
ゴッド・オブ・ウォー/PS4 (Z指定)
どうも!KENT(@kentworld2 )です!
今回は2018年4月に発売されたPS4「ゴッド・オブ・ウォー」のレビューをしていきます。
本作は北欧神話を題材にしたアクションアドベンチャーゲームですが、従来の作品から大幅な変貌を遂げていました!
あのマンネリアクションはどこ行ったんだ!?
思わずそう言いたくなるほどのフルモデルチェンジを遂げていて、そのうえ全編ノーカットという新しい試みを取り入れていました。
そんなPS4「ゴッド・オブ・ウォー」の良いと思った点からまずは書いていきます。
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- ストーリーに沿ってオープンワールドマップを探索していくアクションアドベンチャーゲーム。
- 戦闘では仲間と協力して戦うことができる。
- 全編ノーカットによって読み込みやカットシーンが一切存在しない。
初リリース日 | 2018月4月20日 |
対応ハード | PS4 |
ジャンル | アクションアドベンチャー |
推定クリア時間 | 20~30時間 |
売上 | 初週5.0万本/累計10.2万本 |
発売元 | SCE |
目次
良いところ
全編ノーカットによる圧倒的な没入感
えええええええ~!!!!!
これを全編ノーカットでやっちまいますか!?
本作は業界初の試みとしてカメラワークが全く切り替わることなく最初から最後まで展開されます。
ロード時間が一切発生しないのはもちろん、道を歩いている時に視点が切り替わってイベントシーンが発生することもありません。
ゲームプレイの大半はクレイトスさんの背中を眺めることになり(これは微妙だけどw)、読み込み無しであらゆるフィールドへ行くことが出来ます。
近年はシームレスプレイが当たり前になってきたので、どこまでもロード時間なしで行けるのはさほど凄いことには感じられないかも知れません。
でもね!クレイトスの100倍はあるであろう巨大な化物との戦闘時もカメラが切り替わらず、大迫力の視点からバトルが繰り広げられるのはさすがに驚きました。
何が凄いかって、このクオリティの映像でコントローラを床に置くことなく実際にプレイできることですよ!
あらかじめ用意された映像を映し出しているだけのプリレンダリングムービーでこのクオリティは10年前の時点で実現出来ていましたが、リアルタイムでは到底不可能でした。
大迫力の映像で”アクションゲーム”をプレイしたい!
そんな夢を持っている方はプレイする価値がある作品です。
大迫力で歯ごたえ抜群のバトル
毎回、ハードなアクションバトルが楽しめる「ゴッド・オブ・ウォー」シリーズ。
今作は視点が近くなり、TPSのような形式になったことで通常バトルでも迫力が増してそれが面白さに繋がっていました。
全体的に効果音量もアップしており、攻撃が決まった時のエフェクトも派手になっていることからコンボが繋がった時は爽快です♪
それでいて「ゴッド・オブ・ウォー」らしい歯ごたえ抜群の難易度調整(いつでもイージーにできるがそれでも難しい)も健在で、ゴリ押しプレイでは勝てないようになっているのが素晴らしいですね!
大抵の敵は棒立ちせずきちんと攻撃をしてくるためガードや回避も重要なバランスになっていて、常に緊張感のあるバトルを楽しめます♪
RPG要素によって強化されたゲームシステム
パワーアップしたのはグラフィックばかりではありません!
ゲームシステムも大幅に強化されていて、今作では仲間キャラのアトレウスが加勢してカスタマイズ要素もパワーアップしています。
アトレウスは命令をして様々な遠距離攻撃をしてもらうことが可能で、カスタマイズ要素は武器の切り替え・強化だけではなく、防具やスキルが追加されました。
それも単純な物ではなく、防具は上半身、下半身、腕、加護と項目が分かれているほか、呪力を装着できる部位も存在するためかなり複雑です。
スキルシステムにしても項目が非常に多く、それぞれの武器を鍛冶屋でアップグレードしないとアンロックできないようになっていて一筋縄ではいきません。
全体的に成長システムが細かくなり、敵にもレベルの概念が追加されたことからRPGっぽくなりました。
これでも通常のRPGと比べたらレベル補正は控えめですが、過去作と比べたら成長要素はかなり強化されています。
探索が面白い!
実は今作、オープンワールドゲームだったりします。
これまでの作品はほぼ一本道でしたが、今作はある程度自由に行動ができるんですね。
サブクエストもいくつか用意されており、収集アイテムの種類は大幅に増えたので突き詰めていくとオープンワールドゲームによくある寄り道やアイテム収集が楽しめます。
しかも取って付けたような物ではなく、下手をしたら本編よりも面白かったりするからビックリしました!
何故、本作の寄り道やアイテム収集が面白いのか?
それは、サブクエストが作り込まれており、マップ画面のアイコン表示が控えめだからです。
サブクエストの種類こそは少なめですが、それぞれストーリーが凝っており、専用に作られたフィールドで戦闘や謎解き、探索を楽しめるようになっているから感心しました。
こういうのってメインクエストで通ってきたフィールド内で済ませるものなのに・・・。
これだけ作り込まれているとサブクエストもクリアしないと勿体なく感じます。
そして控えめのマップ機能!
