかね?
平日は朝しかゲームできないからなぁ…

アシュレイに関しては、誰も反感を覚えないキャラクターにしてありましたね~
個人的には、良い子すぎてこの年齢の女の子という感じがしなかったのが残念です^^;
雰囲気作りは、CINGは上手いですね。
遠くに存在するオブジェクトを眺めながら移動する感じ、僕は好きでした。
テンポの悪さに関しては、どこも言及してるみたいですね~
展開の遅さもありますが、会話の台詞回しが回りくどいのが要因なきがします。
ボリュームアップさせたかったんでしょうけど、裏目ですかね。
謎解きは不親切なのが増えちゃったのがやっぱり悲しい^^;
このシリーズ最大の売りだったはずだったのになぁ…
まあ、僕からいえることは…そう、アレです。
kentさんも予想できていると思いますが、ウィッシュルームマジお奨め!ということで。

終盤はなかなか良かったですよ~!
僕もせっかちな性格なので、テンポの悪さは気になりました。
会話長すぎ!

小説を読みながらミニゲームをするって感じの作品でした。
ゲーム部分をミニゲームと思わせたらだめでしょ!
ウィッシュルームはアナザーコードから引き継いだ要素もいくつかあるみたいですね。
てか、今思ったんですけど、ピクージさんがウィッシュルームをやるとは・・・w
いや、なんか渋いイメージが強くて(^o^;)
ごめんなさいごめんなさいごめんなさい。
前作をプレイしていなくても今作はプレイ出来ると思います。
ただし、ゲームと言うよりうごく小説を読みたい人にしかお勧めできません!
ゲームロード後にあらすじが出てきたりして、少しずつプレイしても大丈夫な作りになっていますから、
条件を満たせたら買っても良い作品だと思いますよ~♪

前作でも思ったんですけど、アシュレイは本当に良い子ですよねー!今時珍しいです。
でも16歳だったらもう少し捻くれて欲しい部分もありますねー
あまり年齢は意識しない方が良いのかな?
雰囲気の良さは特筆したいですね!
Wiiでこれだけの世界を表現できるとは思いませんでした!
・・・少しWiiを甘く見ていたのかもしれませんね(笑)
今回の作品は、「前作から大きくボリュームアップさせたい!」
と言う開発者の気持ちがひしひしと伝わる作りになっていますよね^^;
確かにそれが裏目に出ちゃっている部分もありますね。
でも、なんだかんだで結構好きな作品ですよ!
ウィッシュルームは今作よりも面白いようなので、
ええ、もちろん買いますよ~!
ちょっと明日ゲームショップで弟のゲームを買ってくるので、
早ければその時にでも・・・^^

どもです。
借りられた俺が来ました。
何というか色々と惜しいんだよね。
もう少しパズル要素に力を入れてくれれば・・。
それと鉱山・・1回で良いから入りたかったです。
あそこで何かあると思ったんだけど('A`)
でもこのシステムで、殺人事件とかサスペンス物をやれば面白いと思ったな~。

またまた素晴らしい名言を使っていたので、借りちゃいましたーw
パズル要素はもう少し欲しかったですよね。
僕はストーリーよりもWiiならではの謎解きを期待していたので、残念でした(´_`。)
アー!!鉱山の存在をすっかり忘れていた!
そうですよね!あそこには入ってみたかった!
でも、この作品にはなんらかの隠し要素がありそうな予感がします。
もし分かったらこのブログで紹介しようかな?
システム面は良く出来ているので、
このエンジンを使ってサスペンス物をやれば絶対に面白いでしょうね!
今作の終盤が面白かった理由はサスペンス色が強かったからですもんね!