1997年11月に発売されたPS「ぷよぷよSUN決定盤」を今回はレビューします。PS「ぷよぷよSUN決定盤」は人気パズルゲーム「ぷよぷよ」シリーズの3作目となる作品です。
良いところ
中毒性が高い対戦
対戦の面白さがブームのきっかけとなった落ちモノパズルの「ぷよぷよ」。今作でもその面白さは健在で、友達と対戦するのはもちろん、コンピュータと対戦しても十分に楽しさを感じられました。
「ぷよぷよ」のルールは同じ色のぷよぷよを縦か横に4体以上繋げると消えていくというもので、一度に多くのぷよぷよを消したり、連鎖を決めると相手の画面に沢山のおじゃまぷよを落とすことができます。
これを繰り返して相手の画面をぷよぷよで埋め尽くしたら勝利となるのですが、ある程度の実力を持った相手だと素早い判断力が重要になり、いかに早く連鎖が決まるようにぷよぷよを設置する必要があって夢中になってしまうんですよね。見た目はかわいらしいゲームですが、対戦は熱くなってしまいがちです。
シリーズ3作目となる今作では、新たに「太陽ぷよ」が追加されました。一見するとおじゃまぷよと同じようなものに感じますが、太陽ぷよを連鎖に巻き込むと相手の画面により多くのおじゃまぷよぷよを送ることができるので、上手く利用したら有利になります。
多彩なキャラクター
元々は「魔導物語」シリーズの派生作品だった「ぷよぷよ」シリーズ。本作でも「魔導物語」の個性豊かなキャラクターが多数登場します。美少女キャラクターから魔王、勇者、半魚人、スケルトンなど、良い意味で統一感が無くて並んだ時のカオスぶりが凄い!
本作ではそれぞれに専用のボイスや演出が用意されており、どのキャラクターも濃いので愛着を持ってしまいます。1人用ではメインとなるストーリーモードでは、難易度によって主人公が異なるのが良いですね。
↑こちらはゲーム起動時に確認できるオープニングアニメ。絵柄は1990年代らしいものですが、本作の個性豊かなキャラクターを確認する事が出来てストーリーモードをクリアした後に見るとまた印象が変わってきます。
惜しいところ
難易度の階段が急すぎる
非常に高い中毒性を持った作品ですが、落ちモノパズルが苦手な人には少々ハードルが高く感じました。とにかく難易度の階段が急すぎるんですよね。
ストーリーモードは3段階の難易度に分かれていて難易度「かんたん」だと初心者でもなんとかクリアできると思いますが、難易度「ふつう」のステージ2辺りから一気に難しくなって短時間で連鎖を決めないと勝てないバランスです。
ストーリーモード以外にもお題に沿ってぷよぷよを消していく「とことんなぞぷよ」など腕を磨けるモードはあるのですが、もう少しストーリーモードの難易度を緩やかに上げても良かったと思います。
白けてしまうまんざいパート
ストーリーモードでは、対戦前に各キャラクターのまんざいが楽しめます。どれも専用のグラフィックとボイスで展開されてコミカルで面白いんですが、声が棒読みで白けてしまいました。ただでさえ2等身で安っぽく感じるのに。この辺りの演出は時代を感じてしまいますね。
中断機能が欲しい
ストーリーモードはアーケードスタイルで、中断セーブはできないようになっています。難易度「ふつう」以上では何回もコンテニューをする事前提の難易度になっているためクリアまで数時間かかるだけに、中断機能が欲しかった。
全体のまとめ
少々バランスに問題はありますが、落ちモノ対戦パズルとしての中毒性は十分に感じられる作品。1人用モードもそこそこ充実しているので、1人で遊んでもそれなりに満足できるのが嬉しいですね!
