2017/11/25/12:00 | ゲームレビュー

ウルフェンシュタインII:ザ ニューコロッサス【レビュー・評価】ぶっ飛びすぎてリアル系からコメディ系FPSに進化!


ウルフェンシュタインII:ザ ニューコロッサス/PS4 / XboxOne(Z指定)

2017年11月に発売されたPS4/XboxOne「ウルフェンシュタインII:ザ ニューコロッサス」を今回はレビューします。

PS4/XboxOne「ウルフェンシュタインII:ザ ニューコロッサス」はナチスによって支配された世界を舞台にしたFPSです。

良いところ

ぶっ飛びすぎた壮大なストーリー

前作の続きを描いたストーリーはぶっ飛び具合が激パワーアップして色々と凄かった!

あまりにもぶっ飛びすぎてコメディ映画を見ているかのよう。

それだけ主人公であるB.J.ブラスコヴィッチの身体能力が狂ったように凄く、もはや人類の域を越えています。もう、何度「そんなのアリか!?」と口に出した事か。

妻のアーニャも妊娠しているのをお構い無しで激しい運動をしているし、突っ込みだしたらキリがありません。

見た目こそはリアルな作品ですが、ストーリーは空想の戦争を描いているだけあってやりたい放題で全くリアルではありません。

ゴア表現はZ指定のタイトルらしくかなり多め。ゲーム序盤から「これはヤバイだろ!」と口に出したくなるような凄い描写がありました。

人によっては目を背けたくなるような描写でしたが、どこかに良い意味での軽さを感じられ、僕はアメリカンなギャグと受け止めましたね。

B.J.ブラスコヴィッチがカッコイイ!

本作の主人公となるB.J.ブラスコヴィッチは、前作以上に魅力を感じました!

ゴツくて怖い見た目とは裏腹に内面は優しく、でも惚れてしまいます。

しかも今作ではB.J.ブラスコヴィッチの子供時代も描かれていて、人間らしい繊細な一面も垣間見れました。

前作を通してプレイするとB.J.ブラスコヴィッチが好きになる事間違い無し!声が低すぎて聴き取りにくいのはご愛嬌w

武器が超高性能で爽快感抜群!

武器の強さが前作以上にインフレ化している関係上、銃撃戦の爽快感は抜群でした!

威力が高いスナイパーライフルやショットガンの弾をリロード無しで何十発も連射可能なうえ、強力な重火器を持ち運べるって最強過ぎでしょ!w

さらにシリーズではお馴染みの二丁拳銃システムも健在で、今作ではそれぞれの手に好きな武器を持てるようになりました!

なので、左手にはステルス攻撃に有効なサイレンサー付きの銃を持ち、右手にはイザという時のために強烈な一撃をお見舞する銃を持つなんて事も出来るんですね。

武器が強力である関係上、立ち向かってくる敵の数も多いですが、弾薬は大量に入手可能なので常にヒャッハーする事が可能で爽快感抜群です!

難易度はノーマルでもかなり高め。しかし、いつでもセーブして手動でチェックポイントの作成が可能という最強の救済措置が存在するので、折れない心を持っていればいつかはクリア出来ます。

探索要素の強さや難易度の高さ、手動で回復するシステムによって元々PS4/XboxOne「DOOM(2016)」に近いテイストでしたが、今作でさらに強まった印象です。

PERKシステムによって様々なプレイスタイルを試したくなる

お馴染みのPERKシステムによって、今作でも様々なプレイスタイルを試したくなりました。

PERKとは特定の条件で敵を倒すと回数がカウントされ、一定数を超えたら何らかの能力がアップするシステムの事です。

ステルス攻撃を決める、ヘッドショットを決める、グレネードで倒す。

こんな感じで様々な方法で敵を倒す事で能力値が自動的に増していくんですね。

今作では成長要素やカウント表示が細かくなっているため、前作よりもPERKシステムを意識しやすくなっていました。

移動速度アップによって生まれた”逃げる”という選択肢

今作の主人公は移動速度が速い!速すぎる!

ダッシュをすると人間離れしたスピードで前に進んでいくため、上手く活用すれば敵に囲まれてもあっという間にピンチを切り抜けられます。

しかも今作、大抵のエリアでは敵を全滅させなくても素通り出来るんですよ!

なので、もし敵に見つかって増援を呼ばれても出口まで逃げたら良いんです。

前日譚となるPS4/XboxOne「ウルフェンシュタイン:ザ オールドブラッド」でも素通り出来るエリアは多くありましたが、今作では移動速度向上によってさらにやりやすくなっていて、”逃げる”という選択肢がハッキリと生まれました。

大抵のFPSはドンパチを強制させられて足止めされる事が多いだけに、戦闘を回避出来る選択肢を持たせたのは素晴らしい事です!

ちなみに今作では十字ボタン下を押すと一時的に目的マーカーが表示されます。おかげで道に迷う確率が減ってスムーズに進められました。

エヴァズハンマー号の探索が面白い

ゲームを進めていくと、エヴァズハンマー号と呼ばれる拠点の探索が楽しめるようになります。

ここは迷路のように入り組んでいますが、様々なキャラクターが生活をしていていくつかのサブミッションが用意されているほか、ミニゲームも楽しめるんです!

