マリオパーティ アイランドツアー/3DS
どうも!KENT(@kentworld2 )です!
今回は3DS「マリオパーティ アイランドツアー」のレビューをしていきます。
結論から言わせて頂きますと、本作は「マリオパーティ」の先入観を持っていると物足りない作品です。
ボードゲームはよくあるスゴロクになってしまい、1人用のストーリーモードも廃止されてしまいましたからね。
普通に楽しめるので、決して駄作ではありませんが、過去作と比べてしまうと・・・
ここからはそんな3DS「マリオパーティ アイランドツアー」について詳しく語っていきます。
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- マリオファミリーが活躍するパーティゲーム。
- スタートからゴールまでを目指していく7種類のボードゲームを収録。
- 収録されているミニゲームは80種類以上。
初リリース日 | 2014年3月20日 |
対応ハード | 3DS |
ジャンル | パーティ |
売上 | 初週13.3万本/累計46.7万本 |
推定クリア時間 | 3~4時間(全ボードマップクリア) |
発売元 | 任天堂 |
目次
良いところ
多彩なボードマップ
シリーズでお馴染みのボードゲームは大きな変貌を遂げています。
従来の作品では迷路のようなマップをぐるぐる回る形式でしたが、今作はスタートからゴールまでを目指していく形式に刷新。
いわゆるスゴロクっぽくなりました。
面白いのが、ボードマップによってルールが大きく異なることです。
ミニゲームで勝つほど遠くのマスに進みやすくなる「アイテムキャッスルランド」
キラー大砲に当たらないよう穴に隠れながらゴールを目指していく「キラーマウンテンサバイバル」など、単なるスゴロクにならないよう、ユニークな味付けが行われています。
ぼくが特に「面白い!」と思ったのが、「ロケットレースギャラクシー」と「アベコベ!クッパかざん」です。
「ロケットレースギャラクシー」は「ブースター」を使ってボードマップを一気に進めるのが爽快で気に入りました。
「ブースター」を使える数には限りがあるので、どのタイミングで使うのかの駆け引きが熱いんですよね。
「アベコベ!クッパかざん」はゴールしたら負けというルールがぶっ飛んでいるので気に入りました。
「マリオパーティ」で「ゴールしたくねぇ」という気持ちになったのは「アベコベ!クッパかざん」が初ですねw
ミニゲームに負けてしまうとマス目が大きいサイコロを振ることになるので、負けないようにしましょう!
このように本作のボードマップは趣向を凝らしています。
ボードマップによってルールや全長が大きく異なるので、気分に応じて選択すると良いでしょうね!
惜しいのが、「ヘイホーのババぬきカード」だけは対戦専用で、3~4人でしか遊べないことです。
2人からならまだしも、3人からでしか遊べないとは・・・。
ハードルが高いので、多くの方にとって「ヘイホーのババぬきカード」はノーカウントになってしまうかも。
80種類以上の新作ミニゲームを収録
収録されているミニゲームは80種類以上となっています。
バリエーションも豊富で、ボタン操作のゲームはもちろん、
- 2画面
- タッチスクリーン
- マイク
- ARカード
- ジャイロセンサー
- 3D機能
を活かしたゲームも収録されていて、前作のDS「マリオパーティDS」以上に多様性を感じました。
ぼくが好きなミニゲームは、「落ちるな!ジャンプブロック」です。
ルールとしては空高くから落下してジャンプブロックに掴まるのが目的なんですが、落下時の映像が奥行き感のあるものなので、3DSの裸眼立体視と相性が良いんですよね。
間違いなく3D映像の奥行き感を意識したミニゲームだと思われるので、3DSの「マリオパーティ」に相応しい内容に感じます。
ボス戦が楽しいクッパタワーモード
1人用のやり込みモードとしてはクッパタワーが存在します。
このモードではミニゲームを連続でクリアしていき、頂上を目指していくというものなんですが、合間に挟まれるボス戦が楽しいんですよね。
ボス戦のルールはステージ毎に異なっていて、下画面のパズルを解くとか、指定されたコマンドを入力するとか。
ミニゲームの延長線上ではありますが、ボス戦として成立するよう作り込まれていて、前作のDS「マリオパーティDS」で見られたストーリーモードのボスミニゲームと同じ感覚で楽しめました。
それ以外はちょっとしたイベントが挟まるくらいなので、過去作の「ミニゲームアイランド」と大差ないんですけどねw
惜しいところ
リプレイ性が低いボードマップ
一部のボードマップを除き、内容が薄くてアッサリしています。
思わず、「え?これで終わり?」と言いたくなるほど。
ぼくが触ってきた「マリオパーティ」のボードマップは、どれも5回は遊べるほどリプレイ性・密度がありました。
一方、本作のボードマップはイベント数が少なく、すぐに決着が付いてしまいます。
なぜ、リプレイ性が低いのでしょうか?
