どうも!KENT(@kentworld2 )です!
今回はSwitch「ポケットモンスター ソード・シールド」の大型拡張コンテンツ「鎧の孤島/冠の雪原」をレビューしていきます。
結論から言わせていただきますと、本コンテンツは、オープンワールドゲームの片鱗が見られる意欲作です!
従来のポケモンは2Dが主体となっていて、カメラを操作することはできず、マップも一本道でした。
一方、本作では大きく刷新。
カメラをグリグリ動かすことができるようになり、1つの巨大なマップの中でストーリーが展開されるようになりました!
オープンワールドゲームとしてみたら小規模ではありますが、「ソード・シールド」本編よりも挑戦を感じられる内容で、追加コンテンツならではの魅力があります。
ここからはそんな「鎧の孤島/冠の雪原」の良いと思った点から語っていきます。
「ソード・シールド」本編のレビューはこちら。
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- 「ポケットモンスター ソード・シールド」の大型拡張コンテンツ。
- 「鎧の孤島」「冠の雪原」といった独立したマップでストーリーが展開される。
- 本編には登場しなかったポケモンが200種類以上も追加された。
初リリース日 | 2020年6月17日 (鎧の孤島) |
対応ハード | Switch |
ジャンル | RPG |
価格 | 2,980円 (エキスパンション・パス) |
推定クリア時間 | 8~12時間 (鎧の孤島/冠の雪原クリア) |
発売元 | ポケモン |
目次
良いところ
マップがオープンワールド化したことによるワクワク感
本作で特筆したいのが、マップがオープンワールド化したことによるワクワク感です。
「鎧の孤島」「冠の雪原」ともに1つの巨大なマップで構成されていて、ロード時間を挟まずに各地を行き来することができます。
「鎧の孤島」では草原から森、洞窟、砂漠、海を。
「冠の雪原」では雪原から街、洞窟、渓谷、神殿をロード時間なしで突き進むことが可能で、カメラもグリグリ動かせます。
従来の作品ですとエリア切り替え時にロード時間が挿入されたり、カメラを動かせなかったので感激しました!
同じようなことは「ソード・シールド」本編のワイルドエリアでも感じましたが、「鎧の孤島」「冠の雪原」はロケーションが多彩なので、ワクワク感がさらに増しています。
特に渓谷から洞窟を突き進んだ場所からの眺めは過去作では味わえなかったので、「ついにポケモンもここまで来たか!?」と思いましたね。
ポケモンの姿が見えているからこその楽しさ
今作でも野生のポケモンは姿が見えるので、お目当てのポケモンを捕まえやすくなっています。
メインストーリーはこの仕様を活かしたものとなっているので、新たな楽しさを感じました。
ある程度進めると伝説のポケモンを捕まえることになるんですが、どいつもこいつも近づくと逃げてしまうので、戦闘に入るまでが大変だったりします。
でも、どのようなルートで追いかけるべきなのか?考える必要があるので、鬼ごっこみたいで楽しいんですよね。
このような楽しさは広大なマップの中でカメラをグリグリ動かせるからこそだと思うので、新たな楽しさを生み出している印象です。
また、伝説ポケモンの捕獲を強制しているのも良いなと思いました。
シリーズではお馴染みの伝説ポケモンですが、大半の作品では捕獲しなくてもストーリー的には差し支えがなかったりします。
一方、「冠の雪原」では捕獲をしないとストーリーが進まないので、誰もが捕獲時のスリル感を体験することができます。
伝説ポケモンの捕獲は簡単にはできません。
体力をギリギリまで削り、状態異常にして、「ハイパーボール」をぶつけても捕獲成功になる可能性はごく僅か。
大抵は何十個ものボールを消費することになるので、捕まえた時の達成感が大きいんですよね。
過去作でも収集や対戦を意識していたら味わえましたが、ストーリークリアだけを目的にしていたら味わいにくかったので、捕獲を強制させたのは意義を感じました。
「冠の雪原」では最終的に10体近くの伝説ポケモンを捕まえることになるので、ボールの買い溜めは必須ですw
寄り道が楽しい
「鎧の孤島」「冠の雪原」ともに様々な寄り道要素があります。
「ソード・シールド」本編でも見られた
- ポケモンの収集
- ポケモンの巣探し
- 光るアイテム探し
- NPCとのイベント
はもちろん、新たな探索要素が追加されました。
「鎧の孤島」では150匹のディグダを。
