※追記:ナツメさんから謝罪の連絡があったので、記事の最後に追記しています。
どうも!KENT(@kentworld2 )です!
先日、当ブログの記事がまたしてもYouTuberに盗用されました。
今回、盗用した疑いがあるのはナツメ / ゲームの評判TVというYouTuberで、2020年12月18日時点でチャンネル登録者1.48万人を誇ります。
盗用されたのはPSP、3DS、PS3といったゲーム機の歴史をまとめた記事です。
日本のゲーム史を狂わせた悪名高き大器晩成ゲーム機!プレイステーション3(PS3)の歴史を振り返る!
モンハンをブレイクさせてDSと熾烈なシェア争いを繰り広げたプレイステーション・ポータブル(PSP)の歴史を振り返る!
いずれもゲーム機の歴史をぼくの観点からまとめた記事なんですが、2020年12月16日にナツメさんが投稿された
という動画で見られる言い回しがぼくの文章と酷似していることが発覚しました。
前後の文脈に合わせて微妙に変えたり付け加えてはいますが、明らかにぼくのブログ記事から取ってきているように感じます。
↑こちらの動画の2:00 から酷似している部分をまとめているのでご覧になってください。
念の為に触れておきますが、読み上げているセリフをテキストにして記事にするという逆パクリはしていません。
その証拠にブログ記事の更新日をご覧ください。
ぼくのブログでは投稿日だけではなく更新日も表記するようにしているんですが、PSPの記事は2019年12月2日。
3DSの記事は2020年9月25日。PS3の記事は2019年12月2日が最終更新となっています。
対してナツメさんの動画は2020年12月16日に投稿されているので、どちらが新しいコンテンツなのかは明白です。
ぼくが書いたゲーム機の歴史記事は既存の事実をまとめたコンテンツではあるので、ゲームレビューなどと比べたらオリジナリティには欠けます。
しかし、どの記事もぼくなりの解釈でそれぞれのゲーム機がどんな生涯を辿ったのかを噛み砕いてまとめたものです。
それぞれ、5時間以上かけて執筆した創作物なので、そこに書かれている文章をちょっとだけ変えて動画コンテンツ化するのはモラル的にどうかと思います。
また、このブログに書かれている文章は今後、動画コンテンツにする計画を立てていますので、第三者が動画コンテンツにして読み上げられると大変困ります。
そういう事情があるので声を上げることにしました。
ところで、盗用した疑いがあるチャンネルを始め、最近、ゲームの評判をまとめた動画をメインコンテンツにしているチャンネルがYouTubeに増えています。
わかりやすく言うと、ウェブサイト上でよく見られる「○○速報」みたいなまとめサイトの動画版が増えているんですね。
問題なのが、ネガティブな情報ばかりをまとめて再生回数を稼ぐチャンネルが増えてきていることです。
評判が悪いゲームを「炎上しているぞ!」と煽るのは百歩譲るとして、実際には評価が良いのに悪い情報ばかりを集めて「炎上」とか、「酷評」とかサムネイルにデカデカと乗せて再生回数を稼ぐケースが増えています。
例えば10%のネガティブな評価と90%のポジティブな評価を得たゲームがあるとしましょう。
本来なら90%のポジティブな意見を全面に持ってくるべきだと思うんですが、最近は10%のネガティブな部分ばかりを取り上げるチャンネルが増えてきています。
それって偏向報道と一緒じゃないですかね?
しかもそういう動画を見た視聴者は駄目なゲームと信じ込んでしまい、購入するのを止めてしまう傾向にあります。
実際に遊んだら楽しめるかもしれないので、それって本人にとっても業界にとっても損しかないと思うんですよ。
得をするのは再生回数を稼いでお金がいっぱい入ってくる投稿主だけです。
こういう動画を投稿されている方の中には声がイケボだったり、編集が上手かったりするのでつい見たくなるのはわかりますが、視聴される場合、投稿主はお金稼ぎが第一であること、その動画で話していることは本当なのかを念頭に置くことをおすすめします。
もしかしたら騙されているかもしれませんからね。
ところで、ポジティブな情報よりもネガティブな情報を全面に持って行った方が再生回数が稼ぎやすいと言われますが、それってなんでだと思いますか?
