2017年12月に配信されたSwitch/Wii U「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」の大型ダウンロードコンテンツ第2弾となる「英傑たちの詩」。
本記事では本コンテンツのレビューをしていきます。
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- 本編に登場した英傑たちのサイドストーリーが描かれている。
- 始まりの台地の各地に潜む魔物たちを全滅させる「ほこらチャレンジ」が追加。
- 新たな”ほこら”や”ダンジョン”も追加された。
初リリース日 | 2017年12月8日 |
対応ハード | Switch |
ジャンル | アクションアドベンチャー |
推定クリア時間 | 12~18時間 |
価格 | 2,546円(税込)(エキスパンション・パス) |
発売元 | 任天堂 |
目次
意外な一面が見られる英傑たちのサイドストーリー
本コンテンツで大きな特徴となっているのが、本編に登場した英傑たちのサイドストーリーが描かれている事です。
と言ってもそこまで詳細に描かれているのではなく、あくまでも2~3分のムービーが数個追加される程度。過度な期待はしない方が良いと思います。
個人的にはゴロン族の英雄:ダルケルの意外な弱点を知れたのが面白かった!
強そうに見えてアレが弱点だったとは!?
でも、僕も苦手なので妙に共感してしまいましたw
英傑たちのムービーはそれぞれのチャレンジをクリアする事で挿入されるので、それまで頑張ったご褒美みたいな感じですね。最後のムービーは余韻に浸る事が出来て気に入りました!
ハイリスクハイリターンな一撃の剣を使ったチャレンジが熱い!
本コンテンツで最初に挑む事になるのが、始まりの台地でのほこらチャレンジです。
チャレンジの内容は簡単。始まりの台地の各地に潜む魔物たちを全滅させる事です。
しかし、リンクの体力が残り僅かな状態で挑戦しなければならないので、一撃でも食らったらゲームオーバーになります。
その代わり「一撃の剣」というどんな魔物でも一撃で倒せる武器(※)が使えるので、ハイリスクハイリターンな戦いが楽しめるんですね。
※ただし一撃必殺なのは光っている状態時のみ。
登場する魔物の中にはマスターモードでしか出現しないハズの最上位クラスのものも出現するので驚きました!まあ、「一撃の剣」を使えば簡単に倒せてしまいますけどねw
宝探ししている気分を味わえる英傑たちの追加チャレンジ
最初に挑戦する4つのほこらチャレンジをクリアすると、新たに英傑たちの追加チャレンジに挑戦出来ます。
こちらもヒントを頼りに隠された祠を探す事になるんですが、探索範囲が全地域に拡大されるため非常に難しい!
たった一行のメッセージと石碑に描かれた断片的な地図を頼りに探さなければならず、1つの祠を探すだけでも骨が折れます。
祠の在り処が断片的に描かれた地図は特徴的な地形が載っているので勘が鋭い人は分かると思いますが、本編のマップをあまり理解出来ていない場合は大苦戦するでしょうね。それだけ探索難易度が高くなっています。
最近のオープンワールドゲームは目的地やアイテムの位置をマーカーで知らせてくれるけど、本作の場合、祠の在り処に関しては全く教えてくれません。
数少ないヒントを頼りに広大なマップを探索しなければならず、まるで昔のRPGをプレイしているかのようでした。
人によっては苦痛になると思いますが、数少ないヒントを頼りに追加された祠を探すのは面白く、つい夢中でプレイしてしまいます。
まるで元から存在したかのように溶け込んでいるほこらチャレンジ
追加されたほこらチャレンジで感心したのが、取ってつけたような感じがしない事。まるで元から存在したかのように溶け込んでいます。
例えば祠を出現させるためミニゲームのような事をやらされるんですが、専用のコースが出来上がっているんですよね。
本コンテンツによって地形の変化はないと思われるので「上手く再利用しているなぁ」と感心してしまいました。
最強装備で挑まないと苦戦する新ボスたち
本コンテンツでは多数の新ボスと戦うシチュエーションが用意されています。
いずれも本編に登場したボスよりも大幅に強化されていて、生半可な防具では一撃でやられてしまいますし、攻撃もほとんど通りません。
最強装備を装着したうえで「攻撃力アップ」などの効果が付いたアイテムを使用しなければ苦戦する事間違い無しで、もっとボス戦を楽しみたい人にもオススメできる内容だと思いました。
特に最後のボスは何形態も用意されていて凄いですよー!「え?また形態チェンジした!?」と驚きましたからw
まさにミニダンジョンだった追加された祠!そして…
本コンテンツでは新たに10以上の祠が追加されますが、いずれもミニダンジョンと言っても差し支えないほど凝っています。
小部屋の中で戦闘だけして終わり~とか、そんな物はありません。
いずれも3~4部屋程度の謎解きゾーンが存在して、早くて5分。長いと20分以上かかってしまうほどクリアに時間がかかります。
謎解きの内容も物理演算を駆使したピタゴラスイッチ中心で面白く、「よく考えたなぁ」と感心するものばかりです。
全体の数はそこまでありませんが、個人的な祠傑作選に入れても問題ないほどクオリティが高く感じられました。
本編の祠をすべて攻略して「もっと楽しみたい!」と思った方には嬉しい追加要素ですね!
