おはっく~!kentworld(@kentworld2 )です!
先日、とある漫画・アニメを題材にした実写作品をみたところ・・・
うわっ!なんだこれは!?
そんな強い拒否反応を示してしまいました。
一体、この拒否反応の正体は何なのでしょうか?
本記事では実写化によって生まれる拒否反応の正体を探っていきたいと思います。
その1:漫画やアニメのノリをそのまま実写に持ってくると寒い
多くの漫画やアニメは大なり小なりデフォルメされています。
見た目はもちろん、行動や言動など挙げだしたらキリがありません。
何故、デフォルメをするのでしょうか?
多くは読み手に情報を分かりやすく伝えたいからだと思います。
髪の色を派手にすることでキャラクターの識別がしやすくなりますし、動きをオーバーにすることでどんな気持ちなのかすぐに伝わりますからね。
しかし、それは漫画やアニメの世界だからこそ許された表現です。
そんな表現をそのまま実写に置き換えると寒くなるのも無理はありません。
例えば漫画やアニメで驚いた時はこんなポーズを取ることがありますよね?
でも、現実世界でこんなポーズを取ることはコントじゃない限りありえません。
もしやったとしたら色モノ扱いされてしまいます。
現に写真のAndroid KENTくんからはどこか色モノっぽさが出ていますよね?
これは狙ってやっているから良いんですが、真面目な一流作品でやられたら色々と台無しになってしまうでしょう。
会話にしてもそう。
誰にだって喜怒哀楽はありますが、余程大きなことじゃない限り「なんだって!?」「やったぁ!?」「んだとぉ!」と急に急に声を出して感情を伝えることは滅多にありません。
大抵は感情が変化するまでに数秒間の助走期間があると思います。
漫画やアニメを実写化した場合、その辺りを考慮に入れなければなりません。
その2:見た目を真似することで生まれるコスプレ感
少年少女向けの漫画やアニメに登場するキャラクターは大抵個性的な格好をしています。
例えば髪の毛が異常なくらい立っていたり、派手な髪色をしていたり。
これもキャラクターの個性を引き立てるために行っていることだと思いますが、現実ではここまで派手な人は滅多にいません。
大抵の人は黒か茶色の髪色でしょうし、髪型もある程度シンプルになると思います(少なくとも日本では)。
なので、そんな人達が漫画やアニメのキャラクターを真似しようとしても違和感が生まれるのは無理も無いと思うんですよね。
特に分かりやすさが重視された少年少女向けの漫画やアニメは大きいと思います。
なので、そういった作品を実写化する場合、格好も現実味を持たせるようなアレンジしないといけないんですね。
その3:漫画やアニメチックな台詞は棒読みになりやすい
実写作品で演技をしている人は役者であって、声優ではありません。
もちろん声も演技のひとつなのでその点でもプロだと思いますが、そうはいっても現実味のあるキャラクターに限ることが多いと思うんですよね。
漫画やアニメのぶっ飛んだ台詞を違和感なく発する演技スキルは声優の特権で、俳優や女優さんはなかなか持てないと思います。
それ故に漫画やアニメ原作のキャラクターが発する台詞を上手く再現出来ずに棒読み感が出てしまうケースは何度もみてきました。
全体のまとめ
以上!僕なりに漫画やアニメの実写化に対する拒否反応の正体を具体化してみました。
漫画と実写はあらゆるルールが異なっています。
なので、そのままのノリで実写化したら寒くなるのは当然です。
やるとしてもリアル系でコメディ色が強いタイプが良いと思います。
逆にデフォルメ系でシリアス系の場合、相当なアレンジが必要になってくるでしょうね。
まとめるとこんな感じになります。
▼実写化に適した漫画
作風 | 適正レベル |
描写がリアルなシリアス系 | ○ |
描写がリアルなコメディ系 | △ |
描写がデフォルメされているシリアス系 | △ |
描写がデフォルメされているコメディ系 | × |
最近、少女漫画を映画化した作品がよく見られますが、あれは描写がリアルなシリアス系のことが多いので比較的実写化に適しているように感じます。
逆に描写がデフォルメされているシリアス系の作品が多い少年漫画は適していないパターンが多く感じますね~。
▼最後にまとめ
・なので、そのままのノリで実写化したら寒くなるのは当然。
・やるとしたら相当なアレンジが必要。
珍しく全面同意です。逆転裁判の実写を見たときのコスプレ感、冗長な展開、原作改悪のせいで観るのを止めたくなりましたね。
ちなみに、その手の実写はほぼ公共事業みたいなものらしいです。岡田斗史夫によると。