▼この記事で主に伝えたいこと
・映像表現の多様化によってゲームの面白さも多様化している。
・一方で「そんなところに力を入れなくても・・・」と思うことも多い。
どうも!KENT(@kentworld2 )です!
ゲームの面白さにグラフィックの美しさは関係ない。
偏った考えを持ってしまうとこのような思考になることもありますが、本当にそうなのでしょうか?
ぼくから言わせてもらうと「ゲームの面白さにグラフィックの美しさは関係あることもある!」と思っています。
本記事ではゲームとグラフィックの関係性について語っていきましょう!
ゲームの面白さは多様化している
まず最初に言いたいのが、ゲームの面白さは多様化していることです。
多様化している要因も色々ありますが、特に大きいのが表現の多様化にあると思います。
昔のゲームはゲーム性に面白さが集約していました。
ところが近年のゲームはゲーム性以外にも様々な面白さが詰まっています。
以下、ゲーム性以外に存在するゲームの面白さを7個挙げてみました。
② ストーリーを読み進めることが面白い!
③ 原作を再現しているから面白い!
④ 映像が綺麗だから面白い!
⑤ 現実世界をそっくりそのまま再現しているから面白い!
⑥ モノづくりが面白い!
⑦ 演奏するのが面白い!
この中で③④⑤の条件を満たすにはグラフィックの美しさは大きく影響してくるでしょう。
「映像が綺麗だから面白い!」は言わずもがな。
ユーザーに「原作を再現しているから面白い!」「現実世界をそっくりそのまま再現しているから面白い!」と感じさせるにはグラフィックのクオリティを高める必要があります。
多くの方はゲーム以外にも興味の対象がいくつかあるでしょう。
それらの映像を上手く再現しているゲームを見かけた場合、嬉しくなりませんか?
逆に上手く再現されていない場合、興冷めてつまらなく感じませんか?
これは間違いなくグラフィックの良し悪しが影響しているからだと思います。
「ゲームの面白さにグラフィックの美しさは関係ない」なんて思っていた頃もあった
ここまで偉そうに書いてしまいましたが、実はぼくも「ゲームの面白さにグラフィックの美しさは関係ない」と思っていた頃がありましたw
ぼくがデフォルメ化された任天堂ゲームばかりをプレイしていたのもあるのでしょう。
任天堂キャラの多くはデフォルメされているのでゲームキューブレベルの描写能力があれば違和感なく描けるようになっています。
なので、ゲームキューブ時代辺りから「ゲームのグラフィックはこれ以上綺麗になっても面白さは変わらないだろう」と思うようになったんですね。
ところがリアル系の「バイオハザード4」を初めてプレイした時に考え方が変わりました。
「バイオハザード4」は当時としてはグラフィックのクオリティが非常に高く、それが没入感や臨場感に繋がっていったんですね。
あの時はカルチャーショックを受けました。
とは言え無駄な労力に感じることも多い
とは言え「そんなに力を入れなくても・・・」と感じることは多かったりします。
これは価値観にも寄ると思いますが、例えば一瞬で通り過ぎるような街の建物を100種類も作る必要はないと思うんですよ。
そういうところは10種類くらいに留めてそれらしく配置すれば良いと思うんです。
一瞬で通り過ぎるような街の建物を100種類も作るのに1年掛かっちゃいました☆
なんて開発者がインタビュー記事などで発言したら
他の部分に時間を割け!
って思いますよw
これはなんに対しても言えることだと思います。
例えば当ブログに掲載しているスクリーンショットを高解像度化することで記事が面白くなるのでしょうか?
0%とは言いませんが、当ブログのコンセプトを考えるとそんなところに時間を割くよりも文章力を磨いた方がもっと面白くなるでしょう。
クリエイティブを追求すると細かいところまでつい目が行ってしまい、遊び手・読み手の視点を忘れてしまいがちです。
「ゲームの面白さにグラフィックの美しさは関係ない」と仰る方はそれを危惧しているからこそ極論を述べてしまうのではないでしょうか?
少なくともかつてのぼくはそうでした。
「そんなに力を入れなくても・・・」と感じることが多かったので、
それなら極論を述べて開発者の目を覚まさせてやろう!
と思うようになったんです。
全体のまとめ
以上!ゲームとグラフィックの関係性について語ってみました。
ゲームの開発期間は有限です。
その中でどこに力を注げば良いのか考える必要があると思います。
ゲーム性を追求した作品はそこに時間を注ぎ、グラフィックの美しさを追求した作品はそこに時間を注げば良いんです。
そこでコンセプトが曲がってしまうようだと「そんなに力を入れなくても・・・」とユーザーが思うようになってしまい、
ゲームの面白さにグラフィックの美しさは関係ない!
なんて極論を述べる方が現れてしまうんですね。
やるならやるでトコトンやってください。
ちょっとやそっと力を入れるくらいでは「ふ~ん」で終わってしまい、面白さに繋がりません。
映像表現にしても極限まで力を入れたら何かしらの魅力は出てくると思います。
先ほどぼくは「一瞬で通り過ぎるような街の建物を100種類も作る必要はない」なんて書いてしまいました。
しかし、それは作品のコンセプトに合っていないからそう感じたのであって、作品のコンセプト次第では面白さに繋がるでしょう。
実際、VRゲームの多くは映像表現にかなりのリソースを注いでいることから他では味わえない刺激を味わえてそれが面白さに繋がっていました。
【PS4】ASTRO BOT:RESCUE MISSION (VR専用)
まぁそこに関してはバランスですよねぇ…
そもそも拘ることを必要とするゲームなのか
納期等の期限と照らし合わせて拘った場合問題なく完成させられるのか
拘る事による開発者の方たち等の負担は問題ないのか
とか色々加味した上で必要だと思ったならやるべき事だと思います