マップ画面にはワープポイントやクエストの発生場所くらいしか表示されておらず、収集アイテムはどこにあるのか分からないようになっているんですね(そのエリアに何個隠されているのかは分かるようになっている)。
そのためプレイヤーの目に映らなければ見つからないようになっていて、探索難易度がかなり高いんですよ。
脇道に隠された宝箱はもちろん、隠された仕掛けを解かないと出現しない秘密の部屋、空まで見渡さないと気が付かないルーン文字の石やオーディンの鴉はコンプリートするのが大変です。
でも、探している時はすごく楽しい!
マップ画面にアイテムの場所が表示されないからこそなぞっているようにプレイしている感が薄く、本当に探索している感覚を味わえます。
さすが没入感に拘っている新生ゴッド・オブ・ウォー!
寄り道要素のバランス調整も分かっています!
アトレウスのおかげで増したドラマ性
これまでの「ゴッド・オブ・ウォー」シリーズは好みが分かれるストーリーでした。
人によってはハマるかも知れないけど、復讐劇の印象が強く、主人公のクレイトスさんは常に怒っていて感情移入がしにくく感じます。
本作の場合は愉快な仲間たちによってドラマ性が増し、より万人受けするストーリーになりました!
特筆したいのが、息子のアトレウス。
子供らしく元気でお調子者だけど、喜怒哀楽が激しい彼の存在によってクレイトスのキャラが立ち、ドラマ性が大きく増しました。
さらにゲームを進めていくとミーミル、ドワーフ兄弟、森の魔女といった仲間が加わり、これまでの作品とは比べ物にならないくらい賑やかになっていきます。
特にミーミルの存在は大きく、中盤以降は彼とクレイトス、アトレウスの三者による掛け合いを楽しんでおりました。
ハゲのガチムチ親父と坊や、生首の片目を失ったおっさん。
傍から見たら奇妙な組み合わせですが、吹き替えを担当している声優さんの演技力によって感情移入できるほど魅力的になっているから凄いと思った!
そして終盤の展開!
シリーズ経験者だったらニヤリとするような描写が満載で、過去作の伏線が回収されていきます。
惜しいところ
やや薄れたゲームプレイの密度
あくまでも前作比になりますが、ゲームプレイの密度は前作よりも薄れました。
というのも今作は仲間が加わった関係でお喋りしながら長い道や崖を進むだけのエリアが増えたからです。
お喋りしながら進んでいくだけの時間はPS4「アンチャーテッド 海賊王と最後の秘宝」ほど長くはありませんが、謎解きや戦闘だけを楽しみたい場合はこれまでの作品と比べてやや薄味に感じてしまうかも!?
ファストトラベル時は仲間キャラクターとお喋りしながら時空の狭間を進むことになるので、この手法を利用してエリア切り替え時に発生する読み込みを裏で行っているんでしょうけどね。
煩雑になったカスタマイズ
成長要素が増した関係で奥深くなったのは確かですが、一方、煩雑さも増しました。
他にも仲間のカスタマイズや武器ごとに装着できるルーンアタックの選択・アップグレードなど色々と細分化されていてRPGのシステムを覚えるのと同じくらい時間がかかりましたw
成長要素が細かくなったからこそ寄り道をした時に貰えるご褒美のバリエーションが増えたのは確かですが、これまでの作品よりも複雑化して面白さの本質を見抜くのに時間がかかります。
何を入手し、何を強化出来たら喜べば良いのか?
こういうのってゲームの全体像を把握できないと有難味を感じにくく、それが楽しさに繋がらないんですよね。
序盤はそんな印象があったので、迫力の全編ノーカットに感心しつつも攻略面での楽しさをイマイチ堪能出来ませんでした。
全体のまとめ
前作からの変更点に少々戸惑いましたが、全編ノーカットの恩恵は凄まじく、アクションアドベンチャーの水準をもう一段階高めてくれました。
それでいて過去作で感じられたマンネリ感を打破し、グラフィック面だけではなく、ゲームシステム面もパワーアップしていることから本作に対する開発者の意気込みは相当なものだと思います。
今後は全編ノーカットがスタンダードになっていくのでしょうか?
まだゲームシステムや緩急の付け方の面では改善の余地はあると思うので、今後は全編ノーカットを踏襲しつつ、さらに進化・改良・改善された続編や同系統の作品に期待したいです。
アクションアドベンチャーの今後がますます楽しみになってきました♪
マンネリアクションが全編ノーカットによる探索型アクションアドベンチャーに大変貌!
こんな人には特におススメ。
・アクションアドベンチャー好き。
・探索好き。
・ゲーム業界人。
こんな人にはおススメできない。
・グロいのが苦手な人。
・アクションゲームが苦手な人。
ゴッド・オブ・ウォー(PS4)/お気に入り度【85/100%】
プレイした時間・・・約25時間
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Nintendo | PlayStation |
Xbox | etc |
一時間程プレイしましたがタイトル画面以外全編ノーカットなのは凄いですね。
斧を使った戦闘も投擲してブーメランのように戻って来てダメージを与えられるし素手の攻撃も敵のスタン値が上がるからスタン値を最大まで溜めて大ダメージを与える事が出来るし戦略性もあります。
今までのシリーズの様に体力の最大値をあげるアイテム等の収集物もあるのでフィールドも探索のしがいがありました。