大きな要因となっているのが、ルールの刷新によるものです。
従来の「マリオパーティ」は広大なボードマップをグルグル回り、コインを集めて「スーパースター」と交換して行く形式をとっていました。
それが今作ではサイコロを振ってスタートからゴールを目指すという、よくあるスゴロクみたいになっています。
この変更自体は良いと思うんですが、いかんせんスタートからゴールまでの全長が短く、イベントの種類も少な過ぎるので、2.3回で飽きてしまいます。
携帯ゲーム機向けのタイトルなのでサクッと楽しめるようにしたのかもしれませんが、それでしたらボードマップをもっと増やしても良かったんじゃ?
本作に収録されているボードマップは全7種類。
これは、従来のシリーズ作品と同等で、特別多くはありません。
1人用が物足りない
「マリオパーティ」シリーズは1人用のやり込み要素が充実していることにも定評があります。
しかし、今作の1人用モードは物足なく感じました。
ひたすらミニゲームをクリアして行く「クッパタワー」と、10種類のミニゲームを連続プレイしてクリアタイムを競う「タイムアタック」くらいしか用意されていませんからね。
前作に収録されていたストーリーモードは廃止されてしまい、1人でスゴロクを楽しむ場合、フリープレイを選択する形となっています。
目玉となる「クッパタワー」にしてもミニゲームにボス戦を織り交ぜたありきたりな物ですし、ストーリーもお粗末なので、これをメインにするのは厳しいです。
やり込み要素としては、マリパポイントを集めて各種ミュージックやキャラクターボイスをゲットできるというものがあります。
が、前作のDS「マリオパーティDS」で見られた3Dモデルを集める要素が廃止されてしまったので、すぐにコンプリートできるようになってしまいました。
ミニゲームが多すぎる
ミニゲームはこれまで通りボードマップの合間にプレイすることになります。
しかし、多くのボードマップでは少ないターン数で終わってしまい、リプレイ性が低いので、ミニゲームの種類は多すぎるように感じました。
ボードマップを一通りプレイしても出てこないミニゲームが普通にあったりしますからねw
また、マイクやARカードを使ったミニゲームやパズルに至ってはフリープレイでしか遊べないので、うっかりすると存在自体を忘れてしまいます。
(パズルゲームは面白いだけに勿体ない)
正直、ここにリソースを割くのであれば、別のところに割いても良かったんじゃないかと思います。
マリオパーティ アイランドツアーのレビューまとめ
見た目こそは据え置き機版と同等のレベルになりましたが、内容の方は悪い意味でお手軽に感じました。
メインのボードゲームはイベントの種類が少なく、すぐに決着が付いてしまうので繰り返しプレイを進んでしたくはなりませんし、1人用モードのボリュームも控えめですからね。
唯一、ミニゲームの多様性があってそこは良いとは思いましたが、全種類プレイしたくなる動機付けが弱く、勿体ないことになっています。
本作は3DS向けの1作目になるので、変に冒険をせず、いつも通りのボードマップを作り、ストーリーモードを収録したら良かったと思うのですが・・・。
同時期の任天堂ゲームは手堅い作りだっただけに、なぜ、本作だけが奇をてらった作りになったのか謎です。
よくあるスゴロクに成り下がってしまった惜しい作品。
こんな人には特におススメ。
・短時間でパーティしたい人。
こんな人にはおススメできない。
・1人で遊びたい人。
・長く遊べるパーティゲームを求める人。
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Xbox | etc |
昔はよく友達の家でマリオパーティやってました。あれはとても面白かったんですが、少し困ったことがありまして、1ゲームがそこそこ長いんですよね。
道中のイベントもたくさんあり、止まったマスによってはミニゲームが始まったり、そしてターン毎のミニゲームもある。ミニゲーム前には練習が必要だったりする(これが意外と時間を食ってた気がw)。
この一連の流れを20回繰り返すわけですよね。ターン数を短くすれば確かに早く終わるんですが、そうすると試合があまり派手に動かず面白くないので、いつも20ターンくらいでやってました。
今回の3DSマリオパーティは薄味だったようですが、やはりマリパをお手軽にやるのってルール上難しいんですかねぇ。
>ぷにぷにさん
マリオパーティは据え置き機で遊んでこそなのかもしれません。
確かに盛り上がるためには1プレイの時間をある程度長くしなければならず、
それは携帯機ではなかなか環境を整えにくいですから。
今作の場合は内容が薄いのもありますが、
一番は面白く調整されていないのが不満でしたね。
DSよりも1人用モードが少なく
クッパタワーもラストボスの
クッパが偽物で達成感がなく
2VS2や1VS3ミニゲームがなくて
がっかりしました。
本当に色々と欠けていましたね・・・