フェアルーン
2014年10月に配信された3DS向けダウンロードタイトルです。
ジャンルはアクションRPG。本記事では本作のレビューをしていきます。
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- 広大なフィールドを探索して謎を解いていくアクションRPG。
- 敵に体当たりをすることで倒せる代わりに体力が減ってしまう。
- 敵を沢山倒すと経験値が溜まってキャラクターのステータスがアップする。
初リリース日 | 2014年10月8日 |
対応ハード | 3DS/PSVITA/Switch |
ジャンル | アクションRPG |
価格 | 300円(税込) |
推定クリア時間 | 2~3時間 |
発売元 | フライハイワークス |
目次
1980年代テイストのグラフィックとゲーム性
本作のグラフィックは1980年代後半を思わせる8~16bitゲーム機テイストとなっています。
ファミコン以上スーパーファミコン以下と言えるレベルで、PCエンジンクラスが最適な表現かな?
移動が方向にしか出来なかったり、画面の端に行くとスクロールする点も当時のゲームを思わせてくれます。
BGMも当時の雰囲気を感じさせるもので、まるでレトロゲームをプレイしているかのようです。
このゲームに限った話ではありませんが、8~16bitテイストのグラフィック・BGMってノスタルジーに浸れて大好き♪
この時代は難しいことを考えず、純粋にゲームを楽しんでいたものです。
定期的にプレイしたいタイプのゲームですね。
驚くほどシンプルなアクションRPG
ジャンルがアクションRPGということで気になってくるのが戦闘です。
グラフィックが2Dの「ゼルダの伝説」風なので剣を振って当てていくものと想像してしまいがちですが、実際にはさらにシンプルで、
なんと敵に当たるだけ!
当たるだけで戦闘が終わってしまうんです。
ただし、レベルが低いとモンスターによっては体当たりしてもダメージを与えられず、返り討ちに遭ってしまいます。
逆にレベルが高過ぎるとモンスターによっては倒しても経験値が貰えなくなるので、効率よくレベルを上げるには特定のモンスターを探して戦わないといけないんですよね。
アイテムを使えば今、戦うのに最適なモンスターを教えてくれるので、それを頼りに各地を探索していきましょう!
探索中心のゲーム
ゲームデザインは2Dの「ゼルダの伝説」に近く、アイテムを見つけて徐々に行動範囲を広げて行き、モンスターと戦っていくのがメインとなっています。
行動範囲を広げるアイテムは簡単には見つからず、隠し通路を見つけたり、謎を解く必要があって、探索やパズルの楽しさを味わえます。
この辺りは好みの要素ですね。
探しているものが見つからないとイライラしますが、見つかって一気に行動範囲が広がっていく時の達成感・開放感が溜まりません!
ネタ要素もいくつか用意
いつの間にかこの手のレトロチックなゲームでネタ要素は欠かせなくなってきました。
本作ではインベーダー風の隠し部屋、そしてラストのジャンルが変わってしまう戦闘など、そこまで多くはありませんが「え?」と言いたくなるようなネタ要素は用意されています。
終盤の方に見所あるネタが集中しているので、開発者にとっては最後までプレイしてほしいんだろうなぁ。
昔のゲームを意識しているのかヒントは少なく、解法が分かったら簡単だけど、ひらめきが無いと難しいものも多いので、最近の親切なゲームに慣れていたら投げ出してしまう人も出てきてしまうかもしれません。
攻略のヒントを言わせてもらうと、トップビューで死角ができるのを良いことにした隠し通路的なものが沢山隠されていました。
画面を拡大する機能もあるので、行き先が分からなくなったら各地を注意深く観察してみましょう。
ほぼ十字キーだけで操作できるため退屈に感じることも
本作は一部を除いてアクション要素が存在せず、アイテムの使用時を除けばほとんど十字キーだけで操作出来てしまいます。
簡単操作で誰でも遊べるといわれたら聞こえは良いのですが、やはり、長くプレイしていると退屈に感じてしまいますね。
十字キーでキャラクターを動かして調べるだけって・・・。
調べてみたところ、どうやら本作はスマートフォンの配信タイトルが元になっているようですね。
スマートフォンのゲームが元だったら下手にアクション性を取り入れると失敗するので納得。
レトロな雰囲気を味わえるカジュアルなアクションRPGですねこれは。
配慮が足りておらず、移動が面倒に感じる
ある程度ゲームを進めると移動が面倒に感じてしまいました。
全体マップはそこまで広くないんですが、アイテムを探していると迷路のような洞窟を抜けた先などの行きにくいところを何度も行き来することになってしまうんです。
一部にはショートカットポイントが用意されているものの、欲しいところに限って用意されていません。
また、ワープ機能やダッシュ機能もないので、アイテムを探していたり、スイッチの上に置いてきたアイテムを回収しに行く時はめちゃくちゃ面倒に感じてしまった。
この辺はもっと快適にしても良かったと思います。
また、3DS版は無料だったスマートフォン版から300円の有料タイトルになっている分、終盤のダンジョンが拡張されているようなんですが、これは余計に感じました。
3DS版は塔の階層が高くなっているんですが、塔の最上階から行ける雲のエリアには落とし穴が沢山あり、落ちると1階から再び登っていかないといけないんですよ。
最上階までワープ出来たら良いんですが、そんなものはないので何回も登るのは疲れます。
塔の階層が高くなったのはボリュームアップには良いけど、仕掛けを把握できない1周目はストレスを高める役割を果たしていました。
フェアルーンのレビューまとめ
レトロ風ゲームを気軽に楽しめるアクションRPG。
アクションRPGとは言ってもスマホ発なのでアクション性は低く、実質アドベンチャーRPGみたいなものですが、誰でも楽しめるゲームなのは確かです。
何もかもシンプル過ぎて、痒いところに手が届いていないので良作ではありませんけどね。
十字キーと1個のボタンだけで遊べるレトロ風アクションRPG!
