【レビュー】PlayStation VR WORLDS [評価・感想] VRゲームの長所と短所を堪能できるデモンストレーションパック!

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PlayStation VR WORLDS/PSVR

どうも!KENT(@kentworld2)です!

今回は2016年10月に発売されたPSVR「PlayStation VR WORLDS(プレイステーション ブイアール ワールズ)」のレビューをしていきます。

本作はPSVRのゲームを5本収録したパッケージになりますが、VRゲームの長所と短所を堪能できるデモンストレーションパックでした!

360度映像による圧倒的な没入感を味わえる新デバイスのプレイステーションVR(以下、PSVR)。

本作はそんなPSVRのロンチタイトルとなりますが、VRゲームの長所はもちろん短所も味わえる作品だったんです。
従来型ゲームの価値観を持ったままVRゲームに触れると様々なカルチャーショックを受けると思いますが、本作をプレイすればある程度は相場が見えてくると思います。

そんなPSVR「PlayStation VR WORLDS」の良いと思った点からまずは書いていきましょう!

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このゲームを3行で説明すると?
  • VRゲームを5種類収録したバラエティパック。
  • 収録されているゲームのジャンルはアクション、シューティング、スポーツなど。
  • 各ゲームにはいくつかのチャレンジが用意されている。
初リリース日 2016年10月23日
対応ハード PSVR
ジャンル FPS
推定クリア時間 4~5時間
売上 初週0.6万本/累計7.4万本
発売元 ソニー・インタラクティブエンタテインメント

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良いところ

ファーストインパクト抜群の「Ocean Descent(オーシャン ディセント)」

5種類のVRゲームが収録された「PlayStation VR WORLDS」。

本作を起動して真っ先にプレイしてほしいのが、「Ocean Descent(オーシャン ディセント)」です。

本ゲームではオリの入って深海を潜ることになるんですが、360度広がる海中の表現に感激しました!

魚はヒラヒラと本物そっくりに動き、サンゴも本当に生きているかのよう。

そんな感じで感動していると、終盤にはとんでもないハプニングが巻き起こります。

具体的には書きませんが、間近にとんでもない物が迫ってくるんです。

人によってはビックリして椅子から転げ落ちてしまうかも!?

個人的にはテーマパークのアトラクションを彷彿しました。

気軽にカーチェイスや銃撃戦を楽しめる「The London Heist(ロンドン ハイスト)」

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続いておすすめしたいのが、「The London Heist(ロンドン ハイスト)」。

本ゲームではカーチェイスや銃撃戦を繰り広げていくんですが、VRで楽しめるアクションシューティングがどんなものなのか垣間見ることが出来ました!

360度映像の中で繰り広げられる銃撃戦は従来のゲームとは比べ物にならないくらいの臨場感・没入感で、始めた当初は銃声を聞くだけでビビってしまうくらいw

そんな没入感をさらに高めてくれるのがPS Moveを使った操作形式!

PS Moveを使うことでゲーム画面に映る自分の手の動きとシンクロし、あらゆるものを掴むことができるんです!

銃はもちろん、紙コップのジュースだって掴めますw

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それとイベントシーンは一人称視点で繰り広げられるんですが、まるで当事者となって眺めているかのようでした。

この臨場感は従来のゲームで見られたムービーシーンでは味わえません。

惜しいのが、クリアまでのプレイタイム自体は1時間未満と短いこと。

このクオリティを維持しつつボリュームを増やせば良作になりそうな予感がします。

首を使ったバトルが熱い「Danger Ball(デンジャー ボール)」

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プレイしていて「新しい!」と思ったのが「Danger Ball(デンジャー ボール)」。

本ゲームはテニスやピンポン、エアホッケーをモチーフにした近未来のスポーツゲームになります。

面白いのが、首を振ることで相手のボールを跳ね返せること。

従来のゲームではスティックを動かして行っていたことをプレイヤー自らの首を動かして行うとは!?

ガチでプレイしているところを端から見たら変質者に間違われそうですが、ユニークな操作感覚によって可能性を感じられました。

スピード感がある「VR Luge(VR リュージュ)」

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プレイしていて「気持ち良い!」と思ったのが「VR Luge(VR リュージュ)」。

本ゲームはソリを使ったハイスピードレースゲームで、首を振るだけで道路を高速で滑っていく感覚を味わえました!