例えば射的場。左右に流れてくるターゲットを破壊して得点を競うゲームで、スコアランキング上位入りを目指していくことになります。

そして「Wolfstone 3D」ですよ!

初代「ウルフェンシュタイン」風のミニゲームなんですが、今作ではセーブ&ロード機能が付いたので本編と平行して進められるんです!

大昔のFPSをミニゲーム感覚で楽しめるので、冒険の息抜きにピッタリだと思います。

B.J.ブラスコヴィッチ「リアルなグラフィックだな。まるで、その世界にいるみたいだ」

いくつか存在するサブクエスト

今作にもサブクエストがいくつか用意されています。

多くは仲間キャラクターの雑用をこなしていく事になるんですが、専用のフィールドを駆け抜けたり、探索をする必要があってミニゲーム同様、息抜きとしては最適です。

サブクエストをクリアすると主人公の能力をアップグレード出来る場合もあるので、難しく感じた場合は挑戦してみましょう!

また、一度クリアしたマップに訪れてサイドミッションをこなしたり、スコアを競うモードも用意されています。

開発者は本作の事をFPSアドベンチャーと名乗りたいようですが、エヴァズハンマー号での寄り道要素を見ていると納得です。

大量に用意された収集アイテム

収集アイテムの種類はビックリするくらい多くありました。

ゴールドは50個。スターカードは75枚。コンセプトアートは50枚。文書に至っては150枚も各地に隠されていて、多過ぎです!

オープンワールド式ならまだしも、リニア式のFPSでここまで収集アイテムが隠されているゲームは見たことがありません。

あまりにも多過ぎるせいで一箇所に10個くらいの収集アイテムが固まっていることもありましたからねw

凄いのが、それぞれに専用のテキストや画像が用意されていること。

収集アイテムの特典としては珍しくないですが、これだけの数を用意して妥協なく作られているのは感心してしまいます。

敵がウロツイているエリアを素通り出来るとは言え、収集アイテム集めを意識したら逃げるという選択肢がなくなります。

ゲームクリアまで10時間前後ですが、サブ要素をこなそうと思ったらその倍は楽しめます。

基本的にはリニア式のFPSですが、オープンワールドゲームのような遊びも盛り込まれているんですね。

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個人的に合わない&気になったところ

今一歩なステルスアクション

ステルスアクションは前作に続いて今一歩な印象です。

FPSなのでカバーポジションが出来ませんし、敵の察知範囲も表示されないので、セオリーが掴みにくいんですよね。

もう少し敵に見つかりそうな合図があったらステルスアクションとしての感覚をつかみやすくて面白くなりそうなんですが。

今作の場合、逃げたら何とかなる場面が多かったので、司令官を倒せないまま敵に見つかった時は出口らしき場所まで必死で逃げてばかりでした。

全体のまとめ

前作を順当にパワーアップさせた作品。前作で見られた欠点はまだ残っていますが、特徴的だった部分は順当にパワーアップしていて個性が強まりました。

前作はいくつかの新しい試みが見られたものの「コール オブ デューティ」シリーズに代表されるオーソドックスなリアル系FPSの域を出ていない印象でしたが、今作は数多くのぶっ飛んだ要素によってその域を出てきた印象です。

その分、やや好みが分かれる作風になった印象ですが、前作が好きだった人は大安牌な作品だと思います。

ぶっ飛びすぎてリアル系からコメディ系FPSに進化!

こんな人には特におススメ。
・FPS上級者。
・ぶっ飛んだストーリー好き。

こんな人にはおススメできない。
・ゴア表現が苦手な人。
・FPSが苦手な人。
・3D酔いが激しい人。

ウルフェンシュタインII:ザ ニューコロッサス/お気に入り度 ★★★★★★★★☆☆ 星8個
プレイした時間・・・約12時間


 

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コメント広場の住人(4)

  1. nasturtium より:

    ニューオーダーを試しにプレイしたら思いの外はまってしまったので僕も急遽購入することにしましたよ。

    ニューオーダーではブラスコヴィッチの格好良さにとにかく痺れっぱなしだったのですが、これは更に好きになりそうですね笑

    PERKシステムや二丁拳銃は大好きなので、その辺りが順当にパワーアップしているなら間違いなく今作も楽しめそうですね。寄り道要素が多いのも嬉しいです。

    • kentworld より:

      Twitter、拝見しました!
      物凄い勢いで楽しまれていましたね!w
      前作からタイムラグ無しで楽しめるのは羨ましいです。
      ブラスコヴィッチは魅力的なキャラクターですよね。
      個人的にも今作でますます好きになれましたよー。
      全体的に前作で個性的だった部分にさらなる磨きがかかっている印象です。

  2. DTchainsaw より:

    おおおー、これはオールドブラッドがいまひとつだった自分でも楽しめそうな感じだ!

    最近は、スプラトゥーン2しかやっていない自分をどのゲームが剥がしてくれるのか自分で興味ありますw

    • kentworld より:

      そうですね。DTさんも今作は楽しめると思います。

      ただ、冒頭から前作のネタバレが入るんですよねw
      個人的には「2」を入り口にして「1」も楽しむって遊び方はシリーズに入るきっかけとしても良いと思います。
      結果を知ってしまっても、過程を楽しむって事も出来ますからね。

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