2017年2月に配信された3DS「スバラシティ」を今回はレビューします。
3DS「スバラシティ」はタッチでブロックをまとめてハイレベルな建物を作っていくシティ創造パズルです。
ダウンロード専売で、価格は約500円。
2018年8月にはSwitch版も配信。
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目次
良いところ
タッチでブロックをまとめていく気持ち良さ
スバラシティ
上記のタイトルとイメージイラストを見てどんなゲームを思い浮かべましたか?
僕は「シムシティ」の流れでシミュレーションゲームを彷彿しました。
ところが本作、実はパズルゲームなんです!
しかも操作はタッチして隣り合っている同じ色のブロックを一つにまとめるだけなので、かなりシンプルだったりします。
面白いのが、ブロックをまとめると描かれている建物のレベルが上がり、街の人口が増えていくこと。
言ってしまえばスコアと一緒なんですが、本作の場合はグラフィックと表現を置き換えることで街作りに見立てているんですね。
ゲームオーバーになるまでにどこまで街の人口を増やせるか!?
本作ではその点に重点が置かれた作りになっています。
レベル10の建物をまとめる楽しさ
同じ色のブロックをかき集めると建物のレベルが上がるのは前述の通りですが、レベル10になるとそうはいきません。
レベル10の建物が描かれれたブロックは同レベルじゃないとかき集めることが出来ず、しかも1回しかできないんです。
この制約によってレベル10の建物をひたすら作って密集させ、ブロックをまとめられなくなるまで粘る楽しさが生まれていました!
苦労してレベル10の建物を複数作り、粘った末にまとめた時の気持ち良さは格別です!
高レベルな建物が1個あるだけで街の人口は飛躍的に増えるので、本作でハイスコアを狙ううえでは欠かせないテクニックだと思います。
ちなみにブロックは2回だけ壊すことも可能。どのタイミングで壊すのかも重要な選択です。
どこにブロックをまとめるのか考える楽しさ
タッチしたブロックはどこにまとまると思いますか?
そう!タッチしたところにまとまるんです!
この特性を上手く利用すれば特定のブロックを好きなところに移動させることが可能で、レベルが高い建物同士を繋ぎ合わせたり、特定のブロック同士を一気にまとめることができるようになるんですね。
その事実に気が付いてからはまるでブロックを操っているかのような感覚を味わえて飛躍的に楽しくなってきました!
ゲーム開始から時間が経つ毎にまとめられるブロックの種類は少なくなってきますが、どこにまとめられるのか選択できる余地があるので攻略の自由度は高く感じられます。
スコアランキングを眺める楽しさ
ここまで読んでいただければ分かるように、本作はよくあるパズルゲームです。
しかし、スコアランキング画面では街作り要素の恩恵を存分に味わえました!
なんと、スコアランキング画面では街の人口だけではなく、5×5マスの中にどんな建物を設置していたのかが表示されるんです!
そのため街の様子を眺める楽しさも生まれていると思いました。
それまでは数字だけに価値を見出していたスコアランキングに新たな価値を加えたのはスバラシイ!
痒いところに手が届いたオプション機能
オプション機能は痒いところに手が届いていたので好感が持てました。
箇条書きで挙げていただきますと・・・
・ボタン操作でも楽しめる。
・建物の表示を大小の中から選択できる。
・利き手を選択できる。
こんな感じですね。特にBGMを6種類の中から選択できるのは有り難く、気分によって選んでみたくなりました。
惜しいところ
もっと付加価値が欲しい
ワンコインゲームなので、付加価値はほとんど付けられていません。
ストーリー要素は一切存在しませんし、対戦やオンライン機能も存在しません。
ただひたすらハイスコアを競うだけで割り切った作りになっています。
せっかくシミュレーションとパズルを融合させたようなゲームデザインを生み出したからにはストーリーモード的なのが用意されていたら良かったんですが・・・。
全体のまとめ
ビックリするくらいシンプルで古典的な作りのパズルゲーム。
ハイスコア更新に面白さを見出だせなければ厳しいですが、それまでは数字を見るだけで終わっていたスコアアタックに街作りの楽しさを加えたのはさすがです。
スコアアタックパズルに街作りの楽しさを加えたスバラシイ発想のゲーム!
こんな人には特におススメ。
・パズルゲーム好き。
こんな人にはおススメできない。
・パズルゲームが苦手な人。
・ストーリー要素を求める人。
スバラシティ/お気に入り度【75/100%】
プレイした時間・・・約5時間
Switch版とどちらが良いのだろうか?
Kent氏は3DS版を選んだ理由は何かあるのか気になる所だな。