【レビュー】The Surge 2(ザ サージ2) [評価・感想] 改善と改良を重ねて本家に匹敵するほどの中毒性を実現した良作!


The Surge 2(ザ サージ2)/PS4

どうも!KENT(@kentworld2)です!

今回は2019年12月に発売されたPS4「The Surge 2(ザ サージ2)」のレビューをしていきます。

本作はSF高難易度アクションRPGの2作目になりますが、改善と改良を重ねて本家に匹敵するほどの中毒性を実現した良作でした!

Seoul-Like(ソウルライク)

今やこんなジャンルが出来上がるほど「DARK SOULS(ダークソウル)」のフォロワータイトルが増えてきました。

今回レビューするPS4「The Surge 2」もその1つになりますが、中毒性の高さは本家に匹敵するほど高く感じます。

それだけ前作のPS4「The Surge(ザ サージ)」からブラッシュアップを重ねていて、クリアまで夢中でプレイし続けました!

ここからはそんなPS4「The Surge 2」について詳しく書いていきます。

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このゲームを3行で説明すると?
  • SF世界を舞台にした高難易度アクションRPG。
  • 入り組んだ3Dフィールドを探索してボスと戦うのがメイン。
  • 敵の部位を破壊して自身のパーツとして取り付けることができる。
初リリース日 2019年12月19日
対応ハード PS4
ジャンル アクションRPG
売上 初週0.3万本
推定クリア時間 25~35時間
発売元 オーイズミ・アミュージオ

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良いところ

ようやく本家に追いついた様々な仕様

本作を手掛けたDeck13 Interactiveはこの5年間、ソウルライクゲームを開発し続けていました。

ロード オブ ザ フォールン」から始まり、次に「The Surge」を手掛け・・・。

しかし、いずれも本家の「ダークソウル」に劣る部分があったんです。

キャラクタークリエイトは出来ず、オンライン機能は用意されておらず・・・。

「The Surge」に至ってはボス戦の数も少なく、人によっては物足りなさを感じる作品でした。

一方、今回レビューする「The Surge 2」は

  • アバター制になったことで主人公の見た目をカスタマイズできるようになった
  • 壁や床にアイコンを設置できるソーシャル機能が追加
  • ボス戦の数が大幅に増加

といった感じでここで挙げた全ての点を改善しています。

オンラインに接続した状態でプレイすると隠し通路への道に誰かがアイコンを置いてくれるかも!?

このような緩い繋がりを「ダークソウル」だけではなく「The Surge」シリーズでも味わえるのは嬉しいです!

ボス戦の増加も見せ場が増えたことになるのでゲームプレイのメリハリが増しました!

新たに「火炎」「電気」「毒」「ナノ」といった属性攻撃が追加されましたし、RPG的な奥深さも増しています。

よりメトロイドヴァニア感が増したフィールド

メトロイドヴァニア

入り組んだフィールド内でパワーアップアイテムを集めていくことで徐々に行動範囲が広がるジャンルを差します。

元々、前作もメトロイドヴァニア的な側面が強かったんですが、今作はさらに強調されたマップデザインになりました!

マップが入り組んでいるのは言わずもがな。

さらに

  • パワーアップアイテムを入手することで行動範囲が広がるようになった
  • ストーリーの進行上、同じマップを何度か行き来する

の2点によりメトロイドヴァニアっぽさがさらに増しています。

「あれ?この先はどうやって行くのだろうか?」

ゲームを進めていくとこのような展開に何度も遭遇しますが、ある時に入手できるパワーアップアイテムを使えば突破できるようになるんです!

もし通行止めのエリアを見つけたら場所を覚えておき、別の道を目指しましょう。

きっと、パワーアップアイテムを入手してから訪れると道が開かれますよ。

進行形式はマップの中央に巨大な都市がある関係上、ストーリークリアまでに同じエリアを何度も訪れるようになっています。

こうして書くとお使いゲーっぽく感じるかもしれませんが、ストーリーを進めていくと同じエリアでも地形が大幅に変わるので気になりません。

むしろ、「以前訪れた時はここに道があったのに通れなくなっている!?」なんて戸惑うことが多くて苦戦しましたw

マップのリサイクルは前作よりも上手くなっている印象です。

より冒険している感が増した

前作の「The Surge」は廃墟のような屋内が主な舞台でした。

そのため冒険というよりは探索している感が強く、RPGとして見ると地味に感じます。

一方、今作は屋外の比率がやや増加し、都市や森のロケーションが加わったことで冒険している感が増しました!