こんな人には特におススメ。
・落ちモノパズル好き。
・対戦好き。
こんな人にはおススメできない。
・落ちモノパズルが苦手な人。
ぷよぷよSUN決定盤/お気に入り度【80/100%】
プレイした時間・・・約10時間
※当ブログでこれまでにレビューしたタイトルの一覧はこちら をご覧下さい。
ぷよぷよは結構遊びましたね。でも苦手でしたw
確かに難易度は高かったですけど、今より面白かった気がします。
あくまで個人的な意見ですけど。
自分は90年代らしい絵柄のほうが実は好みなんですよね。
もちろん最近のも好きなのは多いですけど、この頃は今とは違う魅力があります。
PS1時代のアトリエやカードキャプターさくらとかその辺が好きな感じですね。
そういえば、ぷよぷよって海外だとキャラ差し替えでソニックになったりカービィになったりとしてますね。
ソニックVerは日本でも後々発売されましたけど、カービィは海外版限定ですね。
まあ、カービィはきらきらきっず(SFC版)が日本限定ですのでお互い様ですがw
ぷよぷよで思い出しました。あまり関係ないですけどw
最近のぷよぷよは良く分かりませんが、
これ以上変な要素を追加されても複雑になってしまうので
このくらいのシンプルさが丁度良いなーとは思っています。
1990年代の絵柄は今の絵柄に慣れていると古臭く感じるけど、
この時代ならではの良さはありますよね。
キャラクターの差し替えはパズルゲームではよくありますね。
ぷよぷよのデザインは日本のアニメに影響受け過ぎなので海外で売るのであれば人気IPに差し替えても良いと思います。
多少の古臭さもありますが、旧シリーズのぷよぷよはキャラデザがなかなか好みです。セガに移行してからはみんなかわいくてスタイリッシュなデザインなんだけど、コンパイル時代の雰囲気がなくなってあれ?となったことがあります。私はVCで初代ぷよぷよをやってあまりの難易度の高さで苦手になったシリーズですけど、近年って初心者の救済措置かチュートリアルって充実してますか?知っていたらでいいのでお願いします。
慣れてくると旧シリーズのデザインも良いもんですね。
確かに最近のシリーズはデザインが大きく変わってしまいました。
今の時代には適していると思いますが。
最近のだとチュートリアルは充実していますよー。
とっつきは良くなっていると思います。
ぷよぷよは2をSFCで遊んでました。弟がハマっていて、1人で対戦の表を作ってプレイしていた記憶が‥(笑)
パズルゲームはどんどん消すのは得意なのですが、連鎖を考えるのは苦手なので高難易度になると運頼りになってしまいます。
ぷよぷよは通かSUNの頃が全盛期でしたね。
改めてプレイしてみると流行るのは分かりますし対戦も面白い!
連鎖は思考能力が重視されるので僕も苦手(^_^;)
ぷよぷよは落ちた後バラバラになる性質に苦手の記憶があります
アーケード系だから、途中からやるシステムがないのはそこそこ妥当かもしれないです
ボンバーマンとか
確かにアーケードの移植ですもんね。僕もなかなか上手くなりません。下手だからクリアするの大変だったよー
えいっ!ファイヤー!アイスストーム! ダイアキュート!ブレインダムド!ジュゲム! ばよえ~ん
ぷよぷよは結構練習してたんですが、10連鎖の壁を越えられなくてな…(遠い目)
そこまで連鎖できるんですか!?僕はまぐれでしか連鎖できないので尊敬しますよ(*´∀`)
連鎖ボイスは耳に残りますよね(^_^)
SUNは僕が唯一買ったぷよぷよです!懐かしい(°▽°)
スマブラやゴールデンアイを買うまでは友人や妹と熱くなってましたね〜
当時ちょっぷんがマイキャラだったんですが、今改めてググってみたらただの変態じゃないか!
N64版を購入されたのかな?
ちょっぷんをマイキャラにするとはw
奇抜過ぎて僕は無難なキャラしか選択出来ませんでしたw
これは確かセガサターン版を結構やった記憶があります!
わりと面白かったんですが2でほぼ完成系だったため3のシステムは色々蛇足だなーと思っちゃいました!
人とやると2のシンプルさがわかりやすかったです
対戦はハンデがつけれるからちょっとハンデつけるとおじゃまぷよがどさっとおちてくるんで対戦も白熱しましたね
SUNはPS/SS/N64のマルチタイトルでそれぞれ微妙な違いがありましたね。
確かに新システムは蛇足でした。世界観にかけてのSUNは良いと思いましたが。
ぷよぷよSUN懐かしいなぁ。
対戦ゲーということで64版を買いましたが、任天堂のパーティーゲー並に遊んでましたね。
太陽ぷよ強すぎて対戦では出なくしてなような…笑
1人モードは正直ハード以外は簡単すぎた記憶があります。
8連鎖くらいまで通常でやってて10連鎖越えるかどうかが壁でしたね。
なぞぷよのおかげで連鎖練習できました。
キャラは今考えると結構萌え寄りだったんですね笑
ウユニさんもプレイされていましたか!?
N64版はプレイした事ないですが、微妙な違いがあるみたいですね。
もしかして難易度も調整されているのかな?
N64版だけ優し目にするとか。確かそういう調整をされたマルチタイトルを見かけました。
でも、8連鎖をコンスタントに出せるのは凄いですねぇ。対戦したら負けるだろうなw
実はこれでも当時の水準からすると棒読みではないのです。もっと悲惨のが多かったので。
太陽ぷよは初心者救済の逆転要素として実装されたものですが、実際には通で完成してたバランスを大きく崩してしまい、当時の評判はかなり悪かったです。
大連鎖を組むよりも、太陽ぷよを巻き込んで2,3連鎖を先に仕掛けたほうが有利という状況になってしまい、結局初心者救済にもならないという状態でしたね。
上級者どおしの対戦では、太陽ぷよ自体が、連鎖の邪魔をしてしまうという問題もありました。
コンパイルに版権があった時代のぷよぷよは通以降は、新システムがことごとくはずしてしまい、なかなか苦戦をしていた覚えがあります
そうだったんですか!?
