
斬撃のREGINLEIV/Wii
2010年2月に発売されたWii「斬撃のREGINLEIV」を今回はレビューします。
Wii「斬撃のREGINLEIV」はWiiリモコンとヌンチャクを使った操作で敵を倒していく爽快感のある斬撃アクションゲームです。
開発は「地球防衛軍」シリーズのサンドロットが担当。
目次
良いところ
敵を切り刻む爽快感!
Wiiリモコンを振って敵を切り刻む。
基本的に本作ではこの行為をただひたすら繰り返して行くだけなんですが、敵がバラバラになる描写や効果音が素晴らしく、単調に感じるどころか癖になるほどの爽快感を持っています。
・攻撃力が高くて貫通する弓や槍で敵をまとめて倒せた。
・遠距離から非常に攻撃力&攻撃範囲が広い魔法攻撃が敵に当たった。
本作をプレイしていて特に気持ち良いと思った時。
正直、最初にプレイした時は無双系と大して変わらないだろうと思っていましたが、こっちの方が敵を倒す爽快感が圧倒的に勝っており、当初感じていた単調さがほとんど気にならなくなってきました。
とにかく敵を切り刻む爽快感が素晴らしいので、ぜひもっと多くの方にこの感触を味わってもらいたいものです。
ちなみに本作はクラシックコントローラでもプレイできますが、それでは神速移動(ダッシュ)以外の操作性が悪く、爽快感も落ちるのであまりおススメできません。
あと、Wiiモーションプラスがあるとより快適に楽しめるので、100%レギンレイヴを楽しみたい方はぜひこの機会に購入しましょう!
300種類以上存在する武器
本作に登場する武器は全部で300種類以上あり、新しい武器は敵を倒す事で出現する結晶を使って作ることができます。
このシステムがまた中毒性アップに拍車をかけており、あと少しの結晶で武器が作れる時にはついついもう一回!と言いながらミッションに挑んでしまいました。
武器自体も300種類用意されているだけあってどれも個性的で、毎回ミッションに挑む前に次のミッションではどの武器を使おうか迷ってしまいます。
オンラインモードの搭載
本作には一人用のストーリーモードとは別に、離れたプレイヤーと協力してミッションに挑戦できるオンラインモードが用意されています。
オンラインモードでプレイできるミッションの中にはストーリーモードでは遊べない物も存在し、すべての難易度・ミッション・キャラクターでクリアしようと思えばとんでもないくらいの時間がかかると思います。
個人的に合わない&気になったところ
神速移動(ダッシュ)のやり難さ
神速移動はヌンチャクを振って行いますが、ヌンチャクの加速度センサーの感度が悪いためか非常にやり難く、なかなか思った方向にダッシュが出来ません。
このゲームでは敵の攻撃を避けるアクションを必要とする事が多いので、思った方向にダッシュできないのはかなりストレスを作っていると思います。
ちなみに設定がデフォルト状態だと視点変更などの面も不便に感じてしまうと思うので、できるだけ自分に合った設定に変更する事をお勧めします。
設定画面ではかなり細かい所まで調節できるので、上手く設定出来れば少しは快適にプレイできると思います。
オンラインモードの不便さ
・定型文の種類は多めだが場所をいちいち覚えないといけない(良く使う定型文はお気に入り登録出来たら良かった)。
・オンラインで知り合った人とフレンドコードの登録はできない。
・ルームに入って準備完了ボタンを押したらルームを出ない限りキャンセルできない。
・フレンド一覧画面でフレンドの進行状況を見ることができない。
・ミッションをクリアしたらすぐに画面が切り替わるので敵が落とした結晶をほとんど回収できない。
オンラインモードで不便に感じた事を箇条書きで書いてみました。
任天堂の方針(オンラインで極力トラブルが起きないようにする)は分かるのですが、もう少し使いやすくしてほしかった。
まあ、定型文ならではの遊びも用意されているのは事実ですけどね。
表現面の粗さ
・グラフィックは全体的にぼやけている。
・キャラクターの顔に立体感が無く、まるでお面を被っているように見える。
表現面でも言いたい事が多いので箇条書きにしてみました。
処理落ちは大抵攻撃時に起きるので、処理落ちでは無くスローモーションとして捉えると逆に爽快感が上がって難点に感じなくなるかも。
冗長過ぎるストーリー
北欧神話の世界を舞台にした本作のストーリーですが、これはあって無いような物だと思った方が良いです。
ストーリーの途中では何度も「最後の戦いだ!」と言う台詞が出て来ますが、全然終わらないし登場キャラが多いせいで空気キャラも沢山いてこの辺りに期待すると肩すかしを食うかもしれません。ラストミッションの演出は少し泣けましたが・・・。
その他気になった点
・トレーニングモードはムービーでは無く自分で操作したかった。
・結晶が飛び散り過ぎてすべて回収するのが面倒。
・オンラインとオフラインのセーブデータの共有ができない。
全体のまとめ
悪いところも沢山ある作品なのでその部分だけ見てしまうとクソゲーに感じてしまうかもしれませんが、良い所に書いた爽快感が悪い点をほとんど吹き飛ばしてくれて個人的にはかなりの良作に感じられました。
Wii「斬撃のREGINLEIV」は単に敵を倒していくだけのゲームなのに、やればやるほど面白さが分かって来る不思議なゲームです。
何度敵を切り刻んでも飽きないので、今後もストレスが溜まった時にやろうと思っています。史上最高の爽快感がここに!
こんな人には特におススメ。
・爽快感を求めている人。
・素材を集めて武器を作るのが好きな人。
こんな人にはおススメできない。
・グラフィックを重視する人。
・快適性を重視する人。
・ストーリーを重視する人。
斬撃のREGINLEIV/お気に入り度【85/100%】
プレイした時間・・・約50時間
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