2011年11月に発売されたPS3/Xbox 360「バトルフィールド3」を今回はレビューします。
PS3/Xbox 360「バトルフィールド3」は人気FPS「バトルフィールド」シリーズの
前作から約6年ぶりとなるナンバリングタイトルです。
散々発売前にネットを中心に話題となっただけあって、
FPSで重要な要素であるグラフィックのクオリティは凄いものでした。
コンクリートの細かい跡、テカリ。戦闘機の細かい傷。
妥協せずに作られた推定数百メートル先の景色。どれを取っても1級品!
光の使い方もうまく、銃器に付属するライトをこちらに
向けられたら眩しくて何も見えなくなってしまうほどです!
FPSでこんな体験をしたのは初めて・・・。
↑こちらはタイトル画面。派手な爆風が印象的な演出が入り、
本作が「ただのFPSではないぞ!」という開発者の意思を感じられました。
発射された距離によってハッキリと銃声の音量が変わるなど、
音響も非常にこだわって作られているようで、
キャンペーンモード、マルチプレイ共に臨場感のある作りになっていました。
圧倒的なグラフィックと相まって臨場感はそこらのFPSよりもずっと感じられる作りですね。
高価なステレオコンポを使用してのプレイだったら素晴らしい体験を味わえそう。
広大なマップの中で対戦・協力プレイを楽しむマルチプレイ。
本作の場合最大24人で楽しむことが可能になっており、
これまで通り乗り物を使って戦うことができるようになっています。
プレイできるルールは「ラッシュ」「分隊ラッシュ」「コンクエスト」
「チームデスマッチ」「分隊デスマッチ」の5種類。
個人的に今作では「コンクエスト」が一番おもしろかった!
「コンクエスト」ではマップ上に設置された旗の占拠が目標になっているんですが、
仲間と共に行動すればどさくさ紛れて敵の1人や2人を倒せる場合が多いんですよね。
仲間と一緒に乗り物に乗って戦ったり、高台に登ってスナイパーライフルで辺りを眺めて
敵を探して倒したり、新鮮味こそはありませんがこれまでの
「バトルフィールド」と同じくマルチプレイは相変わらずの面白さです。
兵種によって異なる特殊能力、敵の位置を把握できるスポット機能、
仲間の前で復活できる機能などによって他のFPSよりも仲間との連携プレイをしやすいので、
フレンドとボイスチャットを通じてプレイすると、さらに面白さが増す事でしょう!
今回はホフク前進ができるようになり、自分の体力も表示されるようになったので尚更。
僕の場合はリア友とプレイしたので、かなり楽しむ事が出来ました。
これまで通りレベル制、アンロック制を採用していますし、
マップが非常に広く、覚えるのにも時間がかかるので
ハマれば何十時間も楽しむことができると思います。
初心者におススメのルールは、「チームデスマッチ」。
こちらはマップが他のルールよりも狭くなっており、
コンテナがたくさん置かれた入り組んだ構造になっているため、
純粋に銃撃戦を楽しめる作りになっています。
本作には英語音声、日本語音声共に収録されているので、
字幕で楽しむのもアリ。吹き替えで楽しむのもアリ。という
一粒で二度おいしい作りになっています。ライバルの「コールオブデューティ」は
字幕版、吹き替え版と2つに分けて販売しているだけに、これは良心的だと思いました。
個人的には吹き替えでプレイする事によって、より戦場の臨場感が増すと思っています。
本作は2人で協力して専用のステージをクリアして行くco-opプレイモードに対応しています。
ステージは6つだけですが、ヘリに乗っての戦闘や狙撃メインなど
それぞれに特徴があり、仲間の蘇生が行えるので協力プレイの醍醐味は十分に味わえました!
その代わり両者がミスをしたらどんなに先へ進んでも最初からやり直しと言う、
厳しい仕様になっていますけどね。ある程度の腕が
ある者同士じゃないと、最低難易度でも厳しいと思います。
コンボを繋ぐのが楽しい!
