Tricky Towers(トリッキータワーズ)
2016年10月に配信されたPS4向けダウンロードタイトルです。ジャンルは落ち物パズルで、価格は約1,500円。本記事では本作のレビューをしていきます。
物理演算を使った積み上げ式バランスゲーム
一見すると「テトリス」のような落ち物パズルゲームのように見える本作ですが、実は違います!
各ピースは物理演算で処理されていて、斜めに置くとバランスが崩れてしまうんです。
基本ルールは一定の高さまで積み上げる事ですが、ある程度積み上げていくとバランスを維持するのが困難になり、崩れてしまいます。
「テトリス」のようなパズルピースを積み上げていくバランスゲームは今までになかったので新鮮です。
アイテムを使ってのお邪魔バトルが熱い!
落ち物パズルゲームと言えば、お邪魔要素ですよね!本作でも魔法を使ってのお邪魔要素は用意されていて、相手を困らせることができます。例えば相手のエリアに濃霧を召喚したり、ブロックを巨大化させたり。
バランス感覚が重要なゲームなので邪魔が入ると途端に調子が狂ってしまうので、積み上げるのが上手い人でも大きく崩れる事があって一発逆転を狙うことができます。
魔法の中には有利にするものもありました。例えばツタ。これを上手く利用すればブロック同士をくっつける事が可能で、バランスが崩れにくくなるんです。
このようにプレイヤーを有利にする魔法もあれば相手にお邪魔するものもあって対戦プレイはカオスになりがちでパーティゲームとして盛り上がります。
3種類のルールを用意
基本は積み上げた高さを競うゲームですが、それ以外にもパズル、サバイバルといった2種類のルールを収録しています。
まずはパズルについて。こちらは一定のラインまでにいくつのブロックを乗せられるのかを競うルールです。
ブロックを落としてしまうと地面が盛り上がってしまうので、慎重さと計画性が重視されて積み上げ式バランスゲーム(レース)とは異なる楽しさがあります。
もう一つはサバイバル。こちらは一定数のブロックを落としたら脱落してしまうというルールで、お邪魔プレイが盛り上がります。相手が嫌がる魔法を連発してリタイアさせましょう!
対戦プレイが面白い!
本作はオンライン・オフライン問わず対戦プレイが楽しめます。どちらもなかなかの盛り上がりを見せてくれて、パーティ用として重宝しました。
基本的な操作感覚はテトリスと大差ないので初心者でもある程度は善戦するので、万人向けだと思います。
一人用も地味に面白い
一人用モードはチャレンジ形式となっていて、50以上のステージをクリアしていく事になります。
収録されているルールやアイテムを理解するには最適なモードで、ある程度は好きな順番でチャレンジできるので地味に面白いです。
難易度は高めなので、コンプリートを目指そうと思ったらそれなりに時間がかかるでしょうね。
全体のまとめ
最初見た時から「これは面白いだろう!」と思ってましたが、良い意味で予想通りの作品でした。
キャラクターデザインが手抜きな事や物理演算の理不尽さを除けば欠点らしいものはなく、対戦ツールとして優秀だと思います。物理演算を上手く活かした落ち物パズルの意欲作。
こんな人には特におススメ。
・積み上げ式バランスゲーム好き。
・落ち物パズル好き。
こんな人にはおススメできない。
・パズルゲームが苦手な人。
Tricky Towers(トリッキータワーズ)/お気に入り度【75/100%】
プレイした時間・・・約8時間
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確かに、こういうタイプのゲームで物理演算はあまり無かったかもしれないですね。
うまく積み上げようと思っても、テトリス系ブロックなのでどうしてもバランスが崩れがちなのがゲーム性に繋がっていると思いました。そのおかげでオンラインも予想より盛り上がりましたしね。
ただ、変な積み上げ方をするとどうにもこうにも修復不可能な状況になることがあるのがちょっと気になりました。
あとは、飽きは早かったので個人的には★6〜7といったところかなあ。
子供の頃、積み木が好きだったので、懐かしくなってきました!
まあ、邪魔されて崩されたり、バランスおかしくなってあとに響いてしまうから、ぷよぷよなどよりもお邪魔要素は不快かもしれませんね(^_^;)
あれ?飽きちゃったの!?
対戦で邪魔して悲鳴を聞くの楽しかったんだけどな~(^_^)