そして最後には神獣ダンジョンも追加されました!
こちらはミニダンジョンではなく、中規模の本格的なダンジョンとなっています。
本編の神獣ダンジョンと同じく全体を左右に傾ける事が可能で、大掛かりな謎解きが楽しめました。
イメージ的には様々な形で歯車を設置するような感じ。
マグネキャッチ、ビタロックなどを上手く組み合わせる事で謎が解けるようになっていて、少し難しいけど解けた時の達成感は格別です!
マスターバイクの乗り心地は?
本コンテンツで追加されるすべてのメインチャレンジをクリアすると、マスターバイクが使えるようになります!
これは凄いですよ!
「ゼルダの伝説」の世界でバイクに乗って疾走できるようになる訳ですから!
当然、移動速度は飛躍的に増して馬よりもずーっと速いので、これまで面倒に感じた移動も超快適になります。
しかも剣を振り回したり、弓を構えながら移動できるうえ敵にぶつかるとダメージを与えられるので戦闘も楽々♪
決して世界観に合った乗り物ではありませんが、そんな事を忘れてしまうくらいハイスペックな性能を持っています。
マスターバイクを手に入れている頃にはほとんどのコンテンツをクリア済みだと思いますが、それでも「コログの実」集めなどまだまだやれることはあるので、そんな時に役立ちそう。
見た目が派手なので、本作をプレイしている友達に見せるなどしたら盛り上がるでしょうね。
出し惜しみ感はあるが、最終的には大満足!
全体的には10時間以上遊べる内容で、プレイタイムだけを見たら2,500円以上の価値は感じられます。
気になったのは、出し惜しみ感がある事です。
序盤は本編に登場したマップの中で長々と祠を探す事になるので、純粋な追加部分をなかなか体験できないんですよね。
しかも多くのボスは本編に登場した強化バージョンで使い回しだし。
最後の最後に挑戦できる新規の神獣ダンジョンとボス戦を知るまでは「面白いけど、出し惜しみ感があるなぁ」と思いました。
その辺は気になりましたが、ダウンロードコンテンツ第1弾で入手できる「コログのお面」などによって遊びの幅が広がっているのでお馴染みのマップでも飽きる事なく楽しめて何だかんだ言いつつもめちゃくちゃ楽しめます。
これも本編の作り込みが素晴らしいおかげですね!
全体のまとめ
全体的には大満足な内容でした!
非常に探索要素が強いため本コンテンツで純粋に追加された要素を楽しむには時間がかかり、スロースターターな印象は否めませんが、最終的には第1弾の「試練の覇者」と合わせて2,500円以上の価値を感じられると思います。
改めて「ブレス オブ ザ ワイルドは素晴らしい!」と感じましたよ。
その証拠にこの記事を書いているのは深夜4時ですから!またしても徹夜してしまったw
内容は完全に本編をやり込んだ人向けなので新規の方にはオススメ出来ませんが、本編をやり込んだうえで「もっとこの世界に浸っていたい!」と感じている方は買って損はありません。
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追加ストーリーはおまけ程度なんですね。そこはちょっともの足りなさそうかな。
しかしほこらチャレンジが新たに追加されるのはやっぱり嬉しいですねー。あの世界をまた探索するための目的が出来るってだけでも楽しみだし、祠の謎解き好きなんで、そこがちゃんと作り込まれているなら自分的には満足ですね(^ω^)
マスターバイクは祠チャレンジに必要だったりするのかな?
祠を自力で全部見つけるのは難しそうだけど、出来るだけ頑張ってみたい!