少々酔いやすいのが難点ですが、スライダーを疑似体験している感覚を味わえます。

スピード感も本物そっくりで、風や振動があったら本物と区別が付かないレベル。

アーケードスタイルのゲームであることからついつい何度もプレイしてしまいます。

やり込み要素を搭載!

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各ゲームにはいくつかのチャレンジが用意されていて、クリア後もそれを目標にプレイすることが出来ます。

チャレンジの中には難しいものもあるので、やり甲斐はありますよ~。

ちなみにプラチナトロフィーも用意されています。

それを目指していけばある程度は長く楽しめることでしょう。

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惜しいところ

残念な出来の「Scavengers Odyssey(スカベンジャーズ オデッセイ)」

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収録タイトルの「Scavengers Odyssey(スカベンジャーズ オデッセイ)」。

ダンジョンを探索するSFアクションゲームですが、このゲームは二度とやりたくありませんw

とにかくプレイしていると高確率で酔うんですよ!

VR専用タイトルとしては珍しく自分でキャラクターを動かせるんですが、カーリングのようにツルツル動くうえにフワッとした大ジャンプアクションを頻繁にする必要があってカメラがグルグル回るので酔いやすいんです。

ゲーム自体も単調で、ジャンプをして足場を飛び移っていき、10年以上前に発売されたような安っぽいシューティングをやらされるだけ。

リアルタイムボイスによるストーリー展開も分かりにくく、クリアしてもよく分かりませんでした。

ゲームクリアまでのボリュームは1時間程度ですが、極めて酔いやすいので1チャプターごとに中断することをおすすめします。

どのゲームもボリューム不足

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収録されている作品はいずれもボリューム不足です。

約5,000円のゲームなのでそれぞれ1,000円程度の内容とは思っていましたが、実際には500円以下に感じます。

それぞれのボリュームを語らせていただくと・・・

・「Ocean Descent」(オーシャン ディセント)
⇒深海を潜ってサメに襲われる映像を10分程度眺めるだけ。

他にも2つのツアーが用意されているけど、いずれも最初のツアーを切り取っているだけです。

・「VR Luge」 (VR リュージュ)
⇒4分程度で終わるステージが4種類収録されているだけ。

・「The London Heist」 (ロンドン ハイスト)
⇒ストーリーモードは1時間未満で終わる。

しかもアクションシューティングのシーンは2ヵ所だけ。

ただ、射的場というサブモードはそこそこ手応えがありました。

・「Danger Ball」 (デンジャー ボール)
⇒複数の敵と戦うことが可能で、スコアアタックモードも収録されていることから収録タイトルの中では一番長く楽しめます(それでも飽きやすいですが)。

・「Scavengers Odyssey」 (スカベンジャーズ オデッセイ)
⇒ストーリーモードは1時間未満で終わる。

ただ、このゲームに関しては酔いやすいので、このくらいのボリュームで丁度良かった。


こんな感じですね。

すべてのゲームをやり込んでも10時間未満で終わるので、約5,000円のゲームにしては割高に感じました。

しかし、これは従来型ゲームの価値観で語った場合の話です。

VRゲームとしてみたら極端にボリューム不足というわけではなく、約5,000円も価格相応に感じました。

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全体のまとめ

VRゲームの未来が垣間見える作品。

しかし、収録されているゲームはいずれも「わんこそば」で、すぐにクリア出来てしまいます。

プレイした当時はVRゲームのことをよく知らなかったので、あまりにも少ないボリュームに驚かされました。

が、あれから数年が経過し、様々なVRゲームをプレイして気が付かされたんです。

VRゲームで大切なのはボリュームではない!密度なんだと。

VRゲームは360度の映像を作り込まなければならず、通常のゲームとは比べ物にならないくらいコストが掛かります。

なので、通常のゲームと同じくらいのボリュームを求めるのがお門違いなんですよ。

テーマパークのアトラクションみたいに”その瞬間”を楽しむのがVRゲームであって、今体験していることを1つ1つ噛み締めながら楽しまないと満足できないようになっているんです。

そういった考えを念頭に置いて本作をプレイしたらそれなりの満足度になりました。

良くも悪くも本作をプレイすることでVRゲームの長所と短所がよく分かると思います。

VRゲームの長所と短所を堪能できるデモンストレーションパック!

