【レビュー】INVERSUS(インバーサス)(PS4/Switch) [評価・感想] 地味な見た目からは考えられないくらいの魔力を持った爆弾!

どうも!KENT(@kentworld2 )です!

今回は2016年8月に配信されたPS4「INVERSUS(インバーサス)」のレビューをしていきます。

本作は弾を発射することでタイルの色を変えられる2Dシューティングゲームですが、地味な見た目からは考えられないくらいの魔力を持った爆弾でした!

タイトルロゴを貼ってみましたが、モノトーンの爆弾みたいですよね?

実際のところ、マジで爆発的な面白さを感じられました!

それもずーっとやり続けてしまうほどの魔力を持っているので、時間がない時にプレイすると予定を狂わされますw

そんなPS4「INVERSUS(インバーサス)」の良いと思った点からまずは書いていきましょう!

※2017年9月にはフィールドマップを追加したSwitch「INVERSUS Deluxe」が約1,500円で配信。

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このゲームを3行で説明すると?
  • 敵の機体に弾を当てていくのが目的の2Dシューティングゲーム。
  • 自機と同じ色のタイルには入れないが、弾を発射することでタイルの色が変化して入れるようになる。
  • 4つのボタンを駆使することで4方向に弾を発射できる。
初リリース日 2016年8月31日
対応ハード PS4/Switch
ジャンル シューティング
推定クリア時間 8~12時間
価格 1500円(税込)(Switch)
発売元 クロスファンクション(PS4)/
Hypersect(Switch)

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良いところ

超シンプルな操作性とルール

本作のルールは簡単!

左スティックでキャラクターを動かして弾を敵に当てるだけ!

面白いのが、弾の発射方法。

なんと、ボタンの向きに対応した方向へ弾が発射されるんです!

具体的に言うと以下のようになります。

  • X/△ボタン→上方向に発射
  • A/○ボタン→右方向に発射
  • B/×ボタン→下方向に発射
  • Y/□ボタン→左方向に発射

敵が左に居たらY/□ボタン!

敵が下に居たらB/×ボタン!

こんな感じでボタンの向きに対応した方向へ弾を発射できるので、全方位2Dシューティングの新たな操作形式を確立しました。

嬉しいのが、2本のスティックを使わなくても良いこと。

従来の全方位2Dシューティングって左スティックで移動して右スティックで弾の発射角度を調整する必要があったんですよ。

おかげで360度好きな方向に弾を発射することは出来ましたが、2本のスティックを同時に動かさないといけないので初心者には厳しく感じました。

そういう意味で本作の操作形式は1本のスティックだけで楽しめるので初心者には優しく感じます。

陣地を奪い合う楽しさ

それにしても、何故本作は全方位シューティングなのに4方向しか弾を発射できないようにしたのでしょうか?

それは、本作にはタイルの陣地を奪い合う要素が存在するからです。

実は本作では自機と同じ色のタイルの先には進めないんですが、弾を発射することでタイルの色が変化して進めるようになります。

なので、戦闘を有利に進めるには沢山の弾を発射して自分の陣地を作っていかなければなりません。

このような駆け引きは「スプラトゥーン」を彷彿しました。

連射できないからこそのもどかしさ

弾を発射することで自分の陣地を広げられるってことは連射すれば良いんじゃ!?

そんな考えが思い浮かぶかもしれませんが、そう上手くは行きません。

というのも弾は最大5発までしかストックできないからです。

それ以上の弾を発射するにはリロードしなければならず、少しのあいだ発射出来なくなります。

このシステムが絶妙なもどかしさを生み出していて、例えば敵に囲まれた時に弾を発射できない状態だと物凄いスリルを味わえました。

戦略性を高める溜め攻撃とアイテム

さらに戦略性を高めてくれるのが溜め攻撃とアイテム!

溜め攻撃はボタンを長押しすることで発射可能で、3列に飛んでいきます。

ということは命中率が3倍になるってことじゃないですか!?

溜め攻撃は発動に時間がかかるというリスクもありますが、ここぞという時に役立ちます。

一方、アイテムは入手することで速い弾を一発だけ発射できるんです!

威力も普通の弾と比べて強力なので、前述の溜め攻撃と合わせて使用したらひとたまりもないでしょう。

このように本作は溜め攻撃とアイテムの存在がより戦略性を高めていると思いました。

中毒性抜群のバーサスモード

ここまで紹介したシステムで家族や友達と対戦したらどうなるのでしょうか?

何名かとやってみましたが、めちゃくちゃ盛り上がりました!

操作は簡単なので初めての方でもすぐに馴染めますし、リスクとリターンのバランスが良く取れているので単純ながらも熱くなれます。

しかもすぐに決着が付くうえロード時間もほとんどないので、気がつけば何十戦もプレイしてしまいましたw

なので、バーサスモードはSwitchのおすそ分けプレイとの相性が抜群に良いと思います。

操作形式はシンプルなのでJoy-Con横持ちのプレイでも支障がなく、ルールもシンプルですからね。

友達と過ごしている時、本作を用意していると盛り上がるかも!?

病み付きになるアーケードモード

1人でINVERSUSを楽しみたい!

そんな方にはアーケードモードをおすすめします。

こちらは残基数が0になるまでCPUと戦い続けるモード。

ゲームオーバー時のスコアに応じてスターが貰え、一定数集めることで新しいステージがアンロックされていきます。

こちらも非常に熱く、気が付けば同じステージを何十回も繰り返しプレイしていました!

何故、こんなにも繰り返しプレイしてしまうのか?

