僕がやってみたかった究極ゲームの1つに、限りなく嘘がないファンタジーRPGというものがあります。
1990年中盤にポリゴンを使った3Dゲームが台頭した事によって誰もが3D化したファンタジーRPGを求めるようになったと思います。
だけど、僕が理想とする3DのファンタジーRPGってなかなか発売されなかったんですよ。
綺麗なグラフィックのゲームだなぁと思ったら細長い道を延々と進むだけだったり、逆に広大な世界を動けるのかと思ったら作り込みが粗く、嘘だらけで街は少しだけしかなかったりとか。
ジャンルをアクションアドベンチャーに向けてみると嘘のないオープンワールドゲームが発売されるようになったけど、そちらは成長システムが簡素だったりアイテムの種類が少なくて別物なんですよ。
そんな中で発売されたのがWii「ゼノブレイド」でした。国産のRPGでありながらもオープンワールドマップを実現していて、発売当時は非常に興奮していたものです。
実際、凄く楽しめましたよ。寄り道は楽しいし、ストーリーやBGMも素晴らしい!だけど、フィールド面での作り込みは粗く感じられて当時はブログで不満を述べました。
ゼノブレイドでちょっと気になった事(2010年の記事)
・ジャンプができるのにそれを利用したギミックが今のところ存在しない。
・それどころかアスレチック的な要素がほとんど存在しない。
・謎解き要素が存在しない。
・大半の民家に入ることができない。
・水中に潜ることができない。
フィールドを歩いていて特に気になった事。かなり主観的な意見になってしまいますが、「冒険していてワクワクするフィールド」を目指していたのであれば、最低でもこのくらいの事はやってもらわないと個人的にはワクワク出来ません。
ゼノブレイドのフィールドは走り回ったり泳いだりすることができるもののフィールド面での”遊び要素”がほとんど存在しない事が分かってしまったので、初めてプレイした頃に感じたフィールドを探索するワクワク感と言う物がほとんど無くなってしまいました(-。-;)
すると「RPGで求める事じゃない!」、「結局、ゼルダみたいなゲームがやりたいんでしょ?」みたいな否定コメントばかりが来てしまい、的外れな事を書いているように思われてしまったんです。
僕としては嘘がない事によるワクワク感の向上があると思って書いてみたのに、当時、この欲求を理解してくれる人はほとんどいなくて悔しい想いをしたもんです。


ウィッチャー3 ワイルドハント GOTY エディション/PS4 / Xbox One(Z指定)
それから月日が流れる事5年。PS4とXbox One向けに「ウィッチャー3 ワイルドハント」が発売されました。
当初はスルーしてしまい、それから1年半後に発売されたGOTYエディションを機に触ってみましたが、あまりの作り込みに感動してしまいましたよ。
RPGでありながらもキャラクターの動きは丁寧に作られていて水面を潜ることだってできるし、オブジェクトは飾りでは無く、しっかりと反応もするしミニゲームもちゃんと収録されていて民家に入ったりダンジョンでの謎解きもある。しかもその数が何十、何百も用意されている!イベントシーンもしっかり作り込まれている!ローカライズも丁寧!
当たり前のことばかりが並んでいるように見えるけど、これらをすべて破綻無くまとめている3DのファンタジーRPGって今までなかったから嬉しかったんです。
ようやく僕がずーっと出ないか願っていたようなゲームがついに発売されて、ついに求めている物が時代に追い付いたんだと。
僕がPS4/Xbox One「ウィッチャー3 ワイルドハント」に満点を付けた大きな理由がここに隠されているんです。
今でも色んなタイプのRPGが発売になっているけど、多くは取捨選択をして作られているので物足りないと感じる人は至れり尽くせりなPS4/Xbox One「ウィッチャー3 ワイルドハント」をやってみましょう!
関連記事:限りなく嘘が無い真のファンタジーRPGがここに!ウィッチャー3 ワイルドハント レビュー
※これまでに公開したコラム記事の一覧はこちら。
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RPGって今やJRPG風の作品のほうが少ないですからね。
いまやFallOutやスカイリム、ボーダーランズみたいなのすらRPGって言いますからね。ボーダーランズなんてどこがRPGなのか分かりずらかったですからねw
今やクエストをクリアしてくっていうのを広義でRPGっていうんでしょうね。
当時ならたしかにRPGに求めるものじゃないとか的外れと言われるのも無理はない風潮はあったんでしょうけど、いまやそういうコメントした方がそちらのほうも的外れになりかねませんからね。時代が変わるとニーズも変わり、人も変わるものですね・・・。
JRPGのほうが時代遅れ感が出てしまってますね・・・。それはそれで変な気がします。先ほどの人たちはおそらくJRPGを軸として考えているんでしょう。もちろんそれも大事な考えなのでいいんですけど、片方にとらわれるのはよくないですね。批判意見が出る理由の一つが、片方しか知らないというのもあると思うんですね。もちろん批判意見も大事ですけど、なんか違うなと思ってしまうところがあります。
もっと広く世界を見ないとダメな時代になりつつありますね。個人的にですが嫌な世の中になってきましたね・・・。