VIDEOBALL(ビデオボール)
2016年7月に配信されたXbox One向けダウンロードタイトルです。
価格は1,100円で、ジャンルはスポーツゲーム。本記事では本作のレビューをしていきます。
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- チームを組んでボールを相手のゴールポイントに飛ばすスポーツゲーム。
- 2Dシューティングのようにショットを撃ってボールを転がしていく。
- ボタンを長押しすることで3種類のショットを発射できる。
初リリース日 | 2016年7月13日 |
対応ハード | Xbox One |
ジャンル | スポーツ |
価格 | 1,100円 |
推定クリア時間 | 2~3時間 |
発売元 | Iron Galaxy Studios, LLC |
2Dシューティングとサッカーの融合!
本作のルールは簡単!
機体を操作し、ボールに弾を当ててその反動を利用してゴールまで飛ばしていく事です。
敵に当てて邪魔する事もできるので、言ってしまえば2Dシューティングとサッカーを融合したような感じですね。
機体は360度自由に動かす事が可能で、全方向シューティングみたいな感じです。
使用できるショットは4種類。
チャージの長さによって使い分ける事が可能で、それぞれ特性が異なっています。
簡単に解説すると・・・
- 1段階目→一番弱いショット。威力は低いものの連射速度は一番早く、ライバルの妨害には便利。
- 2段階目→威力が大きく、ボールに当たっても消えない。上手く使えばボールをゴールまで押し続けて形勢逆転が可能。
- 3段階目→ボールに当てると物凄い勢いで吹き飛ぶ。ただし、吹き飛んでいる間に敵の弾が当たると反対方向に跳ね返るので使用にはリスクが大きい。
- 4段階目→正方形の壁を作成できる。一番弱いショットを3回当てれば破壊が可能。
こんな感じですね。
4種類とも特性が異なるので様々な戦法を取る事が可能で、戦略性は高いと思います。
ゲームを分かっている人が作っている!
このゲームのスクリーンショットを見ていると、シンプル過ぎますよね?
プレイヤーキャラは記号化しているし、使用している色も少なく、Xbox Oneソフトとは思えないレベル。
フリーゲームとして売り出しても良いくらいで、こんなゲームが1,000円もするのは高いと思っていました。
でも、実際にプレイしてみると「ゲームを分かっている人が作っている!」と思いました。
とにかく手触り感が凄く良い!
全方向シューティング譲りの慣性。チャージショットの心地良さ。
ボールがゴールした時のヒットストップ&点滅を活かした演出。
ボールがヒットした時に感じるブヨブヨ感。敵に弾が当たった時に発生するヒットストップ&振動。心地の良いピコピコ効果音。
ある程度ゲームをプレイしている人だったら「これだよ!これこれ!」と言いたくなるような手触り感となっていて、癖になります。
特に気に入っているのが、ボールのブヨブヨ感。
2段階目のショットを上手くボールに当てるとブヨブヨしながらゴールまで押し込むことができるので、凄く気持ち良いんです。
BGMも良いですね。BGMはレトロ調でメロディアスな感じで、1980年代、1990年代を彷彿させてくれて試合を盛り上げてくれます。
最高に盛り上がる多人数プレイ
何度か本作で多人数プレイをしましたが、かつてないほどの盛り上がりを見せてくれます!
操作がシンプルなので初心者でもすぐに理解できるようになっていますし、マップが狭く、混戦になりがちなので4人でプレイすると10秒に1回は笑い声が聞こえるほどです。
チームプレイも熱いですね。
サッカーのようにボールをパスするだけではなく、
- 相手にショットを当てて邪魔する
- ゴール付近に正方形の壁を設置して守りに入る
とできることが多い関係で相棒との連携が求められ、上手く行った時はハイタッチをしたくなります。
コンピュータを混じえても楽しめるので、対戦のハードルは低く感じました。
・・・Xbox Oneのコントローラを揃えるのは大変ですが。
対戦プレイでの難点を挙げるとするならば、自分を見失いやすい事ですね。
1画面固定型で混戦になりがちなので、時々、自分がどこにいるのか分からなくなってしまいます。
最大6人でオンライン・ローカル問わず対戦できるけど、4人プレイが丁度良かったです。
あんまり多過ぎると混戦になりすぎて自分をしょっちゅう見失いますし、他の人の弾が当たってばかりで試合に集中出来ず、ダレますからね。
細く設定できるルール
対戦重視の内容だけあってルールは細く設定出来ます。
用意されているステージは35種類と多いですし、
- コンピュータの強さ
- 点数の上限
- 同時に出現するボールの数
- 制限時間
- 背景の色&模様
- 15種類のBGM
- 男女のナレーションボイス
など色々と細かく設定することが可能で、ルールを変えて対戦したら違った楽しさを感じられました。
気になったのは決定の仕様。決定ボタン、キャンセルボタンの役割がめちゃくちゃで、キャンセルボタンを思ったら決定になったりして少し戸惑います。
どうやら決定ボタン、キャンセルボタンの概念が無いようで、キャンセルするにはカーソルをそちらまで移動しないとダメみたい。
こんなところもレトロゲームっぽいw
地味ながらも熱い1人プレイ
対戦向けのゲームですが、1人プレイも地味ながらも熱いです。
1人用として14ステージを攻略していくアーケードモードが用意されているんですが、後半のステージは敵が強く、なかなかのマゾゲーとなります。
しかもボールが自分ところのゴール近くに設置されるようになったり、こちらが1体なのに対して向こうは2体で試合に挑んできたりと圧倒的に不利な状況からスタートする事が増えてくるので燃えました。
それぞれ異なるシチュエーションで試合に挑めるので、淡々としてはいますがそれなりに楽しめます。
全体のまとめ
最初見た時は舐めていましたが、予想を遥かに上回る面白さで驚きました。
今までプレイした対戦ゲームの中でも史上最高の面白さで、しかも初心者から上級者まで楽しめる作りなので多くの人にオススメしたいです。
今の時代にこんなシンプルなグラフィックのゲームにここまでハマるとは思いませんでした。
万人にオススメしたい史上最高の対戦ゲーム。
こんな人には特におススメ。
・対戦ゲーム好き。
こんな人にはおススメできない。
・グラフィックを重視する人。
VIDEOBALL(ビデオボール)/お気に入り度【95/100%】
プレイした時間・・・約10時間
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