やはり、RPGは冒険している感がないとね♪

冒険している感という意味では非戦闘エリアの追加も印象的。

今作には拠点的なエリアが存在し、

  • NPCとの会話
  • お店の利用
  • サブクエストの受注

ができるようになりました。

ずーっと探索や戦闘ばかりだと疲れてしまうので、息抜きができるエリアが追加されたのは嬉しいです!

より強調されたエネルギーゲージを利用しての回復システム

今作は戦闘システムが前作から一新されています。

最大の違いが、体力の回復方式。

前作の場合、チャージ式のアイテムを使用して回復する方式でした。

ところが本作の場合、チャージ式の回復アイテムが弱体化しているんです!

それ故に序盤は好きなタイミングで回復することが出来ません。

じゃあどうするのかというと、エネルギーゲージを溜めて回復アイテムに変換することを推奨して作られています。

前作でもこの手のシステムは存在しましたが、今作は回復アイテムに変換できるうえストックできるようになりました。

エネルギーゲージは敵に攻撃がヒットさえすればどんどん溜まっていくので、その気になれば回復アイテムをいくらでもストック出来ます。

回復アイテムが無くなったので篝火などのチェックポイントに戻ってチャージする。

いつしかソウルライクゲームではそんなお作法が生まれましたが、本作は回復のシステムを一新したことでプレイスタイルが変化しました。

元々、「The Surge」シリーズはチェックポイントに触れないまま敵を倒し続けると入手できるテックスクラップ(経験値&お金)の倍率が増えていくシステムが搭載されています。

このシステムは今作のゲームバランスとマッチしているので、よりゲームデザインが洗練されている印象です。

一方、前作で見られたドローンの追尾攻撃はエネルギーゲージを使用する形式から弾薬制に変更。

エネルギーゲージを溜めなくても弾薬さえあれば制約なしで追尾攻撃ができるようになりました。

中毒性を高める部位破壊&ハクスラ要素

前作で特徴的だった部位破壊の要素は今作も継承しています。

頭、腕、足、体。

このようにロックオンすると攻撃する部位を選択することが出来ます。

与えられるダメージ量は部位によって変化。

例えば顔を隠している敵は別の部位を攻撃しないといけません。

さらに敵の体力が残り少なくなったらフィニュッシュブローが使えるようになります。

すると、部位が飛び散り、その部位にちなんだアイテムが手に入るんです!

ゲームを進めていくと敵が強くなり、被ダメージが大幅に増えていきます。

そんな時は敵の部位を破壊してアイテムを入手しましょう!

該当するアイテムを集めたらメッドベイで新しい装備アイテムを作成することが出来ます。

イメージ的には「モンスターハンター」シリーズの剥ぎ取りによる素材集めのような感じ。

そんな部位破壊の中毒性をさらに高めるのがハック&スラッシュ要素。

フィニッシュブローによる部位破壊で入手できるのは部位のアイテムだけではありません。

時には装備アイテムを強化できる素材も入手できるので、最強装備を意識して作り始めるとハック&スラッシュ要素が増します。

これが非常に面白く、特に終盤は強敵を倒すために何度も同じエリアを行き来して強化アイテムを集めました。

この辺りのハック&スラッシュ要素は本家を上回る面白さで、同系統のゲームとしてはPS4「仁王」に匹敵するくらい。

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個人的に合わない&気になったところ

若いイケメンや美少女を作成できない

前述の通り本作はアバター制を取り入れています。

しかし、本作は洋ゲーなので、若いイケメンや美女は作成出来ませんw

ぼくは頑張って金髪のイケメンを作ろうと思いましたが、ピチピチ肌に出来ねぇ!w

何故、若くても中年にしかできないのでしょうか(泣)

