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地獄の軍団/PSV
2011年12月に発売されたPSV「地獄の軍団」を今回はレビューします。
PSV「地獄の軍団」は魔王様が複数のゴブリンを連れて
地獄を制覇する軍団アクションゲームです。
![fe1c4ecd.jpg](https://kentworld-blog.com/wp-content/uploads/livedoor.blogimg.jp/kentworld/imgs/f/e/fe1c4ecd-s.jpg)
アクションが軽快
本作は最大100人ものゴブリンを操って敵と戦うのがメインとなっていますが、
とても軽快に動いてくれるためテンポが良く、操作しているだけで楽しくなってきます。
これってアクションゲームでは凄く重要なことですよね!
あまりにもサクサク動くので、ついついやり続けて
気が付いたらプレイして2時間が経っていたとか、ザラでした。
ただ、次の部屋へ移る時やゴブリンの集合を行う時は極端なスピードで
キャラクターが動くため、ちょっと違和感というか、安っぽさを感じてしまう事も。
![aeacaa85.jpg](https://kentworld-blog.com/wp-content/uploads/livedoor.blogimg.jp/kentworld/imgs/a/e/aeacaa85-s.jpg)
ダークポップな世界観・ヘビィメタルなBGMが新鮮
舞台は地獄のため世界観はとても暗い。かと思いきや
色使いが鮮やかなためダークさとポップさを融合させた、
最近のゲームでは珍しい世界観となっています。
BGMはボーカル付きのヘビィメタルロックを採用。
そのためただでさえ気持ちの良い操作感覚がますます気持ち良くなっており、
やっていてとても爽快なゲームになっていました。
グロ表現や、血も涙も無い魔王様の残酷さは好みが分かれそうですがw
![7ede7336.jpg](https://kentworld-blog.com/wp-content/uploads/livedoor.blogimg.jp/kentworld/imgs/7/e/7ede7336-s.jpg)
兵種の編成が楽しい
指示を出す事になるゴブリンは戦士、槍兵、魔法使いの大きく分けて3タイプが存在します。
また、それぞれの兵種ごとに武器や防具の変更が可能。
武器や防具は単純な強さだけではなく、属性や耐性も含まれており、
敵の属性によっては攻撃力が低くても有利な展開になったりします。
これらの設定はステージ選択前に可能なんですが、次のステージでは
どういった編成・装備で挑むのか考えるのも楽しく、RPG的な楽しさを感じました。
![46d9af31.jpg](https://kentworld-blog.com/wp-content/uploads/livedoor.blogimg.jp/kentworld/imgs/4/6/46d9af31-s.jpg)
リプレイ性が高い
新しい武器、防具、アイテムは、敵を倒す事で入手できる
「素材」と「ジュエル」を使う事で作成が出来ます。強力なものは沢山の
「素材」と「ジュエル」が必要なため何度もステージに挑戦する必要が
あるのですが、この要素によってリプレイ性が
高まっているので、良い点として挙げさせて頂きます。
![deb0d5ff.jpg](https://kentworld-blog.com/wp-content/uploads/livedoor.blogimg.jp/kentworld/imgs/d/e/deb0d5ff-s.jpg)
敵の使いまわしが酷い
ステージ20までは新しいギミックや敵が登場して
そこそこ新鮮に楽しめるんですが、ステージ21~40は
マップ構造こそは異なるものの登場する敵・ギミックはそれまでの使いまわし。
1度くらいなら良いのですが、10度くらい同じような敵と戦ってうんざりしました。
背景もあまり変わり映えがしないから、どのステージも同じような印象だった。
ただ、ステージ20をクリアした段階でスタッフロールが流れるので、
開発者的には「それ以降は好きに楽しんで!」という意図なのかもしれませんけどね。
![b8485886.jpg](https://kentworld-blog.com/wp-content/uploads/livedoor.blogimg.jp/kentworld/imgs/b/8/b8485886-s.jpg)
罠の配置が理不尽
ステージ21以降になると、罠の配置が理不尽に感じました。
特に嫌だったのが、電流の罠。ゴブリンを直接できないと言うのに
細い電流の道を通らされたりして、まるでイライラ棒をやらされているかのような印象。
装備によっては電流に当たると即死なので、凄く怖かった・・・。
![b3647bf2.jpg](https://kentworld-blog.com/wp-content/uploads/livedoor.blogimg.jp/kentworld/imgs/b/3/b3647bf2-s.jpg)
全体的に大雑把
キャラクターの動きが軽快で、沢山のキャラクターが
ごちゃごちゃ動いている事から特にボスと戦っている時は
適当に指示を出しがちで、なんか大雑把な印象が強かったです。
なかなか難しい事ですが、もう少し何とかならなかったのだろうか?
![9df1883e.jpg](https://kentworld-blog.com/wp-content/uploads/livedoor.blogimg.jp/kentworld/imgs/9/d/9df1883e-s.jpg)
ゴブリンの各兵種の人数変更が面倒
ステージの攻略開始前にゴブリンの各兵種をそれぞれ何人連れて行くのか
決めれるのですが、10人単位で数量を変更できないためちょっと面倒。
また、ステージの途中でもゴブリンの各兵種を呼び出せるのですが、
そこでも1人ずつしか呼び出せないのでちょっと面倒に感じました。
![408225e8.jpg](https://kentworld-blog.com/wp-content/uploads/livedoor.blogimg.jp/kentworld/imgs/4/0/408225e8-s.jpg)
無理やり感のあるミニゲーム
ゲームが有利になる各アイテムを使用すると背面タッチパッドを使った
ミニゲームを行う事になるのですが、どれも背面タッチパッドを
叩いたりこすったりする必然性が無く、無理やり感がありました。
また、ミニゲームプレイ中にも時間が流れているので、ゴブリンが
気絶状態の場合はそのまま時間が経って死んでしまう事が合って困ります。
開発期間の関係からか素材の使いまわしが酷く、
雑な部分も目立っており、完成度は決して高くありません。
しかし、軽快な操作性やへビィメタルなBGM、アメリカンジョークとも
受け取れる無駄にグロイ表現によってついついプレイし続けてしまう
中毒性があり、不思議なゲームに感じました。もっと素材を増やした続編希望!
こんな人には特におススメ。
・爽快感を求めている人。
こんな人にはおススメできない。
・単調なゲームが嫌いな人。
・グロイゲームが苦手な人。
地獄の軍団/お気に入り度【65/100%】
プレイした時間・・・約30時間
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ゲームデザインは良いものの、アラが目立つ作品でもありましたね。細かい部分での調整不足を感じました。
もしかしたら、ロンチに間に合わせる為に多少無理したんでしょうかね?
>you_Irvingさん
典型的なロンチに合わせたタイトルでしたね。
ハード初期にこう言うゲームは多いんですよ。
でも、磨けば光る物も感じられたので、
これをベースにした新作をまたやってみたい!
ダークヒーローな感じでしたし、雰囲気がオーバーロードみたいなのでちょっと期待してたのですが、やはりそこまで完成度は高くないですか。
いえ、わかってはいましたけど…ちょっと残念かも。
>二本のしっぽきゅうだんさん
完成度。という点から見たら決して高くありません。
逆に言えばそれだけ面白くなる可能性を秘めたタイトルですね。
粗いけど、磨けば光りそうな、
可能性を感じるゲームに興味があったら
手を出してみるのも悪くないと思います。