理由としては大きく分けて2つあります。
1つめは、人間の深層心理。
2つめは、YouTubeのアルゴリズムにあります。
人間はネガティブな情報に目が行きがちの生き物です。
例えば98%の肯定的な意見と2%の否定的な意見があった場合、多くの人は2%の否定的な意見にばかり目が行ってしまいます。
参考にぼくが投稿した動画のデータをご覧ください。
これはYouTube上に20,000回露出した段階でのクリック率なんですが、ネガティブ成分が多めの「購入してガッカリした任天堂ゲーム3選」が圧倒的ですよね?
このような高いクリック率が出た場合、YouTube側はどういう判断をするのかと言いますと、その動画をトップメニューにおすすめする頻度が増えるようになっています。
実際、「購入してガッカリした任天堂ゲーム3選」は2日目以降もぼくの動画としては良い伸びを見せてくれました。
再生回数が伸びる指標としては他にも視聴時間とか色々ありますが、YouTube上では表示された回数に対するクリック率が一番重要な指標となっています。
だからこそ、少しでも興味を引かせるためにネガティブなワードを全面に持っていくようにしているんですね。
ぼくもYouTuberになってからわかるようになったんですが、伸ばすためにはある程度のネガティブ成分が必要なので、仕方がないところはあると思います。
が、本当は良いものなのにネガティブな評価を無理やり集めて炎上しているように見せるのはさすがに違うと思うんですよ。
YouTubeの仕組みを知りたかったので、「購入してガッカリした任天堂ゲーム3選」はクリック率がどうなるのか?どのように伸びるのか?実験も兼ねて投稿しました。
ぼくは2007年からゲームブログを始め、今までに1,200タイトル以上のゲームをレビューしてきました。
2020年3月からその時に培った経験を活かし、ゲーム紹介系YouTuberとして活動するようになりましたが、この界隈は本当に酷いです。
人のブログに書いた文章を盗用するわ、まともにプレイしないで世間の評判ばかりをまとめてレビューと言い張る人が出てくるわ。
ゲームのレビューや紹介動画を作る場合、膨大な時間が必要になるので盗用をしないと更新頻度を保てないのでしょうが、常識を疑います。
いや、ぼくもね、ゲームのトレーラー映像を使ったりとか、Wikipediaなどを参考にすることもありますけど、少しでもオリジナルのコンテンツにするようにはしているんですよ。
台本はできる限り自分の頭で考えるようにしていますし、ゲーム映像もできる限り自分で撮ったものを使用するようにしています。
という訳で長くなりましたが、今、ゲーム紹介系YouTuber界隈の間で起こっている問題について語らせていただきました。
参考になるチャンネルとならないチャンネルの差が極端なので、面白いゲームを探している方は上手く取捨選択してもらえたならと思います。
(2020/12/21 18:00追記)
盗用の疑いがあったナツメさんが謝罪のコメントをコミュニティ、最新の動画内で投稿されました。
以下は謝罪のコメントを確認できる動画です。
また、ナツメさんから直接の連絡をいただき、その後、通話で話し合いました。
声色や話の内容などから大変反省されている様子なので、今回の件は和解という形で終わらせたいと思います。
色んなご意見があると思われますが、ぼくとしては再発がない限りはこれ以上、盗用の件について騒ぎ立てるつもりはありません。
ナツメさんもこんなことが絶対に起きないよう、再発の防止に努めるようなので、読者の皆様も誹謗中傷などを避けるよう、ご協力のほどをよろしくお願いします。
金稼ぎのために酷評したり、偏向して伝えたり、挙げ句の果てには人の文章盗用だなんて感心しない人ばかりですね。ゲームを楽しんでる自分からしたらとても悲しいです。