敵を倒す。ヘッドショットを決める。敵の基地を制圧する。仲間を救助するなど、
本作では何かとスコアを貰える機会が多いです。
その度に画面には一定時間スコアとボーナス名が表示され、繋いで行くと
コンボボーナスが貰えるんですが、これを途切れずにプレイする楽しさが新たに加わりました!
画面内に沢山の文字が表示された時の気持ち良さは最高ですよー。
主人公ブラックバーンの回想を追体験できる本作の
キャンペーンモードは、あまり出来が良いとはいえませんでした。
時々発生する一人称視点の格闘シーンは出血表現が無い事もあって演技臭く、
一本道、自動回復制と個性も感じられず、ストーリー自体もイマイチ盛り上がりに欠ける。
演出自体も現代戦が舞台な事もあって既視感満載で新鮮味に欠けるし、
チャプター間の真っ暗になるロードが長く、テンポも良いとは言えない。
おまけにチェックポイントもそんなに多くない。
ジェット機を操縦してリアルタイムかつシームレスで陸から空高くまで飛ぶシーンなど
見所はありますが、キャンペーンモードのために本作を購入する価値は無く、
あくまでもマルチプレイに慣れるための練習モードにしかなっていません。
あと、前作よりも自然が多いマップが減って、ますます「コールオブデューティ」っぽくなったのも残念。
ストーリーの流れも「コールオブデューティ ブラックオプス」に似ているし。
co-opプレイやマルチプレイで操縦できるヘリはデフォルト状態の場合
スティックを使ってヘリを傾けながら操作する事になるのですが、
相当な慣れが必要で、co-opプレイで操作する場合
熟練者同士じゃないと絶対にクリアできない作りになっています。
キャンペーンモードではジェット機を操作する事になりましたが、
こちらは操縦ではなく、照準の操作だけでした。そのためヘリやジェット機の
操作が難しいからと言ってキャンペーンモードをクリアできない!と言う事は
無いんですが、どこかで練習の場を作って欲しかった。
「グランド・セフト・オートV」にはミニミッションクリア形式の
教習所が存在するけど、「バトルフィールド3」にもそのようなモードが欲しいです。
本作は定期的に大幅なアップデートが必要になります。
そのおかげで酷い場合は1時間もアップデートにかかる事も。
必要になる容量も大きく、ガッツリとマルチプレイモードを
プレイしないと待たされる事が増えてしまいます。
24人では広いマップ
前作もそうでしたが、このゲームは64対戦できるパソコン版がリードプラットフォームです。
そのため24人対戦のコンシューマー版はマップが広過ぎると感じる事もあり、
移動ばかりでなかなか戦闘ができない事も良くありました。
今回はサーバーブラウザー機能によって人が多い部屋を
自分から見つけられるようになって前作よりも寂しい部屋に入る可能性は減りましたが、
慣れない頃は戦闘の頻度が低い&移動時間が多いせいで
退屈に感じてしまい、投げ出す可能性があります。
今回もキャンペーンモードはあまり良い出来ではありませんでしたが、
マルチプレイモードは噛めば噛むほど味が出る作りで、
その良さが分かれば長く楽しむことができます。
仲間との連携プレイができるシステムが多く、マップが広いため
本当に戦争の中で戦っている感を味わえるので、
一緒にプレイできるフレンドがいたらより楽しめる事でしょう!
僕は2011~2013年もの間楽しむ事が出来ました。そう言う意味でも思い入れの深い作品。
こんな人には特におススメ。
・フレンドと一緒にFPSをプレイしたい人。
・戦場で戦っている感を味わいたい人。
こんな人にはおススメできない。
・FPS初心者。
・ネット環境が無い人。
バトルフィールド3/お気に入り度【90/100%】
プレイした時間・・・約100時間
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