こんな人には特におススメ。
・PlayStation VRの可能性をてっとり早く感じたい人。

こんな人にはおススメできない。
・酔いやすい人。
・コストパフォーマンスを重視する人。

PlayStation VR WORLDS/お気に入り度【60/100%】
プレイした時間・・・約6時間

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10件のコメント

オデッセイはロマンのあるゲームですが、全力で酔わせにきてますよね。
あれのせいで、他のVRゲームをやりたいのに酔いが酷くて苦しめられました。
特に楽しめたのはリュージュとデンジャーボール。ただ、リュージュはVRの体験的なソフトとしては難しすぎますよ。

>グリグラさん

オデッセイは最後にやった方が良いですね(^_^;)
アーケードスタイルのゲームはいずれも難しすぎました。
難しくしてボリューム不足を誤魔化しているのかな?

私も概ねkentさんと同じ感想ですね。
ただ、価格については他のVRソフトも割高感があるので「こんなもんかな」という感じです。

ちなみにスカベンジャーはジャンプでカメラがグルッと回るときだけでも目を瞑るとだいぶ酔いが緩和されました 笑

ところで、最近BF1を買いましたよ!
慣れていないせいかオンラインはR6Sの方が楽しめていますが、タイミングが合えばぜひ一緒に遊びましょう!

>たこいちさん

VRソフトのコスパはまだ基準が分からない感じです。
酔いやすい事から通常ゲームよりも控えめとしてみた方が良いかな。

スカベンジャーは目を瞑るどころか
ヘッドセットをズラしてテレビを見ながらやっていましたw

バトルフィールド1、是非やりましょう!
密かにめちゃくちゃ盛り上がっていますよ!
たこいちさんもこのお祭りに参加してみてください。

余りインターフェースが良くないのも問題だろうかね。
HMDを動かすことになるかコントローラーを向けるのか、そこからVR教習ソフトの様に感じる。

海に潜るのも自由に動ければ良いのだがひたすら沈んでいくだけなのもな。
かと言って上下に動けるSwitchのラボVRの水中カメラをプレイしていると、それでも物足りなくなってくる。
それだけに360度泳げる広大な海をテーマにしたソフトは難しいのやも知れんな。

ロンドンハイストは捕まってる状況が微妙に苦痛ではあるのだが、登場アイテムがPS3の周辺機器であったり小道具を使う事が面白いな。
VRでは、実際の動作で道具を使うアドベンチャーはこう言う風になると言うデモンストレーションとしては良いと思う。
VRでは割り当て次第で何にでも道具を用意出来るが、操作の割り当てが難しいと詰まってしまう可能性も怖いがね。
SwitchのラボVRはこう言うパーツ組み換えを可視化している訳だが、作れる物しか用意出来ない面や付け替えが即座に出来ないと言うもどかしさが生まれてしまう。
指と手を認識するコントローラーまでは悩ましい所ではあるな。

価格的にはこちらも同意見だな。
デモンストレーションソフトは別に無料配信されてはいるのだが、広めようとするのであればこのくらいのソフトを3000円以上取らせるのは間違いだろう。
特に店頭ではこれが唯一のデモンストレーションソフトだしな。

PSVRのロンチタイトルなので、試行錯誤で作られているところはありますね。VRでダイビングを楽しませるのは大きな課題になってきそう。

ロンドンハイストはかなり作り込まれていましたね。小道具を使うことで様々なリアクションが見れますから。

VRは様々なコントローラデバイスがあって混乱しやすいというのはあるかも。

価格は5タイトル収録でも割高に感じましたが、当時はVRゲームの相場がわかっていなかったのもまた確かなんですよね。

このゲームトロフィー取るのが難しいんですよね
自分にはコンプ出来ませんでした

ぼくも無理でした。リストを見て意外と難しいと思って早々に諦めてしまいましたよw