ぼくの場合、敵を誘爆する楽しさによって繰り返しプレイをしたくなりました。

アーケードモードに登場する敵は倒すと爆発をするので、近くに別の敵が居たら誘爆するんですよ。

これが上手く決まると大量のボーナススコアが手に入るので、

如何に倒されず敵を一網打尽できるのか?

といった駆け引きを楽しめました。

この駆け引きが中毒性をさらに引き上げていて、他のゲームをプレイしたくてもついつい本作のアーケードモードを起動してしまいますw

何がそんなにも楽しいのかというと、ボーナススコアが加算されるだけではなく、誘爆が決まった時の演出が気持ち良いからなんですよ。

誘爆が決まると細かい破片が飛び散るほか、画面がグラグラと揺れるんです。

この演出が爽快感を生み出していて、本当に誘爆しているような感覚を味わえます。

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惜しいところ

アーケードモードのスコア設定が厳しい

前述の通りアーケードモードでは一定のスコアを突破するとスターが貰えます。

が、ランク3からランク4までの差が激しすぎるんです!

例えばステージ1の場合、ランク3は40,000点突破で入手できる一方、ランク4は500,000点を突破しないと貰えないんですよ。

大量の敵を誘爆することで入手できるスコアが何十倍も増えるとは言え一気にハードルが上がっているような?

後半のステージをアンロックするにはランク4以上でのクリアが必須になってくるのでこれはキツイ。

しかし、ランク4でクリアできるようになってくるとセオリーが分かって爆発的な面白さを感じられるようになりました。

地道にプレイを続けないといけないので大変ですが、アーケードモードはランク4以上でクリアできるようになってからが本番です。

コンテンツの表示が小さい

マップ、ステージ、カラー。

メニュー画面ではこれらのコンテンツを選択することになりますが、いずれも大画面でプレイすること前提で作られているからか表示が小さく感じます。

しかもデザインは正方形の簡素なものなので1つ1つの有り難みを感じられません。

実際にはマップもステージも個性豊かなだけになんだか勿体無い気がします。

ぼくの場合、メニュー画面の表示があまりにも小さいのでアーケードモードはおまけ要素なのかと勘違いしてしまいましたw

実際にはバーサスモードに勝るとも劣らないほどの中毒性を持っているというのに・・・。

あやうく、とんでもない見落としをするところでした。

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全体のまとめ

シンプルかつ奥深い対戦型2Dシューティングゲーム。

見た目は地味ですが、侮れないほどの中毒性を持っています。

手軽に友達と対戦できる「バーサスモード」。

ノルマ達成のためひたすらハイスコアを更新していく「アーケードモード」。

どちらも中毒性抜群で、ぼくの場合、1人はもちろん複数人とも楽しめました!

キャラクター性やストーリー性が皆無に等しいので最近のリッチなゲームに慣れていると地味に感じるかもしれませんが、一度ゲーム性の魅力に気が付いたら病み付きになるほどの魔力を感じます。

一度魔法にかかったら本作ばかりをプレイしてしまうことでしょうw

地味な見た目からは考えられないくらいの魔力を持った爆弾!

こんな人には特におススメ。
・気軽に対戦したい人。
・スコアアタック好き。

こんな人にはおススメできない。
・ストーリー要素を重視する人。

INVERSUS/お気に入り度【90/100%】
プレイした時間・・・約10時間

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10件のコメント

「ゲーム性」以外の贅肉は何一つない!ってタイプの典型ですよね。確かにこういうのが王道っちゃあ王道。でも今時ここまでシンプルなソフトをわざわざ据え置き機でやるの?って声も確実に出るだろうなぁ、と思います。器が何だろうが始めちゃえば同じなんですけどね。

今の時代には珍しいくらい引き算の美学で作られています。

個人的にはSwitchのテーブルモードでおすそ分けプレイするのが丁度良いかなと思いました。

割とこういう感じのゲームの方が万人向けなんですよねwww

桜井さんの「ゲーム性を高め過ぎると一般向けじゃなくなる」というのを参考に作られたかのようなシンプル イズ ベストゲームですね。

一見すると地味なのですが、「インディー生活」で有野さんと濱口さんが対戦してるのはなかなか見ててもおもしろかったです。

そうですね、ゲームルームでもよくプレイしますが、毎回、ウケがかなり良かったりします。

「ゲーム性を高め過ぎると一般向けじゃなくなる」はゲームルームでいろんなゲームをみなさんとプレイして身をもって味わいましたよw

こんにちは。
スイッチ版を持っていますが、たまに遊んでしまいますね~
ショットを撃ちすぎて弾切れになって、
コンピュータにやられる事が良くあるので、くやしいんですよね(笑)
ネットのどこで見たか覚えてないんですけど、
どなたか2Dスプラトゥーンと仰ってた方がいらっしゃいましたね~

そうそう、弾を打ちすぎるとリロードに時間を取られてしまうんですよねw

2D版スプラトゥーンというのは上手い例えだと思います。スプラトゥーンはメジャーなので例えにしやすいです。

前によいこのインディ生活で紹介されてたやつですね
すっかり忘れてましたwタイミングよく北米eShopで80%offセールしてたので($3)思いきって買ってみます!

おお!それは絶対にお買い得ですよ!こんなゲームがわずか3ドルで買えるとは!?

体験版やったら面白かったです。弾切れにも気をつかったり戦略性もあります。
あと記事の弾の発射方法のPSのボタンが△→□じゃないかなと。

そういえば体験版配信されていましたね!ボタン表記は失礼しました。訂正しますm(_ _)m