相変わらず不親切で動きが軽い

前作のレビューでは3つの気になった点を挙げました。

  • 全体的に不親切
  • 見た目の割に動きが軽い
  • ボス戦が少ない

この中で「ボス戦が少ない」点はある程度改善されましたが、残りの2点は改善されていません。

相変わらずマップが入り組んでいる割にはヒントが少ないのでどこへ行けば分かりにくいですし、60fpsであるが故に外骨格スーツらしい重厚感のある動きを見せてくれませんから・・・。

前作をプレイして気になった方は要注意です。

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The Surge 2(ザ サージ2)のレビューまとめ

前作から様々な部分が改善・改良された続編に相応しい作品。

パッと見は前作と大差無いように見えるので最初の頃は既視感がありましたが、最後までプレイして印象が変わりました。

このゲーム、前作を土台にしてしっかりとブラッシュアップさせています!

おかげでソウルライクゲームの中でも上位に位置するほどの中毒性を生み出していて、ぼくは発売から1週間もせずにクリアしてしまいましたw

同じDeck13製である「ロード オブ ザ フォールン」や「The Surge」はここまでハマらなかったので同社の最高記録を更新していますw

改善と改良を重ねて本家に匹敵するほどの中毒性を実現した良作!

こんな人には特におススメ。
・探索好き。
・ハクスラ好き。
・SF好き。

こんな人にはおススメできない。
・探索が苦手な人。
・アクションゲームが苦手な人。

The Surge 2(ザ サージ 2)/お気に入り度【90/100%】
プレイした時間・・・約30時間

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4件のコメント

サージ2楽しいですよね!良いレビューでしたが、一つだけ気になる点が。

「部位が飛び散り、運が良ければその部位にちなんだアイテムが手に入るんです!」とのことですが、インプラント強化素材やテックスクラップ以外は、基本的に100%確実に貰えます。
武装した部位を破壊すれば入手、生身の部位なら未入手の代わりに耐久性が低い…….という二択構造のハクスラです。

失礼しました、訂正させていただきますm(__)m

サージ2はこんなにも良作だとは予想外です。

遅ればせながら遂に購入しましたよ。そして今作、非常に良い!
前作はクリアはしつつも2年間積んでしまった時期がありましたが、今作は3日でクリアです。
数あるソウルライクの中でも、かなり良い出来ではないでしょうか。

賛否両論あるエネルギーゲージ周り(特に回復薬)ですが、個人的には良かったですね。
高難度ゲームは、「更に探索を進めるか、それとも戻るか」で悩むことが多く、それも楽しみの一つだと思いますが、確実に戻る理由の一つとして回復アイテムの枯渇があります。この場合(僕ならば)無条件で戻ることになり、悩む点は存在しません。
一方で今作は、回復アイテムが尽きてしまっても、敵と上手に渡り合えば回復できるわけで、良い意味で進む/戻るの判断が難しくなります。そこに、戦い続けると入手ソウル(テックスクラップ)が増大するという仕様が相まって、やめ時を失ってしまいました。

探索要素も良かったですね。特に、序盤から高レベル地帯に行けるところ。レベル2武器くらいの段階で、ギデオンの岩場に行ってレベル5武器を作ったあたり、非常に楽しかった。敵も強いがパリィを駆使すれば十分に倒せるし、良いレベルデザインだと思います。
また、屋外マップも多く開放感があるのも良かった。

残念だったのは、隠しマップ・ボスがないこと、ファストトラベルの解禁が遅く、かつトラベル場所も少ないため、移動が面倒なことくらいでした。あとはサブストーリーが前作よりもお使い感が増してしまっていたかな。

まあ、そこまで気になる点でもないですし、良いゲームです。
今回は匙を投げずに済みました、surgeなだけに(2回目)

クリアおめでとうございます~!

今作、前作と比べて明らかに面白くなっていますよね~。

そうなんですよ、エネルギーゲージのシステムはソウルライクゲームの制限を上手く生かしていて感心してしまいました。

ギデオンの岩場はいきなり進んだので敵が妙に強くて大苦戦しましたw

確かにお使い感はあったと思います。同じところを何度も行き来したからな~