こんな人には特におススメ。
・レトロゲーム好き。
・探索ゲーム好き。
こんな人にはおススメできない。
・アクション性を求める人。
・快適性を重視する人。
フェアルーン/お気に入り度【50/100%】
プレイした時間・・・約3時間
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Nintendo | PlayStation |
Xbox | etc |
ゲームボーイカラーのゼルダみたいな作品ですね。値段的には納得です。
確かこのゲーム、スマホで基本無料にしたから赤字だったものの、3DSで配信してギリギリ黒字になったらしいです。いいことですね。
カエルの為に鐘はなる、を思い出します。
あんなかんじでしょうかね?
300円なら、プレイしてみようかな。
>街毛さん
あ!そうだ!それで!
ゲームボーイカラーのゼルダ!
それが一番適切な表現だと思いましたw
3DS版のおかげで黒字になったとは良いニュースですね^^
>マージさん
そうですね、あれに戦闘のアニメーションを無くした感じです。
300円だと気軽に手を出せるのが良いです!
ついにフェアルーンレビュー来ましたか!
でもあんまり評価高くないのが残念ですorz
内容に対する価格を考えたら個人的には8点あげてもいいかな。
>なんと敵に当たるだけ!当たるだけで戦闘が終わってしまうんです。
実は初期のイースがこれなんですよね。こういったシンプルなものが
好きな自分にとっては「やっと来たか」という印象でした。
最後のSTG面や、謎解きでこんなとこ通れるのかよと
少し不親切な所もありますけどね。
次回作は初めから3DS用として作ってるみたいで、
マップも本作の倍にはなるんだとか。
何年か前にスマホ盤で遊びましたが、
スマホで手軽に遊べるという前提で良いゲームだと思いました。
体当たりで攻撃は、おそらく昔の『イース』オマージュではないでしょうか。
PCエンジンのイース思い出しますね
印象としては25年ぐらい前のゲームって感じかな?
それにしても300円って価格には驚きです
インディーズには最近、驚かされます
こういうの好きです
戦闘は難しいこと考えず、軽い謎解きに集中出来る感じで連打しなくていいのも楽
ADVでもACTの腕を要求されるゲームも多い(というかACTにADVの要素が入ってる方が多い?)のでその要素が邪魔に感じてしまう時もありますから
まぁラスボス退治のアレは‥辛かったですけど
>Ryouさん
Ryouさんがレビューを希望していたので、
リクエストにお応えした形になります。
個人的にはもっとアクション性が欲しかったなー。
もうシンプルなアドベンチャーゲームは出来ない体になってしまいました。
とは言えゼルダライクのレトロ風ゲームは好きなので、
次回作が出たら何だかんだで買ってしまいそうです。
>MGMの名無しさん
>体当たりで攻撃は、おそらく昔の『イース』オマージュではないでしょうか。
昔のイースってよく体当たりという言葉を使われますが、こういう事だったんですねw
>ひらこうじさん
ゼルダというよりもイースといえる作品なのかもしれませんね。
初代ゼルダよりもシンプルなゲームなので今プレイすると厳しいです。
>ナギさん
お、このゲームをプレイされたんですね!
最後のあれは5回くらいミスしてしまいました。
ジャンルが全然違うし無駄に形態があって難しかったー。
あれは3DS版から追加されたようですね。
スマホ版の方を何年か前にプレイしましたが謎解き部分はゼルダ、ぶつかるだけの戦闘部分や雰囲気はシフトアップネットのゲームを思い出しました。
>MGMの名無しさん
>スマホ版の方を何年か前にプレイしましたが謎解き部分はゼルダ、ぶつかるだけの戦闘部分や雰囲気はシフトアップネットのゲームを思い出しました。
何かを彷彿させるようなゲームですよね。
プレイして懐かしさを感じられました!