このクオリティでも許されていたんですね・・・時代を感じるなぁ。
シンプルなゲームに追加ルールを加えるのって大変だと思いました。
かといって何も追加しないでいると新作を出せないし・・・
コンパイルはぷよぷよの依存度が高かったので無理やり出したところはあるのでしょう。
コンパイルがもっとも羽振りが良かった時代を象徴する作品であり、その曲がり角になった作品だったと思います。当時コンパイルはラジオ番組もやっていたし、企画もののCDもたくさん出していました。北出マン(コンパイルの広報さん)がCD出したり。ゲームショップには月刊のフリーマガジンがあって読み放題でした。
ただ、スパロウさんのおっしゃる通り太陽ぷよは不評で、結局通を越えることはできませんでした。あと、コンパイルは昔から声優にはスタッフを使っていて、最初から風邪を引いているようなメガドライブの音声ならそれでも良かったんですけど、CD-ROMを使うPCエンジン版では移植をNECアベニューが担当したこともあって、初めてアニメの声優さんを使うことになった。でもSUNのころになると、コンパイルは声優を自前で育成しようとするんです。だからSUNでキャラの声を当てているのはそういうコンパイル専属の声優さんでした。彼等は先述のラジオにも出ていましたが、その前から出ているアニメ声優の柳瀬なつみさんと比べたら完全に素人でしたね。軌道に乗ればアイドルグループとして売り出されていたのかも知れませんが。彼等はいまどうしているんだろう?
加えて、SUNまでで”魔導物語/ぷよぷよ”シリーズのキャラクターをデザインしてきた人が辞められた(か、だいぶ前に辞めていたのにデザインを使い続けていたことを指摘された)ために、以後このキャラクターが使えなくなるんですよ。当時、いわゆるギャルゲーはAVと同じ扱いを世間から受けていましたから、ぷよぷよとそのキャラクターはこういう萌えや同人の世界を一般の世界に紹介できる貴重な存在でした。正直、このキャラクターでないと”ぷよぷよ”ではないと思います。
結果、一時は広島の経済を支えるとまで言われたコンパイルは、”ぷよぷよSUN”を境に凋落への道を転がり落ちて行きました。この頃開発されていたという幻のレースゲーム、”ぷよころがし”のように……。
詳しい解説をありがとうございます。僕もコンパイルの歴史は過去に何度か振り返った事がありますが、風呂敷を広げ過ぎた印象で調子に乗っていますよねw
ぷよぷよのピークは通でSUNから凋落が始まったと聞いています。
こうして話を聞いているとただの落ちものパズルなのを様々な分野に広げているのが感じられて商売っ気が凄いw
コンパイルはぷよぷよ依存度が高かったので、それ故にこうするしかなかったんでしょうか?
個人的にはぷよまんをまた食べてみたいなぁ。今の時期にピッタリじゃないですか!
ぷよころがし、やってみたかったなぁw
ぷよぷよは何作目かは忘れたましたが、かなり昔にアーケードをプレイした事があったけど必ず2、3面でゲームオーバーになってしまうから投げてしまいました。
今だったらリベンジ出来るかな?
パズルゲームはセオリーを学ばないと難しいですねー。
クリアするには何回もプレイしないとね!
ぷよ暦はすーぱーぷよぷよ、GB版のみの経験浅いプレイヤーが通ります。
コンパイル時代のデザインは今見ても古臭いとは感じませんよね。
ばたんきゅ~は日常生活でも通用しそうな言葉だw
コンパイルの低迷期については幾らヒットしてるとはいえ落ちモノパズル
だけで食ってくには勢いが無くなった時困るのでわくぷよとかスピンオフ
の道も模索していけば違った未来があったかもしれない。
古臭く感じませんか。僕はそんな気にならないけど、1990年代独自の雰囲気を醸し出しているので若い子はどう思うかなー。
コンパイルはぷよぷよがブームになっているうちにスピンオフをもっと展開しておけとか色々言いたい事はありますが、
当時なりに色々事情があったんだなぁとも思います。
ぷよぷよSUNは持ってないけど我が家にはスーパーぷよぷよがありました。
僕は連鎖が苦手でハマれなかったけど母がやたら上手かったなぁ。
ぷよぷよに魔導物語なんて元ネタがあったのか⁉︎知りませんでした。
これは連鎖のルートを掴まないといけないんですよね。
コツを掴めば出来るようになるからそこに面白さを感じました。
ぷよぷよは魔導物語のスピンオフと言うのがゲーム業界のトリビアですね。