![c4fb7d39.jpg](https://kentworld-blog.com/wp-content/uploads/livedoor.blogimg.jp/kentworld/imgs/c/4/c4fb7d39.jpg)
2012年2月に発売されたPSV「墨鬼 SUMIONI」を
今回はレビューします。PSV「墨鬼 SUMIONI」は
アクワイアが贈る墨筆アクションゲームです。
![54f13759.jpg](https://kentworld-blog.com/wp-content/uploads/livedoor.blogimg.jp/kentworld/imgs/5/4/54f13759-s.jpg)
PSVITAのタッチ機能を活かしたアクション
基本は「マリオ」系の横スクロールアクションゲームである墨鬼。
ボタン操作によるジャンプや攻撃アクションの他に、画面をタッチして
墨で出来た足場を作ったり、炎や雷を発生させて敵を倒すことができます。
一見すると他のハードでも出来そうな事ですが、
ボタン操作の激しいアクションを行いつつタッチアクションを”快適に”行えるのは
静電容量式タッチパネルとボタンを搭載したPSVITAならではで、
そこに本作の魅力を感じました。また、背面タッチパッドを使って
「墨力ゲージ」を回復させる要素も、地味にPSVITAの機能を活かしていてポイント高し!
![20e1fd16.jpg](https://kentworld-blog.com/wp-content/uploads/livedoor.blogimg.jp/kentworld/imgs/2/0/20e1fd16-s.jpg)
爽快感がある
主人公は墨汁タッチアクションの他にも打撃攻撃をする事も可能なんですが、
ヒットした時の効果音が気持ち良くって、爽快感もけっこうありました。
そのため、触りの印象も結構良かったり。
![1329293f.jpg](https://kentworld-blog.com/wp-content/uploads/livedoor.blogimg.jp/kentworld/imgs/1/3/1329293f-s.jpg)
様々なテクニックが存在
・墨で出来た足場に一定時間乗っていると攻撃力が上がる。
・2体の墨神を召喚する事が可能。
・水筆を使って敵の攻撃を消したり、
炎と組み合わせて水蒸気を発生させられる。
・スティックをボタンを組み合わせた特殊アクションが存在。
主人公は通常攻撃や墨汁タッチアクションの他にも
様々な特殊攻撃や応用技の使用が可能で、様々なテクニックが存在します。
そのせいで主人公が強くなり過ぎてしまい、一部を除いてどのコースも
ゴリ押しできるバランスなんですが、後述の要素によって
むしろこれはプラスポイントになりました。
![e8f1e2c1.jpg](https://kentworld-blog.com/wp-content/uploads/livedoor.blogimg.jp/kentworld/imgs/e/8/e8f1e2c1-s.jpg)
リプレイ性の高い作り
一部のコースには分岐ポイントが存在して、評価次第でどちらに行けるのか決まります。
評価の対象となるのは「クリアタイム」と「受けたダメージ」。
そのため多くのコースをプレイするにはより素早く、正確なプレイが求められます。
前述の通り本作は基本難易度が低いのですが、高評価を獲得して全コースを
プレイしようとしたら飛躍的に難しくなり、上級者も楽しめるようになっていました。
ただ、分岐ポイントが少なく、評価システムを意識する事があまり無かったのは残念。
本作はコースの選択が出来ず、自分が納得できない
ルートになってしまったとしても、最初からやり直すことしか出来ません。
一見すると不便ですが、この仕様によって「次のプレイではこのルートを辿って
Cエンディングを目指すぞ!その次はDエンディングだ!」と目標が立てられ、
良い意味で昔のリプレイ性が高いアクションゲームのような味がしました。
和風の世界が舞台という事で本作のグラフィックは
どこか懐かしさを感じるものとなっており、日本人としては馴染みやすかったです。
また、BGMも良い意味で昭和の香りがしてgood!
やっぱ日本って良い国だと思います。
![M☆G☆M+etc...](https://kentworld-blog.com/wp-content/uploads/livedoor.blogimg.jp/kentworld/imgs/3/4/3464cb55.jpg)
![M☆G☆M+etc...](https://kentworld-blog.com/wp-content/uploads/livedoor.blogimg.jp/kentworld/imgs/3/7/37154a7e.jpg)
ボリューム不足
このゲーム最大の難点は何と言ってもここ。
1プレイにかかる時間は早ければ30分程度で、
マルチエンディングとは言え6つ程度なのですべてをみるのも10時間未満で可能。
敵やギミックの種類も少ないため30あるコースは似たり寄ったり。と
明らかに物量不足で、5,229円で売るようなゲームには感じられませんでした。
![b765f298.jpg](https://kentworld-blog.com/wp-content/uploads/livedoor.blogimg.jp/kentworld/imgs/b/7/b765f298-s.jpg)
もっと付加価値が欲しい
ストーリーはあるもののイベントシーンは1枚絵に文字がスクロールする
シンプルな構成。おまけ的なモードはアップデートで追加されるものの、まだ弱い。
主人公が使える技は最初からすべて揃っているため強くなった感も低い。と
最近のゲームとしては珍しいくらい付加価値が少なく、シンプルでした。
これは一概に悪いことではないと思うのですが、何度も言うように
やはりフルプライスのゲームでこれは厳しいです。
PSVITAの機能を活かしたシステムは素晴らしく、
バランスもいい加減なようでシステムに合ったものとなっていて、
アクションゲームとして面白いのは確か。値段さえ納得できれば、
それなりに楽しめる、惜しい作品だったと思います。
個人的にはあと2,000円ほど安くしたら、星7をあげられる内容だった。
こんな人には特におススメ。
・古臭いアクションゲーム好き。
・PSVITAらしいゲームが好きな人。
・和風好き。
こんな人にはおススメできない。
・ボリュームを求める人。
・1回クリアしただけで満足する人。
墨鬼 SUMIONI/お気に入り度【50/100%】
プレイした時間・・・約8時間
※何か分からないゲーム用語を見かけたらこちら をご覧ください。
こんな和風テイストなゲームっていいですよね~。
朧村正に通じる部分があって一回やってみたいと思ってました。
vitaを買ったらやってみたいです。
>シンさん
触れるの忘れていましたが、
和風テイストなのはプラスポイントですね!
爽快感がある点や、横スクロールと
ジャンル的にも、朧村正に通じる作品でした。