【レビュー】クレヨンしんちゃん 激アツ! おでんわ~るど大コン乱! ! [評価・感想] 丁寧に作られた飯テロ2Dアクション!


クレヨンしんちゃん 激アツ! おでんわ~るど大コン乱! !/3DS

どうも!KENT(@kentworld2 )です!

今回は2017年11月に発売された3DS「クレヨンしんちゃん 激アツ! おでんわ~るど大コン乱! !」のレビューをしていきます。

本作は人気漫画・アニメ「クレヨンしんちゃん」を題材にした2Dアクションゲームですが、プレイしているとお腹が空いてきましたw

なぜならおでんをテーマにしたゲームだからです。

登場する敵キャラクターの多くはおでんの具材がモチーフ。

ストーリーやステージもおでんにまつわるものなので、飯テロゲーですw

2Dアクションゲームとしての完成度はボチボチですが、やり込み要素も多く、「クレヨンしんちゃん」ファンアイテムとしてはよくできています。

3DS末期に発売された関係上、あまり売れませんでしたが、ファンは手にとっても損はありません。

ここからはそんな3DS「クレヨンしんちゃん 激アツ! おでんわ~るど大コン乱! !」の良いと思った点からまずは書いていきます。

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このゲームを3行で説明すると?
  • ステージクリア型の2Dアクションゲーム。
  • ステージや敵キャラクターの多くはおでんがモチーフとなっている。
  • 4種類のミニゲームも収録。
初リリース日 2017年11月30日
対応ハード 3DS
ジャンル 2Dアクション
売上 初週0.2万本
推定クリア時間 3~4時間
発売元 フリュー

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良いところ

おでんをテーマにしたステージ

「クレヨンしんちゃん」の2Dアクションゲームは数多く発売されています。

スーファミからアドバンス、DS。

3DSでも3作品が発売されてきました。

そんな中で本作ならではの要素は何になるのかと言いますと、「おでん」要素です。

日本料理でお馴染みのおでん。

アツアツのだしに大根や玉子、こんにゃく、厚揚げを入れて食べると体が温まるので、秋や冬の定番メニューとして知られています。

本作ではそんなおでんが敵として襲ってきます。

弾を発射してくる玉子、空中を彷徨うしいたけ、ズッシリ重いがんもどき。

どいつもこいつも動きこそは「スーパーマリオ」の敵キャラクターみたいですが、美味しそうな見た目をしているのでお腹が空いてきましたw

また、ステージの多くがおでんをモチーフにしています。

特に印象的だったのが「おでんしゃ線ちくわぶ駅」です。

このステージは駅をモチーフとしているので奥では電車が走行し、看板にはおでんをモチーフにした文字が印刷されていたりします。

これだけ書き込みが細かいと処理落ちが発生しそうですが、そこはニンテンドー3DS。

常に30fpsで安定するので、昔のゲームみたいに画面がカクつくことはありません。

これって当たり前のようで実は凄いことだと思うんですよ。

心温まるストーリー

ストーリーは心温まるものとなっています。

大筋は劇場映画のように非現実的な感じで、悪く言えば子供向けですが、最後までプレイしたら心が温まりました。

そのくらい、綺麗にまとめているんですよ。

敵キャラクターには明確な動機が設定されているのである程度の説得力を持たせていますし、何も考えずに作っている訳ではありません。

余談ですが、本作は矢島晶子さんがしんちゃんの声優を務めた最後のゲームだったりします。

お馴染みのしんちゃんボイスを聴きながらプレイしたい場合はマストバイなタイトルですぞ!

しんちゃんらしいギャグ要素

「クレヨンしんちゃん」と言えばギャグ要素です。

本作でもしんちゃんのギャグが炸裂していて、ケツだけ星人などをしっかりと披露します(しかも半ケツ状態)。

家族やカスカベ防衛隊のキャラ付けも相変わらずで、みさえはケチケチしていますし、ひろしの足は足の臭さを披露するので、なんだか安心しましたw

面白いのが、ストーリーを進めると家族が敵として襲ってくることです。

その際には各キャラクターの特徴を強調したような姿で襲ってくるので笑ってしまいましたw

例えばみさえは良い歳をしてアイドル姿で襲ってくるんですよ。

当然、しんちゃんからは突っ込まれますが、そのやり取りが面白いのなんのw

ミニゲームが面白い

ゲームを進めると4種類のミニゲームを遊べるようになります。

このミニゲームがですね、侮れない完成度なんですよ。

「シロのわたあめラン!」はコロコロ転がるシロをコントロールしてアイテムを集めるのが面白いですし、「つなげて!!カードおシリとり!」はひとつのカードで色んな読み方があるので奥深いしりとりを楽しめます。

どのミニゲームも数回プレイしたくなるほどの面白さで、良い息抜きになりました。

やり込み要素が満載

本作はやり込み要素も充実しています。

代表的なのがおしりあい帳。

これは図鑑のようなもので、登場キャラクターの説明文を読むことができます。

凄いのが、本作の登場人物だけではなく、歴代映画のキャラクターも網羅していることです。

中には20年以上前の映画に登場したキャラクターも居たりするので、良い歳をした大人がプレイしたら懐かしい気持ちになってきます。

おしりあい帳に記録されるキャラクターは全200種類。

コンプリートする場合、

  • お金を集める
  • 各ステージをくまなく探索する
  • ミニゲームを攻略する

といったやり込みを行わないといけません。

通常クリアだけなら3~4時間程度で終わってしまいますが、やり込み要素を含めたら10時間近く遊べます。

まあ、今の時代は10時間遊べてもボリューム不足と言われてしまうかもしれませんけどね。

1周30分でクリアできるうえにやり込み要素が皆無だったSFC「クレヨンしんちゃん2 大魔王の逆襲」と比べたら大ボリュームに感じますw

ちなみに難易度は3段階の中から選択可能です。

「普通」でプレイしてみたところ、やや簡単に感じたので、中級者以上は「難しい」でプレイした方が良いかも!?

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惜しいところ

平凡なステージ構成

ステージの多くは平凡な作りとなっています。

大半のステージは足場から足場へ飛び移っていく仕掛けばかり。

敵の種類も少ないので、ある程度プレイすると単調になってきます。

20種類のステージが用意されていますが、敵や仕掛けの種類が少ないので、水増しに感じてしまいました。

また、本作のしんちゃんはダッシュする能力を持っていないので、操作する気持ち良さもいま一歩に感じます。

風間くんのアプリを使ったら移動能力が向上して楽しくなったので、常に使えたら良かったんですけどねぇ

過保護すぎる説明文

ゲーム開始時には怒涛の説明文が挿入されます。

子供を意識しているのかもしれませんが、過保護すぎると思いましたし、長々と説明されるとプレイの意欲が下がってしまいます。

怒涛の説明文は悪い意味でスマホゲーっぽいですw

メニュー画面はアプリをモチーフにしていますし、良くも悪くも現代風のゲームですねw

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クレヨンしんちゃん 激アツ! おでんわ~るど大コン乱! !のレビューまとめ

安定した面白さを誇る2Dアクションゲーム。

ゲーム性、ストーリー性、やりこみ要素。

どれも及第点には達している印象で、「クレヨンしんちゃん」のファンアイテムとしてはおすすめの部類に入ります。

ストーリーやステージのテーマがおでんなので、秋や冬にプレイしたら季節感があって良いかも!?

丁寧に作られた飯テロ2Dアクション!

こんな人には特におススメ。
・クレヨンしんちゃんファン。
・おでん好き。

こんな人にはおススメできない。
・クレヨンしんちゃんやおでんに興味ない人。

お気に入り度【65/100%】

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