2010年4月に発売されたXbox 360「スプリンターセル コンヴィクション」を
今回はレビューします!Xbox 360「スプリンターセル コンヴィクション」は
全世界で人気のステルスアクションゲームシリーズの5作目に当たる作品です!
本作では隠れながら敵を倒して目的地まで進む事が
基本的な攻略法何ですが、時には銃撃戦で勝たなければ
進められないシーンもあります。しかし、主人公の体力はかなり少なめで、
余程腕がある人じゃない限りそのような状況に陥った場合勝つことは不可能です。
そんな時に役立つのがマーク&アクションと呼ばれるシステム。
マーク&アクションとは、敵をマークしてボタンを押す事で
自動的に敵の頭を撃って倒してしてくれるシステムの事で、
敵を打撃攻撃で倒す事で使えるようになります。
このシステムが存在するおかげで「敵に気付かれないように打撃攻撃で倒す」→
「マーク&アクションを使って残りの敵を簡単に始末する」と言う
テクニックが使えるようになり、よりゲーム性を高めてくれます。
ラスト・ノウン・ポジション
本作では敵が最後に主人公を認識した場所にゴーストが表示され、
物音が聞こえるまで敵はそこを集中的に銃弾を放ちます。
このシステムの事をラスト・ノウン・ポジションと呼びますが、
ゲーム性を高めてくれる役割を果たしており、その点では良かったです。
ただ、このシステムは・・・(続きは悪い所で)。
ミッションの合間にはムービーが挿入されますが、
どれも余計な回想シーンなどが一切存在しなくて
アクション映画のようにあっという間に物語が進むため止め時を失います。
ストーリーには爆発的な面白さこそ存在しませんが、かなり趣向を
凝らした作りになっており、何度見ても味がある内容になっていると思います。
ちなみに吹き替えにも対応しており、どこか洋画のノリを感じられました。
本作をプレイしていてまず感心したのが細かい所まで作り込まれているグラフィック。
街を歩いている人、建物の中にある小物すべてが
しっかり作られており、没入感を味わうことができます。
また、ミッションによっては特定の人物を捕まえて
ボタンを押す事で尋問をすることができるのですが、
オブジェクトを使用した尋問アクションの作りが場所によってそれぞれ違うので、
この辺りの作りの細かさにも感心してしまいました。
例 テレビの前で尋問→テレビに向かって顔を叩きつける(もちろんテレビは割れます)。
手洗い場の近くで尋問→手洗い場に相手の顔を叩きつける(手洗い場は壊れます)。
ただ、相手を痛めつけるシーンはどれも暴力的でかなり痛々しいです。
中には爽快感があると思う方もいそうですが、
僕はちょっと痛々しくてあんまり好きではありません。
本作では「他の敵に警戒される事無く1人をヘッドショットで倒す」などの
設定されているチャレンジ条件を満たすと、武器のアップグレードや
新しいコスチュームを買う時に必要なポイントが貰えます。
このシステムのおかげで難しいプレイをする必然性が出来て、
さらにリプレイ性を高めてくれる役割も果たしていると思いました。
本作には一人用モードの他に、2人で協力してクリアする
マルチプレイヤーモードが収録されています。
ルールは全部で5種類用意されており、その中の協力ストーリーでは
マルチプレイヤーオリジナルのストーリーを楽しむことができます。
この協力ストーリーなんですが、最後には協力ストーリーだからこそ出来た
意外な展開が待っているので、オンライン環境がある人はぜひやってみましょう!
それ以外のモードもしっかり作り込まれており、
相棒を助けると言う協力プレイ専用のアクションが用意されていて
シングルプレイとはまた違った魅力を持っていると思います。
このモードだけで一本のゲームが成立してもおかしくないかも。
良いところで触れましたが、本作では敵が最後に主人公を認識した場所に
ゴーストが表示され、物音が聞こえるまで敵はそこを集中的に銃弾を放ちます。
このシステムはゲーム性を高める役割を果たしていますが、
一方でどの敵も一点集中型に感じられて、少し興覚めてしまいました。
現実の世界ではみんながみんな一点集中型ではありませんからね。
リアリティを追求する場合、良いのか悪いのかちょっと分からないシステムでした。
演出のためとは言え暗がりに入ると画面がモノクロで表示されるようになるため
非常に見難く、液晶テレビの場合斜めから見たら暗過ぎて全く見えませんでした。
正面から見てもかなり暗くて見難いので、もう少し見やすくしてほしかった。
※テレビの設定で何とか出来たらゴメンナサイ。
どのミッションも全体的にチェックポイントが少なかったので、
もう少し増やしてほしかった。チェックポイント直前の所で
死んだ時のショックはかなり大きかったです。
その他気になった事
・シングルプレイは8時間程度でクリア可能なので、
マルチプレイができる環境が無いとすぐに飽きる。
・稀に物陰にいる敵をマーク&アクションで倒せてしまう。
・協力プレイ時に回線が切れる事が何度かあった。
・TPSとしての出来はイマイチなので、銃撃戦はあまり面白くない。
シングルモードのボリュームは少なめですが、チャレンジと言う
やり込み要素もありますし、マルチプレイヤーモードもあるので、
トータルで見たら十分過ぎるほどのボリュームでした。
全体的な出来もSランクこそはあげられない物のAランクは
あげられそうな出来で、アクションシューティングや
ステルスアクションに自信のある方にはおススメしたい作品です。
こんな人には特におススメ。
・ステルスゲーム好き。
こんな人にはおススメできない。
・ネット環境が無い人。
・アクションゲームが苦手な人。
スプリンターセル コンヴィクション/お気に入り度【80/100%】
プレイした時間・・・約20時間
※何か分からないゲーム用語を見かけたらこちら をご覧ください。
スプセル買おうと思ったんで参考になりました^^
日本語吹き替えって書かれていますが、英語音声にも対応していますよね?
>マースさん
英語の音声もちゃんと収録されていますよー!
地味にローカライズには気合が入っていて
面白いのでもっと注目されて欲しかったです・・・。
難易度もそこそこあってバランスはいい・・・
と思いきやラスト・ノウン・ポジションが
よくもわるくも機能しているようですね(´・ω・)
8時間で終わってしまうのなら、たしかに
マルチプレイが出来ないと飽きちゃいますね・・・。
>ガイファスさん
ラスト・ノウン・ポジションは捉え方次第だとは思いますけどね。
シングルプレイは短めですが、
その分余計なシーンは極力省いているので充実感はあります。
全体的には凄く良く出来たゲームでしたー!
日本人にもお勧めしたい作品です^^