2017/12/15/12:00 | ゲームレビュー

The Surge(ザ サージ)【レビュー・評価】探索とハクスラ要素を強めたダークソウルに見せかけた3Dのメトロイドヴァニア!


The Surge (ザ サージ) /PS4(Z指定)

2017年11月に発売されたPS4「The Surge (ザ サージ) 」を今回はレビューします。

PS4「The Surge (ザ サージ) 」は廃棄施設を舞台にしたSFの高難易度アクションRPGです。

開発はPS4「ロード オブ ザ フォールン」を手掛けたドイツのスタジオDeck 13 Interactiveが担当。

プレイ日記はこちら

良いところ

中毒性の高さ

本作は全世界で高く評価された「ダークソウル」シリーズに大きく影響を受けて作られています。

そのためゲームシステムやアクションの大部分は「ダークソウル」シリーズが基本となっているんですが、中毒性の高さはバッチリ抑えていました!

「ダークソウル」シリーズとの主な共通点を箇条書きで挙げていくと・・・

・ゲームオーバーになると持っている経験値をその場に落としてしまう。
・落とした経験値はやられた場所に戻れば一度だけ回収出来る。
・スタミナゲージを駆使して攻撃を行う事になる。
・体力や回復アイテムの補充などが出来る拠点がいくつか設置されている。
・拠点で回復すると敵が復活する。
・マップ機能は存在せず、探索要素が非常に強い。
・いくつかのステージに分かれていて、奥に潜むボスを倒すのが最終的な目的。
・敵にロックオンする事が可能。攻撃は近距離中心。

こんな感じですね。特筆したいのが、ゲームオーバーになると持っている経験値(テックスクラップ)をその場に落としてしまう仕様。

一度だけ倒れた場所まで戻れば失った経験値を回収出来る点は共通していますが、「ダークソウル」とは違ってどこにあるのか距離で教えてくれるんです!

ただし、制限時間以内に入手出来ないと消えてしまうので、ある程度の場所が分かる反面、早く回収しないといけないようになっているんですね。

「ダークソウル」のフォロワータイトルは数多くプレイしてきましたが、このような味付けを行っている作品は初めてだったので「へぇ」って感じです。

また、実質前作となるPS4「ロード オブ ザ フォールン」で見られた敵を倒す度に取得経験値が倍増するシステムも健在でした。

倍率はチェックポイントに戻るとリセットされてしまうので、粘って戦う事でハイリスクハイリターンが生まれるから緊張感が高まります。

部位を破壊する楽しさ

そして本作最大のオリジナリティが部位破壊の要素です!

敵はロックオンする事が可能なんですが、人間型の場合は顔、腕、体、足を選択する事が出来ます。

部位によって与えられるダメージが異なるほか、瀕死状態時に使えるフィニュッシュブローを使えば指定した部位を破壊出来るんです!

運が良いとその部位にちなんだアイテムを入手する事が出来、集める事で装備アイテムの作成や強化が可能になります。

この要素によって部位を破壊する気持ち良さとハック&スラッシュの面白さを生み出していて素晴らしい味付けに感じました!

イメージ的には「ダークソウル」に「モンスターハンター」の剥ぎ取りシステムを追加したような感じ。

ただ、部位破壊の表現はZ指定らしく過激で、首はもちろん、体もまっ二つに出来て血も飛び散ります。

一定確率でカメラがアップになってスローモーションの演出が発生するので、部位破壊が強調されていました。

装備品はあり合わせなのでカッコ良くはなりにくいですが、このような演出を取り入れてくれるとダサカッコ良さが生まれてきて良いですね!

ユニークなカスタマイズ

カスタマイズ要素はユニークな物となっています。

各部位に装備品を付けられるほか、スロットに特殊な効果のチップ(インプラント)を設置する事が可能で、そこでの設定次第で戦闘力が大きく左右されます。

ポイントなのが、取り外しが可能なので状況に応じてカスタマイズが出来る事。

体力の最大値が非常に高く、回復アイテムを30個も所有した長期戦型。

スタミナゲージを極限まで高め、攻撃力アップの注入剤を所持した攻撃特化型。

このようにカスタマイズ次第で何かに特化したスタイルでステージを攻略出来るため、本家にはない楽しさがあると思いました。

ちなみにチップを設置出来るスロット数はレベルの高さに応じて増えていきますが、チップ毎にポイントの概念が存在して最大値を超えると空きがあっても設置出来なくなります。

最大値はレベルに応じて増えていくので、本作の場合レベル上げはステータスを高めるというよりは強力なチップを沢山埋め込むためにやっている感が強いです。

本作はSFものなので、カスタマイズ要素が強いのは世界観に良く合っていると思います。

入り組んだフィールドの探索

フィールドの構造は驚くほど入り組んでいます。

「ダークソウル」「ブラッドボーン」「仁王」「ロード オブ ザ フォールン」など今まで数多くの高難易度アクションRPGをプレイしてきましたが、こんなに入り組んだ構造のゲームは初めてです!

フィールドの構造は2つめのボス戦を終えた辺りから驚くほどの大迷宮と化して、1エリアの構造を把握するのに3~4時間はかかってしまいます。

イメージ的にはこんな感じ。終盤になるとダクトのようなところをグルグルグルグル回って仕掛けを作動させ、数多くの抜け道やショートカットを探す事になって大変でした。

だが、それが良い!

全体的に入り組んでいるうえ高難易度なので、「メトロイド」や「悪魔城ドラキュラ」のような探索型アクションゲームが好きな人はハマると思います。

エネルギーゲージを駆使したバトル

バトルシステムはヒット&アウェイ中心で、敵との駆け引きが非常に熱く感じられました。

この辺りは「ダークソウル」シリーズと同じような感じですが、エネルギーゲージを駆使しての追加効果はオリジナリティを感じられます。

エネルギーゲージは敵にダメージを与える事で増えていき、一定数溜まった状態で使用するとドローンの追尾攻撃が可能なんです!

