1990年11月に発売されたSFC「スーパーマリオワールド」を今回はレビューします。
SFC「スーパーマリオワールド」は人気2Dアクションゲーム、「スーパーマリオブラザーズ」シリーズの4作目となる作品です。
2001年12月には本作をリメイクしたGBA「スーパーマリオアドバンス2」が発売。
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- ヒゲオヤジを操作してゴールを目指していく2Dアクションゲーム。
- グラフィックが大幅に強化された。
- 人気マスコットキャラクター「ヨッシー」のデビュー作。
初リリース日 | 1990年11月21日 |
対応ハード | SFC |
ジャンル | 2Dアクション |
推定クリア時間 | 6~12時間 |
売上 | 累計355万本 |
発売元 | 任天堂 |
目次
良いところ
スーパーファミコンでパワーアップしたグラフィック・演出
シリーズとしては4作目になる「スーパーマリオワールド」。
基本的にはこれまでの作品と同じく左から右に進んでいく2Dの横スクロールアクションゲームですが、対応ハードがスーパーファミコンになったためグラフィックが大幅に強化されました!
これまでよりも多くの色を使えるため、よりカラフルに。キャラクターの表情もよりハッキリ分かるようになっています。
元々「スーパーマリオ」シリーズはカラフルな印象が強かっただけに、対応ハードが変わって同時に沢山の色を表示できるようになったのは嬉しいですね♪
迫力ある演出
超巨大な杭(?)がドーン!!!
巨大なキラー大砲がドーン!!!
前作となるFC「スーパーマリオブラザーズ3」でも敵やブロックが巨大化するステージがありましたが、ここまで迫力はありませんでした。
それは映像面だけではなく、音響面も迫力があるからです。
スーパーファミコンになった事で音質も大幅にアップしていて、例えば洞窟内ではエコーがかかって響くようになりました。
そのため屋内に居ることが明確に分かって臨場感が増しています。この進化はファミコンのゲームに慣れ親しんだ人ほど感じられますね。
ヨッシーの初登場など様々な挑戦
基本はこれまで通りのステージクリア型の2Dアクションゲームですが、マンネリ化しないよう様々な挑戦が盛り込まれていました。
その代表的な例が、ヨッシーです。
ヨッシーに乗る事で防御が増すだけではなく、敵キャラクターを食べる事が可能になり、木になっているフルーツも食べられてゲームを有利に進めるためには心強い仲間でした。
ある条件を満たすと伝説のヨッシーにも出会えますし、本作の目玉要素だけの事はあります。
今作で初登場したヨッシーはその愛くるしさからスーパーマリオシリーズの中でも人気キャラになり、「ヨッシーアイランド」を始めとする数多くの派生タイトルが生まれたのだから凄いですよね!
本作の挑戦はそれ以外にも沢山あります。
ロックされた部屋を開けるカギやそっくり部屋の追加によって生まれたお化け屋敷の謎解き要素。
隠しゴールの追加。壁登りによるアクション性の強化。残りタイムによって変化するステージ構造。
ゴールシステムのリニューアル。条件を満たすと実体化するステージの足場ブロック。
ドラゴンコインというシリーズ初の収集アイテムなど、思いついただけでこれだけ出てきました!
シリーズ4作目ながらもマンネリを感じられない作りになっていたと思います。
ボリューム満点
前作のFC「スーパーマリオブラザーズ3」も80以上のステージが収録されていてボリューム満点でした。
本作はそれをさらに上回る90以上のステージが収録されています!
しかも裏面まで存在するのだから、すべてを楽しもうと思ったら大変です。開発者もビックリしたスペシャルステージは悪ノリ満載で必見ですぞ!
ちなみに今作からセーブ機能が追加されました。そのため、前作までのように一日でゲームをクリアする必要はありません。
惜しいところ
取っつき難いマントマリオ
本作から新たに登場したマントマリオは、上手く行けばずっと飛んでいられます。
しかし、上昇する際に入力するコマンドは非常に難しく、初心者にはハードルが高いのも確かです。
ゲームクリアとは関係ありませんでしたが、マントマリオの飛行能力を駆使しなければ行けない隠しエリアはなかなか辿り着けませんでした。
あの先には一体何があるんだと、子供の頃はずっと思っていた物です。
もっと色んなアイテムが欲しかった
前作は変身アイテム、便利アイテム共にかなり用意されていました。
本作では一気に減ってしまい、変身マリオのバリエーションはかなり減っていたりします。
その分だけ新しいギミックが追加されているのでステージは単調にはなっていませんが、色んなアイテムが用意されていたからこそミニゲームのワクワク感があり、ゲーム全体の奥深さにも繋がった訳なので、ちょっと寂しかったです。
残り人数がセーブされない
セーブ機能が追加されたのは良いのですが、再開後は残り人数が5に戻るのは残念でした。せっかく残り人数を増やしたのに、次にプレイする時はまた増やさないといけないって・・・。
とは言え今作から1UPできる機会が増えてややインフレ気味だったので、そこまで気になりませんでしたが。
全体のまとめ
2→3の進化が凄すぎたためそれと比べたらゲーム的な進化の度合いはやや劣りますが、本体と同日に発売されたのにも関わらずボリューム面での不満は感じられず、いきなり完璧な作品を生み出してきました。
その後スーパーファミコンで純粋な2Dマリオが発売されなかったのも納得の出来。
ロンチタイトルならではの挑戦心を感じられた2Dマリオ。
こんな人には特におススメ。
・2Dアクションゲーム好き。
こんな人にはおススメできない。
・2Dアクションが苦手な人。
スーパーマリオワールド/お気に入り度【90/100%】
プレイした時間・・・約50時間
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マリオワールドは今遊んでも楽しい名作です
昔はみんなスターロードでクッパ城まで行って途中のステージを飛ばしてたけど
一人で途中のステージもクリアしようと頑張っていたもののデータが吹っ飛んでやめてしまいましたね当時は
そして大学生になってからスーファミ本体とソフトを中古で買ってほぼ全ステージクリアしました
7面の入り口が出る演出はなかなかのものでしたね