「冠の雪原」では150個の足跡を探すイベントが用意されているので、フィールドを探索する楽しさがさらに増しています。
マップの大きさの割に隠されている数が多いので、ゲームを始めて間もない頃は
といった感じで次から次へと見つかったので、止め時を見失いましたw
この感覚はSwitch「スーパーマリオ オデッセイ」のパワームーン集めやSwitch/Wii U「ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド」のコログ集めに通ずるものがあります。
マップが広くなりすぎると移動に時間が掛かってしまい、ゲームプレイが淡白になる恐れもありますが、本作の場合は大量の探索ポイントが用意されているので退屈しません。
個性豊かな新キャラクター
メインストーリーで出会う新キャラクターは個性が強く、プレイヤーに強烈な印象を与えてきます。
「鎧の孤島」で印象的だったのが、マスタードです。
マスタードは「マスター道場」の師範で、見た目はお爺さんなんですが、めちゃくちゃぶっ飛んでいますw
ノリが軽いお爺さんなのかと思いきや、本気を出すと一変。
厳格な一面を見せてくるので、絵に描いたような漫画キャラだったりします。
「冠の雪原」で印象的だったのが、ピオニーです。
彼は探検家で、娘と一緒に伝説ポケモンの言い伝えを確かめるために旅をしているんですが、こちらもぶっ飛んでいますw
おっさんなのにテンションは少年のように高いですし、彼が登場するイベントシーンではニュース番組の見出しみたいなテロップが挿入されますからね。
中盤以降はバドレックスに操られてしまい、変なポーズをするので、ネタキャラみたいになっていますw
このように「鎧の孤島」「冠の雪原」ともに魅力的な新キャラクターが登場しますが、ぼくが特に嬉しかったのがホップくんが活躍することです。
彼は「ソード・シールド」本編でライバルとして活躍したんですが、「鎧の孤島」「冠の雪原」でも活躍してくれます。
「鎧の孤島」では中盤以降に主人公と共に集中の森でドレディアを探すことになりましたし、「冠の雪原」では最後にガラルスタートーナメントで一緒に戦うことができました。
相変わらず元気いっぱいなので、彼の姿を見れただけでも買ってよかったと思いました。
惜しいところ
インフレ化したゲームバランス
「鎧の孤島」「冠の雪原」の特徴として、歴代の伝説ポケモンが勢揃いするというものがあります。
これはこれで豪華だとは思いますが、その代償としてゲームバランスがインフレ化してしまいました。
ストーリーを進めると伝説ポケモンだけでパーティを埋めることができるので、難易度が大幅に低下しています。
というのも伝説ポケモンはステータスが高い傾向にあるからです。
縛りプレイをすれば良いとは言え、強いポケモンが手持ちにいたら使いたくなるのが人情ですから、少しモヤモヤしました。
お使い感が強いゲーム進行
「鎧の孤島」「冠の雪原」ともにゲーム進行はお使い感が強くなっています。
メインストーリーの流れは指定された場所でポケモンを捕まえて拠点に戻る。
もしくは特定のトレーナーと戦うのを繰り返す形式なので、色んな街やダンジョンを転々としていく本編よりもお使いっぽく感じました。
これは、最初から好きな場所へ行ける形式にしたことの弊害だと思います。
入り組んだダンジョンや楽しいミニゲームを攻略するパートが挿入されたらお使い感も少しは薄れたと思うのですが・・・。
ミニゲーム的な要素としては、一応、レンタルポケモンで連戦するダイマックスアドベンチャーがあります。
ポケモン ソード・シールド 鎧の孤島/冠の雪原のレビューまとめ
「ソード・シールド」本編以上に挑戦を感じられる拡張コンテンツ。
本作をプレイしているとポケモンがオープンワールドの道に進もうとする気概がひしひしと伝わってきます。
本題では触れませんでしたが、「ソード・シールド」では登場しなかったポケモンが200種類以上も追加されましたし、新しい衣装や髪型もあるので、3,000円以上の価値はあるのではないでしょうか?
かつてはこのような内容のコンテンツをバージョンアップ版として売り出していただけに、追加で3,000円支払うだけで遊べるようになったのは良心的に感じます。
オープンワールドゲームの片鱗が見られる意欲作!
こんな人には特におススメ。
・オープンワールド好き。
・伝説ポケモン好き。
こんな人にはおススメできない。
・お使いが苦手な人。
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