さらにエネルギーゲージと引き換えに使用出来る注入物質を使う事で攻撃力を高めたり、体力を回復する事も可能で、分かりやすく言うとRPGの魔法ゲージ(MP)みたいな感じ。

面白いのが、エネルギーゲージは使用しないでいても徐々に減ってしまう事。

そのため一定数まで溜まったらすぐに使用しなければならず、それが戦闘に良い意味での忙しさをもたらせて戦いをさらに熱くする事が出来ました。

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個人的に合わない&気になったところ

全体的に不親切

「ダークソウル」シリーズに習って本作も不親切なゲームです。

マップ機能は存在しませんし、どこに行けば良いのかもほとんど教えてくれず、しょっちゅう迷子になりました。

一番不親切だなと思ったのが、キーアイテムが分かりにくい場所に設置されていること。

それがないとゲームを進行出来ないと言うのに「え?こんなところにあったの?」なんてところにあるもんだから思わぬところで足止めをくらいました。

マップ機能が存在しないのは探索性が高まって個人的には良かったんですが、進行フラグの分かりにくさは不親切に感じられ、こんなところで詰まってしまうのは開発者も想定外だったと思います。

見た目の割に動きが軽い

主人公は外骨格アーマーを装着していますが、その割には動きが軽いです。

それはそれでハイスピードなアクションが楽しめるから良いんだけど、敵も同様に軽く感じられ、安っぽさが生まれていました。

何というか、ロボットなんだからガッシャンガッシャンと動いて欲しいんですよね。

モーション面でセンスが無いからか発泡スチロールのように軽く感じられ、プレイ開始直後は面を喰らいました。

ボスが少ない

実は本作、ボスの種類は少なかったりします。

具体的な数は言いませんが、「ダークソウル」には遠く及びませんし、前作となるPS4「ロード オブ ザ フォールン」よりも少なかったです。

その代わりフィールド面の複雑さは高難易度アクションRPG史上最恐レベルだったので、メトロイドヴァニア寄りのゲームとなっていました。

「ダークソウル」の熱いボス戦に惹かれて本作に手を出すと少々物足りなさを感じられるかもしれません。

また、ボス戦毎に区切っている場合、ステージも少なさを感じてしまうと思います。

全体のまとめ

当初は「ダークソウル」の流れで手を出しましたが、実際にプレイしてみると予想以上に差別化を図っていて単なるフォロワータイトルの枠に収めるのは勿体なく感じました。

特にハック&スラッシュや入り組み過ぎたフィールドの構造は本家にはない味付けで、この手のゲームにマンネリを感じている人もある程度は新鮮に楽しめると思います。

ただ、不親切なのは本家と同様ですし、フィールドの構造はさらに入り組んでいるのでゲームが苦手な人にはオススメ出来ません。

個人的には目が回るほど迷子になって大苦戦しましたが、クリア後にはこのジャンルではお馴染みの困難を乗り越える達成感を味わえて楽しめました。

探索とハクスラ要素を強めたダークソウルに見せかけた3Dのメトロイドヴァニア!

こんな人には特におススメ。
・探索好き。
・SF好き。

こんな人にはおススメできない。
・探索が苦手な人。
・アクションゲームが苦手な人。

The Surge (ザ サージ)/お気に入り度【80/100%】
プレイした時間・・・約30時間


 

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コメント広場の住人(6)

  1. つぐみ より:

    移動が軽快なのは、きっと車椅子だったオッサンが赤い彗星なみの速度で動けるようになってウキウキなんでしょう(笑
    確かにウィーンガシャーン感皆無ですね。

    しかし、そんな夢のパワードスーツも麻酔なしのビス直刺しは痛そうです。
    オープニングでヒエッとなりました。

    あと、このゲームも積んでたの思い出しました😣

    • kentworld より:

      >ウィーンガシャーン感

      そう!これなんですよ!

      まあ、ゲーム的には軽快な方がストレスは溜まらないんですけどねw
      もう少しウィーンガシャーン感がどこかで欲しかったと思います。

      オープニングムービーはツッコミどころ満載でしたねw
      僕は1週間もしないうちにクリアする予定です。
      つぐみさんも感化されたら嬉しいなぁ♪

  2. むぐお より:

    面白そうですが思ったよりsf色強そうですね
    フォールアウト4的な世界観??
    中世、日本、的な世界観だとかっちりはまるんですがねえ
    気になってはいるんで安くなったら手をだしてみようかな

    • kentworld より:

      荒廃した世界なので、フォールアウトに少し近いですね。
      海外のゲームらしい世界観です。
      ゲームとしては面白く、ダークソウル好きなむぐおさんにもオススメです!
      まあ、ボリュームは少なそうなので割高ですけどねー

  3. nasturtium より:

    取り敢えず最初のボスを倒しましたがなかなか面白いですね!

    部位破壊やドローン攻撃など色々差別化を図っていますが、今のところはどれも良く出来ていると感じます。

    世界観が明るめなのは個人的に嬉しいです。ダークソウルの世界観も好きですが、暗いステージばかりなのは苦手なので…

    • kentworld より:

      同じような感想ですね~。
      個人的にも明るい世界観のほうが好きなので、
      最初のステージを見た時は嬉しくなりました♪

      差別化も思ったより図られていて、本家にはない楽しさも出てきましたね。
      ボリューム不足のようですが、もっと拡張してくれたら本家に匹敵する作品になると思います。

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